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いがいなこと
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「あれ、里央ん家ってここのマンションだったのか」
「そうとも。誰か他にも、知り合いが住んでるのかい?」
「いや、そういうわけじゃないんだけどな……いや、そういうわけなのか?」
海翔はそう答え、微妙そうに首を傾げた。
どういうわけなのだろうか、そしてそれは深掘りしてもいいことなのだろうか……?
「三月までここに俺の友達が一人、住んでたんだよ。進学を機に引っ越しちゃったから、別の中学校に通ってるんだけど。もしかしたら里央も知ってるかもな」
「へえ。それは奇遇なものだね? けれど、僕と顔を合わせたことはないだろうね」
「なんでさ。同じマンションで暮らしてれば一度くらいは見かけててもおかしくは無いだろ。自治会主催でなんかイベントもやってるんだろ、ここ」
「そうらしいね」
僕の回答に、海翔は「らしい?」、と首を傾げた。
「そもそも、僕も進学を機に引っ越した一人でね。四月に転居してきたんだよ。海翔の知り合いが三月に引っ越したならば、顔を合わせる機会も無いと言うことさ」
「なるほど……、そういや里央と同じ小学校出身のやつ、いねえもんな」
「そう。最初に海翔が話しかけてくれなければ、僕は今でもクラスで孤立していただろうね」
元々友達は少なかったし。
同じ小学校に通っていた数少ない友達は、きっと今の僕を見れば驚くだろうな。
「悪いね、変な空気にしてしまった。お詫びと言っては何だけれど、おやつでも食べていくかい?」
「良いのか? いきなりお邪魔すると、里央の親が困ったりしないか?」
「大丈夫さ。お菓子の類いはある程度余分に用意することにしているからね。親も父なら疾うの昔に旅立ったし、母も母とて夜勤人間だから、夕方から朝まで帰ってこないんだよ」
「……え。あ。わりぃ。聞くべきじゃなかったな」
「ああ、気遣いはいらないよ。あまり表立って言うことじゃないから学校では言わないだけで、隠していることでもないからさ」
鞄から鍵を取り出しつつ、マンションのエントランスに海翔を招き入れる。
オートロックのドアを開けて潜り、少し通路を進んでエレベーターホールへ――二基のエレベーターのうちの片方が丁度一階に居たので、そのまま乗り込み七階へ。
「……ん。七階なのか」
「そうだよ。何かあったかい?」
「いや……、さっき言ってた引っ越した友達も七階だったんだよ」
「へえ。それはいよいよ以て奇遇だね」
予感めいたものを感じつつも、七階に到着。
「こっちだよ」
「あ、ああ」
歩みを進めて、僕は703号室の前で立ち止まると、鍵を鍵穴に入れながら海翔に視線を向けてみる。
果たして、海翔は頭を振っていた。
「おいおい、奇遇なんてもんじゃねえぞ……」
「ああ……その反応が出てくると言うことはやっぱり、その引っ越した友達が住んでいたのもまさにこの部屋だったのかい?」
「ご名答……、うわー。こんな偶然あるか? 普通?」
「身も蓋もないことを言うならば、単にその子が引っ越したことで空き部屋になったこの部屋を、丁度僕の母が契約しただけなんだろうけどね」
「ほんっとうに身も蓋もないな。それにそれはそれで結局偶然だろ……」
ごもっとも。
とりあえず鍵を開け、中へと招き入れる。
「ともあれ、中にどうぞ。海翔のほうが中の構造には詳しいかも知れないけれど、部屋割りは変わっているだろうね」
「だろうな。お邪魔します」
「あ、靴を脱いだら鍵を掛けておいて。戸締まりは大事だからね」
「確かにな」
海翔が靴を脱ぎ、鍵を掛けた音を聞きながら、僕は廊下を進む――そして一つ目の扉の前で、海翔が追いつくのを少しだけ待つ。
「なんだ?」
「ここは母の部屋なんだ。ここだけは出入り禁止ということで頼むよ」
「ああ、そうなのか。……って、こっちが? こっちの方が狭かったような気がするんだけど」
「その通り。ただ、こっちの方が玄関に近いからね。仕事明けで特に疲れているときとか、何も考えずにすぐにベッドに転がれる方が良いと言ってたよ」
「なるほど」
……ふむ、この様子ならば既に僕の部屋がどこかは理解しているだろうな。
