【完結済み】VRゲームで遊んでいたら、謎の微笑み冒険者に捕獲されましたがイロイロおかしいです。<長編>

4-仮アバター

『申し訳ありませんが調査に入ります』


会社に来た開発社チームの人にこたえる。

私のプレイするVRゲームとうちの会社は提携関係にある。
その関連で、ゲーム休暇なるものがあった。

ゲームに馴染みがある人も多い、スマホゲーからVRセットの貸し出しと
福利厚生に入っていた。


その分、イベントへの協力役や不具合のあった場合の協力をする。
仕事時間であるが、仕事の一環でゲームの話をした。
「では、あなたの設定ではR18モードの仕様は切ってあると？」

「はい。私のメインは販売ですので、そう言った依頼も場所もオフです。」

下着を作ったことはあるが、それでR18ストーリーは発生しない。

普段のプレイ状況、イベントの参加とどう動いたかの聞き取りが終わった。

私は改めて、R18規定を読み返す。

「拷問はR18仕様ですか」

グロ規制方面は厳しく、R18はチェックや年齢確認ができたら外せる。
途中、止めることもできるのが特徴だ。


「ログアウトできなかったんですけど」


そのひと言で、チーム内の議論も加熱した。

私はお役御免だが、今使っているアバターとは別でプレイできるようにしてもらった。
猫耳で年齢は成人したばかりの若々しいキャラだ。

バグなのかも分からないけど、お詫びにゲーム内の入金から甘い物を食べに行こう。

私は気持ちを新たに、ゲームを始めた。