29 / 66
時計屋さん
しおりを挟む
少し歩いてみたけど立ち止まって、今私の持っている物はなんだろうってポケットや手の中を見た。
家に帰りたい!! ってお願いしても何も反応してくれなくなってしまった石の欠片。
数枚の硬貨、いつも忍ばせてあるチョコ……。
こんな物で帝都をサバイバルできる気がしないぞ!
だって、少し日が傾いてきてる、最近は夜になると一層冷えるんだ。
大丈夫かな、でも人も多いし、いざとなったら騎士団もいるから平気……かな?
ああ、後タツミって私がどこにいるか分かるって言ってなかったけ?
とりあえずせっかくお忍びでここまで来たんだ時計屋さんに行こう。
まずは広場に出て、そうそうこっちの道、市場が終われば店じまいは早い、歩く街並みは閑散としていた。
開いてるのはポツリポツリとある、飲食店だけだ。
でもそういう所からはお酒に酔った男の人の大声なんかが聞こえて近寄りがたいけど。
記憶を頼りに歩いて行けば、あったあった、木彫りの看板に【エミュータ】の文字、宝石、魔法石、時計の専門店だ。
良かった、まだ店に灯りが付いてて……ショーウィンドウにキラキラ光る宝石と時計が飾られてある、ディスプレイされてるのは細かな装飾をあしらった懐中時計や、装飾品ばかりで…………。
宝石がメインなのかな? だとしたら私が思っていた時計屋さんと違うかも? お尻尾萎えてしまって、でもここしか時計屋さんって知らないんだよな。
うーんってしてたら、ふいに入り口が開いた。
「お買い上げ、ありがとうございましたぁ! またのお越しをお待ちしております!」
凛とした、爽やかな高い女の人の声、見れば蛇の尻尾のお金持ちそうなふくよかなマダムがほくほく顔で店から出て来た。
私なんかには目もくれず、指で慣らして出現した車に乗り込む。小窓からお店に会釈して、御者も一礼して、トカゲの背中に鞭をい入れた。
車が動いて道から見えなくなるまで、その女の人は頭を下げると、顔を上げて伸びをした。そして、
「はあ~喜んでもらえてよかったー!! 今日のお仕事終ー了っ!! っと、さーてと! いっぱいえっちしよ!」ってガッツポーズで言ってのけたのだ。
で、振り返りざま目が合っちゃって…………。
「!」
「ひょわ!! いいいいいらっしゃいませ?」
「…………」
黒髪のメイド服を着た綺麗な女の人だった、私達を飼っていた人間以来、初めて話す人だと思うと途端に言葉が出なくなる。
しばらく見つめ合って……
「えっと……なんていうかな? 今のはね、ストレス解消って感じ? スッキリするだけで、そんな風に思ってはないんだよ?」
「…………」
一歩近づかれて、どうしよう体小さくしたくなるし、耳下がっちゃう。
そしたら、その人は瞬きをした後、ゆっくりと私の前に座った。私より目線を低くして首を傾げる、そっと顔に手を近付けてくれて、鼻の近くに手の甲がきてクンクンした……危なくはない、かな? って思ったら優しく頬を撫でてきて。
「急に話かけてごめんね? 恐かったよね?」
「…………」
「お店気になるのかな?」
「…………」
お耳の後ろかいてくれて、ちょっと緊張が解れた。
「入る?」
「………………うん」
頭なでなでされて、気になってたもん! 入りたい、女の人の後についてお店に入る。
ドアを開ければカランコロン音がして、口がぱかーってなってしまった、だって壁一面に宝石に装飾品、ガラスケースに並ぶ煌びやかな鉱石! 見た事ないランプに正面に大きな時計! こんな空間見た事ない。それでカウンター越しには執事服にモノクルをかけた男の人がいて、宝石を磨いてる。私と目が合えば、
「いらっしゃいませ」
と口では言うけど不愛想。
「もっと笑いなよ! うち客商売なんだからね!?」
前を歩くメイドさんが注意して、わかりましたって言うけど不愛想なままだ。
メイドさんは振り返って両手を広げた。
「改めまして、いらっしゃいませ! エミュータにようこそ。うちは装飾品や時計を扱うお店なの。私が店主のエムであっちの可愛くないのが修理屋のユタ、何が欲しくて来たのかな?」
「…………」
笑顔が眩しい溌剌とした口調、なんだろう……私も家では、働きたい! ってお店屋さんごっことかしてたけど、そんなのとは全然違うな! こんな眩しい笑顔を初対面の人にできる自信がない。何て答えていいのか分からないよ……。
ただただ挙動不審な獣人と化していたら、
「エム」
「はいはい」
カウンターの無表情の彼がメイドさんに何か投げて、受け取ったメイドさんは、ほうほう! ってしてる。
