姉の様子が、おかしいです。

桃次郎

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69  察知する

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今日もジークと一緒に登校だ。

馬車の中で、二人で鍋専用の家について話をする。

「鍋専用の家って、どんな家がいいだろうか?
やはり、古民家風がいいかな?」

我が家の、白亜の城のような邸の隣に古民家風の家は合わないだろう?

「ジーク、うちの邸に古民家風はどう考えても合わないでしょ!」

「う~ん、じゃあ、ログハウス風か?」

ログハウス風か~、古民家風よりはマシかな~?

二人であれこれと考える。

ガタン。と馬車が止まる。

ジークが馬車から先に降りて、アリスに手を差し出す。

アリスがジークのエスコートで馬車から降りる。


ジークの身体に鳥肌がブワッと立った。

そして、ジークの髪の一部が角のように立ち上がる。

アリスは、ジークの髪に目を見張る。


もしや、これは!


ジークは、急いでアリスを抱き上げる。

ジークの髪が「こっち、こっち」と矢印のようにピコピコと

ある方向を指し示す。


やっぱり、この髪の動きは。


そちらに、目を向けると

「スペード様~。おはようございま~す。」

ピンク頭の女生徒がこちらに向かって、走ってくる。


強い妖気に反応する、水〇しげる先生のマンガの主人公ですね!


ジークに鬼〇郎スキル。キターーーーーー!!!


ジークは、抱き上げたアリスを、お姫様抱っこ・・・・


ではなく


まさかの、俵担ぎで走り出す。



公爵令嬢なのに・・・・








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