【完結】閻魔大王のワガママ愛息子は人間界で愛を学びます

『どうでもいいじゃん、人間の魂なんて!』

そう言い放つ閻魔大王と猫女の愛息子、甘やかされて育った羅瑠璃(らるり)。

自分の我儘が通用しないと、三途の川の橋を爆破して死者の魂を困らせるというやりたい放題。

見兼ねた天界の総取締役、閻魔大王の弟でもある天照大御神が天の裁きを下す。

『人界には様々な愛の形があるという。羅瑠璃には、人を学び、愛を知り、魂の尊さを知ってほしい』

こうして、羅瑠璃は人界へ追放となった。

雪が降るなか蹲っていると、たまたま通りがかった桜庭颯太(さくらばそうた)に助けられる。

結局、そのまま桜庭颯太の家に居候。

てんやわんやな彼との生活を通して、愛について学んでいく──。
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