「プレイの時のアイテムがこんな所で役に立つとは!」
また私の前で座ると、受け取ったそれを頭に装着した、所謂、黒い猫耳カチューシャだ、それと尻尾。
「にゃんにゃん! うふふ、これでお揃いだね! どうかな? 話やすい?」
「…………………うん」
なんだろう、たったお耳と尻尾がお揃いなだけで、この人は人間なのに一気に親近感わいて差し出された手を握ってしまった。
「わあ可愛い! 小さいお手て!! 黒い小猫ちゃんのお客さんなんて初めて」
「というか黒猫なんて稀少種すぎて見た事ないですよ。こっちでは本に乗ってる絶滅危惧種」
モノクロの人が指輪を拭きながら言ってきて、そうなの? って首傾げる。
そうしたらメイドさんが私をぎゅってして頭撫でてきた、
「そうだよ? 私達だって突然この町に転移してきた移民者よ? 朝ね出勤しようとマンションのエレベーターに乗ったら、なぜかこのお店の中にいたの」
「シュッキン? マンション? エレベーター?」
「まあ、それはいいか。それで昔の住んでいた所では黒髪黒目も当たり前だったけど、ここに来たら一人もいないし、地図に私達の住んでいた島も載っていなくてね? でもまあ、この世界では黒髪って流行ってるみたいで染めてる人もいて目立たないけど、私達みたいに天然の黒髪っていうのは少ないと思う。あなたもそうなんでしょう?」
「…………」
「艶々で綺麗、優しいご主人様がいるのかな?」
「…………いる」
やん、声可愛い! ってスリスリされてしまって、なんだろう……この人……嫌いじゃない。
でも、それを恨めしそうに睨んでるモノクルの人は、何だか、何にでもヤキモチ焼くタツミに似ているような気がする。
「それで? 小さい子がどうしてこんな所に来たの?」
「小さい子?」
「うん? そうだよ、子猫だよね? まだ」
「…………」
そうなの、かな? 猫年齢的には成人に近いと思ったんだけど……? 小柄なだけ?
商談用のテーブル椅子にメイドさんは座って、私を膝に乗せてると、足怪我しちゃうと困るから私のお古の靴良かったら履いて? と靴を履かせてくれた。そっかお家から急に来たから…………すっごい小さな声でありがとうっと言ったら、笑ってる。いいんだよってお膝ポンポンされて、お店に飾ってある商品を指差した。
「それで、おっきくなったらどれが欲しいの?」
「おっきく? えっと…………私は鳩時計が欲しいの」
「鳩時計?」
「うん、お家の壊しちゃったの……」
答えたら、メイドさんは可愛いいいいいいって後ろから抱き締めてきた。
「そっかあー!! お家の時計壊しちゃってうちに来たの?!! でも大丈夫だよ!! こんな可愛い猫ちゃんが時計壊して誰が怒るの? 絶対猫ちゃんの時の姿可愛いでしょ? 君!」
「そ、そんな事ない! 可愛くなくて捨てられてしまう見た目」
「?」
何それ、ありえない。ってメイドさんは言ってた、そしたら執事さんが私の前にいくつか時計を持って来てくれた。
「そもそも時計と言っても二種類あって蓄魔式の魔力を溜めてその動力で動くタイプと、吸魔式は人、家、土地……などの魔力を吸って永久的に動いているタイプの二種類あります。前者が一般的に家庭に復旧しているもので針がズレてくるので直す必要がある。後者は常に新たな魔力を吸収して時を刻んでいるので針のずれもありません、ですが魔力を常に吸収する仕組みになってるので……」
モノクルを直しながら私を見て。
「お客様は魔力がないので畜魔式かと」
そっか、やっぱり私には魔力がないんだ、でも時計の裏をみたら、蓄魔式は魔力を貯めておくポケットみたいのがついてて、うちにあった鳩時計はそんなの付いてなかった、だから。
「こっちの吸魔式の時計を下さい」
言えば二人共、待って待ってしてきた。
「でもこれ高いよ? 吸魔式って常に魔力を変換するからカラクリも複雑で」
「欲しい、と言っても君お金は?」
お金のジャスチャーをされて、ポケットに入っていた硬貨を見せてみた。
「えっと……タツ……ご主人様がお手伝いのお駄賃にくれるお金はこういうので……買えないかな……?」
「嘘!! 大判金貨三枚…………?! いやいやいや、一枚でも超お釣りがくるよ?」
執事さんは金貨を透かして、頷いた。
「本物ですね、君この価値わかってる? 盗んできたようにも見えないし、飼い主の名前は?」
「えっと…………タツミ」
家に帰りたい!! ってお願いしても何も反応してくれなくなってしまった石の欠片。
数枚の硬貨、いつも忍ばせてあるチョコ……。
こんな物で帝都をサバイバルできる気がしないぞ!
