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結論、酒を呑む。

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一応王女なんて身分だと、いろいろ制約があってね?

まあお姉さま達よりは、そんなガチガチに何かやれって圧はなかったけど。
その分、ほっておかれて動きやすかった。

それを寂しいと感じるのは妹だったけど
私は気ままにやってた。

だって、商売とか知るのが楽しかったし。
私の婚約はいないまま過ぎたのは、決め手にかけていたからって理由。


最初は隣のごうつくばり王
話が出てき始めた時に、遠回しに潰してよかった。


あそこに行ったら共倒れで出戻りの道しか見えないもの。
商人とか砂漠の国は興味があったんだけど、私の興味のある植物はそこでは育ちづらい。


行き遅れになっても稼いで慎ましく暮らすかなーって言ってたら。



「魔物を倒した英雄の元へ嫁げ」

王命だった。


どこかへ嫁げは可能性はあったけど、これからの事とか出来なくなることとか。
なんか、呑もうかなってとっておきを出した。


喉を通る良い香りと酒精

急に変わりはじめた変化は
飲み込めないかな。

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