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第四章 海藤ベイビーがやってきたの巻
第二十三話 桜咲く日がな一日 side - 愛海
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「綺麗ですねえ、桜ぁ」
部長の家から私の家に向かう途中にそこそこ大きな川があって、そこの土手が桜並木になっている。春はお花見、夏は花火と地元ではちょっとした名所だ。今日はお弁当を持ってお花見デート。
「今年は天気に恵まれているから長く楽しめるな」
部長も桜を眩しそうに見上げている。
「部長ぉ?」
「なんだ?」
「手、つないでも良いですか?」
「ん? 構わないが」
差し出された手に自分の手を重ねて指をからめた。
「恋人つなぎですよ? 面接の時に部長の手が好きだなあって思って、こうやって恋人つなぎしたらどんな感じだろうって思ってたんです」
「そうか。で? 感想は?」
「とっても幸せです」
「それは良かった。ところでいい加減に“部長”って呼ぶのはよせ」
会社では公私のけじめをつけるべく今でも“部長”“宮内”と呼び合っている。職場を出れば部長は“愛海”と呼ぶけど、私は相変わらず“部長”のままだ。だいたい“海藤さん”をすっ飛ばして“正樹さん”はちょっと私にはハードルが高い。
「もう夫婦なんだぞ?」
「でもぉ……」
急遽込み入った話を部長としなくちゃいけなくてメモ書きを部長の机の上にそっと置いたのは一ヶ月ほど前のこと。その日の前後の記憶は曖昧で未だにはっきり覚えていないことも多かった。
+++++
ちょっと微熱があるかなって感じる日が続いた後いつもはちゃんとやってくる生理が来なくて、なんだか妙に身体が落ち着かない。こういう時って誰に相談したら良いんだろうって考えた末に園部先輩の名前しか浮かばなくて電話をかけたのが何日前だったかさえ思いだせない。
「先ずはこれで確認してみなさい。それからお医者さんね」
私の話を聞いてやってきた先輩が渡してくれたのは妊娠検査薬。まさかのブツを目の前に私はきっと困惑した表情をしていたに違いない。
「え……でも部長、ちゃんと避妊してくれてましたよ?」
「百パーセントの避妊方法なんて無いのよ。妊娠させたくないならセックスしないってのが一番の方法。それに一度でもコンドームをつけずに女性の中に入れたらその可能性はゼロじゃないのよ? で、結果が出たら私じゃなくて海藤君に話しなさいね」
ぼんやりしたまま自宅に戻って説明書を読んで試してみた。結果は陽性。妊娠してた。お腹に赤ちゃんがいる、部長と私の赤ちゃん。諦めるから最後に抱いて下さいって酔いに任せて迫ったのが去年の十一月。それは最後のお願いになることなく今は恋人同士になれたけど、付き合いだしてまだ四ヶ月だし、結婚だなんて具体的な話は一度も出たことはない。部長の方は奥さんの浮気が原因の離婚経験もあることだし、もしかしたらそんな話は出ないんじゃないかなとか思ったりもしてた。
「……と、とにかく部長に話す前にお医者さんだよね……間違いってこともあるし……」
次の日、急用ができたと電話して有給休暇を取った。ちょうど次の催事用プレゼンが終わっところだったのですんなりと認められて、その足で近所の産婦人科へ。待合室で待っている間、お腹の大きなママさん達の中には旦那さんと思しき人と一緒の人もいたりして、あんな風に一緒に来てくれるのって羨ましいなあ、部長だったらどうするかなぁなんて考えていたらちょっと涙が出てきてしまった。
「六週目ね。生理の記録をちゃんと取ってくれているみたいだから助かるわ」
お母さんと同い年くらいの女の先生。私が未婚なのを知って少しだけ心配そうな顔をした。
「相手の人は?」
「今、お付き合いしている人ですけど、ちゃんと話します。えっと……どちらにするかはどうなるか分かりませんけど……」
「まさか妻子持ちさん?」
「いえいえ、違いますよ。ちゃんと独身さんです」
慌てて否定すると少し安心したようだ。私は産む方向で考えて欲しいけれど、それぞれの事情があるからちゃんと話し合ってね?と言われ、ちょっとした注意事項を言い渡されて病院を出た。
