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王都での挨拶
9-王都の拠点
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地に足がついたものの、ガクっとしそうなくらいキている。
セリの飛竜での初フライトは、前後の壁に守られたものだった。
ロードが竜を操り、後ろからカナンが支えてくれた。
当の飛竜君は大きく、人懐っこい性格のようで
撫でさせてくれた。ちょっとだけだったけど嬉しい。
(ロードが馴れ馴れしくセリちゃんにすり寄る飛竜を嫌がって、すぐに切り上げさせてました! byカナン)
ロードの言うことをよく聞いているようで、他にも荷物を持って王都へ向かう。
とても速いし、魔物に襲われる心配もないけど
最強種の竜なので、他の竜の縄張りに入らなければ安心とされている。
若く力が強い飛竜は、人気がある。
そうやすやすと移動に使える事はない。
荷運びはもちろん、移動でも乗せてもらえればひとっ飛びの便利さだ。商人の垂涎の的。
空きがあってもすぐ埋まると言われる飛竜便。
コネが凄そう。
貿易街と王都はよく飛ぶルートらしいけど。
飛竜を操れる人は、貴族のお抱えになっていることが多い。
安全で、量も多く積める飛竜は扱いが難しい。
乗せてもらえれば良いけど、
落ちたら機嫌を損ねたら最悪、命に関わるときく。
竜に認めて貰わなければ、難しいため相性が良い者は
竜騎士になる。
これだけ意思疎通でき、良好な関係を築くのは
ロードが竜人であることが関係してるのか。仲良しだね。
飛竜は、好意的で
私を拒否することはなかった。ちょっと安心した。
嫌われたくない。
「どう言う理由で嫌われるんだろう?
臭いとか」
「魔力の質らしいぞ」とカナンから補足が入った。
飛竜の話をしつつ、王都上空へ。
すぐに、拠点が見えてきたのだった。
空での回転は回避。
初心者にそんなサービス入りません。
それを抜きにすれば、快適だった。
ロードに支えてもらったので
「ありがと」ふわふわする足下が落ち着かない。
「初フライトでこんだけしっかり立ててりゃ立派だわ。」カナンが頭を撫でてくるけど。
撫でられるのは慣れないなあ。
ぎゅうっと身体にまきつき
「行くぞ」とロードが言った。
私?輸送されるよ。ロードに姫抱っこでね。
見られてもお構いなし。ひとっこ1人いないと評せそうな、草原と立派な屋敷。
上空から見た限りでは、森の縁に一軒ポツンとあり
馬車が通れる道があるのが確認できた。
普段は馬車で王都を行き来するんだろう。
貴族の別荘と言われても納得の屋敷は、白壁と黒の木材でシンプルな様式だ。
こんなところに華美な建物もおかしいか。
足はもう歩けそうだけど、ロードに固辞され建物に入ったら下ろしてくれることで
このまま扉を通る。
広い白基調のエントランス
「お帰りなさい」と柔らかい声をかけてきたのは、男性だ。
渋々だったけどロードに下ろしてもらった。
「初めまして、セリです。」と挨拶をする。姫抱っこはスルーでお願いします。
と言った雰囲気を出しておいた。
「聴いてるわ。ロードの番って話ね?」
物腰柔らかそうだけど、商人と聞いている。
とりあえずの歓迎に、お茶を飲むことになったのだった。
セリの飛竜での初フライトは、前後の壁に守られたものだった。
ロードが竜を操り、後ろからカナンが支えてくれた。
当の飛竜君は大きく、人懐っこい性格のようで
撫でさせてくれた。ちょっとだけだったけど嬉しい。
(ロードが馴れ馴れしくセリちゃんにすり寄る飛竜を嫌がって、すぐに切り上げさせてました! byカナン)
ロードの言うことをよく聞いているようで、他にも荷物を持って王都へ向かう。
とても速いし、魔物に襲われる心配もないけど
最強種の竜なので、他の竜の縄張りに入らなければ安心とされている。
若く力が強い飛竜は、人気がある。
そうやすやすと移動に使える事はない。
荷運びはもちろん、移動でも乗せてもらえればひとっ飛びの便利さだ。商人の垂涎の的。
空きがあってもすぐ埋まると言われる飛竜便。
コネが凄そう。
貿易街と王都はよく飛ぶルートらしいけど。
飛竜を操れる人は、貴族のお抱えになっていることが多い。
安全で、量も多く積める飛竜は扱いが難しい。
乗せてもらえれば良いけど、
落ちたら機嫌を損ねたら最悪、命に関わるときく。
竜に認めて貰わなければ、難しいため相性が良い者は
竜騎士になる。
これだけ意思疎通でき、良好な関係を築くのは
ロードが竜人であることが関係してるのか。仲良しだね。
飛竜は、好意的で
私を拒否することはなかった。ちょっと安心した。
嫌われたくない。
「どう言う理由で嫌われるんだろう?
臭いとか」
「魔力の質らしいぞ」とカナンから補足が入った。
飛竜の話をしつつ、王都上空へ。
すぐに、拠点が見えてきたのだった。
空での回転は回避。
初心者にそんなサービス入りません。
それを抜きにすれば、快適だった。
ロードに支えてもらったので
「ありがと」ふわふわする足下が落ち着かない。
「初フライトでこんだけしっかり立ててりゃ立派だわ。」カナンが頭を撫でてくるけど。
撫でられるのは慣れないなあ。
ぎゅうっと身体にまきつき
「行くぞ」とロードが言った。
私?輸送されるよ。ロードに姫抱っこでね。
見られてもお構いなし。ひとっこ1人いないと評せそうな、草原と立派な屋敷。
上空から見た限りでは、森の縁に一軒ポツンとあり
馬車が通れる道があるのが確認できた。
普段は馬車で王都を行き来するんだろう。
貴族の別荘と言われても納得の屋敷は、白壁と黒の木材でシンプルな様式だ。
こんなところに華美な建物もおかしいか。
足はもう歩けそうだけど、ロードに固辞され建物に入ったら下ろしてくれることで
このまま扉を通る。
広い白基調のエントランス
「お帰りなさい」と柔らかい声をかけてきたのは、男性だ。
渋々だったけどロードに下ろしてもらった。
「初めまして、セリです。」と挨拶をする。姫抱っこはスルーでお願いします。
と言った雰囲気を出しておいた。
「聴いてるわ。ロードの番って話ね?」
物腰柔らかそうだけど、商人と聞いている。
とりあえずの歓迎に、お茶を飲むことになったのだった。
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