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5-再び?
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「お高い」
完全オフの日。ゲーム内の街で甘味を味わおうときたものも、ちょっと抵抗を覚えるお値段。
バグ調査のため、他のアバターで貴族街の近く、評判のケーキ屋に来たものの。
(お一人様には優しくない雰囲気だなあ。)
従者を連れたお嬢様方がお茶をしている。完全に、間違えている私。
これは、購入して帰った方が良いかな。店内限定とかもありそうだけど。
懐はあたたかくとも、知り合いは少ない。ゲーム内でだよ!
会社に生産職より、冒険者で魔物を狩る方が人気だものね。
店内で提供されるケーキに未練もあるけど、ここは買って帰ろうと決めたら…
「ここはイチゴとチョコを使ったケーキが美味いんだ。」
見覚えのある髪色。服装は街向けなのか、鎧はではないし背負った剣もない。
城にいた男である。
スマートに案内を店員に頼み、なぜか2人でケーキ屋に入ることになっていた。
案内されたのは、パラソルの下にある2人席。
にっこり微笑む男は、恋人のように甘い表情を向けるが。
(知らない人です!)
アバター違うのに、なんなんだろう?
私のゲーム機器、恋愛ゲームになってるのかな?
猫耳の獣人アバターと、冒険者らしい2人の組み合わせは
少々怪しいと思うんだけど。
店の人と馴染みのように話している。
実は常連か?
甘い物好きかもしれないが、失礼ながら似合わない。
「紅茶のブレンドと、アフタヌーンティーセットを頼む」
淀みなく決め、頼んだ姿に
いや、一周回ってに合うかもしれないと考える。
スマートなメニュー決めは、デートシュミレーションでは基本技能なのだろうか。
私は突然デートパートに混乱しつつ、お目当ての店内限定ケーキが現れるのを待つことにした。
にっこり笑顔を向ける男は、パネル看板だと思って受け合わないことにしよう。
完全オフの日。ゲーム内の街で甘味を味わおうときたものも、ちょっと抵抗を覚えるお値段。
バグ調査のため、他のアバターで貴族街の近く、評判のケーキ屋に来たものの。
(お一人様には優しくない雰囲気だなあ。)
従者を連れたお嬢様方がお茶をしている。完全に、間違えている私。
これは、購入して帰った方が良いかな。店内限定とかもありそうだけど。
懐はあたたかくとも、知り合いは少ない。ゲーム内でだよ!
会社に生産職より、冒険者で魔物を狩る方が人気だものね。
店内で提供されるケーキに未練もあるけど、ここは買って帰ろうと決めたら…
「ここはイチゴとチョコを使ったケーキが美味いんだ。」
見覚えのある髪色。服装は街向けなのか、鎧はではないし背負った剣もない。
城にいた男である。
スマートに案内を店員に頼み、なぜか2人でケーキ屋に入ることになっていた。
案内されたのは、パラソルの下にある2人席。
にっこり微笑む男は、恋人のように甘い表情を向けるが。
(知らない人です!)
アバター違うのに、なんなんだろう?
私のゲーム機器、恋愛ゲームになってるのかな?
猫耳の獣人アバターと、冒険者らしい2人の組み合わせは
少々怪しいと思うんだけど。
店の人と馴染みのように話している。
実は常連か?
甘い物好きかもしれないが、失礼ながら似合わない。
「紅茶のブレンドと、アフタヌーンティーセットを頼む」
淀みなく決め、頼んだ姿に
いや、一周回ってに合うかもしれないと考える。
スマートなメニュー決めは、デートシュミレーションでは基本技能なのだろうか。
私は突然デートパートに混乱しつつ、お目当ての店内限定ケーキが現れるのを待つことにした。
にっこり笑顔を向ける男は、パネル看板だと思って受け合わないことにしよう。
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