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魔女(男)とこねこ(虎)たん
27.レオシュ、3歳
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夏が過ぎると秋が来る。秋にはレオシュのお誕生日があった。
「ルカーシュが夏生まれで、レオシュが秋生まれってことは、レオシュが生まれたときには、ルカーシュは4歳になってすぐだったんだね」
「そうだとおもう。じぶんではあまりおぼえていないけど」
「4歳になってすぐにお母様を失うなんてつらかったでしょうね」
「それもあまりおぼえていないんだ。でも、いまはダーシャおかあさんとアデーラおかあさんがいて、ぼくはとてもしあわせ」
4歳になったばかりならば母親の死の瞬間を覚えていなくてもおかしくはない。ショックで記憶から消えてしまったのかもしれない。忘れるということはときに優しい浄化作用でもある。
「ははーえ、ちらない。れー、まっまと、だーと、えーばぁばと、ぶーばぁばと、にぃに、いる」
「レオシュは生まれたときにお母様が死んでしまったから知らなくても仕方がないわ」
「だー、ははーえ、いりゅ?」
「私のお母さんはエリシュカ母さんとブランカ母さんよ」
「私のお母さんもそうだね」
「えーばぁばと、ぶーばぁば、まっまとだーの、まっま?」
もうすぐ3歳になるがレオシュにはアデーラとダーシャと、ブランカとエリシュカの関係がよく分かっていなかったようだ。
「そういえば、レオシュは父親と触れ合ったことがないから、『父上』の意味も知らないかもしれないのか」
「私たちと同じね。私たちはエリシュカ母さんとブランカ母さんが魔女の森の外で妊娠して戻ってきて産んだ子どもだからね」
「魔女にとって父親は存在しないからなぁ」
魔女にとっては男性は子どもを作るための相手というだけで、家庭に入ることもなく、連れ帰られるわけでもない。子どもを作る行為をした後には魔女たちは魔女の森に戻ってきて、同じ魔女のパートナーと子どもを育てる。生まれた子どもは必ず女性なので、魔女の森に男性が混じることはない。
そのはずなのだがアデーラは魔女の森で男性として生まれてきてしまった。
「ダーシャは子どもを産む予定はないのかな?」
「ルカーシュとレオシュが一人前になったら、産もうと思ってるわ。そのときには、アデーラも遠慮なく養子をまたもらってくるのよ」
未来の話をアデーラとダーシャがしていると、レオシュが目を輝かせる。
「あかたん? れーのいもと? おとと?」
「まだまだ先の話だよ」
「レオシュが大人になってから」
「れー、おたんどーびぷででんと、いもとか、おととがほちー!」
レオシュの問題発言にアデーラもダーシャも慌ててしまった。
「妹や弟は簡単にできるものじゃないんだよ?」
「れーも、にぃにに、なりたい!」
「レオシュ、今は無理よ。王宮に戻らなきゃいけないかもしれないのだし」
「れー、にぃにー!」
我が儘を言ってひっくり返って泣き出したレオシュを抱き上げると、アデーラの腕の中で海老のように反り返って泣いている。慰めようにも、妹か弟をあげるとは言えないのでアデーラが困っていると、ダーシャが悪い笑みを浮かべた。
「いいの、レオシュ?」
「う?」
「弟か妹が来たら、レオシュはアデーラの一番じゃなくなるかもしれないのよ?」
「まっま!? まっま、れー、すち、なくなる?」
「好きじゃなくなるってことはないだろうけど、赤ちゃんのお世話は大変なのよ。レオシュを抱っこすることも少なくなるんじゃないかしら。レオシュと同じベッドで眠るのも無理になるわね。レオシュは子ども部屋でルカーシュと眠れる?」
「やーの! れー、いもと、おとと、いやない!」
アデーラの関心が赤ん坊に向くと分かると手の平を返すレオシュの姿は潔くて、アデーラは笑ってしまった。お誕生日にレオシュが赤ちゃんを欲しがらなくなったのはよかったが、アデーラはレオシュの言葉に少し驚いていた。レオシュも兄になりたいという日が来るのだろうか。そのときにはアデーラは赤ちゃんを産むことはできないので、養子をもらって来ることになる。
「レオシュとルカーシュだけで、私はいいんだけどな」
その後はダーシャの産んだ子どもを育てて、一緒に生きていければいい。そう考えるアデーラは、自分の実の子どもを持つことなどは完全に諦めていた。
