贄の乙女は鬼となった兄の愛に溺れる

深山瀬怜

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10・深い場所へ堕ちていく

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 目を覚ました深凪は自分の体が少し軽くなっていることに気付いた。深凪を苦しめた拷問のような快楽は消え去っている。あの赤い珠が取り除かれたことによるのだろう。
 不意に、鼻腔をくすぐる優しい匂いに深凪は気付いた。体を起こして台所に向かうと、巽が火に向かって何かを作っていた。

「もう起きて大丈夫なのかい、深凪?」

 深凪はこくりと頷いた。また怠さは少しあるが、それは深凪の中では日常であった。この状態なら比較的体調は良い方だと思われる。

「これなら食べられるかと思って、おじやを作っていたんだ」


 鬼を解き放ち鬼に取り憑かれているはずなのに、その姿は以前とほとんど何も変わらなかった。ただその赤い目だけが彼がかつての彼とは違うのだということを示している。

「お兄様……」
「材料のことは心配しなくてもいいよ。しばらくは貯蔵しているものでなんとかなるし、そろそろ収穫になる野菜もある」

 巽は巽で今後のことを多少現実的には考えているらしい。しかしやがて立ちいかなくなるのではないかという不安は確かにあった。二人だけで生きていくことはできるのだろうか。それともいずれはここを出て行くことになるのだろうか。

「深凪」

 巽が深凪を抱きしめて髪を撫でる。巽は深凪の不安を察したように微笑んだ。

「深凪は何も心配することはない。今後のこともきちんと考えているからね。あまり贅沢なんかはできないかもしれないけれど」
「お兄様……」
「これまで苦しんだ分、誰にも気兼ねなく生きるといい。でも――」

 俺の傍から離れないで。
 その声は甘く体を痺れさせた。深凪が戸惑っていると、巽は深凪の体を解放し、おじやをお椀に盛り付け始める。巽に促されて食卓についた深凪は、思えば久しぶりにまともな食事にありつけたのだと思った。
 同時に気になったのは、巽の前には何も置いていなかったことだ。深凪の視線に気づいたのか、巽は静かに言った。

「もう俺は人間の食事は必要ないからね」
「じゃあ何を……」
「『穢れ』を」

 その言葉に、何もかもが静止したような気がした。穢れを糧にするとはどういうことなのか。これまで鬼は人を襲って喰らうのだと深凪は信じていた。しかしそれはどうも違うらしい。

「『穢れ』ですか……」
「例えば人の死も穢れになる。そして恨みや憎しみのような感情も。おかげで暫くは何もしなくても問題なさそうだ」

 それだけ多くの人が死んだのだということを突きつけられる。しかし巽はそれを何も気に病んではいなさそうだった。深凪は匙を持ったまま、湯気を立てるおじやに目を落とす。

「お兄様……どうして、私なんかのために」

 呟くと、巽は深凪の近くまで移動して言った。

「まだわからないのかい? 俺は深凪さえいれば他には何も必要なかった。それなのに知らないうちに奪われそうになったんだ」
「お兄様……」
「俺の傍からもう離れないでくれ」

 巽はそう言うと、深凪の唇を軽く奪った。それに翻弄されるうちに手に持った匙を取られてしまう。

「食べないのなら、俺が食べさせてやろうか?」
「い、いや……自分でできるから」
「昔は食べさせてあげたこともあったじゃないか」
「あ、あれは子供の頃の話で」

 子供の頃、確かに寝込んでいるところを少しだけ起こしてもらって巽にご飯を食べさせてもらったことはある。けれどさすがにもうそんなことをしてもらうほどではない。しかし巽は既に匙の中のおじやを冷まし始めていた。巽に促され、深凪は思わず口を開けてしまった。
 巽が作ってくれたおじやは懐かしい味がした。

「おいしい……」
「そう、よかった」

 深凪はそのまま差し出される匙を受け入れ、ゆっくりと食事をする。それはこの外で起きたはずの惨劇を忘れさせるような穏やかな時間であった。

***

 夜になり、深凪は部屋の中で何かを読んでいる巽に近付いた。明かりもないのに彼は全く困った様子もなく文字を追っている。鬼に取り憑かれたことで夜目がきくようになったのだろうか。
 深凪が近付いてきたことに気付いた巽は手を止める。

「何を読んでいたのですか?」
「鬼についての伝承をまとめたものだ。役に立ちそうなことはなかったけれどね。深凪こそどうしたんだい? 疲れているだろうから休んでいていいんだよ」
「あの……お兄様」

 深凪は躊躇いがちに巽の袖を引いた。あの赤い珠の影響は無くなった。けれどそれとはちがう、体の奥底から湧き上がるような欲望がある。そうだ。元々深凪は巽のことを兄と知りながら愛していたのだ。

