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水平線の向こうに⑧
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通された部屋は窓が1つもなくとても質素な部屋。玉座の間とはとても言えない部屋だ。
それでも仕方ないと思っている。事前に「全て非公式です」と告げられていたから驚くことはなかった。
「遠くからよくぞいらしてくださった。非公式の件お許し願いたい。ドボックスの帝王マローニア・テイ・ドボックスだ」
待ってましたと言わんばかりに、帝王の方からこちらに近寄ってくる。予想以上に若く見えるので思わず鑑定眼を使ってしまった。
(……本物じゃん……)
「魔王ケーナです。帝王様、お招きいただきありがとうございます」
「ここではマローニアと呼んでもらって構わない。まろもケーナ殿とお呼びしてよろしいかな?」
「構いませんよ」
じろじろと見てくる帝王。何かスキルでも使っているかと思いきや、本当に見ているだけ。
「話で聞くよりもずっと可憐で見入ってしまうな。ケーナ殿もまろの姿に驚いたようだったが、事前に何も聞いてないということかな」
「そうですね、随分若く見えるので驚いてしまいました」
「まぁ見た目だけはケーナ殿より若いかも知れぬ」
その理由は鑑定眼でステータスを覗いたので分かった。
常時発動している ”怠惰” のスキル。その効果の対象は2つ。1つは自分の病気に対して、もう1つは自分の体の成長の2つに適用されていた。
病気の進行と体の成長を極端に遅らせているような効果だ。
(怠惰のスキルなのに常時発動だなんて、勤勉だねぇ)
「これでも実際は23歳になる。まぁ色々あってな、こんな姿だ」
「これは病気が原因ですか?」
一瞬、場が凍ったように思えた。帝王の後ろの執事も固まっている。
「……どこでその話を?」
「私の目にはそのように見えてますよ」
嘘はついていない。
ただ妙な間のせいで逆鱗にでも触れたかと思い、焦って『見えていますよ』と言ってしまった。
しかし、ため息をしているところを見ると怒っているわけではないらしい。
「じぃよ。ここまでの能力を持っているとは報告になかったのだが……。もう手遅れという事か……」
執事のじぃとやらも、知らなかったと全力の平謝りだ。
「病気の話は外には出さないでほしい」
「それは――」
「いや、謝罪はいらぬ。どうせならどのように見えているのか詳しく教えはくれぬか」
こちらも鑑定スキルがバレてしまったが、それはお互いの秘密にしてもらえるかもと淡い期待をしつつ、最初の鑑定結果を話す。
「怠惰のスキルまでお見通しとは……、折角作らせた特別製の隠蔽魔道具が役立たずだな。ケーナ殿の目を甘く見過ぎていたようだった。病については何か分からぬか」
「不生死病というものですね。生きることも死ぬことも許されない魔病の類ですね」
魔病とは薬や治癒魔法、医療手術などを施しても治すことが極めて難しい病気を指す。
私は鑑定眼の結果を読んでいるだけだが、病名が分かっただけでも相当嬉しそうだ。
「治し方は分らぬか? 強力な治癒魔法や状態異常無効化など試したが全て無駄のようでな」
「魔病というだけあって、魔物のような存在なのかもしれませんね。それでも ”怠惰” のスキルだけは別格ってことでしょう。ちゃんと効いてるみたいですから」
「しかしこのままでは治らんであろう」
「干渉できそうなスキルがないわけでは……」
「ケーナ殿には出来るのか!?」
アブソーブを使って魔病だけを取り除くか、マインドプロンプトで対処するかで解決しそうではあるけど、どんな見返りを貰うか迷ってしまう。
金貨の支払いにしたとしても帝国の王の命に値段をつけているようで失礼だし、付けた金額が安いと思われてしまうかもしれない。かといって吹っ掛けすぎても、こちらが足元を見ているような感じになってしまう。
ということで色々条件をつけることにした。
「マローニア殿、私にはその魔病を治せるかどうかわかりませんが、できることはいたします。勝手に見てしまったせめてものお詫びです」
「まことか、助かるぞ。結果はどうあれ、まだ打てる手があるのであれば打っておきたいのだ」
「できることをする前に、いくつか条件があります。大きな声ではいえないので人払いをお願いできませんか?」
マローニアが目配せをすると部屋の隅にいたメイドたちがぞろぞろと部屋から出ていく。じぃと呼ばれていた執事はそのままだ。最低限の護衛なのだろう。
「さあ、言ってくれ」
「使用するスキルについて一切の質問はしないでください」
「わかった」
「このスキルは私の切り札でもあります。再使用までに1ヶ月以上はかかるスキルです。その間の守りが当然薄くなります」
「……そんなにか……」
「スキル使用後に私に弱点がある状態ということ。なので私を守るということでバグラ王国と軍事同盟を結んでください」
