モブに転生した原作者は世界を救いたいから恋愛している場合じゃない

霞花怜

文字の大きさ
19 / 78
第Ⅰ章 ゲーム本編①

18.主人公マリア=テレシアの罠

しおりを挟む
 久しぶりに会うマリアは元気そうだが、表情がやや硬い。



「ノエル、何だか、とても久しぶりに顔を見る気がするわ」

「そうだね。久しぶり、マリア。アイザック様は? 今日は一緒じゃないの?」



 最近の傾向としては、ユリウスの名前を出すべきなのかもしれないが。



「アイザックは、ユリウス先生の所に行っていてね。その……、魔力量を増やすために最適な訓練法を知りたいって。最近、行き詰っているみたい、でね」



 ゲームの中ではマリアと仲を深めるたびにアイザックの魔力量が増える。

 魔力量の増幅や強化には各々キーとなる感情があり、それが刺激されるからだ。

 例えば、マリアは慈愛であり、アイザックは信頼なのだが。



(なんだか、たどたどしい。やっぱり、アイザックルートからユリウスルートに移行したのか)



 アイザックの魔力量が伸び悩んでいるのは、主人公マリアがアイザックルートからユリウスルートに変わったからかもしれない。

 ノエルは慎重に言葉を選び、聞いてみた。



「もしかして、アイザック様と喧嘩でもしたりした? 他に好きな人ができちゃったり、とか? なのかな?」



 気持ちがしょげれば、魔力も萎える。魔法はそれくらい、感情に左右される能力だ。

 マリアが、ぷくっと両頬を膨らませた。



「喧嘩していないし、他に好きな人もできていません」

「じゃぁ、アイザック様一筋的な感じで? 良いのかな?」



 マリアの顔が見る間に赤く染まる。



「そういうの、よく、わからない。でも、とても大切な人だって、感じているわ」



 伏し目がちに語るマリアは、ノエルでも抱き締めたくなるくらい可愛らしい。



(さすが、私の主人公マリア。現時点ではまだ蕾が開くかな~くらいの想いだよね。その反応、まさに主人公。女子をも落とす可憐な魅力Great。この場にアイザックがいたら、理性崩壊して大変なことになっただろうなぁ)



 マリアがキリっと表情を変えてノエルに向き合った。



「それより! ノエルの方こそ、ユリウス先生を避けているでしょ? 研究日も放課後も研究室に来ないじゃない」



(マリアとユリウスの親密度を上げるために避けてました、とは言えない)



 ノエルは、あからさまにマリアから目を逸らした。



「それはさ……、ほら。マリア最近、ユリウス先生と一緒にいること、多かったから、ね? 一緒にいるの、邪魔しちゃ悪いと、ね?」

「それって、どういう意味? もしかして、私がユリウス先生のこと好きになったって勘違いしてる?」

「そこまでは、さすがに。でも、仲良くなったらいいなぁって思ったりは、したかなぁ」



 ユリウスルートに移行したかもと考えていたので、思っていなかったわけではない。

 だが、マリアにそれは言えない。



 マリアが怒りとも呆れともとれない色の息を吐いた。



「ユリウス先生の話通りね。私は別に、ユリウス先生と険悪でも何でもないわ。なのに、どうしてノエルは、私とユリウス先生を、仲良くさせようとするの?」

「ユリウス先生に、何か言われたの?」



 びくびくしながら、問う。



『どうやらノエルは僕とマリアに仲良しになってほしいみたいなんだ。だから、マリアと話してみることにしたんだよ。マリアも僕の話を聞いてくれるかい?』



「って言われて、研究室に通っていたのよ。でも、その前からユリウス先生とはお話する機会も多かったわ。私のこと、最初に褒めてくれた先生だもの」

「そうだろうね……、じゃなくて、へぇ! そうなんだ!」



 ユリウスルートのシナリオでは、ユリウスは最初に主人公の才覚を見抜く。

 主人公が折れないように支え指導して、最終的に中和術を習得する。



(シナリオの初期イベントは、すでにクリアしていたのか。待てよ、まさか、二ルート同時進行しているのでは⁉)



 最近の親密っぷりを考えると、アイザックルートとユリウスルートが同時進行している可能性もある。



(そんなの、不幸しか生まないじゃないかっ。どうしよう、良かれと思って嗾けたのに。親密度、上がり過ぎたんじゃないの?)



 急に不安になってきた。

 マリアが不可解な顔でノエルを見詰めているが、気にしている場合ではない。



「それで、他には?」

「他って、何?」

「だから、その。仲良くなって、一緒にいる時間が増えて、抱き締められちゃったりとか、それ以上とか、したかなぁ、とか」



 ダン、机を叩いて、マリアが立ち上がった。



「ノエル、本気で怒るわよ」



 マリアの顔は、すでに怒っている。



「ごめんなさい」



 ノエルは秒で謝った。



主人公マリアに怒られたぁ。原作者が主人公に嫌われたら、生きていけない。シナリオ書けない)



 ある意味、攻略対象に嫌われるより悲しい。



「ノエルが何を考えて、ユリウス先生と私を仲良くさせたっかたのか、私にはわからない。けど、ユリウス先生、言っていたわ。きっと意味があるって」

「ユリウス、先生が?」



 マリアが頷く。



「ノエルはきっと、私たちのためになるから勧めるんだって。ユリウス先生のこと苦手だったアイザックも、態度が変わったの。意味はあったって、私も思う」



 マリアが一歩前に出て、ノエルの両腕を掴んだ。



「だったら私にも、もっと色々相談してくれたっていいじゃない。私が嫌ならクラブの他のメンバーだって、ユリウス先生だっていい。一人で抱え込まないで、もっと話してよ!」

「マリア、待って、落ち着いて」



 おおよそマリアらしくない強引な怒り方に戸惑いが先に立って言葉が出ない。



「魔石のことだって、一人で抱え込んでいたんでしょう。ノエルが一人で苦しんでいる時に何もできないなんて、私は嫌よ!」



(え? なんで魔石のこと、マリアが知って……。ユリウスか? 何で、マリアにそんな話を)



 状況が整理できずに混乱する。

 突然、扉が開き、何かが飛んできた。



「えぇ⁉」



 腹に巻き付いた拘束魔法が、ノエルを壁に縫い付けた。



「え? えぇ? 何? 何しているんですか、アイザック様」



 魔法を放ったのはアイザックだった。

 いつの間にか現れたアイザックが、マリアに並ぶ。



(マズい、よくわからないが、なんかマズい。マリアを傷付けたとか、俺に隠れてマリアをユリウスに近付けさせたとか、感情論的不敬罪に問われんのか、これは!)



 近付いてくるアイザックをビクビク見上げる。



「ノエル、すまない。俺とマリアはユリウス先生に協力することにした。俺たちなりに、君を案じた結果だ。君の意には沿わないかもしれない。嫌われても仕方ないと思っている」



(ユリウスに協力って、何? アイザック、そんなに怒ってたの? そりゃぁ、好きな子、寝取られかけた的な状況だもんな。怒るよな。ひぃぃ)



 アイザックルートとユリウスルートが同時進行していたら、マリアの取り合い状態になりかねない。

 マリアを愛してる二人が冷静に話し合って、ユリウスを嗾けたノエルが恨まれる状況もなくはない。



(親密度上げるために、それなりに仲良くなってもらえたら、それで良かったのに。原作者自ら望まぬ方向にややこしくしてしまった。何故、こんなことに……)



 ノエルは、もはや涙目でアイザックを見上げた。



「アイザック様、私は別に、そういう意図でユリウス先生にマリアを推したのではなくて、ですね。あくまで才能がある子だよと言いたかっただけで」



 出来うる範囲で懸命に言い訳する。

 アイザックの後ろから、ユリウスがひょっこり顔を出した。



「やぁ、ノエル、久しぶり。まだ生きていて良かったよ。全然、姿を見せないから、魔石に飲まれて死んじゃったかと思った」



 身動きが取れないノエルを見下ろして、ユリウスが楽しそうに微笑んだ。

 ノエルの顔がヒクヒクと引き攣る。



(あぁ……、ユリウスまで来ちゃった。もうこれ、殺されるんじゃないだろうか、アーメン)