「……抱いてください」

 巽は少し驚いた顔をした後で深凪を強く抱き寄せた。

「もう少し回復するまで待とうと思っていたんだが……」
「私はもう大丈夫です、お兄様」
「そうか。だが……そんなことを言われたら、抑え切れるかわからないよ?」

 闇の中で赤い目が光る。巽はそのまま深凪を褥に寝かせながら言った。

「鬼というのは欲望のままに生きるものだ。この意味がわかるか?」
「意味、ですか……?」
「抱き潰しても構わないのか、と聞いている」

 その柔らかく深い声音にぞくりとしたものを感じた。しかしもう心は決まっている。もう邪魔するものは何もないのだ。役立たずの娘は役そのものがなくなってしまえばただの娘でしかない。何もかもが取り払われたときに残ったのは欲望だけだった。

「お兄様の……好きにして」
「あとからやはり駄目だったと言われても止められるかわからないぞ」

 巽の赤い瞳に浮かぶ炎を見れば、おそらく止められないのだろうとわかる。その烈しい色に見つめられ、深凪は己の体が少し熱くなるのを感じていた。

「深凪……」

 巽は深凪に口付けをしそのまま着物の帯を解いていった。顕になった白い胸に巽の手が触れる。

「んっ……」

 口付けは激しく、深凪が息を継ぐ間を与えなかった。巽はそのまま唇を深凪の鎖骨から首筋へと滑らせる。そしてその手はゆっくりと下肢に伸ばされていった。

「っあ……んっ」

 胸の先端を口に含まれ、舌先で転がされる。そのまま愛撫を続けられ、深凪は体を捩った。巽の手は太腿を撫で上げ、やがてその中心に触れる。そこは既に潤みを帯びていた。

「あっ……」

 深凪は唇を噛んで声を抑えた。巽がその反応に気付き、顔を上げる。

「我慢しなくていい」
「で、も……っあ、ああっ!」

 巽の指はその蜜を掬い上げるようにして深凪の最も敏感な部分に触れた。そしてそのまま優しく撫で始める。

「や……んっ」

 やがてその指先はゆっくりと深凪の中に侵入し始めた。少しの痛みと共に快感が生まれる。巽はそのまま指をゆっくりと出し入れし始めた。

「んっ、ああ……っ」

 異物感と共にぞくぞくとする感覚が体の奥から湧き上がる。そして巽は指を曲げて深凪の感じるところを探り始めた。

「あっ! あああっ!」

 そこに触れられた瞬間、大げさなまでに体が跳ねてしまった。その反応を楽しむように、巽は同じ箇所を優しく撫でる。やがてその快感はじりじりとした熱のようなものに変わっていった。

