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強い奴に会いに来た③
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「何かありましたか!?」
修道女が心配した声で扉を開ける。
「い、いえ。つまずいただけです……」
つまずいただけで足が床に埋まる訳はない。しかしその姿をみた修道女は気が動転したのか。
「ちょ、ちょ、お待ちください!」
と助けを呼びに行ってしまった。
声が響いたのか人が集まってくる。
足が埋もれたままだとなんとも気まずいので、自力で足を抜く。
「何の騒ぎだ。ここは静養区画だぞ」
「聖人様。こちらの部屋で床が抜けてしまったようで」
「そんな、まだここは建てたばかりなのに」
と言いながら扉から顔を出したのはブハッサだった。
「あ、ブハッサ!」
私も驚いたが、ブハッサは一際目を丸くして驚いている。
ブハッサとはアヤフローラ教を布教するとのことで分かれて以来になる。久々に会うが、服装はまるでどこぞの法王のようだ。
「シスター、頼みがある。ボックス殿とベロア殿にケーナ様がいらっしゃったと急ぎ伝えてほしい」
「は、はい。ただいま」
ブハッサは部屋に入るなり扉を閉めると、私に駆け寄り深くお辞儀をする。
「お久しぶりです、ケーナ様。お怪我はないでしょうか?」
「久しぶりだね。怪我は無いよ。床に穴開けちゃってごめんね。あとで直しておくから」
「いえいえ、その程度ケーナ様のお力を借りるまでもありません」
「他の2人は?」
「今お呼びしてますので」
突然のブハッサの登場に面食らっていたセリとガビーだが、私がブハッサと気軽に話しているのを見て安心したのか話に入ってくる。
「なんだい。聖人様と知り合いなのかい?」
「うん、まぁね」
「ケーナ様のおかげで、私達は人々の助けをしつつ布教活動ができております」
「ケーナ程になると、聖人様にも顔がきくんだね。だけどいいのかい? 聖人様ともあろうかたが、次期魔王にそんな態度で」
「詳しくはお話できませんが、魔王であろうが、ケーナ様はケーナ様です。その事実が変わらない限りこれで大丈夫なのですよ」
「聖人様は誰にでも平等ってことか。だがそのおかげで私も助かったわけだ」
あまり私とブハッサたちの関係性を根掘り葉掘り聞かれても困るので、目くばせをすると話題を変えてくれる。
「こちらの鬼人族の方は、昨日大怪我をされ運ばれた方かと思いますが、ケーナ様は何用かごで?」
「うん、パーティーへの勧誘かな。ダメだったけど」
「そうでしたか、ケーナ様直々に。しかし、なんともったいない」
「賭け勝負だったんだ。勝たないでどうする」
「教会で賭けとは……」
「まぁまぁ、大目に見てよ」
「ケーナ様がそう仰るのであれば……」
そうこう話をしているうちにあとの2人も駆けつけてくれた。
久しぶりに顔を合わせ、かねてから温めていた孤児院復興の話もできた。 どうせならここに併設して運営してとお願いすると二つ返事で請け負ってくれるとのこと。
お金の管理が上手なボックスに5億メルクの入った腰袋型のアイテムボックスを渡す。
「聖人とやらになったんでしょ? 孤児院設立以外にも困ってる人を助けるために使うんだよ。お金を直接渡すんじゃなくて、他の方法を模索するように。それとそのアイテムボックスはあげるから上手く使ってね」
「大切に使わせていただきます」
そして、ベロアには小さな杖を渡しておいた。
多くのお金が集まる場所には変な輩が寄ってくる。それに対抗するための護身用魔道具だ。
「一体何ができるのでしょうか」
「対象目がけて振れば相手の動きを鈍くできるよ。じゃ、試しに……ガビー」
「ん? なんでしょーか」
「ちょっとこの魔道具の効果受けてみて」
「え、あ、痛くないですよねー?」
「安心して」
「ほ、本当にだいじょうぶでしょーか?」
杖を振った瞬間に、両手を地面につけるガビー。
