姉の様子が、おかしいです。

桃次郎

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18 食べたいので、作るのだ

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「たのも~~~。」

厨房へ到着。

料理長や料理人たちが、ギョッ!している。

「お嬢様、このような所へ、どのようなご用事でしょうか?」

料理長が、駆け寄ってきた。

「あのね、どうしても作りたいものがあるの。厨房の隅のほうでいいので
場所を借りれないかしら?」

「お嬢様がお作りになるのですか?」
料理長が目を丸くしている。

「そうよ。卵と牛乳と砂糖を用意してくれる?簡単に作れるから!」

プリンの味を思い出してから、私の口がプリンを催促している。

プリンを~、早くプリンを食べさせるのだ~。

せっかくなので、邸の人達全員にプリンを食べさせてあげたい。

だって、みんな、お菓子と言ったら、石クッキーしか知らないのだもの。

可哀そうすぎる。今の私も可哀そうだけど。

さぁ、材料の準備をしてもらったので、さっそく、作っちゃうよ。

たくさん、作るので手の空いている料理人さんにも手伝ってもらう。

いつでも作ってもらえるように、しっかり覚えてもらおう。


人数分の耐熱容器を準備してもらって、もうすぐ完成。


今夜のディナーのデザートに出してもらおう。


そうそう、あと、料理長へお願い。

紙とペンを借りて、サラサラと図を描く。

「料理長、この型を注文して欲しいの。」

紙を渡す。

「変わった型ですね。分かりました。数は、どれぐらいでしょうか。」

「そうね、邸の人達全員に食べて欲しいから、20個ほどかしら。」

「分かりました。すぐに注文いたします。」

料理長は、紙を持ってすぐに部屋を出た。

次に作るお菓子は、決めているのだ!













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