「ん……あ……」

 緩やかに与えられる刺激に、体の奥から次第に甘い感覚が湧き上がってくる。しかしそれがもどかしく、深凪はもっと強く触れてほしいとさえ思うようになっていた。

「お兄……様……」

 懇願するように巽の顔を見ると、彼は少し目を細めた後そっと指を抜いた。そして再び指をゆっくりと挿入し始める。今度は先程よりも少し激しく中をかき回された。

「ああっ!」

 そのまま何度も出し入れを繰り返され、やがてそれは二本三本と増やされていく。そしてある一点に触れた瞬間、びりっと体に快感が走った。

「ああっ!  あ……あ……」

 巽はそこを集中的に責め始めた。執拗に責められ、深凪はその強い快楽から逃れようとするがそれは叶わない。そして深凪の体はがくがくと震え始める。

「やあっ、何か、変……っ」
「……我慢しなくていい」

 耳元で囁かれると背筋にぞくりとした感覚が走る。その感覚に堪え切れず、深凪は達してしまった。体が弛緩し荒い呼吸を繰り返していると、巽が唇を塞いでくる。

「んっ……」

 深凪は巽の首に腕を回し、口付けに応えた。そのまま舌を絡ませ合うと、やがて巽は唇を離し、そして深凪の太腿に手をかける。

「あ……お兄様……」

巽は深凪の秘部に顔を近づける。そしてそのまま舌で舐め上げた。その刺激に深凪は体をしならせる。

「ああっ!」

 巽の舌はそのまま中に侵入し、ゆっくりと出し入れをし始めた。指とはまた違った感触と快感に、深凪はただ翻弄されるしかない。やがて巽は舌を抜き、代わりに指を挿入した。

「あっ……あ……」

 もう何も考えられないほど快楽に溺れていた深凪だったが、不意に指で膣内を刺激されながら、肉の芽を軽く吸われ、視界に閃光が飛ぶほどの快感に襲われる。

「あ……あああっ!」

 その刺激に深凪は再び達してしまった。巽はそんな深凪の髪を撫でる。

「……いいか?」

 もう限界だった。この熱を一刻も早く解放してほしいと思うほど、体が疼いてたまらない。

「お兄様……」

 早く、とねだるように言うと巽は微笑んだ。そして彼は着物の前を寛げ、自身のものを取り出す。既に固くそそり立ったそれは先走りで濡れていた。

「力を抜いて」

 そう言って巽は深凪の体を抱き寄せる。そしてそのまま深凪の中にゆっくりと挿入した。

「ああっ……」

 それは指とは比べものにならないほど大きく、熱かった。巽は浅く息を吐きながら少しずつ腰を進めていく。やがて全部が入ると巽は溜息をついた。

「大丈夫か? 痛く……はないようだな」
「うん……平気……」

 痛みはほとんどなく、ただどうしようもないほどの快楽だけがある。巽は少し様子を見るようにしていたが、やがて緩やかに動き始めた。

「あっ、ん……あ」

 最初はゆっくりとした動きだったものが徐々に激しくなっていく。そしてある一点に触れた瞬間、深凪の体はびくりと跳ねた。

「ああっ! お兄様……っ!」

 その部分を重点的に責められ、深凪はただ快楽に翻弄されるしかなかった。巽はその部分ばかりを集中的に攻め立てる。やがて再び絶頂が近付いてきた。

「あっ、また、何か……あ、ああっ!」

 しかし達する寸前で巽は動きを止めてしまう。そしてそのまま浅いところで出し入れを繰り返した。

「んっ、あ……っ、何で……」

 あと少しで絶頂を迎えるところだったのにと深凪が目で訴えると、巽は目を細めて笑った。

「俺はもう十分待ったんだ」
「え……?」

 その言葉の意味を理解できないまま奥深くを突かれる。そしてそのまま抽挿が激しくなった。

「あっ! あ、ああっ!」

 再び膣内の感じる部分を攻め立てられると、深凪はがくがくと体を震わせた。しかしやはり寸前で巽は動きを止めてしまう。

「や……お兄様……っ」

 もどかしさに深凪が懇願するように言うと、巽は再び動き始めた。しかしやはり達する寸前で止められてしまう。

「あ……ああっ! もう……」

 何度も寸止めを繰り返され、もう限界だった。早くこの熱から解放されたい。その一心で巽のものをきつく締め付ける。すると彼は小さく呻いた後、少しして熱いものが流れ込んでくるのを感じた。

「あっ……ああ……」
「全く……もう少し堪能しようと思ったんだけどな」

 巽のものが引き抜かれると、そこからは白濁したものが流れ出る。その感覚に深凪は小さく体を震わせた。巽がそれを指で拭い取ると、そのまま唇を重ねる。

「んっ……」

 舌を絡ませ合う濃厚な口付けに、再び体の奥に熱が灯ったような気がした。しかし巽は唇を離すと少し意地悪な笑みを浮かべる。

「まだ大丈夫かい?」

 柔らかなのに有無を言わさない表情に深凪はぞくりとしたものを感じた。まだこの快楽を享受することができるのだと考えると、期待に体が震えそうになる。深凪は頷いた。

「大丈夫……です」

 巽は再び深凪の太腿に手をかけると、そのまま彼女の体を折りたたむようにする。そして今度は一気に奥まで挿入した。

「ああっ!」

 先程よりも深いところを突かれ、深凪は思わず声を上げる。しかし巽は構わず腰を動かし始めた。

「んっ、あっ、あ……っ!」

 何度も激しく出し入れを繰り返され、やがて再び達しそうになる。しかし巽はまた動きを止めてしまった。

「あ、や……っ」
「深凪……」

 切羽詰まったような声で名前を呼ばれ、深凪は胸が締め付けられるような感覚を覚えた。早く達したいのに、どうして彼はそうしてくれないのだろう。そんなことを考えていると再び奥深くを穿たれた。そのまま激しく出し入れを繰り返される。

「ああっ! あ……っ!」

 もう駄目だと思ったその時、巽のものから再び熱いものが放たれる。その瞬間の巽の顔に深凪は言いようのない愛しさを感じた。
 巽は吐息を漏らしながら、深凪から自分のものを抜く。追い縋るように蠢く自らの媚肉に深凪は肩を震わせた。

「お兄様……」
「どうしてだろうね。こんなに深く繋がったのは初めてなのに……もっともっと欲しくなってしまう」

 深凪の心は既に決まっていた。たとえ巽が鬼に取り憑かれていようとも、多くの人を殺していようとも、離れたくはない。もっともっと欲しくなってしまっているのは深凪も同じだった。
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