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最終話 おひとりさまを目指すなら、まず……
③ 目覚めたら、隣にいるのは超絶イケメン!?
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ノエラ邸、色とりどりの花あふれる庭園に、いま私はいる。
なのに花々の香しさをこれっぽっちも感じない。それらの色もすべて灰色に見える。
「だって彼は、私と手を取り合って、夫婦としてやっていくと言ってくれたから……」
「は? 君はお父上がなにより大事で、結婚なんかしたくないって言ってただろう?」
「そうでしたけどっ……」
「あいつの何を知ってるんだよ……」
「彼はあなたの大事な家族でしょ? どうしてそんな言い方するんですか!」
「……」
彼も言葉を失った。だから私は本能で、ここが責め時だと感じたのだ。
「彼はあなたと違う……。あなたは“私を”必要としてくれなかったじゃないですか!!」
あの時、熱意とか、執着……みたいなものを見せてくれなかった。
「そんな人にあれこれ言われたくないです!」
「だってそれは君がっ……」
ここで植木の影から、
「エイリーク様?」
「「っ……?」」
ひょっこり顔を出し現れたのはアンジェリカだった。
「こちらにいらしていたのですね。あら、お姉様?」
何か察したらしい彼女の顔が固まった。というか3人でまた沈黙の時。
「エレーゼ、それって……」
「エイリーク様」
この不穏な空気に勘づいたアンジェリカが、彼の言葉に被せ会話を始める。
「お部屋に伺った際いらっしゃらなかったので、使用人に画集を預けました。また新しくお借りしたいものがあるのですが」
「あっ、エレーゼ……」
私はその隙にこの場から逃げ出した。
今更こんな不満をぶつけて、どうなると言うの? 売り言葉に買い言葉で、もっと責めてしまいそう。責めたところで彼の心や生き方を変えられるわけないのに。
応接間でジークムント様が迎えに来るまで大人しく待っていた。アンジェリカとは別々に我が家へ帰った。
翌日、晴れ渡る青空のもと孤児院への道のりをゆく。この馬車の中、私は陰気な顔で窓の外をぼんやり眺めていただろう。
「何を考えてるんだ?」
「え、あー…、孤児院の子たち、何をしてあげたら喜ぶかなと」
「…………」
勘繰られてる? ちゃんと話し相手にならなくてはね。彼を連れてきたのは私なんだから。
「祭りで俺が被っていたフランケンシュタインの怪物さ、俺に似合ってた?」
「えぇ…? 似合ってなかったと思います」
「あの怪物、“自分と同じ存在”と人生を分かち合いたいんだって。でも誰にも受け入れてもらえず、望み叶わず絶望して──」
……なんだか私みたい。
「なんか他にもそういう人いたような」
「はい?」
「いや。エレーゼ、君は“平民となってひとりで生きていく”って努力を続けていたようだけど」
この人は私のことをすべて調べ上げていて、丸裸にされているのも同然だった。ごまかしたところで仕方ない。
「いくらなんでもそれは無謀だ。平民は血筋のいい君を、自分らと同等には見ないよ」
そうだと思う。心の片隅に巣くっていた不安を言い当てられた。私は言葉もなく、また窓の外に視線を流した。
「君の気概を折ってしまってごめん。でも俺と一緒なら、“共存”の可能性がある。業務を通してどんなコミュニティへでも参入できるよう努めよう」
「はい……」
きっとこれが実現可能な未来への展望というもの。彼に従っていれば、間違いはないわよね。
「エレーゼ・ストラウド様でございますね。本日はこのような辺鄙な土地まで、ようこそお越しいただきまして」
広々とした牧場に囲まれる孤児院へ到着すると、少々委縮した院長がさっそく出迎えてくれた。
「初めましてワイズ院長。お会いできてうれしいわ。こちらは私の婚約者、ジークムント・ノエラです。今後ともよろしくお願いしますね」
こういうところで婚約者を紹介できることに、一抹の誇らしさを感じる私だった。ひとりで生きていくと決意を固めていた頃には想像だにしなかった、伴侶を抱え、対外的に“一人前”と認められる自分。気分が高揚する。
院の応接間で食事をいただいた後に、子どもたちの遊び場へ。
客人に挨拶をと集められた子どもたちは、大人の遊び相手の到来だと大喜びで我々を囲む。マザーは諫めるが私たちはそのつもりで、汚れても構わない衣裳でやって来た。ジークムント様は子どもたちにせっつかれ、張り切ってフィールドに。
「あのように高貴なお方が、親身に子らと触れ合ってくださるだなんて」
院長もマザーも目頭を熱くしている。私も十分楽しそうな彼をじっと眺めていた。
ジークムント様、ほんとうに上手く子どもたちの相手をするなぁ。これがエイリーク様だったら、また亀のように突っつかれたり乗っかられたりしたところじゃないかしら。子どもは人の内面を見抜くのよね。
少し笑いがこみ上げてきたその時、私のドレスのレースを引っ張る小さな手が。
「あら、おちびちゃん。どうしたの? あなたはみんなと一緒に遊ばないの?」