「お、お久しぶりです。こんな形の再会になるとは、思いませんでしたよ。は、はは」



 にっこりと笑むユリウスの顔は、明らかに怒気を含んでいる。



(アイザックより、怖い! 目がめっちゃ怒ってる。……私、死んだ。そうか、ノエルはここで死ぬんだな)



 ゲーム冒頭で死ぬキャラだ。

 むしろ予定より長生きしてしまった。



(自分が創作したキャラに殺されるなんて。私の二度目の人生、短かった)



 床に座り込み、拘束魔法で壁に固定されているノエルの前に、ユリウスが屈んだ。



「僕は君のお願いを聞いてあげたよ。マリアともアイザックとも仲良くなれた」

「そ、それは、何よりだと、思います」



 震える声でカタカタと答える。

 ユリウスの指がノエルの顎を上向けた。

 迫る美しい顔に迫力があり過ぎて、怖い。なのに、拘束されているから逃げられない。



「だから今度は、僕のお願いを、ノエルに聞いてもらおうと思ってね。二人に協力してもらったんだ。君を捕縛してってね」

「お願い? 捕縛? 処刑ですか?」



 いくら愛憎の三角関係になったからって、三人揃って処刑しなくてもいいと思う。



「処刑? 殺してほしいの? 二人きりの時なら、何度でも殺してあげるけど」



 ユリウスがノエルの耳元に唇を寄せた。



「死ぬほど気持ちいいこと、この体に刻み込んであげてもいいよ?」



 耳朶を食まれて舐められる。

 全身に寒気が走って、ノエルは何度も首を横に振った。



「ごめんなさい、ごめんなさい。もうしません。ユリウス先生のお願い何でも聞きます。許してください」



 早口でひたすら謝る。

 ユリウスが満足そうに笑んだ。



「じゃ、もう二度と僕から逃げられないように、印をつけようね。これが僕のお願い」

「印って……っ!」



 ユリウスがノエルの左手を取り、薬指に指輪をはめた。

 ノエルの足下に魔法陣が浮かび上がる。ユリウスが、指輪の上に手を翳した。



『汝、災いから逃れる糧となれ。主を守る盾となれ。傷を癒す闇となれ』



(魔法陣に、呪文の詠唱。魔道具指輪にユリウスの魔力を込めているんだ)



 魔法や魔術は陣や詠唱がなくても使えるが、魔道具を含め、それらを重ね合わせることでより強力で複雑な術となる。



 魔法陣から流れ出る気が魔力の柱となって立ち上る。



(なんて魔力量。指が、熱い。息が、できない)



 息が止まるほどに濃くて強い魔力がノエルを包む見込む。

 最後は風になってノエルの髪をさらった。



「では、仕上げに」



 ユリウスの唇がノエルの唇を塞ぐ。久しぶりの感触に、肩がびくりと震えた。

 術式の終了を告げるように、風が収まり陣が消えた。



(今の、ユリウスの魔力が流れ込んでこなかった。口移しの、意味は?)



 体の力が抜けて、ノエルはその場にぐったりとへたり込んだ。

 ユリウスの膨大な魔力量に圧倒されて動けない。



(文字で書くなら数行。ゲームをプレイするなら読むだけ。けど、実際に触れると、こんなにも力強い。守りの魔法なのに、怖ささえ感じる。さすが、チート設定)



 ユリウスの化物じみた強さを初めて実感して、体が震えた。

 後ろに立つアイザックも息を飲んでいる。きっとノエルと同じように感じているのだろう。



 マリアがノエルの前にしゃがみこんだ。



「ノエル、ごめん。でも私、ノエルを守るためなら、どんな行動も厭わないわ」



 頭がぼんやりして、思考が上手く纏まらない。

 ユリウスの魔力がまだ体の中に残っている。



(マリア……、ユリウスに何を吹き込まれたんだろう。ユリウスに近付けたの、失敗だったかなぁ)



 想像以上に強い主人公に成長してしまったマリアに、戸惑いを隠せない。

 ぼんやりと考えるノエルの手を、マリアが握る。



「だって、今の私がいるのは、ノエルのお陰だもの。光魔法しか適性がない平民ってバカにされていた私を、悪意から守ってくれたのはノエルだった」



 何種類かの属性が現れるのが普通であるこの世界の魔法適性において、マリアは一点特化型だ。今のノエルとは真逆のレアケースであり、だからこそフレイヤの剣に一番近い存在でもある。

