ただΩというだけで。

さほり

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睦月のむつごと

8.

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  津田はベッドについた肘を支点にくるりと身を翻すと、乾との形勢を逆転した。

「俺が上になってもいい?」

  顔にかかる髪を耳にかける仕草がきれいだった。

「あ、大丈夫。上になるってのは、別に、俺が挿れる側になるって意味じゃねぇから」

  そう言いながら、長い脚で乾をまたいで腰の上に乗る。
  硬さを失いかけた乾の性器に、下着越しの体温と重みが伝わった。津田はゆっくりと腰を振り、尻の割れ目でそれを撫でる。2枚の布越しに擦れるその動きは滑らかで、まるでそこに誘うように艶めかしい。津田の下着の前の膨らみが増していくのがよく見えた。

  その膨らみに触れたくて下から手を伸ばすと、腰に届く前に捕らえられた。十指を交互に絡ませ、優しく繋いだまま、津田の尻の谷間はひたすらに乾の性器を擦り続ける。乾のそれはすでに痛いほどに屹立していた。

  両手を恋人つなぎにされたまま、焦らすような愛撫に身をよじるほどのもどかしさを感じる。見ると、津田の下着の膨らみに、染みが滲んでいた。

「津田さん、手、離して。脱がせたい…… 」

  何度も剛直を撫でるその谷間の奥に、濡れた淫らな孔がある。それが分かっていながらこの行為に長時間耐えられるほど、乾は老成していない。
  このまま続けられたら、乱暴に手を振り払ってむしゃぶりついてしまいそうだった。

「俺だけ、脱がすの?」

  ゆっくりと腰を振りながら、津田が妖艶に笑う。

「俺も、脱ぎますから…… 直接、したい。もう、挿れたい…… 」

  津田はそっと指を開いて手を離すと、膝立ちになってその手を下着にかけ、滑らかな動きでそれを細い脚から抜いた。

「脱がしたかったのに…… 」
「いいって、恥ずいから。それより、お前も脱いで。着けてやるから」

  津田はベッドに腕をついて伸び上がると、乾がサイドテーブルに置いたコンドームの個袋を手に取った。ためらいもなく開封し、中身を取り出す手つきに慣れを感じる。
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