【完結済み・5話】お見合いの男性はいい感じだけど、ご実家とお隣さんって近すぎる!嫌だコレ。

BBやっこ

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お父様?

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一見、幸せそうな家族だけど。

何か変!
この時点でそう感じるのは、本当に馴染めないと思う。

え、早まった?いやまだ婚約者っていうより恋人紹介。

これからお付き合いしますという顔合わせ。
どーにか、フェイドアウトできるんじゃ?

ちょっと性格が合いそうになくて、とか。
実家に住まうのは無理な気が、なんて。

お見合いのおばさんに遠回しにお断りを。

「大人しいお嬢さんだな、緊張してるかい?」

「貴方が突然来るからよお。今日は来れないって言ってたじゃない?」

仲の良い夫婦。

さっきの豹変は、気のせいかしら?お父様は、ご存知なのかしら。



「そろそろ、仕事だ。占い師の許可は得られたか?」

え、ちょっと待ってなんで仕事なのに、占い師なの??

「別棟のいつもに部屋準備ができたとのことです。」

「そうか。それじゃあゆっくりしてって構わないからね、お嬢さん。」


です
と名前を心の中に呟いた。



ひー!なんか風向きが変わって来たわ
地雷案件の予感。


もっと調査が必要よお
ここをどう切り抜けるか。私の未来がかかっているわ!

「今日の花は、庭師にとってきてもらったの。」
「アンジェが育てた花。綺麗に咲いたね。」

親子の会話を笑顔でききながら結論を出した。

逃げなきゃ。


これは、手を引いた方が良いと思う。
まず、占いは好きだけど、他人に決定されるのは嫌だ。


ただ、疑問が…アンジェって誰だろう。
また話題に出たけど。メイド?乳母とか。


それだけは聞き出そうか?好奇心が頭をもたげる。
愛称だったら調べられないかもしれない。

「お茶をもう一杯どう?」

「いいえ、お菓子をもう少しいただくわ。」

私への気遣いも忘れない、紳士なのに!

ちょっとくらい変でも良いかな?でも。両親2人と占い師を頼っているみたいだし。
ケイン様もかな?


占い師ってのが、アンジェだったりして。
お母様とお父様が頼りにする人物となると、ご高齢?

実は、若い女性を住まわせるのは外聞が悪いから匿っているとか。


いや、帰って調べてもらう方が良いかな。


話題で、どんな人かヒントを得よう。


まずは

「占いってどんなものなんですか?」

まずはソフトに。


素晴らしいの!


ケインもご存知?

僕お世話になっているよ。


この言い方は、本気じゃないのか。

両親は占いにどっぷりで、ケイン様違うの?


もう少し踏み込めないかしら。


「占い師さん、なんて名前なの?私の知っている方かしら。」


その瞬間、空気が冷えたのは錯覚。
でも、お母様の表情が消えた。


ケイン様はの笑顔が怖いには気のせいだと思いたい。
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