レオシュのお誕生日にもブランカはご馳走を作って家で待っていてくれた。ブランカとエリシュカの家に行くと、甘辛いようないい香りがしている。
「これって、もしかして……」
「牛肉!? ブランカ母さん、牛肉を手に入れたの!?」
匂いで気付いたアデーラとダーシャがキッチンを覗きに行くと、ブランカが満面の笑みを浮かべて、薄切りの牛肉と玉ねぎを醤油と出汁と砂糖で甘辛く煮たものを卵とじにしていた。
「牛丼だ!」
「牛肉が食べられるなんて!」
魔女の森は周辺諸国から食べ物を仕入れているので豊かだと言っても、牛肉はなかなか手に入らない。牛肉は牛を一頭殺して捌いて、新鮮なうちに売ってしまわないといけないので、魔女の森で食べられる肉は鶏肉が多く、時々贅沢をして豚肉を買うくらいだった。
「可愛い孫のお誕生日に牛肉を食べさせてあげたかったんだよ」
「エリシュカが魔法駆動二輪で買いに行ってくれたのよ! 霜降りの最高の牛肉を!」
霜降りの最高の牛肉で作られた牛とじ丼にルカーシュもレオシュも戸惑っていたが、いい香りに誘われてスプーンで掬って一口食べると、顔が輝く。ホワイトタイガーの耳がピンと立って、尻尾が嬉しそうにゆらゆらと揺れる。丼に顔を突っ込むようにして食べ始めたレオシュに関しては、アデーラが止めて食べさせる手伝いをしたが、ルカーシュも口の中に入れると蕩ける牛肉の味に上品になど食べていられなくて、掻き込む手を止められない。
最後に出て来たワカメとお豆腐の味噌汁まで全部食べ終えて、ルカーシュもレオシュも満足そうな顔をしていた。
「さすが猫科だね。お肉を見ると目の色が変わる」
「それが分かっててエリシュカは買ってきてくれたんじゃないの。大成功だったわね」
「本当に、この食べっぷりを見ると気持ちいいくらいだよ」
エリシュカもブランカも大喜びで丼にご飯粒一粒も残さずに食べ終えたルカーシュとレオシュに目を細めていた。
アンジェラもディアナもブラジェナもエステルも牛とじ丼をたっぷりと食べていたが、食べ終えてブラジェナとエステルはエリシュカにリクエストしていた。
「わたしのつぎのおたんじょうびも、これにして!」
「私もこれがいいわ!」
「いいよ。お安い御用だ」
「腕によりをかけて作るわ」
二人の孫娘におねだりされて、エリシュカとブランカは頷いて了承していた。
晩ご飯を食べ終わると、ケーキが出て来る。桃の乗ったショートケーキをレオシュはじっと見つめていた。
「こえ、あいすくいーむ?」
「アイスクリームがよかったの?」
「にぃにのおたんどーび、けーち、おいちかったの」
「それじゃ、次のお誕生日にはアイスクリームにするわね」
「あい!」
アイスクリームケーキを期待していたレオシュは期待外れだったようだが、桃のショートケーキも美味しくて、食べ始めると夢中になってしまったようだった。ダーシャにお願いして、ルカーシュが先に帰って、レオシュはブランカとエリシュカにお茶まで頂いて家に帰った。
家に帰り付くと、ルカーシュがレオシュの手を引いて子ども部屋に連れて行く。
「そっーっとあるいてね。ゆれないように」
「そーっと、そーっと」
口で言いながらルカーシュに導かれてレオシュが子ども部屋に入ると、部屋中にドミノで道ができていた。積み木と組み合わせて階段にしたり、途中で分岐点を作ったり、とても細かく作られている。部屋中に広がるドミノをレオシュは目を輝かせてみている。
ルカーシュがレオシュの手を引いた。
「ここを、ちょんって、たおして」
「あい!」
レオシュの手によって倒された一個目のドミノから、部屋中にドミノが倒れて広がっていく。それをレオシュは手を叩いて大喜びで見ていた。
「にぃに、しゅごい!」
「レオシュ、ぼくからのおたんじょうびプレゼントだよ。おめでとう」
「にぃに、ありがと。れー、うれちい!」
ほっぺたを真っ赤に染めてルカーシュに飛び付くレオシュは本当に嬉しそうだった。
お誕生日ではしゃいだせいで、レオシュはお風呂に入れている途中にバスタブで眠ってしまいそうになった。静かにバスタブに沈んでいくレオシュの身体を抱き上げて、アデーラは叫び声をあげてしまった。
「レオシュ!? レオシュ、大丈夫?」
「まっま……んー……ねんねぇ」
「分かった、お風呂から出て寝ようね」