「部長に話さなきゃ……」
そして今日まで関西に出張している部長。確か明日は普通に出社するって言ってたからそれから話そう。どうやって切り出そうかあれやこれやと迷いながら、そうだ、両親にも話さなきゃ……とか色々と頭の中を駆け巡りその日はなかなか眠れなかった。
『相談したいことがあるので仕事が終わったら会えますか?』
メールにしようかどうか迷ったけど朝一で部長の机の上にメモ書きを置いてしまった。なんでメールにしなかったんだろうって置いた直後に後悔したけど今更またメモを回収しに行ったら何事かと思われちゃうし。そんなふうにウダウダ考えていると部長が顔を出した。いつもとは逆バージョンで私が逃げたい気分。
「宮内、ちょっと話がある」
「はい?」
連れて来られたのは資料室。
「どうした? メモなんて置いて」
「あ、すみません、メールにしようかと思ってたんでけどメモ書きなんて置いちゃって。私、何考えてたんだか……」
公私のけじめをつけるって二人で約束していたのに皆の前でメモ書き置くなんてNG中のNGだ。私ったら馬鹿だぁ。
「いや、それはいいから。相談したいことってなんだ?」
「えっと仕事が終わってからでいいですよ?」
「ここで話せないようなことか」
「えっと、話せないこともないんですけど……」
なんとなく雰囲気で部長がイラッとしたのが分かった。
「実はですね、昨日、病院に行ってきたんです」
「どこか悪いのか?」
急に心配そうな顔になる部長。ああ、やっぱりメモなんて置くんじゃなかったなあ……。
「病気じゃないんです、あの……行ったのは産婦人科で……その……あの……赤ちゃん、できたみたいです……部長?」
部長の目、何処か遠いところを見ている気がする。目の前で手を振ってみるけどなんか反応が無いよ? 大丈夫かな? 前の奥さんのこともあるからもしかして自分の子じゃないとか考えてるのかな?
「部長?」
はっと我に返ったみたいで目の焦点が元に戻ったみたいだ。こっちを茫然とした顔で見下ろしている。
「赤ちゃんって、“あの”赤ちゃんか?」
「その赤ちゃんしか私は知りませんけど……」
暫くの沈黙の後、なんか部長は訳の分かんない言葉を発して騒いでいる。察するところ多分これは喜んでいるっぽい? 跪いて私のお腹に顔を当ててる。いや、まだ胎動とかないですよ? 部長が大騒ぎした後日、部長が何か召喚したらしいとか、廊下で変な召喚の踊りをしていた集団がいたとか変な噂が流れたんだけど、まあそれはいつものことみたい。なんでもうちの社屋は異世界と繋がっているらしいから。
とにかく私の妊娠が分かってからの部長の行動は素早かった。素早いどころじゃない、もう怒涛の如く?な感じ。その週にはうちの両親と部長の御両親に挨拶をして、式はともかく婚姻届だけは出そうと届出用紙を持ってきた。
そして次の週には私は部長のマンションにお引っ越し。何故か長野部長と洋菓子和菓子両スイーツ課の人達が嬉々として部屋の中をウロウロしていたんだけどどうしてだろう。入りきらないものはトランクルームを借りて、日を改めて新居に持ち込むモノ、実家に送るモノ、処分するモノを選別することになった。とにかく行動が早過ぎて私はついていくのがやっとだった。と言うよりも、私は座ったままで部長達が何もかもしてくれるのを眺めていたというのが正しいかも。
そして気が付けば私は海藤愛海になっていて部長の奥さんになっていた。
+++++
「結婚式もしてないから実感がわかないのは仕方ないか」
ベンチに座ってお弁当をひろげる。
「そういうわけじゃないんですけど」
「婚約指輪とかそういうのも無しだったしなあ……」
「私はこれが気に入ってますよ?」
左手をかざせば薬指に光るプラチナの結婚指輪。部長の左手にも同じモノがはめられている。そこが大事なんだけどな。それに五月には結婚式と披露宴をすることになってるし。うちの母親、結婚するまではウェディングプランナーしてました。そして部長のところのお義母様は老舗ホテル勤務の元ホテルウーマン。この二人がタッグを組んだらきっと不可能はないと思う。
「両家の母親があれほど馬が合うとはな……」
「今日も一緒に披露宴のメニューを決めるとかでホテルに行くって言ってました」
