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手紙
2. 《弘和side》「お仕置き」が必要だな。
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《弘和side》
私の心配していたとおりだ。
手島は元々二重の大きな瞳に鼻筋が通り、童顔。
身長は170センチほどだが、最近は私に付き合いジムにも通うようになったせいで体つきもすこし男らしくなり、自覚はないようだが、アイドルのような風貌だ。
それに学校では多分自分のこともあまり話さない。
秀才で、影があり、その上上品な柔らかな物腰。
そして持って生まれた妖艶さが、16歳という色気づいた年頃の者はほおってはおかないだろうとは思っていた。
だが……先生までが、こいつの色香に掛かっていたとは……。
有名進学私立校が聞いてあきれる。
そんな先生はクビにさせるとして……。
カシャッ!
「えっ!?」
私はポケットからデジタルカメラを取り出し、足元の跪く色っぽい手島の四つんばいになった姿を撮影しだした。
「社長!
な…なにして……」
「何って、撮影だよ。
最近うちで開発している、高性能デジタルカメラだ。
もうこれからはフィルムの時代じゃない。
これなら、データさえあれば、自宅のプリンターで何枚でも複写可能なんだよ。
大きく引き伸ばすことだってできる。
今のお前のこの姿。
学校の皆が見たら、どんな反応をするだろうなぁ……」
「しゃ、社長………」
涙目だが、手島はそう呟くと、俯いた。
それも仕方ないと思ったのだろう。
どこまでも従順でかわいいんだ。
こんな姿、誰が他の者になど見せるか!!
だが、油断している手島には「お仕置き」が必要だな。
私の心配していたとおりだ。
手島は元々二重の大きな瞳に鼻筋が通り、童顔。
身長は170センチほどだが、最近は私に付き合いジムにも通うようになったせいで体つきもすこし男らしくなり、自覚はないようだが、アイドルのような風貌だ。
それに学校では多分自分のこともあまり話さない。
秀才で、影があり、その上上品な柔らかな物腰。
そして持って生まれた妖艶さが、16歳という色気づいた年頃の者はほおってはおかないだろうとは思っていた。
だが……先生までが、こいつの色香に掛かっていたとは……。
有名進学私立校が聞いてあきれる。
そんな先生はクビにさせるとして……。
カシャッ!
「えっ!?」
私はポケットからデジタルカメラを取り出し、足元の跪く色っぽい手島の四つんばいになった姿を撮影しだした。
「社長!
な…なにして……」
「何って、撮影だよ。
最近うちで開発している、高性能デジタルカメラだ。
もうこれからはフィルムの時代じゃない。
これなら、データさえあれば、自宅のプリンターで何枚でも複写可能なんだよ。
大きく引き伸ばすことだってできる。
今のお前のこの姿。
学校の皆が見たら、どんな反応をするだろうなぁ……」
「しゃ、社長………」
涙目だが、手島はそう呟くと、俯いた。
それも仕方ないと思ったのだろう。
どこまでも従順でかわいいんだ。
こんな姿、誰が他の者になど見せるか!!
だが、油断している手島には「お仕置き」が必要だな。
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