嘘を交えつつ見返りもちょっと大胆なことを頼んでみた。でも相互に利益もある話だと思う。
「ちょっと考えさせてはくれないだろうか……」
帝王とじぃで会議が始まる。小声であろうと順風耳スキルで筒抜けなのは言わないでおく。
ここでじぃが何やら良からぬことを吹き込んでいるようだが帝王が真っ当そうで安心した。
「待たせた。軍事同盟の話、秘密裏に、かつ、ケーナ殿に対してということにはできないだろうか?」
バグラ王国と同盟となれば魔族と手を組んだ帝王となってしまう。それを避けるための個人との同盟だが、それも公にしたくないということらしい。
個人と帝国が軍事同盟を結ぶのもおかしな話ではあるのだけど、私の拠点がある領土には攻めることができないのと、こちらに要請する場合は国ではなくて私個人に要請することを付け加えておいた。
拠点さえ作ってしまえば、その領土は不可侵の対象になる便利さと、もしドボックス帝国に何かがあって、私に要請しようしてきても嫌だったら全力で逃げればいい。要請を受理できなければ助けに行けなくても仕方ないよねってことになるのだから。
私に有利な条件ばかりでも、公にしないことと自分の命にはかえられないようで納得してくれた。
「後日改めて書面を作るがそれでいいだろうか」
「お任せしますね。魔病に使うスキルは今から行いたいと思います。座ったままでいいですよ」
「服とかはどうするのだ」
「そのままで大丈夫です」
手をかざし、アブソーブスキルを発動、不生死病を対象にした瞬間、マローニアの全身からどす黒い霧がドバっと吹きあがり吸収されいく。
亜空間内で魔力へと変換、予備魔力として保管したが異様な魔力量だった。
「終わりましたよ」
「何やらものすごい黒い煙がでたが、あれが原因なのか?」
「そうかもしれません。私も見るのは初めてで」
「でどうだ。もう一度まろを見てくれないか?」
鑑定眼でマローニアを調べると、健康そのものステータスに戻っていた。
「怠惰のスキルもう停止していいと思います」
「ああ、これで、やっと成長できる……本当に感謝する」
歳をとることを嫌がる人も多いかもしれないが、マローニアにとっては歳が止まってしまうことの方が嫌だったのかもしれない。
少々涙ぐんでいたマローニアだったが、感傷に浸ってばかりはいられないと動き出す。
メイドたちを呼び戻し
「すぐに馳走を用意しろ、魔王様と酒を飲むぞ!!」
と息まいている。
子供同士が酒を飲むのは果たしていいのだろうかと考えたが、今日ここであったことは全てなかったことになる非公式の場だから、これくらいは大目に見られるのだろうと納得しておいた。
それでも仕方ないと思っている。事前に「全て非公式です」と告げられていたから驚くことはなかった。
「遠くからよくぞいらしてくださった。非公式の件お許し願いたい。ドボックスの帝王マローニア・テイ・ドボックスだ」
待ってましたと言わんばかりに、帝王の方からこちらに近寄ってくる。予想以上に若く見えるので思わず鑑定眼を使ってしまった。
(……本物じゃん……)
「魔王ケーナです。帝王様、お招きいただきありがとうございます」
「ここではマローニアと呼んでもらって構わない。まろもケーナ殿とお呼びしてよろしいかな?」
「構いませんよ」
じろじろと見てくる帝王。何かスキルでも使っているかと思いきや、本当に見ているだけ。
「話で聞くよりもずっと可憐で見入ってしまうな。ケーナ殿もまろの姿に驚いたようだったが、事前に何も聞いてないということかな」
「そうですね、随分若く見えるので驚いてしまいました」
「まぁ見た目だけはケーナ殿より若いかも知れぬ」
その理由は鑑定眼でステータスを覗いたので分かった。
常時発動している ”怠惰” のスキル。その効果の対象は2つ。1つは自分の病気に対して、もう1つは自分の体の成長の2つに適用されていた。
病気の進行と体の成長を極端に遅らせているような効果だ。
(怠惰のスキルなのに常時発動だなんて、勤勉だねぇ)
「これでも実際は23歳になる。まぁ色々あってな、こんな姿だ」
「これは病気が原因ですか?」
一瞬、場が凍ったように思えた。帝王の後ろの執事も固まっている。
「……どこでその話を?」
「私の目にはそのように見えてますよ」
嘘はついていない。
ただ妙な間のせいで逆鱗にでも触れたかと思い、焦って『見えていますよ』と言ってしまった。
しかし、ため息をしているところを見ると怒っているわけではないらしい。
「じぃよ。ここまでの能力を持っているとは報告になかったのだが……。もう手遅れという事か……」
執事のじぃとやらも、知らなかったと全力の平謝りだ。
「病気の話は外には出さないでほしい」
「それは――」
「いや、謝罪はいらぬ。どうせならどのように見えているのか詳しく教えはくれぬか」
