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天使のホワイトデー 後編
ホワイトデーまで。あと少し。もう少し。
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♢11♢
『……』
「……」
『…………。』
「…………!」
別にふざけているわけではないぞ。
機会を伺っているというか、『なんか喋って!』と思っているというか。無言だけど怒っている感じが、ひしひしと伝わってくるというか。
しかし、いつまでもこのままというわけにも……。
『──どうして。いえ、なんでここに来るのですか? この前、裏技を教えたはずですが』
やった。向こうが先に話しかけてきてくれた!
これなら会話に持ち込める。逃すな。このチャンスを。
「いやー、ミカの部屋から勝手に出て、天国を探検しようかとも考えたんですけど、なんとなくトラブルが発生する気がして」
『……具体的には?』
「なんやかんやあって天使たちに追い回されたあげく、脱出するべく戻ったミカの部屋で、うっかりお着替えシーンに遭遇。そんで天使たちを更に怒らせ、ミカも怒らせ、大人数に追われて捕まり、ボコられ、最終的には裁かれるとか?」
『なるほど。よほど日頃の行いが良いというわけですか。 ……帰りなさい』
あかん! 会話を切られたら終わりだ。この人とのアポの取りようがないんだから。
ミカは名前を出しただけで逃げた。えらーい天使たちはクソの役にも立たない。執事は呼んでも現れない!
超偉いはずのミカエルのおっさんも、『苦手だから無理!』ときている。となれば、俺が交渉するしかないのだ。
「ガブリエルさん。そう言わずに話だけでも聞いてくださいよー。いい儲け話があるんですよー」
『不誠実です。その揉み手をやめなさい』
和ませるつもりがガチトーンで怒られた。
やっぱりこの天使は相当に真面目で、融通が利かないらしい。まるで、お菓子が絡んだ時のルイのようだ。
実際会ったことはなく毎回こうして声だけだが、真面目でおっかない。そんな感じに間違いない!
だが、怯むわけにも逃げるわけにもいかないのだ。
「これは失礼しました! でもでも、ガブリエルさんが責任者だって聞いてー。俺以外は全員逃げ出しやがってー、もう大変なんですよー。助けてください! お願いします!」
『私が責任者?』
「その声を出すやつを貸してください。あと、映像を映すやつも。そんなんなくても、ここの警備は万全なんだから、少しくらい貸してくれてもいいと思うんだ」
『目的はそれですか。分かりました。貴方が私の質問に答えたら検討しましょう。貴方に余計な事を言ったのは誰ですか? ミカエラ。ナナシ。ミカエル。それとも他の者。いったい誰でしょうか?』
正直に言った場合、その人はどうなるのかな?
少なくとも無事では済まないよね。この人マジだし。
それに検討した結果、ダメだと絶対に言うよね。
「言ったところで貸してくれる保証がない。仲間は売らないし、そんなんで口を割ると思ってもらっては困る。あんた、俺を舐めすぎだ」
『分かりました。では、後で自分で確かめるとしましょう。話はおしまいです。帰りなさい』
「──何!? そんなのズルいぞ。そこは、『ふっ、仲間思いなヤツだ。力を貸してやろう』ってなるとこじゃないの?!」
『まったくもって勝手な理屈ですね……。つまみ出しなさい。いえ、まずはあの乗り物を壊してしまいなさい。あんな物があるからいけないのです。上から下へだけ移動できればいいでしょう』
文句を言われながら修理させたゴンドラを、ガブリエルさんの指示を受けた警備天使たちが天使ビームで狙う。
大量の天使ビームに一斉射撃されたら、あんなゴンドラは間違いなく大破するだろう。
「──やめろ、あれを壊したら下から上にこれなくなんだろ!」
『必要ないでしょう。それで困る者など、ここにはいないのですから』
「そんなんだから、いつまでも変わんねーんだ! この警備は何の為だ? どいつが一番ありもしない事をあると思ってんだ? お前ら天使だろうが! 人が頑張ってんのにそれを無駄にしようとすんな! クソ天使!」
『白夜 零斗。口先では何とでも言えます。私は貴方の努力は評価しましょう。しかし、結果の伴わない努力には意味もない。世界を変えるなど息巻いたところで簡単にはいかないんですよ。撃て──』
普通の人間に大量のビーム止める術などなく、唯一対抗できるはずの口先さえ通じない。打つ手なしだし、天使たちの攻撃はゴンドラに命中する。
「それをやんのにこうやって頼んでんだよ! クソババア!」
ビームに呑まれていき、跡形もなくなるゴンドラを見ながら、やけくその、単なる逆ギレの、それはもう悪口が口からでた。
『クソ……ババア……。なんて口の悪い。少し指導します。それを私のところまで連れてきてください。二度とそんな口を聞けないようにしてあげます』
ビームが命中して爆発してるし、爆音で悪口は聞こえはしないと思ってたんだ。
だけど、バッチリ聞こえたみたいだね。地獄耳みたいだね!
