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再会
変わったのは
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ガラッ
一学年Bクラスドアが開く。開けたのは長い髪を下ろし、紫の目をしている白だ。
ザワッ
このクラスには九人しかいないが、一つ上の学年の者も妹や友達に会いに来ていたらしく、今この教室には14人程いる。
私は視線が集まる中、自分の席に座る。そこで、
「嘘!!」
という声が聞こえた。ハハハ。みんな驚いてやがるぜ!そうだろう。私のいつもの地味子スタイルではない、ノーマルスタイルなのだからな!髪を下ろすだけでも印象は結構変わるし。地味な子が実はちょっと可愛かったって感じだな。あくまでちょっとだけど。
ちょっとなはずがない。そこを理解してほしい。声を出したのは東堂だが、かろうじてだ。東堂は根っからのお嬢様。超うざいやつだ。自分が一番美しいと思ってる。それを外に出さない、「一級悪役令嬢」だ。今まで地味だと思っていたクラスメイトが私より美人だと知り、それを認めないように考えていた。
ステータスの称号に出なかったのは、周りにバレてないからだ。猫は厚い。親さへも気づいていない。もし、違うところで産まれてきたのならば、女優になれただろう。
他のクラスメイトはただただ見ほれていただけである。
「ハーちゃん?」
「みーちゃん!!」
呼ばれて振り返ればそこにはみーちゃんのかわゆいスタイル姿が!!なんて愛らしい!抱きしめたい!ペロペロしたい!
あ、すいません。違うんです。決して変態ではなく、ただそう言って見たかってだけです。引かないでください。土下座しますから。
「どうしたのみーちゃん?今日は可愛いね。」
「ありがとう。ハーちゃんも凄い美人さんだね。話しかけるのに時間かかっちゃった。」
やつれた笑みで返事をする。顔色悪い。どうかしたのかな?みーちゃんに何かあったら私全力を賭して助ける。そう全力を!!
「どうしたの?顔色悪いよ?」
「ああ、ただ寝不足。なんか怖い夢を見てね。中々眠れなくて。そうだ!それより昨日大丈夫だった?いきなり倒れて…」
「ああ、大丈夫だよ。心配かけてごめん。康平さんには申し訳ないことしたな?」
「よかった。」
みーちゃんは胸を撫で下ろした。可愛いな。可愛い、可愛い。え?うるさいって。何を言う。こんな癒される可愛いみーちゃんをなんと言えばいい!!変な人だったらストーカーになっちゃうよ!この可愛さは!まぁいたとしても私が排除するが。
「もしかして、白さんと美鈴さん?」
うわ!ナルシストが話しかけて来た。剣道部の事件からあだ名が爽やかイケメンからナルシストにしたのだ。
というかいきなり話しかけんなよ。今まで全然話しかけて来なかった癖に。ウゼェ。こういう輩は何処にでもいるな。
「そうだけど何?なんでいきなり?」
迷惑そうな顔を浮かべるみーちゃんの代わりに私は悪態を吐く。顔は勿論無表情。下手に笑顔を作ったら面倒になるし。
東堂さんはずっと口を開けたままこちらを凝視している。そんなに驚いたのかな?もしかしてメンタル弱かったりするかな?