「古巣に迷惑をかけなきゃいいんだが」
母親の子供に対する愛情って半端ない。私もそうなれるかなあ。そう思いながら、まだ全然膨らんでもいないお腹に手をあてた。
部長の家から私の家に向かう途中にそこそこ大きな川があって、そこの土手が桜並木になっている。春はお花見、夏は花火と地元ではちょっとした名所だ。今日はお弁当を持ってお花見デート。
「今年は天気に恵まれているから長く楽しめるな」
部長も桜を眩しそうに見上げている。
「部長ぉ?」
「なんだ?」
「手、つないでも良いですか?」
「ん? 構わないが」
差し出された手に自分の手を重ねて指をからめた。
「恋人つなぎですよ? 面接の時に部長の手が好きだなあって思って、こうやって恋人つなぎしたらどんな感じだろうって思ってたんです」
「そうか。で? 感想は?」
「とっても幸せです」
「それは良かった。ところでいい加減に“部長”って呼ぶのはよせ」
会社では公私のけじめをつけるべく今でも“部長”“宮内”と呼び合っている。職場を出れば部長は“愛海”と呼ぶけど、私は相変わらず“部長”のままだ。だいたい“海藤さん”をすっ飛ばして“正樹さん”はちょっと私にはハードルが高い。
「もう夫婦なんだぞ?」
「でもぉ……」
急遽込み入った話を部長としなくちゃいけなくてメモ書きを部長の机の上にそっと置いたのは一ヶ月ほど前のこと。その日の前後の記憶は曖昧で未だにはっきり覚えていないことも多かった。
+++++
ちょっと微熱があるかなって感じる日が続いた後いつもはちゃんとやってくる生理が来なくて、なんだか妙に身体が落ち着かない。こういう時って誰に相談したら良いんだろうって考えた末に園部先輩の名前しか浮かばなくて電話をかけたのが何日前だったかさえ思いだせない。
「先ずはこれで確認してみなさい。それからお医者さんね」
私の話を聞いてやってきた先輩が渡してくれたのは妊娠検査薬。まさかのブツを目の前に私はきっと困惑した表情をしていたに違いない。
「え……でも部長、ちゃんと避妊してくれてましたよ?」
「百パーセントの避妊方法なんて無いのよ。妊娠させたくないならセックスしないってのが一番の方法。それに一度でもコンドームをつけずに女性の中に入れたらその可能性はゼロじゃないのよ? で、結果が出たら私じゃなくて海藤君に話しなさいね」
ぼんやりしたまま自宅に戻って説明書を読んで試してみた。結果は陽性。妊娠してた。お腹に赤ちゃんがいる、部長と私の赤ちゃん。諦めるから最後に抱いて下さいって酔いに任せて迫ったのが去年の十一月。それは最後のお願いになることなく今は恋人同士になれたけど、付き合いだしてまだ四ヶ月だし、結婚だなんて具体的な話は一度も出たことはない。部長の方は奥さんの浮気が原因の離婚経験もあることだし、もしかしたらそんな話は出ないんじゃないかなとか思ったりもしてた。
「……と、とにかく部長に話す前にお医者さんだよね……間違いってこともあるし……」
次の日、急用ができたと電話して有給休暇を取った。ちょうど次の催事用プレゼンが終わっところだったのですんなりと認められて、その足で近所の産婦人科へ。待合室で待っている間、お腹の大きなママさん達の中には旦那さんと思しき人と一緒の人もいたりして、あんな風に一緒に来てくれるのって羨ましいなあ、部長だったらどうするかなぁなんて考えていたらちょっと涙が出てきてしまった。
「六週目ね。生理の記録をちゃんと取ってくれているみたいだから助かるわ」
お母さんと同い年くらいの女の先生。私が未婚なのを知って少しだけ心配そうな顔をした。
「相手の人は?」
「今、お付き合いしている人ですけど、ちゃんと話します。えっと……どちらにするかはどうなるか分かりませんけど……」
「まさか妻子持ちさん?」
「いえいえ、違いますよ。ちゃんと独身さんです」
慌てて否定すると少し安心したようだ。私は産む方向で考えて欲しいけれど、それぞれの事情があるからちゃんと話し合ってね?と言われ、ちょっとした注意事項を言い渡されて病院を出た。
「部長に話さなきゃ……」
