【完結済み】俺たちと番の女のハネムーン[R-18]

BBやっこ

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王都での挨拶

風呂①

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お茶をしながら引き延ばされた時間も終わりを告げる。

遠回しに避けた広いお風呂は、一緒に入ることが決定されていた。

うん。わかってた。だってそう持ってこうと思ってるのが良くわかる行動だったものね。

身体の関係があっても、堂々と見れるほど付き合いは長くない。
まあもう剥かれている私の服は籠に集められていった。

沐浴着などなく素っ裸ではいるのだろう。
浴槽があるなんて貴族くらいだろうけど、これほど大きく立派な浴槽がある家は更に限定される。


独り分の浴槽にメイドがつくお嬢様のイメージ。
私は今それの上を行っている。

数人が入れる浴室、その浴槽。
個人の家にある風呂に裸はわかるけど、まさかお姫様抱っこで男に抱えられて
入る女はそういまい。

今、それを経験している。
もちろん、素肌が触れていて顔を動かせば

男の顔、首元、逞しい胸の筋肉に腕。
下半身が今見えないから冷静なんだろうか?

豪快にささっと脱いで、私を浴室に連れて来たところだった。
勢いに驚いています。

温かい湯気に、触れたところからの体温。
それが離れたのが少し寂しい時点で、もうしっかり捕まっていると思う。

やっと洗い場にあった椅子に座った。
膝の上の方じゃないと思った時点で毒されている。

しかし、私の脇に通る腕、その手にトロリとした液体を垂らしたロード。
手動かして、泡だてた。綺麗な泡が出来上がる。

石鹸は知っているがこんなに泡立ちが良い液体状の石鹸があるのかとじっと見入ってしまう。
香りはハーブだろう。知っている香りだ

その厚みのある手がポフっと私の胸に到着した。


(おっと際どい。)
泡の感触が身体を滑った。


その指が脇腹に流れていって、くいっと腰を掴んだ。
胸板を背に感じた。

つうっと指が動くのにピクんと反応してしまう。


そういう気持ちが私にあるものの
広い浴槽を使ってみたいというのもあった

向き直ってロードの顔を見れば瞳が、ギラギラしてる。
狙われてる時のような心の警戒音が煩い


こちらから、あわよくばリードできるか?

興味のまま、目の前の胸の筋肉に触れてみる。
(良い身体してるなあ。)美味しそうなのだけど、

(凄いモノついてるんだよね。)視界に入りそうな下半身を思う。

男女差を考えてもこの差よ。
体格差!

性欲が強いとされるのは、獣人の特徴?

相手が私だとなあ、自分の胸を見る貧相。豊満グラマラスな人達が多い種族だからなあ。
細くてもあるってどういうことなのか。


目に見える私には尻込みしてしまうけ


知識だけはある
試して楽しまなきゃね?


泡を口実にギュッと真正面から抱きついた私だった。
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