「他は案内をしなくても大丈夫かい」
「そうだな。たぶん解る。トイレがそこで風呂があっち。そこを潜るとリビングダイニングで、お前の部屋は廊下を道なりにいった突き当たりの洋間……だよな? もう一個部屋があるけど、あそこ一番狭いし、物置だろ」
「大正解だ」
トイレの位置さえ解っているなら、案内らしい案内も必要無いだろう。
僕がつかつかと廊下を進むと、海翔はあちこちに視線を飛ばしながらついてくる。
……気になるけど、まあ。
「手洗いだけ済ませて、僕の部屋に行こうか」
「……ああ、そうするか」
脱衣所の手洗い場で手洗いうがいを済ませてから、改めて海翔と一緒に僕の部屋へ。
「というわけで、ここが僕の部屋だ。荷物は好きなところにおいて大丈夫だよ」
「ああ、うん。床に置かせて貰うよ。……んー」
「どうしたんだい?」
「いや、壁紙が変わっただけでも大分印象が違うって思ってたんだけど、家具が違うと同じ部屋でも別モンだと思ってな。……しかしまさか、引っ越していった友人の家に、新しい友人が住んでるとは」
そんな事もあるんだなあ、と海翔はしみじみ頷きながら床に荷物を置くと、学ランを脱いだので、ハンガーを差し出す。
「どうぞ」
「サンキュ」
「海翔には悪いけれど、僕はもう着替えてしまっても良いかな。学ランはどうにも肩肘が張ってしまってくつろげないんだ」
「ああ、俺のことは気にしないで良いぜ。ここはお前の家で、お前の部屋なんだから、普段通りに過ごせば良い」
「ならば遠慮無く。お菓子はそこの棚に入っているよ、なんでも好きなものを出せば良い。右隣には食器棚があるから、お皿とグラスも出してしまうと良いよ」
「サンキュ……、って待て。食器棚の横にあるこれはなんだ?」
「見ての通りの冷蔵庫だけれど」
それがどうしたのだろう。
「それがどうしたのだろう、って表情だけどさ、え、なんで自分の部屋に冷蔵庫なんて置いてるんだよ」
「ジュースとか、ちょっとした軽食を保存するのに丁度いいだろう?」
「そりゃそうだけど……」
自室に冷蔵庫があるのって、そんなに珍しいのだろうか?
思い返してみれば引っ越し前もなんだか珍しがられていたような気もする。
学生服を上下共に脱いでハンガーに掛け終えると、海翔は困惑しながらもお菓子棚からポテトチップス、食器棚からお皿を一枚とグラスを二つ取り出しちゃぶ台にセッティングを終えていて、冷蔵庫からはグレープソーダを取り出し開封しながら、座布団に座っていた。
「里央もジュースはこれでいいか?」
「もちろん。僕は自分が好きなものしかそこには入れていないからね」
「ああ、お前専用のだもんな。そりゃそうか」
「そうとも」
海翔はジュースを注いだグラスを僕に差し出しながら、「ところで」、と更に言葉を句切った。
なんだろう、部屋に変なものは置いていないはずだけれど。
天体望遠鏡ならあるけれど、それが気になったのだろうか?
「えっと……、里央さ、それで良いのか?」
「それで……って、何のことだい?」
「いや、格好」
「格好?」
制服ならばもう脱いだし、ハンガーにしっかり掛けているから皺にもならないはずだ。
「いやいや……お前さ、いくら友人の前とはいえ、下着だけで良いのか……?」
「下着って、語弊があるな。パンツは当然、シャツだって着ているじゃないか。それに普段から、僕は家の中だとこの格好だからね。トランクスだと、郵便受け取りとかでもそんなに気にならないし。さすがに外に出るときはズボンを穿いたりするけれど……」
「いやまあ、俺はそれでも良いけど……。恥ずかしくないのか?」
「体育の前後に同じ部屋に着替えてるんだ。今更だろう」
「そりゃ……確かにそうだけど……」
心なしか海翔は頬を赤らめている。
見られる側になる僕より、見ている側の海翔が恥ずかしがってどうするんだか。
「……落ち着かないようなら、ズボンを穿くけれど。どうする?」
「いやそれはいいよ。確かにトランクスなら、そこまで変な感じも、ねえし」
なら遠慮無く。
「お菓子、他のも好きに出して良いからね」
「おう。でも沢山食べちゃうと、夕飯食えなくなるからな」
「それもそうだね。となると、どうするか……ゲームでもする?」
「良いね。……何がある?」
「一通りはあるよ。対戦型だと……」
やっぱり、パズルゲームとかかな?