「うっ……くっ……ぬぬぬ」
「これはどんな効果が使われてるのでしょうか」
「自分の体が重くなるんだよ」
くうううと唸るような声をあげ立ち上がるガビー。だが立っているのがやっとのようだ。
「こ、これは、歩くのさえ、難しいですねー」
もう一度杖を振ると元に戻る。
レベルの高い者でも効果を受ければ、簡単には順応できない。
「魔法と違って詠唱が無いから先手を取れるし、対象が複数でも使える。そして相手を傷つけることもないから子供や仲間を人質を取られても巻き込んで使うこともできる」
「便利な護身杖といったとこですか」
「そうだね。いざというときは躊躇なく使うんだよ」
「任せてください」
聖人達に金やらアイテムをあげる姿を横で見ていたセリは
「まるで賄賂だな」
と呟いている。
「セリとの約束も忘れてないから安心して」
勝負ではセリが勝ったので、約束の品についてだ。
「ねぇ、ブハッサ。この教会に剣ある? 青銅とか鉄とか安い剣」
「ええ、護身用の物がございますとも」
「1本ちょうだい」
「それは構いませんが」
「おいおい、ケーナちょっと待て。まさかそれを私に渡すつもりか?」
「そだよ」
「それはあんまりだろう。聖人様達と私とので差がありすぎて口がふさがらなくなるぞ」
「教会の剣だよ。ありがたい剣だよ」
「そうはいってもなぁ……」
露骨に残念がるセリ。それを一生懸命なだめるガビー。
ボックスが持ってきてくれたのは鉄製のロングソード。手入れはしっかりされているが、使い込まれている。武器屋で金貨1、2枚といったところか。
こっそりと付加スキルを発動。付加は物に対して魔力や魔石、モンスターの素材を代償にアビリティを追加できるスキル。ハクレイの衣装を作るときにも使用したスキルだ。
今回付加するアビリティは ”金剛不壊”
折れることはもちろん、刃こぼれすらしないレジェンド級の武器へと早変わり。ただ見た目の変化は一切ないので鉄の剣にしか見えない。だがそれでいい。
「はい、どーぞ」
「本当にこれだけなのか」
「丈夫な剣だから、力自慢のセリが雑に扱っても大丈夫だよ」
「私の力分かっているだろ? ミスリルの剣ですら既に数本も折ってきてるんだ。鉄じゃ予備用にもならない」
「不満?」
「いや、貰っておいて言える立場ではないのかもしれないが、オリハルコンやアダマンタイトを期待していたからな……」
「セリの馬鹿力の前ではどっちもすぐ壊れちゃうよ。その力を十分に引き出すにはこの剣が一番だからちゃんと貰ってね」
晴れない顔のセリ。それを見かねたブハッサが一言声をかける。
「セリ殿、ケーナ様がその剣を選ばれた理由が必ずあるはずです。今は分からないかもしれませんが、いずれ意味が分かる日が必ずきます」
顔と顔が大接近。ブハッサがそれほどまでに圧をかけるとは思っていなかった。
「わかった、わかったよ。ちゃんと頂戴するよ。バケモノとの一件で前使ってた剣はボロボロだからな。剣士として恰好つけるためにも使える剣はあったほうがいい」
これで約束は果たした。
セリなら、いずれ実践で使ったときその真価に気づけると信じている。武器が壊れないように心配しながら戦うのと、武器の破損を恐れず思い切って戦うのでは雲泥の差がでるからだ。
どうせなら、私のパーティーに入ってその力を揮ってくれるのが一番だったのだけど今回は叶わぬ願いになりそうだ。
私たちがそろそろ帰ろうかというとき、セリが教会のお世話になるのはもう十分と言い放った。
面倒を見ていた修道女は、セリが大怪我からの回復だったので怪我は癒えても疲労や精神的なダメージがあるかもと言って引き止めたが、半ば強引に出ていくことになった。
「なぁ、ケーナ。この町で一番おいしい飯屋はどこだ」
「教会のタダ飯じゃ不満だったの?」
「味はいいんだがな、量が足りなくてな」
「最高のお店知ってるから連れてってあげる」
「そりゃいい」
「そこは宿泊もできるから泊っていけば?」
「そうだな。そうするか」
カスケードで私が知る限りで最高のお店は猫目亭しかない。
