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騎士
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「ひとりで来ることなかっただろう
友人達もいないようだし、どうしたんだ?」
そういえば、いつの間にか隣にいたご友人達がいなきて、1人で立っている。
分が悪くなって逃げちゃったの?
それを指摘して、
公爵令嬢に気楽に声をかけるのは、爵位的には下位であっても子供の頃から知っている
妹分に声をかけているその人は…
騎士として、会場の護衛をしていた騎士君。
年上だけど、王子様の同級生として勉強していた、
「勉学は苦手だ」
と言う本人のいうとおり、体を動かす方が生き生きしていたけど。
先に卒業して騎士として働いている
儀礼用の騎士服とその歩いて来る様が…
カッコいい!
女性への態度が固いとか、融通が効かないなんて言われていても
剣術に鍛錬を欠かさず筋肉質で背が高い。
その実、努力の人だ。
自分の苦手とする事を
改善しようと真面目に学園生活を過ごしていた。
体格も良く、上からの視線が威圧感を与えるけど
本当はとっても優しいし不器用なだけだもんね!
「エスコートなら、兄に頼まなかったのか?」
全部言っちゃった!実直だけど
“言い過ぎの騎士君”、本領発揮だね?!
公爵令嬢様は赤面した?
顔色は倒れる心配はなくなったようだけど
(ちょっとかわいそう。)
『友達いないの?』
『家族にもお願いできなかった』
と言われたようなものだもの。
騎士君にそんな裏の嫌味なんてないんだろうけど
これはわたしにでもそう読めてしまう。
そう取れるのが問題なんだって。貴族って嫌味だよね!
けど、こう直球な物言いいって
なんて答えれば良いの?
授業でも習わなかった御令嬢の対応が試されている。
「私は王子様と来るべきなんです!」
最後まで、そうする・そうなると信じてエスコートをお願いしていない。
「今日の私は彼女エスコートすると決めていた。」
「それが間違いですわ!婚約者として、私こそが貴方の隣に相応しい…」
「婚約を破棄したい旨、父上に伝えてある。」
「「そんな!」」
はからずして、公爵令嬢様と声もセリフもかぶってしまった。
「結婚して王位を継ぐのが、将来なすべき事って言ってたじゃない!」
わたしが動揺して口を挟んでしまったけど、
王子様は笑っていた。
その笑顔は、学園の時に見ていたのと同じ?
どういう感情かわからないまま、わたしから視線が外れた。
「君に王妃は務まらないと思う。」
そう公爵令嬢に真正面から言った言葉は、
冷たいばかりではなく、奥に優しいがが見え隠れする。
けど、重さのある決別を意味したように感じた。
公爵令嬢様の顔は、悲痛だ。
貴方からそんな言葉を言われるなんて
ーなぜ、なぜなの?
ー私を見て、なぜそんなことが言えるの。
ーその女のせい?
ギロっと向いた目に、わたしは怯える。
すぐに、
騎士君がさりげなく守る位置に立ってくれた。
友人達もいないようだし、どうしたんだ?」
そういえば、いつの間にか隣にいたご友人達がいなきて、1人で立っている。
分が悪くなって逃げちゃったの?
それを指摘して、
公爵令嬢に気楽に声をかけるのは、爵位的には下位であっても子供の頃から知っている
妹分に声をかけているその人は…
騎士として、会場の護衛をしていた騎士君。
年上だけど、王子様の同級生として勉強していた、
「勉学は苦手だ」
と言う本人のいうとおり、体を動かす方が生き生きしていたけど。
先に卒業して騎士として働いている
儀礼用の騎士服とその歩いて来る様が…
カッコいい!
女性への態度が固いとか、融通が効かないなんて言われていても
剣術に鍛錬を欠かさず筋肉質で背が高い。
その実、努力の人だ。
自分の苦手とする事を
改善しようと真面目に学園生活を過ごしていた。
体格も良く、上からの視線が威圧感を与えるけど
本当はとっても優しいし不器用なだけだもんね!
「エスコートなら、兄に頼まなかったのか?」
全部言っちゃった!実直だけど
“言い過ぎの騎士君”、本領発揮だね?!
公爵令嬢様は赤面した?
顔色は倒れる心配はなくなったようだけど
(ちょっとかわいそう。)
『友達いないの?』
『家族にもお願いできなかった』
と言われたようなものだもの。
騎士君にそんな裏の嫌味なんてないんだろうけど
これはわたしにでもそう読めてしまう。
そう取れるのが問題なんだって。貴族って嫌味だよね!
けど、こう直球な物言いいって
なんて答えれば良いの?
授業でも習わなかった御令嬢の対応が試されている。
「私は王子様と来るべきなんです!」
最後まで、そうする・そうなると信じてエスコートをお願いしていない。
「今日の私は彼女エスコートすると決めていた。」
「それが間違いですわ!婚約者として、私こそが貴方の隣に相応しい…」
「婚約を破棄したい旨、父上に伝えてある。」
「「そんな!」」
はからずして、公爵令嬢様と声もセリフもかぶってしまった。
「結婚して王位を継ぐのが、将来なすべき事って言ってたじゃない!」
わたしが動揺して口を挟んでしまったけど、
王子様は笑っていた。
その笑顔は、学園の時に見ていたのと同じ?
どういう感情かわからないまま、わたしから視線が外れた。
「君に王妃は務まらないと思う。」
そう公爵令嬢に真正面から言った言葉は、
冷たいばかりではなく、奥に優しいがが見え隠れする。
けど、重さのある決別を意味したように感じた。
公爵令嬢様の顔は、悲痛だ。
貴方からそんな言葉を言われるなんて
ーなぜ、なぜなの?
ー私を見て、なぜそんなことが言えるの。
ーその女のせい?
ギロっと向いた目に、わたしは怯える。
すぐに、
騎士君がさりげなく守る位置に立ってくれた。
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