1 / 2
発端
しおりを挟む
「許せるわけねえんだわ。」
俺は、計画を実行させた。
彼女が受けた恐怖に、絶望感を“アイツらも味わえば良い”。
発端はパーティで、俺の婚約者が拐われた事。
ハンカチを口に当てられ、薬を嗅がされての事だったらしい。
俺もそのパーティに一緒にいたが、化粧室に行くと言った彼女と別れていた。
その後、パーティ会場から行ける森から見つかった。
彼女の話では、拐われて森に捨てられたと。
その日の夜中、彷徨ったらしい。
早朝に野菜を納めに来た農夫に出会って、家に帰ってきた。
彼女を運んだ男達、目を覆われ見えず拘束された手。
足は自由だったが、抱えられたまま。男達の会話。その様子から依頼主がいるとわかる。
乱暴されるかもしれない恐怖
獣のいるかもしれない暗闇の森
今は、家で療養中の彼女は元気だというが。
まだ、暗い夜は怖いらしい。
震える彼女を抱きしめることしかできない自分が歯痒い。
いや、許せない。
これは彼女のための復讐じゃない。
俺のものだ。
俺は、計画を実行させた。
彼女が受けた恐怖に、絶望感を“アイツらも味わえば良い”。
発端はパーティで、俺の婚約者が拐われた事。
ハンカチを口に当てられ、薬を嗅がされての事だったらしい。
俺もそのパーティに一緒にいたが、化粧室に行くと言った彼女と別れていた。
その後、パーティ会場から行ける森から見つかった。
彼女の話では、拐われて森に捨てられたと。
その日の夜中、彷徨ったらしい。
早朝に野菜を納めに来た農夫に出会って、家に帰ってきた。
彼女を運んだ男達、目を覆われ見えず拘束された手。
足は自由だったが、抱えられたまま。男達の会話。その様子から依頼主がいるとわかる。
乱暴されるかもしれない恐怖
獣のいるかもしれない暗闇の森
今は、家で療養中の彼女は元気だというが。
まだ、暗い夜は怖いらしい。
震える彼女を抱きしめることしかできない自分が歯痒い。
いや、許せない。
これは彼女のための復讐じゃない。
俺のものだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる