【完結済み】湖のほとりの小屋で、女は昼夜問わない休暇中。<R-18>

BBやっこ

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「かわいい」

男が呟く。寝ている時の戯れの言葉だと、顔を背ける女。
その掛けられた言葉は常日頃使われるため既に反発はないが、少々の照れ。
むずがゆいような居心地の悪さに、身じろぐ。

その柔らかい肌に触れ、身体の曲線をなぞる。
優しい手とは裏腹に、女のナカで擦りつく熱さが与えられた。

「アッ…」

普段から使われる「かわいい」も、トーンが違えば意味も違うように思える。
腰にクるというはこういうものか?

今は普段と違って、色と欲の混ざる声。
その呟きでゾクゾクと身体の芯を震わされた。

キュッとナカを締めたのは、バレているだろう。
男が女を覆い被さる密着した肌は、しっとりと汗ばんでいる。

まだ責め立てられていないのでこれくらいで済んでいる。
序の口の戯れ

巣篭もりの2人の行為は、激しさを増していく。しかし、ゆっくりとだ。
女の方が体力が早く尽き、なされるがままになるのがいつもの流れで。

苦しさより熱さに慣れないと女は思う。

「ふぅっ…ンッ」
ナカで男が狙う動きに抗おうと足を絡めた。

女が絡み付いたことで、少しの抵抗になっただろうか?
男の気持ちをくすぐっただけだった。

すんなり、男はモノを引き出す。
ドク…ドクッとナカから一緒に吐き出された精液に力を抜く

男は女の可愛い行為に、するりと額にかかっていた髪を払う。
汗でじっとりと、潤む瞳が情欲を刺激した。

そうとは思わない女が見る男は
溶けた眼で女を見つめ、表情には穏やかさえ感じる。

まだヤる気は満々だ。男の分身も反り勃っていりる。
それに気づかず、いや気づかないフリをして
女の方は、ベッドに縫いつけられたまま身体を投げ出していた。

熱とナカのイキ過ぎた快感に翻弄された後。
少しの小休止に

「…ふぅ」

呼吸を整え、熱を少しでも放出しようとした。

その熱を持った身体を食べ尽くすつもりの男は、
呑気に女のの身体に指で触れ、その口元に微笑さえ浮かべる。

上機嫌。

常にはないその表情は、女と居る時の寝室でしか
しないもの。

そんな事は女にもわからないのは、常に見ている
楽しそうね?とちょっとあきれた。

と思いながら、休憩を感受した。

まだ喉は枯れていない。
流れるような汗をかくでもなく


身体を寄せ合い、重ね
息つく時間を与えられた。


スリスリと甘える動作

外の湖面は凪いでいる
訪れる人も居らず、


休暇を享受するも、ただ2人で寝床に篭る時間だった。
それに満足していう男と、それに応える女の方は

後数日で根を上げる未来だろうと知っていた。


だって、がっつくんだもの。


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