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24.万里生とファビアンの運命のパーセンテージ
「今日は大学の後で研究所に行ってみない?」
ファビアンが誘ってくれたのは、平日で大学の授業が午前中で終わる日だった。授業の後にファビアンは万里生を運命を研究する研究所に連れて行きたがっている。
「いいよ。でも、なんで?」
「マリオを安心させたいんだ」
優しく微笑むファビアンを疑うことなどない。完全に信頼しているので、ファビアンは万里生のために動いてくれているのだろうと万里生は確信していた。
授業が終わったら食堂で待っているという約束をして大学に行くと、授業中に隣りに座った男子学生がノートに文字を書いて万里生に見せて来る。
――あのくん、結婚したって本当?
名字も変えていなかったのに気付かれているとは驚いていると、視線が合った男子学生は親指を上げてサムズアップしている。周囲を見ると、周囲の学生もサムズアップしていた。
講義の後に大学の食堂に行くと、男子学生に囲まれる。
「結婚おめでとう!」
「運命の相手がいるって言ってたもんな」
「これ、ケーキ屋のバイトの残りなんだけど」
渡されたのは丸い一人用の赤いベリーのムースのケーキが二つ並んだ箱だった。
「え!? え!? いいのか?」
「阿納くん、同じクラスなのになかなか馴染んでくれないから」
「みんな阿納くんと仲良くしたかったんだよ」
「大丈夫、結婚してるのは分かってるから、下心とかない」
まさかほとんど交流のない同級生から祝われるなんて思わなくて、万里生は心から驚いていた。
これまで施設にいたこともあり、小学校も中学校も高校も友人らしい友人はいなかった。施設の中では頼れる職員はいたが、それも万里生が施設にいられる期間だけの話だった。
親しい相手などファビアン以外いないのに、急に同級生たちが暖かく万里生の結婚を祝ってくれる。
「阿納くんの運命の相手が羨ましくて、俺も治験に参加したんだ。運命の相手はまだ見つかってないけど」
「俺も参加しようと思ってるんだ」
「運命の相手と末永くお幸せにね」
話ができる友人がいる。
この状況が嬉しくて、万里生はケーキの入った箱を大事に持って、ファビアンと合流した。
ファビアンにこのことを伝えたかったが、研究所に行くのが先だった。
研究所では菜摘が待っていて、研究員とファビアンの間に入ってくれた。
「いらっしゃいませ、社長。こちらが運命の相手ですね」
「説明を頼む」
「社長は説明を頼むと言っています」
面倒だが、ファビアンは社内では日本語ができないことになっている。その方が管理者として都合がいいらしいのだ。ドイツ語で話している内容は、万里生の第二外国語がドイツ語なので何となく分かるような気がするが、完璧な聞き取りまではできない。
「私たちは遺伝子解析を元に運命の相手を探しています。遺伝子配列に差があればあるほど、運命の相手としては相性がいいのではないかという仮説の元に研究を続けています」
「遺伝子配列に差があればあるほど?」
「遺伝子配列がバラバラであるほど、潜性遺伝子が出にくく、顕性遺伝子が出やすいのです」
研究院の説明に身を乗り出して問いかけると、研究員は答えてくれる。
遺伝子配列がある程度遠いほど惹かれやすいというデータは過去のものからはっきりと出ているのだという。それを踏まえた上で、この研究所では遺伝子配列に差が大きいほど相性がいいと仮定して研究を進めている。
「遺伝子配列の差が六十パーセント以上の相手同士で、運命の相手ではないのかと憶測して、私たちは連絡を入れます」
「俺とファビアンはどれくらい差があったんですか?」
「八十二パーセントですね。これは極めて高い数字です」
「グスタフは……?」
「二十七パーセントでした」
万里生の問いかけに研究員はすらすらと答えてくれた。
「六十パーセントの相手同士だとどうなりますか?」
「後は会ってみてからしか分かりませんね。会ってみて運命を感じたという方もいれば、運命は感じなかったという方もいます」
「八十二パーセントだと?」
「これは、研究を始めた中でも極めて高いパーセンテージで、まだデータが揃っていないのです。ですから、社長と阿納さんのデータを今後使用させていただければと思っています」
これまでにないほど極めて高いパーセンテージで万里生とファビアンは相性がいいと出ている。この研究結果を疑うこともできるが、万里生は信じたかった。
「マリオ、僕は運命の治験に参加してよかったと思っているよ」
「俺も、最初は金目当てだったけど、参加してよかったと思ってる」
帰りの車の中でファビアンが言うのに、万里生も賛成する。
「今日は運送会社のひとにもお礼をできたし、いい一日だった」
「お礼をしてくれたんだ?」
「もちろん。万里生を助けてくれた勇気のあるひとだからね」
運送会社の男性にお礼にも行ってくれたと聞いて、一緒に行きたかった気持ちはあったが、ファビアンがこういうこともそつなくこなしてくれることに万里生は感激していた。
やはりファビアンは完璧で格好いい。
「ファビアン、俺、今日、大学で祝ってもらったんだ」
「友達に?」
「俺は友達なんていないと思ってた。でも、一緒に講義を受けて、一年間一緒に過ごした同級生は俺を友達だと思っていてくれた」
嬉しいと微笑む万里生に、ファビアンも微笑んでいる。
帰ってから万里生が丸いベリーのムースの赤いケーキを見せると、ファビアンは紅茶を入れてくれた。
紅茶を飲みながら、赤いベリーのムースのケーキを食べる。
食べているとふわふわと頭が心地よくなってくる。
「マリオ、待って!」
「へ?」
「このケーキ、お酒が入ってる!」
「ふぁー!?」
万里生はまだ十九歳でお酒が飲める年齢ではない。食べているとふわふわしてきたのはお酒のせいだったようだ。
「な、何で、お酒のケーキを!?」
驚きながら箱をもう一度確かめると、メッセージカードが入っていた。
――いい夜を!
「な、なんだよ! そういうことかよ!」
お酒で気持ちよくなって、ファビアンといい夜が過ごせるようにと用意されたケーキだったようだ。罠にかけられたような、からかわれたような気分で、やっぱり友人ではなかったのかと考え込む万里生に、万里生の手からケーキのお皿を取ってファビアンがケーキの残りを食べてしまう。
「年頃の男の子らしい応援の仕方だね」
「ファビアンは許すのかよ?」
「こういうこと、僕もされたなと思って」
「ファビアンも経験あるのか?」
アルコールに強くないようで万里生は気分がふわふわしているが、万里生の分まで食べてしまったファビアンは全く平気なようだった。
「高校のときに、アルコールの入った飲み物を勧められたことがあるよ。受け取らなかったけどね」
「それは、いい友達じゃないな」
「まぁ、そうかな」
苦く笑っているファビアンに、この件に関してはちゃんと言おうと思って万里生はケーキをくれた男子学生を思い出していた。
「友達にはなりたい。でも、こんな悪戯は嫌だ」
「マリオ、ちゃんと話してくるといいよ」
「うん、そうする」
ファビアンと約束して、万里生は次の日、大学で男子学生を呼び出した。
呼び出された男子学生は何のことか分かっているようだった。
「ケーキのこと、バレちゃったか」
「ああいう悪戯はしないでくれ」
「悪かったよ。みんなに言われたんだよ」
「俺はまだアルコールの飲める年じゃないんだからな!」
強く言えば男子学生は真剣に謝ってくれた。
「本当に悪かったよ。みんなに踊らされた」
「反省してくれればいいんだよ」
許す気でいる万里生に男子学生が小さな瓶を取り出してくる。その瓶の中には蜂蜜みたいなとろりとしたものが入っていた。
「これはアルコールでもないし、完全に合法」
「え? 怪しいんだけど」
「アダルトショップでは普通に売ってるやつだよ」
「なにそれ?」
手渡されて万里生は戸惑ってそれを返そうとする。
「ケーキのお詫びに上げるよ。それ使って、一人で抜くとめちゃくちゃ気持ちいいんだ。結婚相手と二人で使ったら、最高に気持ちいいと思う」
「こんなのがなくても、俺たちは運命だから気持ちいいよ!」
「うわー! 羨ましい! でも、見たくない? 運命の相手が気持ちよさで悶えてるの?」
こんなものがなくても万里生とファビアンは毎回気持ちよく行為ができている。それが分かっていても、男子学生の囁きはかなり誘惑的なものだった。
いつも余裕のファビアンをよがらせることができたらどれほど気持ちいいだろう。
「お、お詫びなら、もらっておくよ」
使い方の書いたカードと一緒に万里生はその瓶を受け取った。
ファビアンが誘ってくれたのは、平日で大学の授業が午前中で終わる日だった。授業の後にファビアンは万里生を運命を研究する研究所に連れて行きたがっている。
「いいよ。でも、なんで?」
「マリオを安心させたいんだ」
優しく微笑むファビアンを疑うことなどない。完全に信頼しているので、ファビアンは万里生のために動いてくれているのだろうと万里生は確信していた。
授業が終わったら食堂で待っているという約束をして大学に行くと、授業中に隣りに座った男子学生がノートに文字を書いて万里生に見せて来る。
――あのくん、結婚したって本当?
名字も変えていなかったのに気付かれているとは驚いていると、視線が合った男子学生は親指を上げてサムズアップしている。周囲を見ると、周囲の学生もサムズアップしていた。
講義の後に大学の食堂に行くと、男子学生に囲まれる。
「結婚おめでとう!」
「運命の相手がいるって言ってたもんな」
「これ、ケーキ屋のバイトの残りなんだけど」
渡されたのは丸い一人用の赤いベリーのムースのケーキが二つ並んだ箱だった。
「え!? え!? いいのか?」
「阿納くん、同じクラスなのになかなか馴染んでくれないから」
「みんな阿納くんと仲良くしたかったんだよ」
「大丈夫、結婚してるのは分かってるから、下心とかない」
まさかほとんど交流のない同級生から祝われるなんて思わなくて、万里生は心から驚いていた。
これまで施設にいたこともあり、小学校も中学校も高校も友人らしい友人はいなかった。施設の中では頼れる職員はいたが、それも万里生が施設にいられる期間だけの話だった。
親しい相手などファビアン以外いないのに、急に同級生たちが暖かく万里生の結婚を祝ってくれる。
「阿納くんの運命の相手が羨ましくて、俺も治験に参加したんだ。運命の相手はまだ見つかってないけど」
「俺も参加しようと思ってるんだ」
「運命の相手と末永くお幸せにね」
話ができる友人がいる。
この状況が嬉しくて、万里生はケーキの入った箱を大事に持って、ファビアンと合流した。
ファビアンにこのことを伝えたかったが、研究所に行くのが先だった。
研究所では菜摘が待っていて、研究員とファビアンの間に入ってくれた。
「いらっしゃいませ、社長。こちらが運命の相手ですね」
「説明を頼む」
「社長は説明を頼むと言っています」
面倒だが、ファビアンは社内では日本語ができないことになっている。その方が管理者として都合がいいらしいのだ。ドイツ語で話している内容は、万里生の第二外国語がドイツ語なので何となく分かるような気がするが、完璧な聞き取りまではできない。
「私たちは遺伝子解析を元に運命の相手を探しています。遺伝子配列に差があればあるほど、運命の相手としては相性がいいのではないかという仮説の元に研究を続けています」
「遺伝子配列に差があればあるほど?」
「遺伝子配列がバラバラであるほど、潜性遺伝子が出にくく、顕性遺伝子が出やすいのです」
研究院の説明に身を乗り出して問いかけると、研究員は答えてくれる。
遺伝子配列がある程度遠いほど惹かれやすいというデータは過去のものからはっきりと出ているのだという。それを踏まえた上で、この研究所では遺伝子配列に差が大きいほど相性がいいと仮定して研究を進めている。
「遺伝子配列の差が六十パーセント以上の相手同士で、運命の相手ではないのかと憶測して、私たちは連絡を入れます」
「俺とファビアンはどれくらい差があったんですか?」
「八十二パーセントですね。これは極めて高い数字です」
「グスタフは……?」
「二十七パーセントでした」
万里生の問いかけに研究員はすらすらと答えてくれた。
「六十パーセントの相手同士だとどうなりますか?」
「後は会ってみてからしか分かりませんね。会ってみて運命を感じたという方もいれば、運命は感じなかったという方もいます」
「八十二パーセントだと?」
「これは、研究を始めた中でも極めて高いパーセンテージで、まだデータが揃っていないのです。ですから、社長と阿納さんのデータを今後使用させていただければと思っています」
これまでにないほど極めて高いパーセンテージで万里生とファビアンは相性がいいと出ている。この研究結果を疑うこともできるが、万里生は信じたかった。
「マリオ、僕は運命の治験に参加してよかったと思っているよ」
「俺も、最初は金目当てだったけど、参加してよかったと思ってる」
帰りの車の中でファビアンが言うのに、万里生も賛成する。
「今日は運送会社のひとにもお礼をできたし、いい一日だった」