自分が溺れかけていたことすら気付いていないレオシュに、アデーラは恐怖感を覚える。小さい子は目を離すと簡単に死んでしまう。レオシュがこれから健康に生きられるために、アデーラはレオシュを守り続けることを誓っていた。
「ルカーシュが夏生まれで、レオシュが秋生まれってことは、レオシュが生まれたときには、ルカーシュは4歳になってすぐだったんだね」
「そうだとおもう。じぶんではあまりおぼえていないけど」
「4歳になってすぐにお母様を失うなんてつらかったでしょうね」
「それもあまりおぼえていないんだ。でも、いまはダーシャおかあさんとアデーラおかあさんがいて、ぼくはとてもしあわせ」
4歳になったばかりならば母親の死の瞬間を覚えていなくてもおかしくはない。ショックで記憶から消えてしまったのかもしれない。忘れるということはときに優しい浄化作用でもある。
「ははーえ、ちらない。れー、まっまと、だーと、えーばぁばと、ぶーばぁばと、にぃに、いる」
「レオシュは生まれたときにお母様が死んでしまったから知らなくても仕方がないわ」
「だー、ははーえ、いりゅ?」
「私のお母さんはエリシュカ母さんとブランカ母さんよ」
「私のお母さんもそうだね」
「えーばぁばと、ぶーばぁば、まっまとだーの、まっま?」
もうすぐ3歳になるがレオシュにはアデーラとダーシャと、ブランカとエリシュカの関係がよく分かっていなかったようだ。
「そういえば、レオシュは父親と触れ合ったことがないから、『父上』の意味も知らないかもしれないのか」
「私たちと同じね。私たちはエリシュカ母さんとブランカ母さんが魔女の森の外で妊娠して戻ってきて産んだ子どもだからね」
「魔女にとって父親は存在しないからなぁ」
魔女にとっては男性は子どもを作るための相手というだけで、家庭に入ることもなく、連れ帰られるわけでもない。子どもを作る行為をした後には魔女たちは魔女の森に戻ってきて、同じ魔女のパートナーと子どもを育てる。生まれた子どもは必ず女性なので、魔女の森に男性が混じることはない。
そのはずなのだがアデーラは魔女の森で男性として生まれてきてしまった。
「ダーシャは子どもを産む予定はないのかな?」
「ルカーシュとレオシュが一人前になったら、産もうと思ってるわ。そのときには、アデーラも遠慮なく養子をまたもらってくるのよ」
未来の話をアデーラとダーシャがしていると、レオシュが目を輝かせる。
「あかたん? れーのいもと? おとと?」
「まだまだ先の話だよ」
「レオシュが大人になってから」
「れー、おたんどーびぷででんと、いもとか、おととがほちー!」
レオシュの問題発言にアデーラもダーシャも慌ててしまった。
「妹や弟は簡単にできるものじゃないんだよ?」
「れーも、にぃにに、なりたい!」
「レオシュ、今は無理よ。王宮に戻らなきゃいけないかもしれないのだし」
「れー、にぃにー!」
我が儘を言ってひっくり返って泣き出したレオシュを抱き上げると、アデーラの腕の中で海老のように反り返って泣いている。慰めようにも、妹か弟をあげるとは言えないのでアデーラが困っていると、ダーシャが悪い笑みを浮かべた。
「いいの、レオシュ?」
「う?」
「弟か妹が来たら、レオシュはアデーラの一番じゃなくなるかもしれないのよ?」
「まっま!? まっま、れー、すち、なくなる?」
「好きじゃなくなるってことはないだろうけど、赤ちゃんのお世話は大変なのよ。レオシュを抱っこすることも少なくなるんじゃないかしら。レオシュと同じベッドで眠るのも無理になるわね。レオシュは子ども部屋でルカーシュと眠れる?」
「やーの! れー、いもと、おとと、いやない!」
アデーラの関心が赤ん坊に向くと分かると手の平を返すレオシュの姿は潔くて、アデーラは笑ってしまった。お誕生日にレオシュが赤ちゃんを欲しがらなくなったのはよかったが、アデーラはレオシュの言葉に少し驚いていた。レオシュも兄になりたいという日が来るのだろうか。そのときにはアデーラは赤ちゃんを産むことはできないので、養子をもらって来ることになる。
「レオシュとルカーシュだけで、私はいいんだけどな」
その後はダーシャの産んだ子どもを育てて、一緒に生きていければいい。そう考えるアデーラは、自分の実の子どもを持つことなどは完全に諦めていた。
レオシュのお誕生日にもブランカはご馳走を作って家で待っていてくれた。ブランカとエリシュカの家に行くと、甘辛いようないい香りがしている。
「これって、もしかして……」
「牛肉!? ブランカ母さん、牛肉を手に入れたの!?」
匂いで気付いたアデーラとダーシャがキッチンを覗きに行くと、ブランカが満面の笑みを浮かべて、薄切りの牛肉と玉ねぎを醤油と出汁と砂糖で甘辛く煮たものを卵とじにしていた。
「牛丼だ!」
「牛肉が食べられるなんて!」
魔女の森は周辺諸国から食べ物を仕入れているので豊かだと言っても、牛肉はなかなか手に入らない。牛肉は牛を一頭殺して捌いて、新鮮なうちに売ってしまわないといけないので、魔女の森で食べられる肉は鶏肉が多く、時々贅沢をして豚肉を買うくらいだった。
「可愛い孫のお誕生日に牛肉を食べさせてあげたかったんだよ」
「エリシュカが魔法駆動二輪で買いに行ってくれたのよ! 霜降りの最高の牛肉を!」
霜降りの最高の牛肉で作られた牛とじ丼にルカーシュもレオシュも戸惑っていたが、いい香りに誘われてスプーンで掬って一口食べると、顔が輝く。ホワイトタイガーの耳がピンと立って、尻尾が嬉しそうにゆらゆらと揺れる。丼に顔を突っ込むようにして食べ始めたレオシュに関しては、アデーラが止めて食べさせる手伝いをしたが、ルカーシュも口の中に入れると蕩ける牛肉の味に上品になど食べていられなくて、掻き込む手を止められない。
最後に出て来たワカメとお豆腐の味噌汁まで全部食べ終えて、ルカーシュもレオシュも満足そうな顔をしていた。
「さすが猫科だね。お肉を見ると目の色が変わる」
「それが分かっててエリシュカは買ってきてくれたんじゃないの。大成功だったわね」
「本当に、この食べっぷりを見ると気持ちいいくらいだよ」
エリシュカもブランカも大喜びで丼にご飯粒一粒も残さずに食べ終えたルカーシュとレオシュに目を細めていた。
アンジェラもディアナもブラジェナもエステルも牛とじ丼をたっぷりと食べていたが、食べ終えてブラジェナとエステルはエリシュカにリクエストしていた。
「わたしのつぎのおたんじょうびも、これにして!」
「私もこれがいいわ!」
「いいよ。お安い御用だ」
「腕によりをかけて作るわ」
二人の孫娘におねだりされて、エリシュカとブランカは頷いて了承していた。
晩ご飯を食べ終わると、ケーキが出て来る。桃の乗ったショートケーキをレオシュはじっと見つめていた。
「こえ、あいすくいーむ?」
「アイスクリームがよかったの?」
「にぃにのおたんどーび、けーち、おいちかったの」
「それじゃ、次のお誕生日にはアイスクリームにするわね」
「あい!」
アイスクリームケーキを期待していたレオシュは期待外れだったようだが、桃のショートケーキも美味しくて、食べ始めると夢中になってしまったようだった。ダーシャにお願いして、ルカーシュが先に帰って、レオシュはブランカとエリシュカにお茶まで頂いて家に帰った。
家に帰り付くと、ルカーシュがレオシュの手を引いて子ども部屋に連れて行く。
「そっーっとあるいてね。ゆれないように」
「そーっと、そーっと」
口で言いながらルカーシュに導かれてレオシュが子ども部屋に入ると、部屋中にドミノで道ができていた。積み木と組み合わせて階段にしたり、途中で分岐点を作ったり、とても細かく作られている。部屋中に広がるドミノをレオシュは目を輝かせてみている。
ルカーシュがレオシュの手を引いた。
「ここを、ちょんって、たおして」
「あい!」
レオシュの手によって倒された一個目のドミノから、部屋中にドミノが倒れて広がっていく。それをレオシュは手を叩いて大喜びで見ていた。
「にぃに、しゅごい!」
「レオシュ、ぼくからのおたんじょうびプレゼントだよ。おめでとう」
「にぃに、ありがと。れー、うれちい!」
ほっぺたを真っ赤に染めてルカーシュに飛び付くレオシュは本当に嬉しそうだった。
お誕生日ではしゃいだせいで、レオシュはお風呂に入れている途中にバスタブで眠ってしまいそうになった。静かにバスタブに沈んでいくレオシュの身体を抱き上げて、アデーラは叫び声をあげてしまった。
「レオシュ!? レオシュ、大丈夫?」
「まっま……んー……ねんねぇ」
「分かった、お風呂から出て寝ようね」
自分が溺れかけていたことすら気付いていないレオシュに、アデーラは恐怖感を覚える。小さい子は目を離すと簡単に死んでしまう。レオシュがこれから健康に生きられるために、アデーラはレオシュを守り続けることを誓っていた。
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