「いや、二人がこんなに綺麗だって知らなかったよ。なんで教えてくれなかったのさ。」
は?こっちが聞くけどなんでお前みたいな奴に教えなきゃいけないんだ。バカなのか?自分が中心で世界が回ってるって思ってるは。ここまでくると気持ち悪い。どんな環境で育ったらそうなるんだ。
「なんで教えなきゃいけないんだ?」
「そりゃあクラスメイトだからでしょ?友達になりたいから声かけても中々返事をしてくれないのに。最近仲良くなったと思ったんだけどな……。」
あ。これはダメな奴だ。話しかけられた事なんて一度もない。仲良くもなってない。これが妄想癖のある奴。全部無意識にしている。マジでどんな奴だよ。みーちゃんも汚物を見るような目で見てる。みーちゃんもこんな経験あるんだ。雰囲気でわかる。
私はナルシストの魂を見て見た。スキルというか、《魔眼》だ。結構便利な魔眼さんだ。
汚い。前世で何しやがったこいつ。なんでこんな器にはまっている。地獄に落とせよ。この魂。何やってんだよ神様。
「仲良くなってないし、一度も話しかけられたこともない。これからもそうしてくれ。関わるな。」
「え?」
言われたことが理解出来てないらしい。マジでアホ。そこで丁度ベルが鳴って、先生が入ってきた。先生にも驚いてたな。面白かったその顔は……。ぶっ…
#################### side美鈴
私はハーちゃんが倒れた日に夢を見た。恐ろしく美しい女性が私に話しかけてきた。その女性がハーちゃんと重なる。何か重要な事を忘れてる気がしてならなかった。
そして朝をきたら全然眠れた感じがしなかった。余計疲れた感じだった。でも、あの夢は私は知っている。わからないけど、知ってるんだ。
夢にはある男性もいた。顔はそれなりに美形だろう。凄いと言うまではないが。その人は私の手を取っていた。その時私は綺麗なドレスを着ていた。男性は鎧を。そしてその男性が口を開きかけた時に目が覚めた。
登校中ずっと頭から離れなかった。髪は疲れたから結んでないで、そのままショートヘアー。この前ハーちゃんが可愛いと言ってくれた髪型だ。
教室に入ると髪を下ろしたハーちゃんがいた。美しかった。数秒、いや、数分かもしれない間見ほれてしまった。けど、その姿が夢で見た女性と重なった。似ていた。ぼやけてよく見えなかったけど似ていた。
私は外に動揺を出さないで、ハーちゃんに話しかけた。いつもと変わらない感じがした。でも何処か大人びてた。
そこへ、風山さんが来て、話しかけて来た。この人種はとにかく嫌いだ。ついつい冷たい目で見てしまう。何言ってんだろ。意味不明なことしか口にしてない。
そこでベルが鳴った。私は自分の席に戻った。夢のことはひとまず置いておこう。わからないことばかり考えてたら周りのことも疎かになるし。そう言われったっけ?
あれ?誰に言われたんだっけ?まぁいっか。
-------------------
次は剣道部の皆さんですよ。そしてウィレスノールの侵入準備完了!
一学年Bクラスドアが開く。開けたのは長い髪を下ろし、紫の目をしている白だ。
ザワッ
このクラスには九人しかいないが、一つ上の学年の者も妹や友達に会いに来ていたらしく、今この教室には14人程いる。
私は視線が集まる中、自分の席に座る。そこで、
「嘘!!」
という声が聞こえた。ハハハ。みんな驚いてやがるぜ!そうだろう。私のいつもの地味子スタイルではない、ノーマルスタイルなのだからな!髪を下ろすだけでも印象は結構変わるし。地味な子が実はちょっと可愛かったって感じだな。あくまでちょっとだけど。
ちょっとなはずがない。そこを理解してほしい。声を出したのは東堂だが、かろうじてだ。東堂は根っからのお嬢様。超うざいやつだ。自分が一番美しいと思ってる。それを外に出さない、「一級悪役令嬢」だ。今まで地味だと思っていたクラスメイトが私より美人だと知り、それを認めないように考えていた。
ステータスの称号に出なかったのは、周りにバレてないからだ。猫は厚い。親さへも気づいていない。もし、違うところで産まれてきたのならば、女優になれただろう。
他のクラスメイトはただただ見ほれていただけである。
「ハーちゃん?」
「みーちゃん!!」
呼ばれて振り返ればそこにはみーちゃんのかわゆいスタイル姿が!!なんて愛らしい!抱きしめたい!ペロペロしたい!
あ、すいません。違うんです。決して変態ではなく、ただそう言って見たかってだけです。引かないでください。土下座しますから。
「どうしたのみーちゃん?今日は可愛いね。」
「ありがとう。ハーちゃんも凄い美人さんだね。話しかけるのに時間かかっちゃった。」
やつれた笑みで返事をする。顔色悪い。どうかしたのかな?みーちゃんに何かあったら私全力を賭して助ける。そう全力を!!
