選ばれた者 おっさんの気ままな冒険

盾乃あに

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第4章 動くおっさん

ダンジョン見学1

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トウカが帰ってきてからも大騒ぎ
「可愛いねぇ」
とずっと抱っこして撫でている
提灯は放ったらかしだ

ようやく落ち着いた頃
ブランはリビングのソファーに毛布を出してやるとそこで寝だした。
「カズトありがとー。ブランはとっても最高に幸せだにゃ」
そう思ってくれるだけでとても嬉しいよ
「それは良かった、おやすみブラン」
「おやすみカズト」

次の日は四ツ谷以外は仕事だからトウカは先に行って、ブランと俺と四ツ谷がコアを持って三重ダンジョンへ
「なんか新鮮だにゃ!この部屋も改造できるんだにゃ?」
最下層は大猫が丸まれるくらいの広さの洞窟のようだから居心地は良くないだろう
「あぁ、ダンジョンさえしっかり管理しておけばここまで人が来ることもないし、ご飯もダンジョンハウスで食べればいい、そしたらDPは余るから好きなように使えばいいよ」
これから快適に過ごせるようにするといい

「とりあえずソファーを持ってきてあるからここでくつろげばいいよ」
とソファーとテーブルを置いてテーブルの上に小さい座布団を置きコアを置いてあげる
『ありがとうございます、カズト』
「どういたしまして、管理頼んだよ」
とコアを撫でて、ブランもワチャワチャして
「じゃー、なんかあったらすぐ四ツ谷に言ってくれよ」
四ツ谷はコアが身体を持つまでの間はここに居るらしい、昨日は美羽と交代でとか言っていたがRyouの在庫が無くて泣く泣く譲っていた。
「任せてください!色々持ってきてますから暇はさせません」
それが心配だ
「コアよろしく頼む、これはやり過ぎと思ったら注意してくれ、そして俺に後で報告してくれれば四ツ谷に罰を与えるから」
四ツ谷はブルッ!と身体を震わせ
「そ、そんなことしませんよ!早く行って下さい」
こいつなんかやる気だったな・・・
「あぁ、じゃあまた後でな」
とダンジョンハウスに帰った。

さてと、サクとアチャポと一緒に今あるダンジョンを見て回ることにしてたから四層に行くと
「なにしてるの?」
そこにはコロポックル達がリュックを背負って遠足に行くような感じで並んでる
「ダンジョン見学ツアーでしょ?みんなで行った方が楽しいでしょ?」
最下層だけ見に行ってどんな風に管理してるのかを見せるだけと言った筈なんだが
「悪い、儂の口が滑ってしまってのー、他のダンジョンをみんなが見たいというので連れて行きたいんじゃが」
まぁ、いいけど
「いいですけど、そんな楽しいものでは無いですよ?見るのも最下層だけですし」
「それでいいよー、他のマスターにも会ってみたいの!」
さいですか・・・
「そらじゃ行きましょうか?まずは行ったことのある北海道ダンジョンからで」
「おおー!」
元気でいいね

北海道ダンジョン最下層

「雪菜ー!セッチャン!きたよー!」
気付いたセッチャンが走って突進してくるのを受け止めて抱き上げる
「カズト早かったね!」
セッチャンは最近は元気が有り余って仕方ない感じだ
「一番最初に来たからね、こちらがコロポックルのみんなだ、って知ってるか」
「うん!しってる!お爺ちゃん元気?」
アチャポはクシャッと笑顔になり
「元気元気!セツも元気そうじゃ!」
と笑いながら言う
雪菜が来て
「まあまあ、早いご到着で、少し掃除をしてまして、それになんだか数が多いような」
だよね
「みんな、どんな感じか見たかったのとマスターに会ったこと無い人もいるからね」
「そうですか、じゃあまずはこの最下層の説明からですかね」
あとあと説明しなくてもいいようにお願いしてある
「悪いけどよろしくね」
雪菜の説明は分かりやすくコアの雪も一緒に説明の補助をしている


「と言う感じで管理してます、ご不明な点はありませんか?」
タシロが手を上げて
「ここで人間を殺してDPってのを稼いだ方が楽になるんじゃないか?」
もっともだ
「それでは人は来なくなります、以前私も強いモンスターを使ってDPを稼ごうとしたところにカズトさんがいらして教えていただきました、やはり人間を殺して生きるより人間と共存していける環境が一番憎しみをうまなくてすむことを」
タシロは考えて
「そうだな、殺す殺されるやり方はもうたくさんだ、すまん変な事聞いてしまって」
やっぱりみんな優しい心を持っている
「それでは家に入ってお茶でも飲みましょう、またその時聞きたいことがあればどうぞ」
とみんなで家に向かう

北海道ダンジョンから出た俺たちは一旦広場で話す時間を作った
「あんなことをしてるなんて知らんかったわ、儂はなにを見ておったんじゃ」
と反省するアチャポ
「それなりに考えてダンジョンを運営していかないとすぐ攻略されたり、来なくなったり、加減が難しいんですよね」
飽きないようにダンジョンの迷路を変えてみたり色んな事をしている。
「あんな細腕で頑張っとるんじゃ、やはり儂が」
「お爺ちゃんはここ!カズトの手伝いをしてコロポックルとみんなを仲良くさせてよ、カズトの仲間ならきっと楽しいでしょ?」
と俺にふってくる
「あぁ、馬鹿ばっかりだけどな、いま三重ダンジョンに一人いるよ、大猫ってのがマスターしてたんだけど、鍵も扉も開けられないから助手してるよ」
「やっぱり優しいね、そんな人達と仲良くなりたいでしょ?それはお爺ちゃんに任せるからね」
とアチャポの肩を叩く
「俺らも怖くはないぞ!ちょっと人見知りなだけだ」
みんなを笑わせるタシロ、いい仲間だ
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