だって、少し日が傾いてきてる、最近は夜になると一層冷えるんだ。
大丈夫かな、でも人も多いし、いざとなったら騎士団もいるから平気……かな?
ああ、後タツミって私がどこにいるか分かるって言ってなかったけ?
とりあえずせっかくお忍びでここまで来たんだ時計屋さんに行こう。
まずは広場に出て、そうそうこっちの道、市場が終われば店じまいは早い、歩く街並みは閑散としていた。
開いてるのはポツリポツリとある、飲食店だけだ。
でもそういう所からはお酒に酔った男の人の大声なんかが聞こえて近寄りがたいけど。
記憶を頼りに歩いて行けば、あったあった、木彫りの看板に【エミュータ】の文字、宝石、魔法石、時計の専門店だ。
良かった、まだ店に灯りが付いてて……ショーウィンドウにキラキラ光る宝石と時計が飾られてある、ディスプレイされてるのは細かな装飾をあしらった懐中時計や、装飾品ばかりで…………。
宝石がメインなのかな? だとしたら私が思っていた時計屋さんと違うかも? お尻尾萎えてしまって、でもここしか時計屋さんって知らないんだよな。
うーんってしてたら、ふいに入り口が開いた。
「お買い上げ、ありがとうございましたぁ! またのお越しをお待ちしております!」
凛とした、爽やかな高い女の人の声、見れば蛇の尻尾のお金持ちそうなふくよかなマダムがほくほく顔で店から出て来た。
私なんかには目もくれず、指で慣らして出現した車に乗り込む。小窓からお店に会釈して、御者も一礼して、トカゲの背中に鞭をい入れた。
車が動いて道から見えなくなるまで、その女の人は頭を下げると、顔を上げて伸びをした。そして、
「はあ~喜んでもらえてよかったー!! 今日のお仕事終ー了っ!! っと、さーてと! いっぱいえっちしよ!」ってガッツポーズで言ってのけたのだ。
で、振り返りざま目が合っちゃって…………。
「!」
「ひょわ!! いいいいいらっしゃいませ?」
「…………」
黒髪のメイド服を着た綺麗な女の人だった、私達を飼っていた人間以来、初めて話す人だと思うと途端に言葉が出なくなる。
しばらく見つめ合って……
「えっと……なんていうかな? 今のはね、ストレス解消って感じ? スッキリするだけで、そんな風に思ってはないんだよ?」
「…………」
一歩近づかれて、どうしよう体小さくしたくなるし、耳下がっちゃう。
そしたら、その人は瞬きをした後、ゆっくりと私の前に座った。私より目線を低くして首を傾げる、そっと顔に手を近付けてくれて、鼻の近くに手の甲がきてクンクンした……危なくはない、かな? って思ったら優しく頬を撫でてきて。
「急に話かけてごめんね? 恐かったよね?」
「…………」
「お店気になるのかな?」
「…………」
お耳の後ろかいてくれて、ちょっと緊張が解れた。
「入る?」
「………………うん」
頭なでなでされて、気になってたもん! 入りたい、女の人の後についてお店に入る。
ドアを開ければカランコロン音がして、口がぱかーってなってしまった、だって壁一面に宝石に装飾品、ガラスケースに並ぶ煌びやかな鉱石! 見た事ないランプに正面に大きな時計! こんな空間見た事ない。それでカウンター越しには執事服にモノクルをかけた男の人がいて、宝石を磨いてる。私と目が合えば、
「いらっしゃいませ」
と口では言うけど不愛想。
「もっと笑いなよ! うち客商売なんだからね!?」
前を歩くメイドさんが注意して、わかりましたって言うけど不愛想なままだ。
メイドさんは振り返って両手を広げた。
「改めまして、いらっしゃいませ! エミュータにようこそ。うちは装飾品や時計を扱うお店なの。私が店主のエムであっちの可愛くないのが修理屋のユタ、何が欲しくて来たのかな?」
「…………」
笑顔が眩しい溌剌とした口調、なんだろう……私も家では、働きたい! ってお店屋さんごっことかしてたけど、そんなのとは全然違うな! こんな眩しい笑顔を初対面の人にできる自信がない。何て答えていいのか分からないよ……。
ただただ挙動不審な獣人と化していたら、
「エム」
「はいはい」
カウンターの無表情の彼がメイドさんに何か投げて、受け取ったメイドさんは、ほうほう! ってしてる。
「プレイの時のアイテムがこんな所で役に立つとは!」
また私の前で座ると、受け取ったそれを頭に装着した、所謂、黒い猫耳カチューシャだ、それと尻尾。
「にゃんにゃん! うふふ、これでお揃いだね! どうかな? 話やすい?」
「…………………うん」
なんだろう、たったお耳と尻尾がお揃いなだけで、この人は人間なのに一気に親近感わいて差し出された手を握ってしまった。