こちらも鑑定スキルがバレてしまったが、それはお互いの秘密にしてもらえるかもと淡い期待をしつつ、最初の鑑定結果を話す。
「怠惰のスキルまでお見通しとは……、折角作らせた特別製の隠蔽魔道具が役立たずだな。ケーナ殿の目を甘く見過ぎていたようだった。病については何か分からぬか」
「不生死病というものですね。生きることも死ぬことも許されない魔病の類ですね」
魔病とは薬や治癒魔法、医療手術などを施しても治すことが極めて難しい病気を指す。
私は鑑定眼の結果を読んでいるだけだが、病名が分かっただけでも相当嬉しそうだ。
「治し方は分らぬか? 強力な治癒魔法や状態異常無効化など試したが全て無駄のようでな」
「魔病というだけあって、魔物のような存在なのかもしれませんね。それでも ”怠惰” のスキルだけは別格ってことでしょう。ちゃんと効いてるみたいですから」
「しかしこのままでは治らんであろう」
「干渉できそうなスキルがないわけでは……」
「ケーナ殿には出来るのか!?」
アブソーブを使って魔病だけを取り除くか、マインドプロンプトで対処するかで解決しそうではあるけど、どんな見返りを貰うか迷ってしまう。
金貨の支払いにしたとしても帝国の王の命に値段をつけているようで失礼だし、付けた金額が安いと思われてしまうかもしれない。かといって吹っ掛けすぎても、こちらが足元を見ているような感じになってしまう。
ということで色々条件をつけることにした。
「マローニア殿、私にはその魔病を治せるかどうかわかりませんが、できることはいたします。勝手に見てしまったせめてものお詫びです」
「まことか、助かるぞ。結果はどうあれ、まだ打てる手があるのであれば打っておきたいのだ」
「できることをする前に、いくつか条件があります。大きな声ではいえないので人払いをお願いできませんか?」
マローニアが目配せをすると部屋の隅にいたメイドたちがぞろぞろと部屋から出ていく。じぃと呼ばれていた執事はそのままだ。最低限の護衛なのだろう。
「さあ、言ってくれ」
「使用するスキルについて一切の質問はしないでください」
「わかった」
「このスキルは私の切り札でもあります。再使用までに1ヶ月以上はかかるスキルです。その間の守りが当然薄くなります」
「……そんなにか……」
「スキル使用後に私に弱点がある状態ということ。なので私を守るということでバグラ王国と軍事同盟を結んでください」
嘘を交えつつ見返りもちょっと大胆なことを頼んでみた。でも相互に利益もある話だと思う。
「ちょっと考えさせてはくれないだろうか……」
帝王とじぃで会議が始まる。小声であろうと順風耳スキルで筒抜けなのは言わないでおく。
ここでじぃが何やら良からぬことを吹き込んでいるようだが帝王が真っ当そうで安心した。
「待たせた。軍事同盟の話、秘密裏に、かつ、ケーナ殿に対してということにはできないだろうか?」
バグラ王国と同盟となれば魔族と手を組んだ帝王となってしまう。それを避けるための個人との同盟だが、それも公にしたくないということらしい。
個人と帝国が軍事同盟を結ぶのもおかしな話ではあるのだけど、私の拠点がある領土には攻めることができないのと、こちらに要請する場合は国ではなくて私個人に要請することを付け加えておいた。
拠点さえ作ってしまえば、その領土は不可侵の対象になる便利さと、もしドボックス帝国に何かがあって、私に要請しようしてきても嫌だったら全力で逃げればいい。要請を受理できなければ助けに行けなくても仕方ないよねってことになるのだから。
私に有利な条件ばかりでも、公にしないことと自分の命にはかえられないようで納得してくれた。
「後日改めて書面を作るがそれでいいだろうか」
「お任せしますね。魔病に使うスキルは今から行いたいと思います。座ったままでいいですよ」
「服とかはどうするのだ」
「そのままで大丈夫です」
手をかざし、アブソーブスキルを発動、不生死病を対象にした瞬間、マローニアの全身からどす黒い霧がドバっと吹きあがり吸収されいく。
亜空間内で魔力へと変換、予備魔力として保管したが異様な魔力量だった。
「終わりましたよ」
「何やらものすごい黒い煙がでたが、あれが原因なのか?」
「そうかもしれません。私も見るのは初めてで」
「でどうだ。もう一度まろを見てくれないか?」
鑑定眼でマローニアを調べると、健康そのものステータスに戻っていた。
「怠惰のスキルもう停止していいと思います」
「ああ、これで、やっと成長できる……本当に感謝する」
歳をとることを嫌がる人も多いかもしれないが、マローニアにとっては歳が止まってしまうことの方が嫌だったのかもしれない。
少々涙ぐんでいたマローニアだったが、感傷に浸ってばかりはいられないと動き出す。
メイドたちを呼び戻し
「すぐに馳走を用意しろ、魔王様と酒を飲むぞ!!」
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