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望まれない結婚
第四十八話
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リアムの深い口付けが終わると彼はペロリと舌なめずりをしてみせる。
胸元がはだけ、少し汗ばんでいるリアムはローズの赤くなっている頬に再び触れるだけの口付けを落とし、愛おしそうに腕の中に閉じこめる。
「あ、あの、、、元気そうなのでレオを呼んできます!」
急いで離れようとするローズを強く抱き寄せローズは姿勢を崩す。
「きゃっ!」
「どこに行くんだ?ローズ。」
「だから!レオを呼びに!」
ローズを後ろから抱きすくめながら方に軽く口付ける。
「あまり他の男の名を口にしないでくれ。気が狂いそうだ。」
ローズはリアムの頬にチュッと勢いよく口付けると強請るようにリアムを見上げる。
「濡れたシャツのままだと風邪をひいてしまいます。」
「どこでそんなこと覚えた。」
仕方なく離してやるとローズは微笑みながらリアムの頬に口付けを落とした。
「リアムに習いました。」
そう言って部屋を出ようとするとドアがノックされた。
「公爵様」
レオの深刻そうな声にリアムは起き上がりローズはドアを代わりに開ける。
「レオ、どうしました?」
「皇帝陛下からアベル子爵の報告をするようにと、、、」
リアムの眉がピクリと動き険しい表情に戻る。
「報告書はお渡ししたはずだ。」
「それが、直接報告をするようにと。」
リアムは汗で濡れたシャツを脱ぎ捨てるとそれを投げ捨て人差し指でローズを呼ぶ。
ローズはすぐさま持っていたタオルでリアムの体を拭き取るとレオから新しいシャツを受け取りそれを着せる。
「あの、、、」
不安げに俯くローズに優しく頭を撫でるとすぐに口元を歪ませた。
「大方他にも聞きたいことがあるのだろうな。全く、親子揃って忌々しいっ!俺の父が王位継承を譲ったことを忘れたのかっ!」
リアムはローズに触れるだけのキスを落とすと「行ってくる」と言って城を後にした。
窓の外を不安そうに見つめていると部屋にシエルが入ってきた。
「奥様、、、私たちのことでご迷惑をおかけしているのでは。」
ローズは振り向き、優しく微笑んだ。
「きっとリアムが守ってくれます。」
帝都 ガロワ
ガロワ帝国 城内
「余がお主を呼んだのはわかるか?」
玉座に座す一人の白髪の老人がガロワ帝国 皇帝、クピドゥス・ガロワ。
「アベル子爵の件でございましたら書面にてご報告をさせて頂きましたが。」
「余はその息子たちをどうしたのかと聞いている。罪人の血を引く者を生かしているとは言わせんぞ?」
クピドゥスの言葉に顔を険しく歪ませるリアムは言葉をさらに返す。
「あの二人にはそれぞれ使い道がございます。わざわざ殺すことも無いでしょう。」
クピドゥスは眉を顰めるとニヤリと嫌な笑いを含ませる。
「どうした?リアムよ。いやに優しいではないか。いつもなら真っ先に処断していたであろう?」
リアムはその言葉に無言で返し、クピドゥスはさらに口元を歪ませる。
「やはり婚約者の影響か?冷血無慈悲と謳われた公爵は美しき女に絆されおったか。」
ギリッと歯を鳴らすリアム。
「まぁよい、そなたらが責任を持つのなら好きにするが良い。下がれ。」
「ありがとう、、ございます。」
リアムは踵を返し部屋を後にしながら拳を強く握りしめた。
次回に続く!
胸元がはだけ、少し汗ばんでいるリアムはローズの赤くなっている頬に再び触れるだけの口付けを落とし、愛おしそうに腕の中に閉じこめる。
「あ、あの、、、元気そうなのでレオを呼んできます!」
急いで離れようとするローズを強く抱き寄せローズは姿勢を崩す。
「きゃっ!」
「どこに行くんだ?ローズ。」
「だから!レオを呼びに!」
ローズを後ろから抱きすくめながら方に軽く口付ける。
「あまり他の男の名を口にしないでくれ。気が狂いそうだ。」
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「濡れたシャツのままだと風邪をひいてしまいます。」
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仕方なく離してやるとローズは微笑みながらリアムの頬に口付けを落とした。
「リアムに習いました。」
そう言って部屋を出ようとするとドアがノックされた。
「公爵様」
レオの深刻そうな声にリアムは起き上がりローズはドアを代わりに開ける。
「レオ、どうしました?」
「皇帝陛下からアベル子爵の報告をするようにと、、、」
リアムの眉がピクリと動き険しい表情に戻る。
「報告書はお渡ししたはずだ。」
「それが、直接報告をするようにと。」
リアムは汗で濡れたシャツを脱ぎ捨てるとそれを投げ捨て人差し指でローズを呼ぶ。
ローズはすぐさま持っていたタオルでリアムの体を拭き取るとレオから新しいシャツを受け取りそれを着せる。
「あの、、、」
不安げに俯くローズに優しく頭を撫でるとすぐに口元を歪ませた。
「大方他にも聞きたいことがあるのだろうな。全く、親子揃って忌々しいっ!俺の父が王位継承を譲ったことを忘れたのかっ!」
リアムはローズに触れるだけのキスを落とすと「行ってくる」と言って城を後にした。
窓の外を不安そうに見つめていると部屋にシエルが入ってきた。
「奥様、、、私たちのことでご迷惑をおかけしているのでは。」
ローズは振り向き、優しく微笑んだ。
「きっとリアムが守ってくれます。」
帝都 ガロワ
ガロワ帝国 城内
「余がお主を呼んだのはわかるか?」
玉座に座す一人の白髪の老人がガロワ帝国 皇帝、クピドゥス・ガロワ。
「アベル子爵の件でございましたら書面にてご報告をさせて頂きましたが。」
「余はその息子たちをどうしたのかと聞いている。罪人の血を引く者を生かしているとは言わせんぞ?」
クピドゥスの言葉に顔を険しく歪ませるリアムは言葉をさらに返す。
「あの二人にはそれぞれ使い道がございます。わざわざ殺すことも無いでしょう。」
クピドゥスは眉を顰めるとニヤリと嫌な笑いを含ませる。
「どうした?リアムよ。いやに優しいではないか。いつもなら真っ先に処断していたであろう?」
リアムはその言葉に無言で返し、クピドゥスはさらに口元を歪ませる。
「やはり婚約者の影響か?冷血無慈悲と謳われた公爵は美しき女に絆されおったか。」
ギリッと歯を鳴らすリアム。
「まぁよい、そなたらが責任を持つのなら好きにするが良い。下がれ。」
「ありがとう、、ございます。」
リアムは踵を返し部屋を後にしながら拳を強く握りしめた。
次回に続く!
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