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決めた
しおりを挟むお祖父様のやらかしで降爵した家。犯罪に手を出してうまく行くと思っているのが馬鹿よね。
お祖父様、お父様、馬鹿兄でなんとか復帰しようと、奔走している?
その時間があるなら、コツコツ仕事をすれば良いのに。
母に領地経営を任せて、男どもは家のためという名の会議。
お酒付き。
母の手伝いをしながら私は、男どもが暴走しないように、見張るために参加していた。
妄想や虚飾の言葉が酒が減る分、増えていく。
私はなぜこんな場にいるのか?
酒の注ぎ方が上手くなったくらい。私は飲めなし。
こんな男どものためじゃない。そう、母のためだ。
そう言い聞かせて合槌に、愛想笑い。
なんて身の無い時間だろうと思いながら。
そんな日々から、母が倒れた。
過労だ。
生家に返された母、父はメイドとして愛人を連れ込んでいる。
仕事はたまる一方。私は書類を見たけど、やってあげるのは腹立たしい。
やれはする。母を手伝っていたのは私だ。馬鹿兄は早々に逃げて、今日は馬に会いに行っているのかな。
虚しい。
私は決めた。さっさとこの家を出る。
成人していない私がどうすれば良いか、母と相談して実行する事にした。
この家の片付けも必要事項だ。
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