「わあ可愛い! 小さいお手て!! 黒い小猫ちゃんのお客さんなんて初めて」
「というか黒猫なんて稀少種すぎて見た事ないですよ。こっちでは本に乗ってる絶滅危惧種」
モノクロの人が指輪を拭きながら言ってきて、そうなの? って首傾げる。
そうしたらメイドさんが私をぎゅってして頭撫でてきた、
「そうだよ? 私達だって突然この町に転移してきた移民者よ? 朝ね出勤しようとマンションのエレベーターに乗ったら、なぜかこのお店の中にいたの」
「シュッキン? マンション? エレベーター?」
「まあ、それはいいか。それで昔の住んでいた所では黒髪黒目も当たり前だったけど、ここに来たら一人もいないし、地図に私達の住んでいた島も載っていなくてね? でもまあ、この世界では黒髪って流行ってるみたいで染めてる人もいて目立たないけど、私達みたいに天然の黒髪っていうのは少ないと思う。あなたもそうなんでしょう?」
「…………」
「艶々で綺麗、優しいご主人様がいるのかな?」
「…………いる」
やん、声可愛い! ってスリスリされてしまって、なんだろう……この人……嫌いじゃない。
でも、それを恨めしそうに睨んでるモノクルの人は、何だか、何にでもヤキモチ焼くタツミに似ているような気がする。
「それで? 小さい子がどうしてこんな所に来たの?」
「小さい子?」
「うん? そうだよ、子猫だよね? まだ」
「…………」
そうなの、かな? 猫年齢的には成人に近いと思ったんだけど……? 小柄なだけ?
商談用のテーブル椅子にメイドさんは座って、私を膝に乗せてると、足怪我しちゃうと困るから私のお古の靴良かったら履いて? と靴を履かせてくれた。そっかお家から急に来たから…………すっごい小さな声でありがとうっと言ったら、笑ってる。いいんだよってお膝ポンポンされて、お店に飾ってある商品を指差した。
「それで、おっきくなったらどれが欲しいの?」
「おっきく? えっと…………私は鳩時計が欲しいの」
「鳩時計?」
「うん、お家の壊しちゃったの……」
答えたら、メイドさんは可愛いいいいいいって後ろから抱き締めてきた。
「そっかあー!! お家の時計壊しちゃってうちに来たの?!! でも大丈夫だよ!! こんな可愛い猫ちゃんが時計壊して誰が怒るの? 絶対猫ちゃんの時の姿可愛いでしょ? 君!」
「そ、そんな事ない! 可愛くなくて捨てられてしまう見た目」
「?」
何それ、ありえない。ってメイドさんは言ってた、そしたら執事さんが私の前にいくつか時計を持って来てくれた。
「そもそも時計と言っても二種類あって蓄魔式の魔力を溜めてその動力で動くタイプと、吸魔式は人、家、土地……などの魔力を吸って永久的に動いているタイプの二種類あります。前者が一般的に家庭に復旧しているもので針がズレてくるので直す必要がある。後者は常に新たな魔力を吸収して時を刻んでいるので針のずれもありません、ですが魔力を常に吸収する仕組みになってるので……」
モノクルを直しながら私を見て。
「お客様は魔力がないので畜魔式かと」
そっか、やっぱり私には魔力がないんだ、でも時計の裏をみたら、蓄魔式は魔力を貯めておくポケットみたいのがついてて、うちにあった鳩時計はそんなの付いてなかった、だから。
「こっちの吸魔式の時計を下さい」
言えば二人共、待って待ってしてきた。
「でもこれ高いよ? 吸魔式って常に魔力を変換するからカラクリも複雑で」
「欲しい、と言っても君お金は?」
お金のジャスチャーをされて、ポケットに入っていた硬貨を見せてみた。
「えっと……タツ……ご主人様がお手伝いのお駄賃にくれるお金はこういうので……買えないかな……?」
「嘘!! 大判金貨三枚…………?! いやいやいや、一枚でも超お釣りがくるよ?」
執事さんは金貨を透かして、頷いた。
「本物ですね、君この価値わかってる? 盗んできたようにも見えないし、飼い主の名前は?」
「えっと…………タツミ」
0
あなたにおすすめの小説
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
義兄様と庭の秘密
結城鹿島
恋愛
もうすぐ親の決めた相手と結婚しなければならない千代子。けれど、心を占めるのは美しい義理の兄のこと。ある日、「いっそ、どこかへ逃げてしまいたい……」と零した千代子に対し、返ってきた言葉は「……そうしたいなら、そうする?」だった。
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる