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8.そんなもんだよ
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「さて、これでお前達の訓練任務は終了だ。これからはランク3からお前達の自由に任務を受けるがいい」
任務報告を終え、簡単な治療を受けたミツハとリオスは再び支部長室に来ていた。
「受付役の石田ワタルにはもう会っているだろう。そいつがいるところで様々な依頼を斡旋してもらうんだ」
今川を捕らえたミツハとリオスはひとまずランク3の称号を得た。結構ギリギリだったので正直不安だったが、武装した無能力者全てを含め捕獲したことはそれなりに評価が高かったらしい。
「能力があったらもっとほいほい依頼こなせんのかなあ」
後ろに手を組んで歩きながらリオスは呟く
「戦っている最中に能力が発現することがあるなら、まだ可能性はあるだろう」
リオスはミツハをチラッと見て、
「まーまだ別にいいんだけどね。早くこいつを使いてーし」
まだ実践で1度も使っていないM60を掴んだ。
ランク3までの任務を受け付けられるということだが、毎度ボロボロで帰ってくることになるかもしれない。最初のうちはランク1.2の任務を受けて経験を積め、というのが支部長の伝言だった。
これからは1人でも数人でも好きな人数で依頼を受けられるため、簡単な任務をそれぞれ1人でこなすことにした
「…この程度か?」
ミツハはMP5Kを突きつけ
「お前の力を叩き直すのに絶好の場所だ。俺達の仲間になれ」
「ヒィッ…あークソ分かった分かった!あんたに着いてくよ…」
やはり今川に比べればあまりにも弱いものばかりだった。
その頃のリオスは
「んなーーー!弱い弱い!早く撃ちまくりてええええ!」
心の中の声を隠すことすらしなかった
そして、今度は2人でランク3の任務を受けようということになった。
「お、とうとうこっちいっとく?」
長い髪に無理矢理パーマをかけもはやアフロになりつつある受付役の男、石田ワタルは言う。
「そーろそろ物足りなくなってくる頃だもんなあ。お、それ行ってくれると助かるぜ」
任務一覧には優先順位がある。同じランクでも今すぐに排除しなくてはならないもの、噂程度に聞きつけ、その脅威を取り除いて欲しいというもの。ミツハ達が手に取ったのは優先順位の高いものだった。
「光属性の能力者、沖田コウヤ。光属性ってのは珍しいぞ?指にエナジーを集中させて、爪の様に振るうらしい。」
どうやら沖田が行ったのも強盗のようだ。
「まーた強盗かよー」
リオスは嘆く。今までのほとんどが同じ罪名だということにうんざりしているようだ。
「そのへんの能力者がやることはみんなそんなもんだよ」
「やけに能力について情報があるんだな」
ミツハは石田に言う。この前支部長に聞いた話では、能力について情報がないということが多いということだった。
「ああ。こいつの被害にあったうちのひとりが元能力研究者だったんだ。」
逃亡先は静岡県の某所という目処が立っているということで、護送車で向かうミツハとリオス。
「今回こそこいつの出番だといいんだけどなー」
M60を見つめる。よく見ると、グリップやらスコープやら、既にカスタマイズしているようだった。
「なーあんたもうその銃使ったんだろー?羨ましいぜー」
ミツハのMP5Kを指さした。
「まだ撃ってない。…銃はあまり好かんが、使いたいのはお前と一緒だよ」
潜伏先に睨まれていたのは電車の車庫近く。コンテナやら貨車やらが並んでいた。
車を降り、辺りを警戒する。
コンテナには○○行きというように文字が書いたパネルが貼り付けられていたが、その文字が引き裂かれた跡があった。
「これをやったのは…動物とかじゃないよな」
ミツハはMP5Kを構える
「あーうっぜぇ。お前達をおびき寄せたいってのはあったが、それでもそのせーぎかんに満ちた表情見るのはうっぜぇわ」
どこから声がしたのか、ミツハとリオスは左右を確認するが、姿は見当たらない。
ということは
「うおおおおっ!?」
リオスに向けて一人の男が上から突っ込んできた。
なんとか回避をしようとしたが、背中を多少切りつけられたようだ。
「なっ…グッ!?」
背中が焼けるように熱い。傷自体は深いものではないが、皮膚が爛れるような感覚に襲われる。
これが…
「お前が光属性の能力者、沖田コウヤだな」
リオスの状態を心配しながら沖田に向け武器を構えるミツハ。
「うぜえうぜえ超ウゼェ!お前達の組織には恨みがあんだ、ぜってーぶっ潰してやる!」
沖田は指からオレンジ色の爪のようなものを噴出している。
…恨みという言葉に引っ掛かりを覚えるミツハ。
【…?なん…だ?この感覚…】
一方、体制を立て直したリオスは今までに感じたことのない謎の感覚に見舞われていた。
任務報告を終え、簡単な治療を受けたミツハとリオスは再び支部長室に来ていた。
「受付役の石田ワタルにはもう会っているだろう。そいつがいるところで様々な依頼を斡旋してもらうんだ」
今川を捕らえたミツハとリオスはひとまずランク3の称号を得た。結構ギリギリだったので正直不安だったが、武装した無能力者全てを含め捕獲したことはそれなりに評価が高かったらしい。
「能力があったらもっとほいほい依頼こなせんのかなあ」
後ろに手を組んで歩きながらリオスは呟く
「戦っている最中に能力が発現することがあるなら、まだ可能性はあるだろう」
リオスはミツハをチラッと見て、
「まーまだ別にいいんだけどね。早くこいつを使いてーし」
まだ実践で1度も使っていないM60を掴んだ。
ランク3までの任務を受け付けられるということだが、毎度ボロボロで帰ってくることになるかもしれない。最初のうちはランク1.2の任務を受けて経験を積め、というのが支部長の伝言だった。
これからは1人でも数人でも好きな人数で依頼を受けられるため、簡単な任務をそれぞれ1人でこなすことにした
「…この程度か?」
ミツハはMP5Kを突きつけ
「お前の力を叩き直すのに絶好の場所だ。俺達の仲間になれ」
「ヒィッ…あークソ分かった分かった!あんたに着いてくよ…」
やはり今川に比べればあまりにも弱いものばかりだった。
その頃のリオスは
「んなーーー!弱い弱い!早く撃ちまくりてええええ!」
心の中の声を隠すことすらしなかった
そして、今度は2人でランク3の任務を受けようということになった。
「お、とうとうこっちいっとく?」
長い髪に無理矢理パーマをかけもはやアフロになりつつある受付役の男、石田ワタルは言う。
「そーろそろ物足りなくなってくる頃だもんなあ。お、それ行ってくれると助かるぜ」
任務一覧には優先順位がある。同じランクでも今すぐに排除しなくてはならないもの、噂程度に聞きつけ、その脅威を取り除いて欲しいというもの。ミツハ達が手に取ったのは優先順位の高いものだった。
「光属性の能力者、沖田コウヤ。光属性ってのは珍しいぞ?指にエナジーを集中させて、爪の様に振るうらしい。」
どうやら沖田が行ったのも強盗のようだ。
「まーた強盗かよー」
リオスは嘆く。今までのほとんどが同じ罪名だということにうんざりしているようだ。
「そのへんの能力者がやることはみんなそんなもんだよ」
「やけに能力について情報があるんだな」
ミツハは石田に言う。この前支部長に聞いた話では、能力について情報がないということが多いということだった。
「ああ。こいつの被害にあったうちのひとりが元能力研究者だったんだ。」
逃亡先は静岡県の某所という目処が立っているということで、護送車で向かうミツハとリオス。
「今回こそこいつの出番だといいんだけどなー」
M60を見つめる。よく見ると、グリップやらスコープやら、既にカスタマイズしているようだった。
「なーあんたもうその銃使ったんだろー?羨ましいぜー」
ミツハのMP5Kを指さした。
「まだ撃ってない。…銃はあまり好かんが、使いたいのはお前と一緒だよ」
潜伏先に睨まれていたのは電車の車庫近く。コンテナやら貨車やらが並んでいた。
車を降り、辺りを警戒する。
コンテナには○○行きというように文字が書いたパネルが貼り付けられていたが、その文字が引き裂かれた跡があった。
「これをやったのは…動物とかじゃないよな」
ミツハはMP5Kを構える
「あーうっぜぇ。お前達をおびき寄せたいってのはあったが、それでもそのせーぎかんに満ちた表情見るのはうっぜぇわ」
どこから声がしたのか、ミツハとリオスは左右を確認するが、姿は見当たらない。
ということは
「うおおおおっ!?」
リオスに向けて一人の男が上から突っ込んできた。
なんとか回避をしようとしたが、背中を多少切りつけられたようだ。
「なっ…グッ!?」
背中が焼けるように熱い。傷自体は深いものではないが、皮膚が爛れるような感覚に襲われる。
これが…
「お前が光属性の能力者、沖田コウヤだな」
リオスの状態を心配しながら沖田に向け武器を構えるミツハ。
「うぜえうぜえ超ウゼェ!お前達の組織には恨みがあんだ、ぜってーぶっ潰してやる!」
沖田は指からオレンジ色の爪のようなものを噴出している。
…恨みという言葉に引っ掛かりを覚えるミツハ。
【…?なん…だ?この感覚…】
一方、体制を立て直したリオスは今までに感じたことのない謎の感覚に見舞われていた。
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