「そうとも。誰か他にも、知り合いが住んでるのかい?」
「いや、そういうわけじゃないんだけどな……いや、そういうわけなのか?」
海翔はそう答え、微妙そうに首を傾げた。
どういうわけなのだろうか、そしてそれは深掘りしてもいいことなのだろうか……?
「三月までここに俺の友達が一人、住んでたんだよ。進学を機に引っ越しちゃったから、別の中学校に通ってるんだけど。もしかしたら里央も知ってるかもな」
「へえ。それは奇遇なものだね? けれど、僕と顔を合わせたことはないだろうね」
「なんでさ。同じマンションで暮らしてれば一度くらいは見かけててもおかしくは無いだろ。自治会主催でなんかイベントもやってるんだろ、ここ」
「そうらしいね」
僕の回答に、海翔は「らしい?」、と首を傾げた。
「そもそも、僕も進学を機に引っ越した一人でね。四月に転居してきたんだよ。海翔の知り合いが三月に引っ越したならば、顔を合わせる機会も無いと言うことさ」
「なるほど……、そういや里央と同じ小学校出身のやつ、いねえもんな」
「そう。最初に海翔が話しかけてくれなければ、僕は今でもクラスで孤立していただろうね」
元々友達は少なかったし。
同じ小学校に通っていた数少ない友達は、きっと今の僕を見れば驚くだろうな。
「悪いね、変な空気にしてしまった。お詫びと言っては何だけれど、おやつでも食べていくかい?」
「良いのか? いきなりお邪魔すると、里央の親が困ったりしないか?」
「大丈夫さ。お菓子の類いはある程度余分に用意することにしているからね。親も父なら疾うの昔に旅立ったし、母も母とて夜勤人間だから、夕方から朝まで帰ってこないんだよ」
「……え。あ。わりぃ。聞くべきじゃなかったな」
「ああ、気遣いはいらないよ。あまり表立って言うことじゃないから学校では言わないだけで、隠していることでもないからさ」
鞄から鍵を取り出しつつ、マンションのエントランスに海翔を招き入れる。
オートロックのドアを開けて潜り、少し通路を進んでエレベーターホールへ――二基のエレベーターのうちの片方が丁度一階に居たので、そのまま乗り込み七階へ。
「……ん。七階なのか」
「そうだよ。何かあったかい?」
「いや……、さっき言ってた引っ越した友達も七階だったんだよ」
「へえ。それはいよいよ以て奇遇だね」
予感めいたものを感じつつも、七階に到着。
「こっちだよ」
「あ、ああ」
歩みを進めて、僕は703号室の前で立ち止まると、鍵を鍵穴に入れながら海翔に視線を向けてみる。
果たして、海翔は頭を振っていた。
「おいおい、奇遇なんてもんじゃねえぞ……」
「ああ……その反応が出てくると言うことはやっぱり、その引っ越した友達が住んでいたのもまさにこの部屋だったのかい?」
「ご名答……、うわー。こんな偶然あるか? 普通?」
「身も蓋もないことを言うならば、単にその子が引っ越したことで空き部屋になったこの部屋を、丁度僕の母が契約しただけなんだろうけどね」
「ほんっとうに身も蓋もないな。それにそれはそれで結局偶然だろ……」
ごもっとも。
とりあえず鍵を開け、中へと招き入れる。
「ともあれ、中にどうぞ。海翔のほうが中の構造には詳しいかも知れないけれど、部屋割りは変わっているだろうね」
「だろうな。お邪魔します」
「あ、靴を脱いだら鍵を掛けておいて。戸締まりは大事だからね」
「確かにな」
海翔が靴を脱ぎ、鍵を掛けた音を聞きながら、僕は廊下を進む――そして一つ目の扉の前で、海翔が追いつくのを少しだけ待つ。
「なんだ?」
「ここは母の部屋なんだ。ここだけは出入り禁止ということで頼むよ」
「ああ、そうなのか。……って、こっちが? こっちの方が狭かったような気がするんだけど」
「その通り。ただ、こっちの方が玄関に近いからね。仕事明けで特に疲れているときとか、何も考えずにすぐにベッドに転がれる方が良いと言ってたよ」
「なるほど」
……ふむ、この様子ならば既に僕の部屋がどこかは理解しているだろうな。
「他は案内をしなくても大丈夫かい」
「そうだな。たぶん解る。トイレがそこで風呂があっち。そこを潜るとリビングダイニングで、お前の部屋は廊下を道なりにいった突き当たりの洋間……だよな? もう一個部屋があるけど、あそこ一番狭いし、物置だろ」
「大正解だ」
トイレの位置さえ解っているなら、案内らしい案内も必要無いだろう。
僕がつかつかと廊下を進むと、海翔はあちこちに視線を飛ばしながらついてくる。
……気になるけど、まあ。
「手洗いだけ済ませて、僕の部屋に行こうか」
「……ああ、そうするか」
脱衣所の手洗い場で手洗いうがいを済ませてから、改めて海翔と一緒に僕の部屋へ。
「というわけで、ここが僕の部屋だ。荷物は好きなところにおいて大丈夫だよ」
「ああ、うん。床に置かせて貰うよ。……んー」
「どうしたんだい?」
「いや、壁紙が変わっただけでも大分印象が違うって思ってたんだけど、家具が違うと同じ部屋でも別モンだと思ってな。……しかしまさか、引っ越していった友人の家に、新しい友人が住んでるとは」
そんな事もあるんだなあ、と海翔はしみじみ頷きながら床に荷物を置くと、学ランを脱いだので、ハンガーを差し出す。
「どうぞ」
「サンキュ」
「海翔には悪いけれど、僕はもう着替えてしまっても良いかな。学ランはどうにも肩肘が張ってしまってくつろげないんだ」
「ああ、俺のことは気にしないで良いぜ。ここはお前の家で、お前の部屋なんだから、普段通りに過ごせば良い」
「ならば遠慮無く。お菓子はそこの棚に入っているよ、なんでも好きなものを出せば良い。右隣には食器棚があるから、お皿とグラスも出してしまうと良いよ」
「サンキュ……、って待て。食器棚の横にあるこれはなんだ?」
「見ての通りの冷蔵庫だけれど」
それがどうしたのだろう。
「それがどうしたのだろう、って表情だけどさ、え、なんで自分の部屋に冷蔵庫なんて置いてるんだよ」
「ジュースとか、ちょっとした軽食を保存するのに丁度いいだろう?」
「そりゃそうだけど……」
自室に冷蔵庫があるのって、そんなに珍しいのだろうか?
思い返してみれば引っ越し前もなんだか珍しがられていたような気もする。
学生服を上下共に脱いでハンガーに掛け終えると、海翔は困惑しながらもお菓子棚からポテトチップス、食器棚からお皿を一枚とグラスを二つ取り出しちゃぶ台にセッティングを終えていて、冷蔵庫からはグレープソーダを取り出し開封しながら、座布団に座っていた。
「里央もジュースはこれでいいか?」
「もちろん。僕は自分が好きなものしかそこには入れていないからね」
「ああ、お前専用のだもんな。そりゃそうか」
「そうとも」
海翔はジュースを注いだグラスを僕に差し出しながら、「ところで」、と更に言葉を句切った。
なんだろう、部屋に変なものは置いていないはずだけれど。
天体望遠鏡ならあるけれど、それが気になったのだろうか?
「えっと……、里央さ、それで良いのか?」
「それで……って、何のことだい?」
「いや、格好」
「格好?」
制服ならばもう脱いだし、ハンガーにしっかり掛けているから皺にもならないはずだ。
「いやいや……お前さ、いくら友人の前とはいえ、下着だけで良いのか……?」
「下着って、語弊があるな。パンツは当然、シャツだって着ているじゃないか。それに普段から、僕は家の中だとこの格好だからね。トランクスだと、郵便受け取りとかでもそんなに気にならないし。さすがに外に出るときはズボンを穿いたりするけれど……」
「いやまあ、俺はそれでも良いけど……。恥ずかしくないのか?」
「体育の前後に同じ部屋に着替えてるんだ。今更だろう」
「そりゃ……確かにそうだけど……」
心なしか海翔は頬を赤らめている。
見られる側になる僕より、見ている側の海翔が恥ずかしがってどうするんだか。
「……落ち着かないようなら、ズボンを穿くけれど。どうする?」
「いやそれはいいよ。確かにトランクスなら、そこまで変な感じも、ねえし」
なら遠慮無く。
「お菓子、他のも好きに出して良いからね」
「おう。でも沢山食べちゃうと、夕飯食えなくなるからな」
「それもそうだね。となると、どうするか……ゲームでもする?」
「良いね。……何がある?」
「一通りはあるよ。対戦型だと……」
やっぱり、パズルゲームとかかな?
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