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始まりのバレンタイン
ルイちゃんのチョコレート講座! 最終回だよ?
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フードプロセッサーで、カカオ豆を少しだけゴリゴリした。その後は人力。ひたすら、すり鉢でゴリゴリしている。
この工程が一番大事らしいので、かけられるだけ時間をかける。なので、また1時間が経過した。
最初は交代制をとっていたが、力仕事である以上は俺がやる。むしろ、進んでやらないといけない。
「零斗、お前少し休めよ。ぶっ通しじゃないか。代わってやるから休めよ」
「いや、俺がやるからいい。ここからは1人でやらせてくれ」
「……どうしたんだよ」
「次の工程になったら、指示だけくれ」
とは言え、腕も辛くなってきた。1人でゴリゴリやり続けるのは、ここら辺が限界らしい。
だが、弱音は吐かないし、交代を頼みもしない! やると言ったからにはやる!
「……なるほどね。それが最高のチョコレートなわけね?」
「「えっ……」」
どうして、おばちゃんの口からそれが出てくるんだろう。ていうか……──言っちゃったよ! この人!
何を思ってそんな発言をするのか!?
「……最高のチョコレート?」
「それがルイの無茶振りに対する答えなのね。2人で作ったイチャイチャチョコが、最高のチョコレートだというわけね。ふっ、負けたわ……」
「……2人で作った」
この人、なんてことを言うんだろう。ニュアンスとしては間違いではないが、言葉のチョイス!
最高のチョコレートと初めに言い出したルイちゃんが固まってる!
「──おばちゃん、余計なことを口走りやがって! 間違えてはないが悪意があるぞ!」
「なにもまちがえてません。すべて、ほんとのことだとおもいます」
「──なんだその棒読み! 言わなくていいこと言いまくってるからな!」
本人を目の前に、『ふっ、お前のためのチョコレートを作ってるんだぜ☆』なんて言えるわけがない。
なんのプレイなの? って思うよな!
そういうのは言われた方も恥ずかしいが、言う方はもっと恥ずかしいのだ。
そんなセリフの言えるメンタルはない。むしろ欲しい!
「それが私へのチョコレートだと?」
「そうよ。だから、れいちゃんの邪魔しちゃダメよ。ルイに贈る、ルイのためのチョコレートを作ってるんだから♡」
まさに今起きていることを自覚したのだろう。固まっていたルイの顔は赤く染まっていく。
「──私、部屋にいるから」
ルイはそう言い残して、勢いよく台所を飛び出して行ってしまう。
バタバタと音がして、音は遠ざかっていく。自分の部屋がある2階にいったのだろう。。
「……おい」
先ほどから茶の間で座って、ずっとテレビを見たままの体勢で、顔だけこちらに向けて喋っていたおばちゃんを睨みつける。
もうね、ゴリゴリする作業になったら手伝う気ないよねー。
「あの子がいたらやりにくいでしょ? 気を利かせたのよ?」
違うよね。2人の間に気まずい空気を作り、ハードルを上げただけだよね。
グダグタを通り越して、もうなんだから分からないよ!
「──どうしてくれんだ! すでにサプライズじゃなくなってんのに、その上……今チョコレート作ってますってバレてるんだけど。しかも、イチャイチャチョコって何? 俺はどうしたらいいの?」
「もう告っちゃえよ!」
あー、もう! そんなん違うから! と言いたくても、返しがロクでもないと思うので返事しません。そして告ったりもしません。
「おい。出前が届いたんだが、今日はどうかしたのか? ……なんだ、零斗。まだ居たのか」
今まで何をしていたのかは知らないが、おっちゃんが現れた。ずいぶん久しぶりに見た気がする。あと失礼なやつだ。
「今日はれいちゃんの奢りよ。ルイー、ご飯よ」
おばちゃんは、この状況でルイを呼ぶ。
やっぱり気を利かせてなんてない。
ただの悪ふざけだ。ふざけやがって!
