49 / 67
始まりのバレンタイン
る、ルイちゃんのチョコレート講座。その8。
しおりを挟む
ここから、やっと今日のチョコレート作りがスタートします! まあ、俺は今日は調理に参加しないし、特に文句も言われないでしょう。
その俺の代わりに、お姫様ことヒメちゃんがアシスタントとして、ルイと一緒にチョコレート作りを行います。
包丁を握ったことすらない、お嬢様というかお姫様は、そこら辺から現在レクチャーを受けている。
包丁を使うということは、やっぱりあれは絶対にある工程らしいな。
俺はカメラマンと、お湯を沸かす係です。
お湯を使うということは、つまりアレもあるということでしょう。
えっ、カメラはもうとっくに回ってるよ?
◇◇◇
第3回。ルイちゃんのチョコレート講座。
カカオマスからチョコレートを作る!
工程1。やっぱり刻む。チョコレートは刻んだもので出来ている。
最初の工程はカカオマスを例のごとく刻む。あーあ、せっかくのオ○オ型が刻まれていく……。
もったいないとは思わないが、クリーム挟んで『オ◯オだよ。食べてみて?』ってして遊びたかったな。
「少し多めに刻んでおく。失敗してもいいようにね」
「カカオマス。この黒いのがチョコレートになるのね」
カカオマスを刻む理由は、そのままでは使えないからだ。刻んで熱が入りやすくしないと溶けないんだ。
俺だってこれくらいは流石に分かるようになったよ? バカにすんな!
「カカオ何パーセントって表示されてるチョコは、このカカオマスの量がパーセントなんだ。カカオマスが多いほど、甘くないチョコになる」
だが、これは知らなかったな。
チョコレートはあまり甘くないほうがいいし、覚えとこう。
作るときにはカカオは多めにしよう。
「なるほど、甘さじゃなくて苦さがカカオマスなのね。これに砂糖を入れる量で、甘くしたりビターにしたり調整できると」
「ヒメちゃんは誰かより理解が早い。包丁も1回で覚えるし。本当に誰かより優秀だと思う」
「困るわ、そんな誰かさんと比べられても。お調子者で、肝心なところでやらかすヘタレと一緒にされても……。あっ、誰かだったわね」
ルイもお姫様も俺の方をまったく見ていないが、なんだろう。調理しているはずなのになんだろう。
き、気にしないでいこう……。
「カカオマスはこのくらいでいい。次は砂糖をミキサーですり潰す」
「ミキサーっていうのがない場合は?」
「すり鉢でもいいと思う。すり鉢だと手間になるから、今日はミキサー使うけどね」
砂糖をミキサーにかける? 何で?
もう砂糖は粉々だというのに。
そんなに砂糖が憎いというのか……。
「このままの砂糖じゃ、ジャリジャリだものね」
「そうなんだよ。けど、誰かさんだったら『砂糖をミキサーにかける? 何で?』って間違いなく言ってたと思う」
「ちょっと考えれば分かるのにねー」
どうしてお姫様はわかんのよ。名探偵すごすぎるだろ! あと、ルイはエスパーなのかよ! 俺の心は読まれ過ぎじゃない!?
「突然来て、チョコレートを作りたいとか言ってきたのに、一向に上達しないし。おまけに、その場のノリと勢いでどうにかしようとするし」
「後先考えてないし。口だけだし。すぐ調子に乗るしね」
「本当にそう。まったく……」
「困ったものよね」
さっきからなんなんだろう……。
俺は調理に参加してないのに、参加してる時と同じくらい悪口を言われている気がする。
あとさ、ふたりはいきぴったりだね!
「お前ら! 全部録画されてるからな! 音入りまくりだからね!? そして、俺が黙ってるからって悪口を言いすぎだから!」
「「自分が一番声が大きい」」
「なんなの、このシンクロ率! キミたち実は、思考回路が一緒なのかい!?」
「おい、お湯沸いてるぞ」
まだまだツッコミたいところだが、俺がお湯の係りだし仕方ない。
ビデオカメラを録画のままテーブルに置き、コンロの火を止める。
ルイはミキサーしているし、初めてのお姫様にはやらせられないし。
「……これは、この丸いのが目の役割なのね。どれどれ」
「──って、何をやってるんだ! 借りてきただけなんだからイジんな!」
ほんの一瞬目を離しただけなのに、お姫様がビデオカメラを持っている。
このお姫様は好奇心が強すぎる!
「なによ。ちょっとくらい、いいじゃない」
「こないだもリモコン壊してただろ! やめて、本当にやめて!」
ちょっとくらいと言うお姫様により、実はセバスのリモコンは壊されたので、しばらく時間旅行はできません。
別にする予定もないけどね。
なんにせよ、──触らないでほしい!
「こないだのは……ちょっと失敗しただけじゃない」
「そのちょっとが、シャレにならないかもしれないんだよ!」
ビデオカメラは勝手に借りてきたのだ。
もし壊したりしたら、俺はパパンに殺されてしまう。勝手に持ち出したのも正直怪しいところだ。
「2人とも、お湯沸いたし次やるよ?」
「じゃあ、はい」
「投げんなーー! やっぱ分かってないじゃねーか! あ、あぶねー。もう少しでリモコンのようになるところだった……」
◇◇◇
工程2。やっぱり湯煎する。チョコレートは湯煎で出来ている。
ルイはボウルに入れたお湯を水で割り、温度をさげていく。その手には温度計を持っている。
材料たちはすり鉢に入れられています。
「50度でカカオマスとカカオバター。それにミキサーした砂糖も加えて、湯煎して溶かして混ぜる」
「んっ、今日は温度も関係あんのか?」
「ある。何度も温めたり冷やしたりする。テンパリングって作業なんだけど……分かるか?」
はて、テンパリングとな?
湯煎するのとは違うという時点で分からない。
「知らないよ。食べられるのかい? テンパリングは?」
「作業って言ってるんだから、食べられるわけないじゃない。バカよねー」
「──食べられるかもしれないだろ!」
「そんなわけないだろ……」
テンパリングは食べられないらしいっす。覚えておこうね。
ここから俺は、沸かしたお湯をボウルに入れる係に、冷水を作る係、温度を測る係とプラスされました。
こうなるとカメラから手が離れるのが多くなってしまうので、ビデオカメラはレンズだけこちらを向いています。
「50度くらいの温度で溶けるから、すり鉢のまま湯煎にかけて混ぜる。ひたすら混ぜる」
「これ、どのくらいかかるの?」
「今日はチョコレートを形にすることを優先するから、チョコレートっぽくなればいい。本当はコンチングって作業もあるんだけどね……」
また、知らない言葉が出てきた。コンチングは食べられるんだろうか?
……作業って言ってるから食べられない? そうか、コンチングも食べられない。覚えておこう。
「おぉ、溶けはじめると本当にチョコレートみたい」
お姫様が言うように、あんな固形物が溶け始めると、チョコレートみたいになってきている気がする。
これがカカオバターなる物の効果だろうか?
「次は30度になるように冷やすから用意して」
「わかったけど30度?」
「細かくやると28度。温めたの冷やすから、違うボウルに水と氷入れて」
温めたチョコレートを冷やして固めるのだろうか。
しかし、ここでそれを口にすると、またバカにされそうなので、黙って言われた作業をやります。
「終わったら、ヒメちゃんの方の温度見てやって。湯煎も50度超えるとダメだからな」
「なんか急に忙しくなった!」
「冷やしたらまた温度上げるから、今のボウルにもまた50度のお湯ね」
……冷やしたのにまた温める。なんで? とても気にはなるが忙しいので後回しだ。
今は温度管理が最優先。お姫様もルイと大差なく湯煎しているから、大差なく?
「──てゆうか、ヒメちゃん器用だね。全然お湯入ってない! 俺、こないだ大変だったのに!」
「あんたが不器用なんじゃなくて?」
「そうなのかな。俺は不器用な男なんだろうか。それはそうと、ヒメちゃんのボウルが50度超えそうなんだけど」
上手くいっているのかいないのかも分からないので、同じことをやってるルイに聞くしかない。
お姫様がいかに器用だろうと、素人には変わりないから。
「なら、湯煎から外していいよ。それで温度をキープするように混ぜて。温度が下がったらまた温めて」
「こんなふうにチョコレートを作れるとか、ルイはすごいわね。尊敬するわ」
そうだよな。お菓子学校に通ってはいるが、チョコレートすら自作できるとはすごいと思う。
お姫様が尊敬する気持ちも分かる。俺も尊敬することにしよう。
「そろそろ、いい感じだから冷やすぞ! 28度まで温度を下げるから」
ルイは隠しているつもりなのかもしれないが、明らかに照れている。
珍しいけど、バレバレだよ。
「照れてる。可愛いわね」
「そうだな。可愛いな」
「──2人ともちゃんとやれよ!」
怒られたのでからかうのは終わりにして、ボウルの中のチョコレートの温度を28度にまで下げます。
冷水で湯煎しながら、お姫様が混ぜるたび、みるみる温度が下がっていく。
「ここも温度が下がりすぎないようにキープしてね。次は30度になるように湯煎する。これで冷やせばチョコレートになる」
「マジか! チョコレートは結構簡単なんだな」
カカオマスとカカオバターを刻んで、砂糖細かくして、混ぜて、湯煎して、混ぜて、冷やして、混ぜて、湯煎して。でチョコレートになるとは……。
混ぜる作業が苦行だな。俺は参加してないからいいけどさ。
「滑らかになってきた。これでどうするの?」
「型も用意してあるから、流しこんで冷やせば出来上がり」
「おぉ、ついにチョコレートが完成する!」
その俺の代わりに、お姫様ことヒメちゃんがアシスタントとして、ルイと一緒にチョコレート作りを行います。
包丁を握ったことすらない、お嬢様というかお姫様は、そこら辺から現在レクチャーを受けている。
包丁を使うということは、やっぱりあれは絶対にある工程らしいな。
俺はカメラマンと、お湯を沸かす係です。
お湯を使うということは、つまりアレもあるということでしょう。
えっ、カメラはもうとっくに回ってるよ?
◇◇◇
第3回。ルイちゃんのチョコレート講座。
カカオマスからチョコレートを作る!
工程1。やっぱり刻む。チョコレートは刻んだもので出来ている。
最初の工程はカカオマスを例のごとく刻む。あーあ、せっかくのオ○オ型が刻まれていく……。
もったいないとは思わないが、クリーム挟んで『オ◯オだよ。食べてみて?』ってして遊びたかったな。
「少し多めに刻んでおく。失敗してもいいようにね」
「カカオマス。この黒いのがチョコレートになるのね」
カカオマスを刻む理由は、そのままでは使えないからだ。刻んで熱が入りやすくしないと溶けないんだ。
俺だってこれくらいは流石に分かるようになったよ? バカにすんな!
「カカオ何パーセントって表示されてるチョコは、このカカオマスの量がパーセントなんだ。カカオマスが多いほど、甘くないチョコになる」
だが、これは知らなかったな。
チョコレートはあまり甘くないほうがいいし、覚えとこう。
作るときにはカカオは多めにしよう。
「なるほど、甘さじゃなくて苦さがカカオマスなのね。これに砂糖を入れる量で、甘くしたりビターにしたり調整できると」
「ヒメちゃんは誰かより理解が早い。包丁も1回で覚えるし。本当に誰かより優秀だと思う」
「困るわ、そんな誰かさんと比べられても。お調子者で、肝心なところでやらかすヘタレと一緒にされても……。あっ、誰かだったわね」
ルイもお姫様も俺の方をまったく見ていないが、なんだろう。調理しているはずなのになんだろう。
き、気にしないでいこう……。
「カカオマスはこのくらいでいい。次は砂糖をミキサーですり潰す」
「ミキサーっていうのがない場合は?」
「すり鉢でもいいと思う。すり鉢だと手間になるから、今日はミキサー使うけどね」
砂糖をミキサーにかける? 何で?