そして今日まで関西に出張している部長。確か明日は普通に出社するって言ってたからそれから話そう。どうやって切り出そうかあれやこれやと迷いながら、そうだ、両親にも話さなきゃ……とか色々と頭の中を駆け巡りその日はなかなか眠れなかった。
『相談したいことがあるので仕事が終わったら会えますか?』
メールにしようかどうか迷ったけど朝一で部長の机の上にメモ書きを置いてしまった。なんでメールにしなかったんだろうって置いた直後に後悔したけど今更またメモを回収しに行ったら何事かと思われちゃうし。そんなふうにウダウダ考えていると部長が顔を出した。いつもとは逆バージョンで私が逃げたい気分。
「宮内、ちょっと話がある」
「はい?」
連れて来られたのは資料室。
「どうした? メモなんて置いて」
「あ、すみません、メールにしようかと思ってたんでけどメモ書きなんて置いちゃって。私、何考えてたんだか……」
公私のけじめをつけるって二人で約束していたのに皆の前でメモ書き置くなんてNG中のNGだ。私ったら馬鹿だぁ。
「いや、それはいいから。相談したいことってなんだ?」
「えっと仕事が終わってからでいいですよ?」
「ここで話せないようなことか」
「えっと、話せないこともないんですけど……」
なんとなく雰囲気で部長がイラッとしたのが分かった。
「実はですね、昨日、病院に行ってきたんです」
「どこか悪いのか?」
急に心配そうな顔になる部長。ああ、やっぱりメモなんて置くんじゃなかったなあ……。
「病気じゃないんです、あの……行ったのは産婦人科で……その……あの……赤ちゃん、できたみたいです……部長?」
部長の目、何処か遠いところを見ている気がする。目の前で手を振ってみるけどなんか反応が無いよ? 大丈夫かな? 前の奥さんのこともあるからもしかして自分の子じゃないとか考えてるのかな?
「部長?」
はっと我に返ったみたいで目の焦点が元に戻ったみたいだ。こっちを茫然とした顔で見下ろしている。
「赤ちゃんって、“あの”赤ちゃんか?」
「その赤ちゃんしか私は知りませんけど……」
暫くの沈黙の後、なんか部長は訳の分かんない言葉を発して騒いでいる。察するところ多分これは喜んでいるっぽい? 跪いて私のお腹に顔を当ててる。いや、まだ胎動とかないですよ? 部長が大騒ぎした後日、部長が何か召喚したらしいとか、廊下で変な召喚の踊りをしていた集団がいたとか変な噂が流れたんだけど、まあそれはいつものことみたい。なんでもうちの社屋は異世界と繋がっているらしいから。
とにかく私の妊娠が分かってからの部長の行動は素早かった。素早いどころじゃない、もう怒涛の如く?な感じ。その週にはうちの両親と部長の御両親に挨拶をして、式はともかく婚姻届だけは出そうと届出用紙を持ってきた。
そして次の週には私は部長のマンションにお引っ越し。何故か長野部長と洋菓子和菓子両スイーツ課の人達が嬉々として部屋の中をウロウロしていたんだけどどうしてだろう。入りきらないものはトランクルームを借りて、日を改めて新居に持ち込むモノ、実家に送るモノ、処分するモノを選別することになった。とにかく行動が早過ぎて私はついていくのがやっとだった。と言うよりも、私は座ったままで部長達が何もかもしてくれるのを眺めていたというのが正しいかも。
そして気が付けば私は海藤愛海になっていて部長の奥さんになっていた。
+++++
「結婚式もしてないから実感がわかないのは仕方ないか」
ベンチに座ってお弁当をひろげる。
「そういうわけじゃないんですけど」
「婚約指輪とかそういうのも無しだったしなあ……」
「私はこれが気に入ってますよ?」
左手をかざせば薬指に光るプラチナの結婚指輪。部長の左手にも同じモノがはめられている。そこが大事なんだけどな。それに五月には結婚式と披露宴をすることになってるし。うちの母親、結婚するまではウェディングプランナーしてました。そして部長のところのお義母様は老舗ホテル勤務の元ホテルウーマン。この二人がタッグを組んだらきっと不可能はないと思う。
「両家の母親があれほど馬が合うとはな……」
「今日も一緒に披露宴のメニューを決めるとかでホテルに行くって言ってました」
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