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友の章
活動予定
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知っている本の著者であるとわかってから
セリとグスタフの会話が弾んだ。
「あの本の岩場での仕掛けを読んでたおかげでダンジョンで宝箱を発見できたんですよ!」
「そうか。」
「中身は儀礼用の剣と鑑定されて。」
岩の突起を順に触っていく、仕組みとしては古風と言える類のもの。
思いつくパターンを何回か試して岩場が開き、木の箱と言えそうな宝箱が手に入った。
剣はオークションに出し、木箱は未だに手元にある。小物入れとかしているけど。
「そうか。その岩場が扉のように開くのは平原や森のフィールドで見られるな。」
「“森のダンジョン”と言われる初心者も潜る場所なので…」
広さもない、虫の魔物。
洞窟タイプや石畳のよくある
即死の罠がないので、即席の冒険者パーティや腕試しの低ランクチームが入る。
森のフィールドまで降りれば、定番や珍しい薬草が採取できる。
セリの拠点とする、育った街の近くから行けるダンジョンだった。
「過去、特殊な魔物を倒して宝箱がドロップしたとか聞きました。」
「ほお。貴重なドロップ方式だな。」
特殊な魔物は、見分けがつかなかったり倒せなかったりする。予測が立てれない上に、宝箱が出ることも少ない。
セリが大方話しているが、ちゃんと会話が成立していた。
しかし、セリが取られている状況に
ロードがしびれをきらせてスリスリからゴリゴリくらいに力が強くなってきた。
流石に話していられなくなる。
それに気づいたグスタフが話を終わらせた。
「ああ、部屋に戻る。」席を立って「また話そう」と交流を深めた後、自室へ。
本棚が壁になっている部屋がグスタフの部屋だ。しばらく出てこないだろう。
台所にいたシュルトが『竜の翼』のメンバーそれぞれの予定をまとめる。
「ロードの予定は?」
「あー。どーすっかなあ。」セリに集中していて、気もそぞろに応えた。
そこにカナンが寄ってきて、
「ダンジョンでも行くか?」と提案した。
運動がてら良いかもと普段なら賛成するロードだが。
「まだ足りないなあ?」セリをくすぐる。
その目が甘くなっているのに気づいたセリは、熱が少し上がった。
「イチャイチャして、まあ。」カナンが「しゃーあないか」と部屋を出て行く。
「収納バックの整理すれば?」シュルトも部屋に戻るようだ。
「掘り出しものから忘れてたものまで。全部突っ込んであるデショ?」
そう言い残して消えていった。
(高ランカーにありがちな、入れっぱなしかな。)
収納バッグが高性能だと、整理をするのがのびのびになって入らないは中級冒険者。
宝が眠っている、漬け込まれているとまで言われる高ランクの冒険の笑い話。
「見てみたいなー。」セリはロードを上目遣いしてみる。
これで、日のあるうちにベッドの住人は回避!
宝箱気分で、整理に励むことになった。
セリとグスタフの会話が弾んだ。
「あの本の岩場での仕掛けを読んでたおかげでダンジョンで宝箱を発見できたんですよ!」
「そうか。」
「中身は儀礼用の剣と鑑定されて。」
岩の突起を順に触っていく、仕組みとしては古風と言える類のもの。
思いつくパターンを何回か試して岩場が開き、木の箱と言えそうな宝箱が手に入った。
剣はオークションに出し、木箱は未だに手元にある。小物入れとかしているけど。
「そうか。その岩場が扉のように開くのは平原や森のフィールドで見られるな。」
「“森のダンジョン”と言われる初心者も潜る場所なので…」
広さもない、虫の魔物。
洞窟タイプや石畳のよくある
即死の罠がないので、即席の冒険者パーティや腕試しの低ランクチームが入る。
森のフィールドまで降りれば、定番や珍しい薬草が採取できる。
セリの拠点とする、育った街の近くから行けるダンジョンだった。
「過去、特殊な魔物を倒して宝箱がドロップしたとか聞きました。」
「ほお。貴重なドロップ方式だな。」
特殊な魔物は、見分けがつかなかったり倒せなかったりする。予測が立てれない上に、宝箱が出ることも少ない。
セリが大方話しているが、ちゃんと会話が成立していた。
しかし、セリが取られている状況に
ロードがしびれをきらせてスリスリからゴリゴリくらいに力が強くなってきた。
流石に話していられなくなる。
それに気づいたグスタフが話を終わらせた。
「ああ、部屋に戻る。」席を立って「また話そう」と交流を深めた後、自室へ。
本棚が壁になっている部屋がグスタフの部屋だ。しばらく出てこないだろう。
台所にいたシュルトが『竜の翼』のメンバーそれぞれの予定をまとめる。
「ロードの予定は?」
「あー。どーすっかなあ。」セリに集中していて、気もそぞろに応えた。
そこにカナンが寄ってきて、
「ダンジョンでも行くか?」と提案した。
運動がてら良いかもと普段なら賛成するロードだが。
「まだ足りないなあ?」セリをくすぐる。
その目が甘くなっているのに気づいたセリは、熱が少し上がった。
「イチャイチャして、まあ。」カナンが「しゃーあないか」と部屋を出て行く。
「収納バックの整理すれば?」シュルトも部屋に戻るようだ。
「掘り出しものから忘れてたものまで。全部突っ込んであるデショ?」
そう言い残して消えていった。
(高ランカーにありがちな、入れっぱなしかな。)
収納バッグが高性能だと、整理をするのがのびのびになって入らないは中級冒険者。
宝が眠っている、漬け込まれているとまで言われる高ランクの冒険の笑い話。
「見てみたいなー。」セリはロードを上目遣いしてみる。
これで、日のあるうちにベッドの住人は回避!
宝箱気分で、整理に励むことになった。
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