「お礼をしてくれたんだ?」
「もちろん。万里生を助けてくれた勇気のあるひとだからね」
運送会社の男性にお礼にも行ってくれたと聞いて、一緒に行きたかった気持ちはあったが、ファビアンがこういうこともそつなくこなしてくれることに万里生は感激していた。
やはりファビアンは完璧で格好いい。
「ファビアン、俺、今日、大学で祝ってもらったんだ」
「友達に?」
「俺は友達なんていないと思ってた。でも、一緒に講義を受けて、一年間一緒に過ごした同級生は俺を友達だと思っていてくれた」
嬉しいと微笑む万里生に、ファビアンも微笑んでいる。
帰ってから万里生が丸いベリーのムースの赤いケーキを見せると、ファビアンは紅茶を入れてくれた。
紅茶を飲みながら、赤いベリーのムースのケーキを食べる。
食べているとふわふわと頭が心地よくなってくる。
「マリオ、待って!」
「へ?」
「このケーキ、お酒が入ってる!」
「ふぁー!?」
万里生はまだ十九歳でお酒が飲める年齢ではない。食べているとふわふわしてきたのはお酒のせいだったようだ。
「な、何で、お酒のケーキを!?」
驚きながら箱をもう一度確かめると、メッセージカードが入っていた。
――いい夜を!
「な、なんだよ! そういうことかよ!」
お酒で気持ちよくなって、ファビアンといい夜が過ごせるようにと用意されたケーキだったようだ。罠にかけられたような、からかわれたような気分で、やっぱり友人ではなかったのかと考え込む万里生に、万里生の手からケーキのお皿を取ってファビアンがケーキの残りを食べてしまう。
「年頃の男の子らしい応援の仕方だね」
「ファビアンは許すのかよ?」
「こういうこと、僕もされたなと思って」
「ファビアンも経験あるのか?」
アルコールに強くないようで万里生は気分がふわふわしているが、万里生の分まで食べてしまったファビアンは全く平気なようだった。
「高校のときに、アルコールの入った飲み物を勧められたことがあるよ。受け取らなかったけどね」
「それは、いい友達じゃないな」
「まぁ、そうかな」
苦く笑っているファビアンに、この件に関してはちゃんと言おうと思って万里生はケーキをくれた男子学生を思い出していた。
「友達にはなりたい。でも、こんな悪戯は嫌だ」
「マリオ、ちゃんと話してくるといいよ」
「うん、そうする」
ファビアンと約束して、万里生は次の日、大学で男子学生を呼び出した。
呼び出された男子学生は何のことか分かっているようだった。
「ケーキのこと、バレちゃったか」
「ああいう悪戯はしないでくれ」
「悪かったよ。みんなに言われたんだよ」
「俺はまだアルコールの飲める年じゃないんだからな!」
強く言えば男子学生は真剣に謝ってくれた。
「本当に悪かったよ。みんなに踊らされた」
「反省してくれればいいんだよ」
許す気でいる万里生に男子学生が小さな瓶を取り出してくる。その瓶の中には蜂蜜みたいなとろりとしたものが入っていた。
「これはアルコールでもないし、完全に合法」
「え? 怪しいんだけど」
「アダルトショップでは普通に売ってるやつだよ」
「なにそれ?」
手渡されて万里生は戸惑ってそれを返そうとする。
「ケーキのお詫びに上げるよ。それ使って、一人で抜くとめちゃくちゃ気持ちいいんだ。結婚相手と二人で使ったら、最高に気持ちいいと思う」
「こんなのがなくても、俺たちは運命だから気持ちいいよ!」
「うわー! 羨ましい! でも、見たくない? 運命の相手が気持ちよさで悶えてるの?」
こんなものがなくても万里生とファビアンは毎回気持ちよく行為ができている。それが分かっていても、男子学生の囁きはかなり誘惑的なものだった。
いつも余裕のファビアンをよがらせることができたらどれほど気持ちいいだろう。
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