もう砂糖は粉々だというのに。
そんなに砂糖が憎いというのか……。
「このままの砂糖じゃ、ジャリジャリだものね」
「そうなんだよ。けど、誰かさんだったら『砂糖をミキサーにかける? 何で?』って間違いなく言ってたと思う」
「ちょっと考えれば分かるのにねー」
どうしてお姫様はわかんのよ。名探偵すごすぎるだろ! あと、ルイはエスパーなのかよ! 俺の心は読まれ過ぎじゃない!?
「突然来て、チョコレートを作りたいとか言ってきたのに、一向に上達しないし。おまけに、その場のノリと勢いでどうにかしようとするし」
「後先考えてないし。口だけだし。すぐ調子に乗るしね」
「本当にそう。まったく……」
「困ったものよね」
さっきからなんなんだろう……。
俺は調理に参加してないのに、参加してる時と同じくらい悪口を言われている気がする。
あとさ、ふたりはいきぴったりだね!
「お前ら! 全部録画されてるからな! 音入りまくりだからね!? そして、俺が黙ってるからって悪口を言いすぎだから!」
「「自分が一番声が大きい」」
「なんなの、このシンクロ率! キミたち実は、思考回路が一緒なのかい!?」
「おい、お湯沸いてるぞ」
まだまだツッコミたいところだが、俺がお湯の係りだし仕方ない。
ビデオカメラを録画のままテーブルに置き、コンロの火を止める。
ルイはミキサーしているし、初めてのお姫様にはやらせられないし。
「……これは、この丸いのが目の役割なのね。どれどれ」
「──って、何をやってるんだ! 借りてきただけなんだからイジんな!」
ほんの一瞬目を離しただけなのに、お姫様がビデオカメラを持っている。
このお姫様は好奇心が強すぎる!
「なによ。ちょっとくらい、いいじゃない」
「こないだもリモコン壊してただろ! やめて、本当にやめて!」
ちょっとくらいと言うお姫様により、実はセバスのリモコンは壊されたので、しばらく時間旅行はできません。
別にする予定もないけどね。
なんにせよ、──触らないでほしい!
「こないだのは……ちょっと失敗しただけじゃない」
「そのちょっとが、シャレにならないかもしれないんだよ!」
ビデオカメラは勝手に借りてきたのだ。
もし壊したりしたら、俺はパパンに殺されてしまう。勝手に持ち出したのも正直怪しいところだ。
「2人とも、お湯沸いたし次やるよ?」
「じゃあ、はい」
「投げんなーー! やっぱ分かってないじゃねーか! あ、あぶねー。もう少しでリモコンのようになるところだった……」
◇◇◇
工程2。やっぱり湯煎する。チョコレートは湯煎で出来ている。
ルイはボウルに入れたお湯を水で割り、温度をさげていく。その手には温度計を持っている。
材料たちはすり鉢に入れられています。
「50度でカカオマスとカカオバター。それにミキサーした砂糖も加えて、湯煎して溶かして混ぜる」
「んっ、今日は温度も関係あんのか?」
「ある。何度も温めたり冷やしたりする。テンパリングって作業なんだけど……分かるか?」
はて、テンパリングとな?
湯煎するのとは違うという時点で分からない。
「知らないよ。食べられるのかい? テンパリングは?」
「作業って言ってるんだから、食べられるわけないじゃない。バカよねー」
「──食べられるかもしれないだろ!」
「そんなわけないだろ……」
テンパリングは食べられないらしいっす。覚えておこうね。
ここから俺は、沸かしたお湯をボウルに入れる係に、冷水を作る係、温度を測る係とプラスされました。
こうなるとカメラから手が離れるのが多くなってしまうので、ビデオカメラはレンズだけこちらを向いています。
「50度くらいの温度で溶けるから、すり鉢のまま湯煎にかけて混ぜる。ひたすら混ぜる」
「これ、どのくらいかかるの?」
「今日はチョコレートを形にすることを優先するから、チョコレートっぽくなればいい。本当はコンチングって作業もあるんだけどね……」
また、知らない言葉が出てきた。コンチングは食べられるんだろうか?
……作業って言ってるから食べられない? そうか、コンチングも食べられない。覚えておこう。
「おぉ、溶けはじめると本当にチョコレートみたい」
お姫様が言うように、あんな固形物が溶け始めると、チョコレートみたいになってきている気がする。
これがカカオバターなる物の効果だろうか?
「次は30度になるように冷やすから用意して」
「わかったけど30度?」
「細かくやると28度。温めたの冷やすから、違うボウルに水と氷入れて」
温めたチョコレートを冷やして固めるのだろうか。
しかし、ここでそれを口にすると、またバカにされそうなので、黙って言われた作業をやります。
「終わったら、ヒメちゃんの方の温度見てやって。湯煎も50度超えるとダメだからな」
「なんか急に忙しくなった!」
「冷やしたらまた温度上げるから、今のボウルにもまた50度のお湯ね」
……冷やしたのにまた温める。なんで? とても気にはなるが忙しいので後回しだ。
今は温度管理が最優先。お姫様もルイと大差なく湯煎しているから、大差なく?
「──てゆうか、ヒメちゃん器用だね。全然お湯入ってない! 俺、こないだ大変だったのに!」
「あんたが不器用なんじゃなくて?」
「そうなのかな。俺は不器用な男なんだろうか。それはそうと、ヒメちゃんのボウルが50度超えそうなんだけど」
上手くいっているのかいないのかも分からないので、同じことをやってるルイに聞くしかない。
お姫様がいかに器用だろうと、素人には変わりないから。
「なら、湯煎から外していいよ。それで温度をキープするように混ぜて。温度が下がったらまた温めて」
「こんなふうにチョコレートを作れるとか、ルイはすごいわね。尊敬するわ」
そうだよな。お菓子学校に通ってはいるが、チョコレートすら自作できるとはすごいと思う。
お姫様が尊敬する気持ちも分かる。俺も尊敬することにしよう。
「そろそろ、いい感じだから冷やすぞ! 28度まで温度を下げるから」
ルイは隠しているつもりなのかもしれないが、明らかに照れている。
珍しいけど、バレバレだよ。
「照れてる。可愛いわね」
「そうだな。可愛いな」
「──2人ともちゃんとやれよ!」
怒られたのでからかうのは終わりにして、ボウルの中のチョコレートの温度を28度にまで下げます。
冷水で湯煎しながら、お姫様が混ぜるたび、みるみる温度が下がっていく。
「ここも温度が下がりすぎないようにキープしてね。次は30度になるように湯煎する。これで冷やせばチョコレートになる」
「マジか! チョコレートは結構簡単なんだな」
カカオマスとカカオバターを刻んで、砂糖細かくして、混ぜて、湯煎して、混ぜて、冷やして、混ぜて、湯煎して。でチョコレートになるとは……。
混ぜる作業が苦行だな。俺は参加してないからいいけどさ。
「滑らかになってきた。これでどうするの?」
「型も用意してあるから、流しこんで冷やせば出来上がり」
「おぉ、ついにチョコレートが完成する!」
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
追放されたので田舎でスローライフするはずが、いつの間にか最強領主になっていた件
言諮 アイ
ファンタジー
「お前のような無能はいらない!」
──そう言われ、レオンは王都から盛大に追放された。
だが彼は思った。
「やった!最高のスローライフの始まりだ!!」
そして辺境の村に移住し、畑を耕し、温泉を掘り当て、牧場を開き、ついでに商売を始めたら……
気づけば村が巨大都市になっていた。
農業改革を進めたら周囲の貴族が土下座し、交易を始めたら王国経済をぶっ壊し、温泉を作ったら各国の王族が観光に押し寄せる。
「俺はただ、のんびり暮らしたいだけなんだが……?」
一方、レオンを追放した王国は、バカ王のせいで経済崩壊&敵国に占領寸前!
慌てて「レオン様、助けてください!!」と泣きついてくるが……
「ん? ちょっと待て。俺に無能って言ったの、どこのどいつだっけ?」
もはや世界最強の領主となったレオンは、
「好き勝手やった報い? しらんな」と華麗にスルーし、
今日ものんびり温泉につかるのだった。
ついでに「真の愛」まで手に入れて、レオンの楽園ライフは続く──!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる