【完結済み】俺たちと番の女のハネムーン[R-18]

BBやっこ

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本編

貿易街の早朝

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『竜の翼』は王都に拠点を持っている。
仲間がそこで生活していて、合流する予定だった。

そんな内容をロードとカナン、2人から聴きセリも一緒に連れて行ってもらうことになった。
ロードの番だと顔合わせの挨拶をしたいと考えたからだ。

ロードが冒険者パーティ『竜の翼』のリーダーであるのも驚いたけど、
少人数で仲間は後3人。それぞれ職を持っているため、ダンジョンの依頼に時々潜る程度。

依頼を選べる、高ランカーだと伺える。
後見の貴族もいるはずだが、それより目前のメンバーへの挨拶考える。
手土産は菓子を貿易街でメイドさんに頼んで取り寄せて買った。

紅茶に合うお菓子を選び、クッキーだ。木の実が色々入って美味しい
値段が手頃だけど、素朴で気に入っている。

変に高価なものより親しみやすさを選んだ。


2人で依頼を受けた帰りにセリと出会って、過ごしたため
大幅に遅れての到着となる。その旨は…

訳と共に手紙で伝えてあるカナンは言う。

『無事連れてきて!』
と返信に書かれていたそうで、

面会拒否ではないことにセリは、ひっそり安堵する。
ぽっと出てきた女にひっかきまわされたくないだろうと思うからだ。

全員男性のパーティに女1人が入るのも双方が気を使う。
今回、リーダーに相手ができたことで不和が起こるか?そこを気にするセリだったが

「2人は結婚しているし、もう1人は変わりもんだけど反対する性格じゃねーから気楽にな?」

カナンからフォローがあった。

かく言うカナンも反対している様子がなく、ちょっと不思議に思う。
仲違いしたい訳じゃないけど、ここまですんなりいくのも不安になるものだ。

「セリ?調子が悪いか?」

ベタ甘なロードに大丈夫だと伝え、疑念を払い今朝の予定を反芻する。

遅れていることもあり、貿易街から飛竜で王都の拠点に向かう
私は、緊張している。

飛竜に乗るんだよ!?

高価で、伝手があっても、技術がないと乗れない!

セリは冒険者と言えども縁がなく、飛んでいる姿を見たことがあるくらい。

それも見上げた時の影だ。たぶん荷物を運搬する小柄な飛竜のもの。
今回は、大型の体力がある若い飛竜だ。

体力がある個体は、より獰猛でもあるときく。操るのは私ではないけど
初めての飛竜は緊張ものだ。


ちゅっと首筋に跡をつけられるのを止められない。
「抱き上げられずに挨拶したい」と
ギリギリ、寝所に連れてかれると抵抗した

挨拶は大事!初対面が後に響く!!

そう言い聞かせ、共寝で済ませた昨夜。
ロードは不満そうだ。

しかし、私だって譲れない事もある。


思い出した今日の未明のこと。

ふと起きて、まだ早いから微睡に身を任せていたら

右胸に違和感。

もみもみと触られている感触に重いまぶたを少し開ける。
伸びてきていた手。

ロードの手が私の右胸を揉んでいた。


この時、何を思ったかそっとその手を逆の左胸へ移動させた。


この時の私は寝ぼけていたのだろう。
なぜ両胸を揉ませようとしたのか??


たぶん夢ではなかったそのことを聞けずにいる。
ちゅっとリップ音に動じないフリをしなければ!
私はベッドに直行便に乗ってしまうよいう予感ふぁヒシヒシと温度と共に

接しているからだった。

キスマークくらいほっておこうと決めているセリだった。
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