「……お前、何かやったのか?」
「チョコレート作りを……なんでもない。カカオ豆への心からの感謝の印です。お寿司食べてください」
おっと、余計なことを言うところだった。おばちゃんのようになってしまう。
余計なことは言わず、お礼とだけ言えばいいんだ。
「ルイー、ご飯だってばー。照れてないで下りてきなさーーい」
そして返事のないルイを、おばちゃんは呼び続けている。が、返事がないのは当たり前だと思う。
この人には、人の気持ちが分からないのかもしれない。あるいは、分かった上でやってるんだとしたら最悪だと思う。
「これが寿司? 岡持ちには入ってこないだろ?」
おばちゃんは寿司だと言っていたのだが、おっちゃんの手には確かにアルミの岡持ちがある。
そしてこれは近所の中華屋のやつだ。寿司屋のものではない。
「中は?」
「見てねーよ。出してみるか」
開けて出てきた中身は、ラーメンに餃子にチャーハン。見間違えではない。
4人分はある気がするが、寿司ではないしな。
「間違いじゃないのか? 寿司だって、おばちゃん言ってたぞ」
「間違いじゃないわよ。寒いから、ラーメンにしました」
「そう言われれば……やけに寒いな」
ずっと暖房のある茶の間の横の台所にいたし、チョコレート作りに集中していて気づかなかったが、廊下からの空気が寒い。
冷たいを通り越して寒い。かなり外の温度が低いらしい。
「寒いって、外は雪降ってるぞ? しかもかなりの量だ。積もるだろうから、雪かきの用意をしてきた」
「あら、天気予報当たったのね」
それは寒いはずだ。というか、雪が降るなんて知らなかった……。
俺、天気予報なんていちいち見ないし。朝起きて、その日の天気を知る人だし。途中から天気が変わったらビニール傘買うし。
「ルイー、雪降ってるってー。あと、ご飯よー」
まだ諦めずに、おばちゃんはルイを呼んでいる。
俺はその横を抜け、廊下からでも外が見える縁側まで移動して、暗闇を覗く。
街灯に照らされているところに白いものが落ちてきていて、地面はもう白く染まっている。
「──雪だ! 積もるのなんて久しぶりに見た!」
年に1回積もればいい方。ここ何年かは積もらなかった。
こんなに雪が降るのを見たのは何年かぶりだ。あれはいつだったっけ。
「本当だ。雪降ってる……」
おばちゃんに何度も呼ばれて観念したのか、階段を下りてきたルイも、俺と同じように降る雪に見入っている。
顔は合わせづらいからちょうどいい。
「そういえば、あの年のバレンタインの前にも雪が積もったな。覚えてるか?」
ああ、あれは5年生の時だったか。
雪がかなり積もった年があった。そんで、学校が休みになったんだ。
「あの年は雪降って休みの日があったなよな。雪だるま作ったな」
「良かったじゃないか。この調子だと、明日も休みになるぞ?」
「……そうだな」
やっぱり今日だな。雪まで再現してくれるとはな。
今の調子だと日をまたぐかもしれないが、それでも今日チョコレートを完成させよう。
「よし! 冷めないうちに食べて続きだ」
◇◇◇
台所にも、茶の間にもいづらいルイは、晩ごはんを食べたら部屋に戻ってしまった。
流石におばちゃんも、もう余計なことは言わずにいた。今度余計な発言をしたら、口にガムテープを貼るつもりだったから、実行せずに済んでよかった。
チョコレートの進捗具合だが、すり潰す作業は2時間で妥協した。
ローストから皮むきで2時間。すり潰すで2時間。これだけで4時間かかった。
晩ごはん食べて少し休んでしたら、時計は22時を過ぎた。疲れたがまだ半分しか終わってない。
だが、ここからなら昨日もやったし大丈夫だ。1人でやれる!