 だが、偉業とは結果が出て初めて認識される。現時点で属性が一つだけという事実は才能がないと受け取られ、嘲笑の的になる。



(主人公設定は確かに逆境スタートにしてたなぁ。マリアとノエルの間に、そんなエピソードがあったとは)



 どうやら、事故前のノエルは自分が考えているよりずっと、準レギュラーな行動をとっていたらしい。



(前のノエル=ワーグナーも全然モブじゃない行動していたみたいだ。もしかして、均衡が崩れた原因て、ノエルなんじゃないの?)



 どうやらこの世界は今、自分が考えている以上のイレギュラーが発生しているらしい。



「私もう、ノエルを失いたくない。不当な暴力でノエルに死んでほしくない。だから私も、ノエルを守れるくらい、強くなるわ」



 マリアの潤んだ瞳に強い光が宿る。



主人公マリアに守ってもらうのは悪くない。けど、その思いは是非、攻略対象に向けてほしい)



 モブのノエルにどんなに強い思いを抱いても、この世界は救われない。



「じゃぁ、私も、マリアを守れるくらい強くならないとね。あと、死なないようにしないと、だね」



 マリアの手を握り返し、額をこつんと合わせた。

 マリアにとってノエルは他の友人より特別な存在なのだろう。これ以上、マリアからノエルを奪ってはいけない。自然とそう、思った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。 異世界転生しちゃいました。 そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど チート無いみたいだけど? おばあちゃんよく分かんないわぁ。 頭は老人 体は子供 乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。 当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。 訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。 おばあちゃん奮闘記です。 果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか? [第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。 第二章 学園編 始まりました。 いよいよゲームスタートです! [1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。 話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。 おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので) 初投稿です 不慣れですが宜しくお願いします。 最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。 申し訳ございません。 少しづつ修正して纏めていこうと思います。

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

所(世界)変われば品(常識)変わる

章槻雅希
恋愛
前世の記憶を持って転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。王太子の婚約者であり、ヒロインが彼のルートでハッピーエンドを迎えれば身の破滅が待っている。修道院送りという名の道中での襲撃暗殺END。 それを避けるために周囲の環境を整え家族と婚約者とその家族という理解者も得ていよいよゲームスタート。 予想通り、ヒロインも転生者だった。しかもお花畑乙女ゲーム脳。でも地頭は悪くなさそう? ならば、ヒロインに現実を突きつけましょう。思い込みを矯正すれば多分有能な女官になれそうですし。 完結まで予約投稿済み。 全21話。

記憶喪失となった転生少女は神から貰った『料理道』で異世界ライフを満喫したい

犬社護
ファンタジー
11歳・小学5年生の唯は交通事故に遭い、気がついたら何処かの部屋にいて、目の前には黒留袖を着た女性-鈴がいた。ここが死後の世界と知りショックを受けるものの、現世に未練があることを訴えると、鈴から異世界へ転生することを薦められる。理由を知った唯は転生を承諾するも、手続き中に『記憶の覚醒が11歳の誕生日、その後すぐにとある事件に巻き込まれ、数日中に死亡する』という事実が発覚する。 異世界の神も気の毒に思い、死なないルートを探すも、事件後の覚醒となってしまい、その影響で記憶喪失、取得スキルと魔法の喪失、ステータス能力値がほぼゼロ、覚醒場所は樹海の中という最底辺からのスタート。これに同情した鈴と神は、唯に統括型スキル【料理道[極み]】と善行ポイントを与え、異世界へと送り出す。 持ち前の明るく前向きな性格の唯は、このスキルでフェンリルを救ったことをキッカケに、様々な人々と出会っていくが、皆は彼女の料理だけでなく、調理時のスキルの使い方に驚くばかり。この料理道で皆を振り回していくものの、次第に愛される存在になっていく。 これは、ちょっぴり恋に鈍感で天然な唯と、もふもふ従魔や仲間たちとの異世界のんびり物語。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!

ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。 退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた! 私を陥れようとする兄から逃れ、 不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。 逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋? 異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。 この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~

たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。 たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。 薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。 仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。 剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。 ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。

処理中です...