「やめてっ、連れて行かないで! 直に会いたかったのはほんの数秒前までで、もう対面したくないから! やめてーーーーっ」
ガブリエルさんの命令を受けた警備が、すぐさま飛んで来て四方を囲まれる。
あとは左右から腕を掴まれ、俺は宙に浮く。
ジタバタしてもすでに足は下についておらず、簡単に連行されてしまう。
『まったく誰に似たのか……』
※
きっとこのまま裁かれるんだ……。
見通しが甘かった。だいぶ甘かった。
見通しが甘かったから死刑になるのだろう。
「懲りんな貴様は。何度、我らの手を煩わせるのだ」
俺を掴んでいる右側の天使が話しかけてきた。
それも、俺のことを知っているような口ぶりでだ。
「……誰だ。お前は?」
「前回もこうして貴様を捕まえたのだが?!」
ああ、そう言われるとそんな人がいたような気もする。
だが、男となんて特に関わり合いになりたくないし、興味もない。したがってどうでもいい。
「いや、覚えてないな。馴れ馴れしいぞ、天使くん」
「それは覚えているのではないか!?」
「──まったく。いや……」
待てよ。こいつは確かミカが好き。
天使たち全体的に言えることだが、姫大好きマンの1人だったはず。
連行先は分からないが、連行されたら終わりだ。そうなる前に手を打たなくては。
「飛び立ってからで申し訳ないのだが、下に荷物を置いてきてしまった。取りに戻って」
「連行が先だ。天使長を怒らせたくはないからな」
「あの荷物にはミカエラさんの際どい、んんっ──、が入っているんだ。あのままにはしておけない」
「──何だと! なにが入っていると……。何でもない!」
右側は誤魔化したが左側のヤツは荷物を見ている。
聞こえたんであろう範囲のヤツらもだ。揃いも揃ってこの変態共め。
しかし、つけ入る隙はこれだな。
「お前に迷惑はかけない。お礼もしよう」
「この状態で貴様が何をしても迷惑になるだろうが!」
「俺が暴れるから手を離せ。それなら咎められもしないだろ?」
「貴様。もう結構な高さだぞ? 人間では無事では済まない高さだと思うが」
現在、地上というか雲的な足場から20メートルは上にいる。
やはり俺には天国の門は開かないようで、どこに連行するつもりなのかは分からないが、警備天使たちが連れていくのだろう。
これはそんなよくはない。おそらく初めてだろう事態だと思う。それならミスの1つくらい起きるのが普通だ。
「心配してくれるんだ。なんだー、意外といいヤツなんだね。心配してくれるなら落っこちる前にもう1回キャッチして。じゃあ、やるよ?」
「待て、誰もやるなどと──」
こうやって飛んでいるのに、どのくらいのバランスが必要なのかは分からないが、暴れる人間の腕しか掴んでいないなら十分だろう。
「やめて、変なところを触らないで! 変態、変態天使!」
これはオマケだが、動きに加えて動揺するだろう言葉。まあ、落下は成功するよね。
「貴様ーーーーっ!」
『いったい何をしているのです!? その高さはマズい。早く捕まえなさい!』
「これは違っ……──貴様ーーーー!」
しめしめ。だけど、思ったより落下すんの早くね?