「本当にカカオ豆からチョコレート作ってんのな。そろそろあがりか?」
「おっちゃん。気が散るから話しかけてくんなよ。おばちゃんみたいに、テレビでも見ててくれよ」
夕飯のあと、片付けの必要がないおばちゃんはテレビを見ている。今は21時からのドラマを食い入るように見ている。
そして、おっちゃんは缶ビール片手に邪魔してくる……。
「せっかく用意してやったんだ。出来上がりくらい気になるだろ」
「……邪魔すんなよ。邪魔、すんなよ?」
「──してねーだろ! それが固まったら終わりか?」
そこにいるのがもう邪魔なんだと察しろよ。気が利かないおっさんだ。
……とはいえ、ちょうどいいかもしれません。
「おっちゃんも食うか? 材料は余分にあるし」
「チョコレートをか?」
「俺がそのままのチョコレートを、ルイに渡すと思うのか? バレにバレたが、これだけはまだバレていない!」
やっと、クーラーボックスの出番だ。中身がなんなのか気になっていただろう?
中身は異世界産の材料。試作に使ったあれらだ。
「えっ、チョコレートだけ渡すんじゃないの?」
ドラマがCMに入ったのか、食い入るように見ていたおばちゃんも、台所へとやってくる。
「チョコレートはそのまま食べても美味しいが、それではつまらない。何より、最高のチョコレートではない! 俺が作ったこのチョコレート料理こそが、最高のチョコレートだ!」
姫からお墨付きは貰っているが、プロからは貰っていない。1人分も3人分も変わらないから、おっちゃんとおばちゃんにも食べてもらおう。
「その料理にはこれを使う。見ろ、この分厚さを! 最高級の霜降り具合を! 無論。焼き加減も幾度もの試作により、最高にいい感じにする術を俺は身につけた! タレを愛す俺だが、これはこれでアリだと思う!」
「「…………」」
おっちゃんも、おばちゃんも、クーラーボックスの中身を見て停止した。
しかし、まあそんな反応だろう。
俺だって驚いた。最初はただの思いつき。 ……本当はイライラしてたからかもしれない。
だが、みんなの評価は高かった! あのワガママ姫も唸るくらいだ。
チョコレートの状態でも食べさせるつもりではあるが、メインはこっちだ。
絶対にこちらでは食べられないチョコレートを使った料理が、俺の最高のチョコレートだ!
この工程が一番大事らしいので、かけられるだけ時間をかける。なので、また1時間が経過した。
最初は交代制をとっていたが、力仕事である以上は俺がやる。むしろ、進んでやらないといけない。
「零斗、お前少し休めよ。ぶっ通しじゃないか。代わってやるから休めよ」
「いや、俺がやるからいい。ここからは1人でやらせてくれ」
「……どうしたんだよ」
「次の工程になったら、指示だけくれ」
とは言え、腕も辛くなってきた。1人でゴリゴリやり続けるのは、ここら辺が限界らしい。
だが、弱音は吐かないし、交代を頼みもしない! やると言ったからにはやる!
「……なるほどね。それが最高のチョコレートなわけね?」
「「えっ……」」
どうして、おばちゃんの口からそれが出てくるんだろう。ていうか……──言っちゃったよ! この人!
何を思ってそんな発言をするのか!?
「……最高のチョコレート?」
「それがルイの無茶振りに対する答えなのね。2人で作ったイチャイチャチョコが、最高のチョコレートだというわけね。ふっ、負けたわ……」
「……2人で作った」
この人、なんてことを言うんだろう。ニュアンスとしては間違いではないが、言葉のチョイス!
最高のチョコレートと初めに言い出したルイちゃんが固まってる!
「──おばちゃん、余計なことを口走りやがって! 間違えてはないが悪意があるぞ!」
「なにもまちがえてません。すべて、ほんとのことだとおもいます」
「──なんだその棒読み! 言わなくていいこと言いまくってるからな!」
本人を目の前に、『ふっ、お前のためのチョコレートを作ってるんだぜ☆』なんて言えるわけがない。
なんのプレイなの? って思うよな!