案内がてら私達もそこで食事を取って、セリとはそこで別れることになった。
強さを求めたその先に素敵な旦那を見つけ出してほしい。
修道女が心配した声で扉を開ける。
「い、いえ。つまずいただけです……」
つまずいただけで足が床に埋まる訳はない。しかしその姿をみた修道女は気が動転したのか。
「ちょ、ちょ、お待ちください!」
と助けを呼びに行ってしまった。
声が響いたのか人が集まってくる。
足が埋もれたままだとなんとも気まずいので、自力で足を抜く。
「何の騒ぎだ。ここは静養区画だぞ」
「聖人様。こちらの部屋で床が抜けてしまったようで」
「そんな、まだここは建てたばかりなのに」
と言いながら扉から顔を出したのはブハッサだった。
「あ、ブハッサ!」
私も驚いたが、ブハッサは一際目を丸くして驚いている。
ブハッサとはアヤフローラ教を布教するとのことで分かれて以来になる。久々に会うが、服装はまるでどこぞの法王のようだ。
「シスター、頼みがある。ボックス殿とベロア殿にケーナ様がいらっしゃったと急ぎ伝えてほしい」
「は、はい。ただいま」
ブハッサは部屋に入るなり扉を閉めると、私に駆け寄り深くお辞儀をする。
「お久しぶりです、ケーナ様。お怪我はないでしょうか?」
「久しぶりだね。怪我は無いよ。床に穴開けちゃってごめんね。あとで直しておくから」
「いえいえ、その程度ケーナ様のお力を借りるまでもありません」
「他の2人は?」
「今お呼びしてますので」
突然のブハッサの登場に面食らっていたセリとガビーだが、私がブハッサと気軽に話しているのを見て安心したのか話に入ってくる。
「なんだい。聖人様と知り合いなのかい?」
「うん、まぁね」
「ケーナ様のおかげで、私達は人々の助けをしつつ布教活動ができております」
「ケーナ程になると、聖人様にも顔がきくんだね。だけどいいのかい? 聖人様ともあろうかたが、次期魔王にそんな態度で」
「詳しくはお話できませんが、魔王であろうが、ケーナ様はケーナ様です。その事実が変わらない限りこれで大丈夫なのですよ」
「聖人様は誰にでも平等ってことか。だがそのおかげで私も助かったわけだ」
あまり私とブハッサたちの関係性を根掘り葉掘り聞かれても困るので、目くばせをすると話題を変えてくれる。
「こちらの鬼人族の方は、昨日大怪我をされ運ばれた方かと思いますが、ケーナ様は何用かごで?」
「うん、パーティーへの勧誘かな。ダメだったけど」
「そうでしたか、ケーナ様直々に。しかし、なんともったいない」
「賭け勝負だったんだ。勝たないでどうする」
「教会で賭けとは……」
「まぁまぁ、大目に見てよ」
「ケーナ様がそう仰るのであれば……」
そうこう話をしているうちにあとの2人も駆けつけてくれた。
久しぶりに顔を合わせ、かねてから温めていた孤児院復興の話もできた。 どうせならここに併設して運営してとお願いすると二つ返事で請け負ってくれるとのこと。
お金の管理が上手なボックスに5億メルクの入った腰袋型のアイテムボックスを渡す。
「聖人とやらになったんでしょ? 孤児院設立以外にも困ってる人を助けるために使うんだよ。お金を直接渡すんじゃなくて、他の方法を模索するように。それとそのアイテムボックスはあげるから上手く使ってね」
「大切に使わせていただきます」
そして、ベロアには小さな杖を渡しておいた。
多くのお金が集まる場所には変な輩が寄ってくる。それに対抗するための護身用魔道具だ。
「一体何ができるのでしょうか」
「対象目がけて振れば相手の動きを鈍くできるよ。じゃ、試しに……ガビー」
「ん? なんでしょーか」
「ちょっとこの魔道具の効果受けてみて」
「え、あ、痛くないですよねー?」
「安心して」
「ほ、本当にだいじょうぶでしょーか?」
杖を振った瞬間に、両手を地面につけるガビー。
「うっ……くっ……ぬぬぬ」
「これはどんな効果が使われてるのでしょうか」
「自分の体が重くなるんだよ」
くうううと唸るような声をあげ立ち上がるガビー。だが立っているのがやっとのようだ。
「こ、これは、歩くのさえ、難しいですねー」
もう一度杖を振ると元に戻る。
レベルの高い者でも効果を受ければ、簡単には順応できない。
「魔法と違って詠唱が無いから先手を取れるし、対象が複数でも使える。そして相手を傷つけることもないから子供や仲間を人質を取られても巻き込んで使うこともできる」
「便利な護身杖といったとこですか」
「そうだね。いざというときは躊躇なく使うんだよ」
「任せてください」
聖人達に金やらアイテムをあげる姿を横で見ていたセリは
「まるで賄賂だな」
と呟いている。
「セリとの約束も忘れてないから安心して」
勝負ではセリが勝ったので、約束の品についてだ。
「ねぇ、ブハッサ。この教会に剣ある? 青銅とか鉄とか安い剣」
「ええ、護身用の物がございますとも」
「1本ちょうだい」
「それは構いませんが」
「おいおい、ケーナちょっと待て。まさかそれを私に渡すつもりか?」
「そだよ」
「それはあんまりだろう。聖人様達と私とので差がありすぎて口がふさがらなくなるぞ」
「教会の剣だよ。ありがたい剣だよ」
「そうはいってもなぁ……」
露骨に残念がるセリ。それを一生懸命なだめるガビー。
ボックスが持ってきてくれたのは鉄製のロングソード。手入れはしっかりされているが、使い込まれている。武器屋で金貨1、2枚といったところか。
こっそりと付加スキルを発動。付加は物に対して魔力や魔石、モンスターの素材を代償にアビリティを追加できるスキル。ハクレイの衣装を作るときにも使用したスキルだ。
今回付加するアビリティは ”金剛不壊”
折れることはもちろん、刃こぼれすらしないレジェンド級の武器へと早変わり。ただ見た目の変化は一切ないので鉄の剣にしか見えない。だがそれでいい。
「はい、どーぞ」
「本当にこれだけなのか」
「丈夫な剣だから、力自慢のセリが雑に扱っても大丈夫だよ」
「私の力分かっているだろ? ミスリルの剣ですら既に数本も折ってきてるんだ。鉄じゃ予備用にもならない」
「不満?」
「いや、貰っておいて言える立場ではないのかもしれないが、オリハルコンやアダマンタイトを期待していたからな……」
「セリの馬鹿力の前ではどっちもすぐ壊れちゃうよ。その力を十分に引き出すにはこの剣が一番だからちゃんと貰ってね」
晴れない顔のセリ。それを見かねたブハッサが一言声をかける。
「セリ殿、ケーナ様がその剣を選ばれた理由が必ずあるはずです。今は分からないかもしれませんが、いずれ意味が分かる日が必ずきます」
顔と顔が大接近。ブハッサがそれほどまでに圧をかけるとは思っていなかった。
「わかった、わかったよ。ちゃんと頂戴するよ。バケモノとの一件で前使ってた剣はボロボロだからな。剣士として恰好つけるためにも使える剣はあったほうがいい」
これで約束は果たした。
セリなら、いずれ実践で使ったときその真価に気づけると信じている。武器が壊れないように心配しながら戦うのと、武器の破損を恐れず思い切って戦うのでは雲泥の差がでるからだ。
どうせなら、私のパーティーに入ってその力を揮ってくれるのが一番だったのだけど今回は叶わぬ願いになりそうだ。
私たちがそろそろ帰ろうかというとき、セリが教会のお世話になるのはもう十分と言い放った。
面倒を見ていた修道女は、セリが大怪我からの回復だったので怪我は癒えても疲労や精神的なダメージがあるかもと言って引き止めたが、半ば強引に出ていくことになった。
「なぁ、ケーナ。この町で一番おいしい飯屋はどこだ」
「教会のタダ飯じゃ不満だったの?」
「味はいいんだがな、量が足りなくてな」
「最高のお店知ってるから連れてってあげる」
「そりゃいい」
「そこは宿泊もできるから泊っていけば?」
「そうだな。そうするか」
カスケードで私が知る限りで最高のお店は猫目亭しかない。
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