これ、あの天使くん間に合わなくね?
俺、着地できるようなスキルとかはないんだけど……。
『……』
「……」
『…………。』
「…………!」
別にふざけているわけではないぞ。
機会を伺っているというか、『なんか喋って!』と思っているというか。無言だけど怒っている感じが、ひしひしと伝わってくるというか。
しかし、いつまでもこのままというわけにも……。
『──どうして。いえ、なんでここに来るのですか? この前、裏技を教えたはずですが』
やった。向こうが先に話しかけてきてくれた!
これなら会話に持ち込める。逃すな。このチャンスを。
「いやー、ミカの部屋から勝手に出て、天国を探検しようかとも考えたんですけど、なんとなくトラブルが発生する気がして」
『……具体的には?』
「なんやかんやあって天使たちに追い回されたあげく、脱出するべく戻ったミカの部屋で、うっかりお着替えシーンに遭遇。そんで天使たちを更に怒らせ、ミカも怒らせ、大人数に追われて捕まり、ボコられ、最終的には裁かれるとか?」
『なるほど。よほど日頃の行いが良いというわけですか。 ……帰りなさい』
あかん! 会話を切られたら終わりだ。この人とのアポの取りようがないんだから。
ミカは名前を出しただけで逃げた。えらーい天使たちはクソの役にも立たない。執事は呼んでも現れない!
超偉いはずのミカエルのおっさんも、『苦手だから無理!』ときている。となれば、俺が交渉するしかないのだ。
「ガブリエルさん。そう言わずに話だけでも聞いてくださいよー。いい儲け話があるんですよー」
『不誠実です。その揉み手をやめなさい』
和ませるつもりがガチトーンで怒られた。
やっぱりこの天使は相当に真面目で、融通が利かないらしい。まるで、お菓子が絡んだ時のルイのようだ。
実際会ったことはなく毎回こうして声だけだが、真面目でおっかない。そんな感じに間違いない!
だが、怯むわけにも逃げるわけにもいかないのだ。
「これは失礼しました! でもでも、ガブリエルさんが責任者だって聞いてー。俺以外は全員逃げ出しやがってー、もう大変なんですよー。助けてください! お願いします!」
『私が責任者?』
「その声を出すやつを貸してください。あと、映像を映すやつも。そんなんなくても、ここの警備は万全なんだから、少しくらい貸してくれてもいいと思うんだ」
『目的はそれですか。分かりました。貴方が私の質問に答えたら検討しましょう。貴方に余計な事を言ったのは誰ですか? ミカエラ。ナナシ。ミカエル。それとも他の者。いったい誰でしょうか?』
正直に言った場合、その人はどうなるのかな?
少なくとも無事では済まないよね。この人マジだし。
それに検討した結果、ダメだと絶対に言うよね。
「言ったところで貸してくれる保証がない。仲間は売らないし、そんなんで口を割ると思ってもらっては困る。あんた、俺を舐めすぎだ」
『分かりました。では、後で自分で確かめるとしましょう。話はおしまいです。帰りなさい』
「──何!? そんなのズルいぞ。そこは、『ふっ、仲間思いなヤツだ。力を貸してやろう』ってなるとこじゃないの?!」
『まったくもって勝手な理屈ですね……。つまみ出しなさい。いえ、まずはあの乗り物を壊してしまいなさい。あんな物があるからいけないのです。上から下へだけ移動できればいいでしょう』
文句を言われながら修理させたゴンドラを、ガブリエルさんの指示を受けた警備天使たちが天使ビームで狙う。
大量の天使ビームに一斉射撃されたら、あんなゴンドラは間違いなく大破するだろう。
「──やめろ、あれを壊したら下から上にこれなくなんだろ!」
『必要ないでしょう。それで困る者など、ここにはいないのですから』
「そんなんだから、いつまでも変わんねーんだ! この警備は何の為だ? どいつが一番ありもしない事をあると思ってんだ? お前ら天使だろうが! 人が頑張ってんのにそれを無駄にしようとすんな! クソ天使!」
『白夜 零斗。口先では何とでも言えます。私は貴方の努力は評価しましょう。しかし、結果の伴わない努力には意味もない。世界を変えるなど息巻いたところで簡単にはいかないんですよ。撃て──』
普通の人間に大量のビーム止める術などなく、唯一対抗できるはずの口先さえ通じない。打つ手なしだし、天使たちの攻撃はゴンドラに命中する。
「それをやんのにこうやって頼んでんだよ! クソババア!」
ビームに呑まれていき、跡形もなくなるゴンドラを見ながら、やけくその、単なる逆ギレの、それはもう悪口が口からでた。
『クソ……ババア……。なんて口の悪い。少し指導します。それを私のところまで連れてきてください。二度とそんな口を聞けないようにしてあげます』
ビームが命中して爆発してるし、爆音で悪口は聞こえはしないと思ってたんだ。
だけど、バッチリ聞こえたみたいだね。地獄耳みたいだね!
「やめてっ、連れて行かないで! 直に会いたかったのはほんの数秒前までで、もう対面したくないから! やめてーーーーっ」
ガブリエルさんの命令を受けた警備が、すぐさま飛んで来て四方を囲まれる。
あとは左右から腕を掴まれ、俺は宙に浮く。
ジタバタしてもすでに足は下についておらず、簡単に連行されてしまう。
『まったく誰に似たのか……』
※
きっとこのまま裁かれるんだ……。
見通しが甘かった。だいぶ甘かった。
見通しが甘かったから死刑になるのだろう。
「懲りんな貴様は。何度、我らの手を煩わせるのだ」
俺を掴んでいる右側の天使が話しかけてきた。
それも、俺のことを知っているような口ぶりでだ。
「……誰だ。お前は?」
「前回もこうして貴様を捕まえたのだが?!」
ああ、そう言われるとそんな人がいたような気もする。
だが、男となんて特に関わり合いになりたくないし、興味もない。したがってどうでもいい。
「いや、覚えてないな。馴れ馴れしいぞ、天使くん」
「それは覚えているのではないか!?」
「──まったく。いや……」
待てよ。こいつは確かミカが好き。
天使たち全体的に言えることだが、姫大好きマンの1人だったはず。
連行先は分からないが、連行されたら終わりだ。そうなる前に手を打たなくては。
「飛び立ってからで申し訳ないのだが、下に荷物を置いてきてしまった。取りに戻って」
「連行が先だ。天使長を怒らせたくはないからな」
「あの荷物にはミカエラさんの際どい、んんっ──、が入っているんだ。あのままにはしておけない」
「──何だと! なにが入っていると……。何でもない!」
右側は誤魔化したが左側のヤツは荷物を見ている。
聞こえたんであろう範囲のヤツらもだ。揃いも揃ってこの変態共め。
しかし、つけ入る隙はこれだな。
「お前に迷惑はかけない。お礼もしよう」
「この状態で貴様が何をしても迷惑になるだろうが!」
「俺が暴れるから手を離せ。それなら咎められもしないだろ?」
「貴様。もう結構な高さだぞ? 人間では無事では済まない高さだと思うが」
現在、地上というか雲的な足場から20メートルは上にいる。
やはり俺には天国の門は開かないようで、どこに連行するつもりなのかは分からないが、警備天使たちが連れていくのだろう。
これはそんなよくはない。おそらく初めてだろう事態だと思う。それならミスの1つくらい起きるのが普通だ。
「心配してくれるんだ。なんだー、意外といいヤツなんだね。心配してくれるなら落っこちる前にもう1回キャッチして。じゃあ、やるよ?」
「待て、誰もやるなどと──」
こうやって飛んでいるのに、どのくらいのバランスが必要なのかは分からないが、暴れる人間の腕しか掴んでいないなら十分だろう。
「やめて、変なところを触らないで! 変態、変態天使!」
これはオマケだが、動きに加えて動揺するだろう言葉。まあ、落下は成功するよね。
「貴様ーーーーっ!」
『いったい何をしているのです!? その高さはマズい。早く捕まえなさい!』
「これは違っ……──貴様ーーーー!」
しめしめ。だけど、思ったより落下すんの早くね?
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