そういうのは言われた方も恥ずかしいが、言う方はもっと恥ずかしいのだ。
そんなセリフの言えるメンタルはない。むしろ欲しい!
「それが私へのチョコレートだと?」
「そうよ。だから、れいちゃんの邪魔しちゃダメよ。ルイに贈る、ルイのためのチョコレートを作ってるんだから♡」
まさに今起きていることを自覚したのだろう。固まっていたルイの顔は赤く染まっていく。
「──私、部屋にいるから」
ルイはそう言い残して、勢いよく台所を飛び出して行ってしまう。
バタバタと音がして、音は遠ざかっていく。自分の部屋がある2階にいったのだろう。。
「……おい」
先ほどから茶の間で座って、ずっとテレビを見たままの体勢で、顔だけこちらに向けて喋っていたおばちゃんを睨みつける。
もうね、ゴリゴリする作業になったら手伝う気ないよねー。
「あの子がいたらやりにくいでしょ? 気を利かせたのよ?」
違うよね。2人の間に気まずい空気を作り、ハードルを上げただけだよね。
グダグタを通り越して、もうなんだから分からないよ!
「──どうしてくれんだ! すでにサプライズじゃなくなってんのに、その上……今チョコレート作ってますってバレてるんだけど。しかも、イチャイチャチョコって何? 俺はどうしたらいいの?」
「もう告っちゃえよ!」
あー、もう! そんなん違うから! と言いたくても、返しがロクでもないと思うので返事しません。そして告ったりもしません。
「おい。出前が届いたんだが、今日はどうかしたのか? ……なんだ、零斗。まだ居たのか」
今まで何をしていたのかは知らないが、おっちゃんが現れた。ずいぶん久しぶりに見た気がする。あと失礼なやつだ。
「今日はれいちゃんの奢りよ。ルイー、ご飯よ」
おばちゃんは、この状況でルイを呼ぶ。
やっぱり気を利かせてなんてない。
ただの悪ふざけだ。ふざけやがって!
「……お前、何かやったのか?」
「チョコレート作りを……なんでもない。カカオ豆への心からの感謝の印です。お寿司食べてください」
おっと、余計なことを言うところだった。おばちゃんのようになってしまう。
余計なことは言わず、お礼とだけ言えばいいんだ。
「ルイー、ご飯だってばー。照れてないで下りてきなさーーい」
そして返事のないルイを、おばちゃんは呼び続けている。が、返事がないのは当たり前だと思う。
この人には、人の気持ちが分からないのかもしれない。あるいは、分かった上でやってるんだとしたら最悪だと思う。
「これが寿司? 岡持ちには入ってこないだろ?」
おばちゃんは寿司だと言っていたのだが、おっちゃんの手には確かにアルミの岡持ちがある。
そしてこれは近所の中華屋のやつだ。寿司屋のものではない。
「中は?」
「見てねーよ。出してみるか」
開けて出てきた中身は、ラーメンに餃子にチャーハン。見間違えではない。
4人分はある気がするが、寿司ではないしな。
「間違いじゃないのか? 寿司だって、おばちゃん言ってたぞ」
「間違いじゃないわよ。寒いから、ラーメンにしました」
「そう言われれば……やけに寒いな」
ずっと暖房のある茶の間の横の台所にいたし、チョコレート作りに集中していて気づかなかったが、廊下からの空気が寒い。
冷たいを通り越して寒い。かなり外の温度が低いらしい。
「寒いって、外は雪降ってるぞ? しかもかなりの量だ。積もるだろうから、雪かきの用意をしてきた」
「あら、天気予報当たったのね」
それは寒いはずだ。というか、雪が降るなんて知らなかった……。
俺、天気予報なんていちいち見ないし。朝起きて、その日の天気を知る人だし。途中から天気が変わったらビニール傘買うし。
「ルイー、雪降ってるってー。あと、ご飯よー」
まだ諦めずに、おばちゃんはルイを呼んでいる。
俺はその横を抜け、廊下からでも外が見える縁側まで移動して、暗闇を覗く。