「どうしたの?顔色悪いよ?」
「ああ、ただ寝不足。なんか怖い夢を見てね。中々眠れなくて。そうだ!それより昨日大丈夫だった?いきなり倒れて…」
「ああ、大丈夫だよ。心配かけてごめん。康平さんには申し訳ないことしたな?」
「よかった。」
みーちゃんは胸を撫で下ろした。可愛いな。可愛い、可愛い。え?うるさいって。何を言う。こんな癒される可愛いみーちゃんをなんと言えばいい!!変な人だったらストーカーになっちゃうよ!この可愛さは!まぁいたとしても私が排除するが。
「もしかして、白さんと美鈴さん?」
うわ!ナルシストが話しかけて来た。剣道部の事件からあだ名が爽やかイケメンからナルシストにしたのだ。
というかいきなり話しかけんなよ。今まで全然話しかけて来なかった癖に。ウゼェ。こういう輩は何処にでもいるな。
「そうだけど何?なんでいきなり?」
迷惑そうな顔を浮かべるみーちゃんの代わりに私は悪態を吐く。顔は勿論無表情。下手に笑顔を作ったら面倒になるし。
東堂さんはずっと口を開けたままこちらを凝視している。そんなに驚いたのかな?もしかしてメンタル弱かったりするかな?
「いや、二人がこんなに綺麗だって知らなかったよ。なんで教えてくれなかったのさ。」
は?こっちが聞くけどなんでお前みたいな奴に教えなきゃいけないんだ。バカなのか?自分が中心で世界が回ってるって思ってるは。ここまでくると気持ち悪い。どんな環境で育ったらそうなるんだ。
「なんで教えなきゃいけないんだ?」
「そりゃあクラスメイトだからでしょ?友達になりたいから声かけても中々返事をしてくれないのに。最近仲良くなったと思ったんだけどな……。」
あ。これはダメな奴だ。話しかけられた事なんて一度もない。仲良くもなってない。これが妄想癖のある奴。全部無意識にしている。マジでどんな奴だよ。みーちゃんも汚物を見るような目で見てる。みーちゃんもこんな経験あるんだ。雰囲気でわかる。
私はナルシストの魂を見て見た。スキルというか、《魔眼》だ。結構便利な魔眼さんだ。
汚い。前世で何しやがったこいつ。なんでこんな器にはまっている。地獄に落とせよ。この魂。何やってんだよ神様。
「仲良くなってないし、一度も話しかけられたこともない。これからもそうしてくれ。関わるな。」
「え?」
言われたことが理解出来てないらしい。マジでアホ。そこで丁度ベルが鳴って、先生が入ってきた。先生にも驚いてたな。面白かったその顔は……。ぶっ…
#################### side美鈴
私はハーちゃんが倒れた日に夢を見た。恐ろしく美しい女性が私に話しかけてきた。その女性がハーちゃんと重なる。何か重要な事を忘れてる気がしてならなかった。
そして朝をきたら全然眠れた感じがしなかった。余計疲れた感じだった。でも、あの夢は私は知っている。わからないけど、知ってるんだ。
夢にはある男性もいた。顔はそれなりに美形だろう。凄いと言うまではないが。その人は私の手を取っていた。その時私は綺麗なドレスを着ていた。男性は鎧を。そしてその男性が口を開きかけた時に目が覚めた。
登校中ずっと頭から離れなかった。髪は疲れたから結んでないで、そのままショートヘアー。この前ハーちゃんが可愛いと言ってくれた髪型だ。
教室に入ると髪を下ろしたハーちゃんがいた。美しかった。数秒、いや、数分かもしれない間見ほれてしまった。けど、その姿が夢で見た女性と重なった。似ていた。ぼやけてよく見えなかったけど似ていた。
私は外に動揺を出さないで、ハーちゃんに話しかけた。いつもと変わらない感じがした。でも何処か大人びてた。
そこへ、風山さんが来て、話しかけて来た。この人種はとにかく嫌いだ。ついつい冷たい目で見てしまう。何言ってんだろ。意味不明なことしか口にしてない。
そこでベルが鳴った。私は自分の席に戻った。夢のことはひとまず置いておこう。わからないことばかり考えてたら周りのことも疎かになるし。そう言われったっけ?
あれ?誰に言われたんだっけ?まぁいっか。
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次は剣道部の皆さんですよ。そしてウィレスノールの侵入準備完了!
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