街灯に照らされているところに白いものが落ちてきていて、地面はもう白く染まっている。
「──雪だ! 積もるのなんて久しぶりに見た!」
年に1回積もればいい方。ここ何年かは積もらなかった。
こんなに雪が降るのを見たのは何年かぶりだ。あれはいつだったっけ。
「本当だ。雪降ってる……」
おばちゃんに何度も呼ばれて観念したのか、階段を下りてきたルイも、俺と同じように降る雪に見入っている。
顔は合わせづらいからちょうどいい。
「そういえば、あの年のバレンタインの前にも雪が積もったな。覚えてるか?」
ああ、あれは5年生の時だったか。
雪がかなり積もった年があった。そんで、学校が休みになったんだ。
「あの年は雪降って休みの日があったなよな。雪だるま作ったな」
「良かったじゃないか。この調子だと、明日も休みになるぞ?」
「……そうだな」
やっぱり今日だな。雪まで再現してくれるとはな。
今の調子だと日をまたぐかもしれないが、それでも今日チョコレートを完成させよう。
「よし! 冷めないうちに食べて続きだ」
◇◇◇
台所にも、茶の間にもいづらいルイは、晩ごはんを食べたら部屋に戻ってしまった。
流石におばちゃんも、もう余計なことは言わずにいた。今度余計な発言をしたら、口にガムテープを貼るつもりだったから、実行せずに済んでよかった。
チョコレートの進捗具合だが、すり潰す作業は2時間で妥協した。
ローストから皮むきで2時間。すり潰すで2時間。これだけで4時間かかった。
晩ごはん食べて少し休んでしたら、時計は22時を過ぎた。疲れたがまだ半分しか終わってない。
だが、ここからなら昨日もやったし大丈夫だ。1人でやれる!
「本当にカカオ豆からチョコレート作ってんのな。そろそろあがりか?」
「おっちゃん。気が散るから話しかけてくんなよ。おばちゃんみたいに、テレビでも見ててくれよ」
夕飯のあと、片付けの必要がないおばちゃんはテレビを見ている。今は21時からのドラマを食い入るように見ている。
そして、おっちゃんは缶ビール片手に邪魔してくる……。
「せっかく用意してやったんだ。出来上がりくらい気になるだろ」
「……邪魔すんなよ。邪魔、すんなよ?」
「──してねーだろ! それが固まったら終わりか?」
そこにいるのがもう邪魔なんだと察しろよ。気が利かないおっさんだ。
……とはいえ、ちょうどいいかもしれません。
「おっちゃんも食うか? 材料は余分にあるし」
「チョコレートをか?」
「俺がそのままのチョコレートを、ルイに渡すと思うのか? バレにバレたが、これだけはまだバレていない!」
やっと、クーラーボックスの出番だ。中身がなんなのか気になっていただろう?
中身は異世界産の材料。試作に使ったあれらだ。
「えっ、チョコレートだけ渡すんじゃないの?」
ドラマがCMに入ったのか、食い入るように見ていたおばちゃんも、台所へとやってくる。
「チョコレートはそのまま食べても美味しいが、それではつまらない。何より、最高のチョコレートではない! 俺が作ったこのチョコレート料理こそが、最高のチョコレートだ!」
姫からお墨付きは貰っているが、プロからは貰っていない。1人分も3人分も変わらないから、おっちゃんとおばちゃんにも食べてもらおう。
「その料理にはこれを使う。見ろ、この分厚さを! 最高級の霜降り具合を! 無論。焼き加減も幾度もの試作により、最高にいい感じにする術を俺は身につけた! タレを愛す俺だが、これはこれでアリだと思う!」
「「…………」」
おっちゃんも、おばちゃんも、クーラーボックスの中身を見て停止した。
しかし、まあそんな反応だろう。
俺だって驚いた。最初はただの思いつき。 ……本当はイライラしてたからかもしれない。
だが、みんなの評価は高かった! あのワガママ姫も唸るくらいだ。
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