クマのぬいぐるみを抱く少女が言葉なくうつむく。
「その子、アリーはひっこみじあんで、あまりあちらの元気な子たちの輪に入れないのですよ」
「そう、じゃあ私と遊びましょう」
私は日陰の大きい北側の庭で、この子の相手をすることに。
「アリー、あなたは普段なにをして遊んでいるの」
「おにんぎょうあそび」
「じゃあ私にもお人形を貸してくれるかしら」
そこでアリーはまたうつむく。子どもがうつむく時って、だいたい大人に助けて欲しいのサイン。
「どうしたの?」
彼女は無言のまま下からゆっくりと、そこに立つ一本ブナを見上げた。私も彼女の視線を追うと、ブナの枝先にぬいぐるみらしきものが引っ掛かっている。
「トムたちがやったの」
「トム?」
「いつもこういうことする……」
ああ、いじめっこね。
「取ってあげるわ」
立ち上がった私を、彼女はぽかんとした顔で見上げる。
あ、いじめっこたちを叱って欲しかったのかな? まずぬいぐるみを取って、遊びながら話を聞こう。
靴を脱ぎ捨て、邪魔なスカートの裾を捲し上げたら腰回りに巻いて結び付けた。
勇んでブナの幹の凹みに手を掛ける私。子どものころ登ってみたかったけど、必ず止められたから……ちょっとわくわくする。
「おねえちゃん、きをつけて!」
「もう少し……」
足場を枝に移し、更に上の枝をぐっと掴み、これより先へ踏み込めば枝が折れる寸でのところまで進んだ。そこから枝先に引っ掛かったぬいぐるみに手を伸ばす。このとき当然、視線の先は目当てのぬいぐるみだった。両足で踏ん張り、力いっぱいに片方の手で枝を掴み、もう少しで目標に手が届くという時。
「エレーゼ!? 何やってるんだ!」
私は声の上がった方にバッと振り向いた。建物の角から出てきたジークムント様の、「しまった」と過ぎっただろう仕草を目に焼き付けた瞬間、バランスを崩した私は、宙を滑り落ちる感覚をおぼえ────。
「エレーゼ!!」
彼の、私を呼ぶ声が近くなる……いえ……遠のいていく────……。
「ん……」
「エレーゼ!」
今、私を呼んだのは誰? お父様?
「ああ、良かった……」
朝かしら。いつものように目が覚めて、部屋の天井をぼおっと眺めている。
寝ているだけなのに、なんだか頭がぐらぐらするわ。とりあえず起きよう。疲れを落とす眠りから覚めたというのに、身体がなんだか痛くて重くて……まだ疲れてる。
「あ、まだ起き上がらないで」
若い男性の声? 誰、すぐそこにいるのは……。
「??」
私の顔をのぞくのは、プラチナの髪がすごくきれいな男の人。
ここ私の部屋じゃない! どこなの? 今は朝? 違うの??
「まだしばらく寝ていよう。俺、みなに報告してくるから。君が目覚めたって」
私は確かめたくて、身体の辛さをおして起き上がろうとした。そこの人、どこかに行こうとしている。なんだか不安。側にいて欲しい。
「だめだよ、寝ていなくては。少し休んだら俺が検診するから」
そんな私にまた寄ってきて、なだめようとするこの男性……えっ……ええ?? 顔がものっすごく綺麗!!
ぼんやりしたこの頭が、一瞬で雲が吹かれていったように晴れ渡る。
「あ、頭、痛っ……」
「ほら、無理をしないで」
私を寝かせようとするこの人の腕を、すぐにも掴んだ。多少クリアになった私の思考はまず、この謎の答えを求める。
「あなたは、いったいどなたですか?」
「……え??」
なのに花々の香しさをこれっぽっちも感じない。それらの色もすべて灰色に見える。
「だって彼は、私と手を取り合って、夫婦としてやっていくと言ってくれたから……」
「は? 君はお父上がなにより大事で、結婚なんかしたくないって言ってただろう?」
「そうでしたけどっ……」
「あいつの何を知ってるんだよ……」
「彼はあなたの大事な家族でしょ? どうしてそんな言い方するんですか!」
「……」
彼も言葉を失った。だから私は本能で、ここが責め時だと感じたのだ。
「彼はあなたと違う……。あなたは“私を”必要としてくれなかったじゃないですか!!」
あの時、熱意とか、執着……みたいなものを見せてくれなかった。
「そんな人にあれこれ言われたくないです!」
「だってそれは君がっ……」
ここで植木の影から、
「エイリーク様?」
「「っ……?」」
ひょっこり顔を出し現れたのはアンジェリカだった。
「こちらにいらしていたのですね。あら、お姉様?」
何か察したらしい彼女の顔が固まった。というか3人でまた沈黙の時。
「エレーゼ、それって……」
「エイリーク様」
この不穏な空気に勘づいたアンジェリカが、彼の言葉に被せ会話を始める。
「お部屋に伺った際いらっしゃらなかったので、使用人に画集を預けました。また新しくお借りしたいものがあるのですが」
「あっ、エレーゼ……」
私はその隙にこの場から逃げ出した。
今更こんな不満をぶつけて、どうなると言うの? 売り言葉に買い言葉で、もっと責めてしまいそう。責めたところで彼の心や生き方を変えられるわけないのに。
応接間でジークムント様が迎えに来るまで大人しく待っていた。アンジェリカとは別々に我が家へ帰った。
翌日、晴れ渡る青空のもと孤児院への道のりをゆく。この馬車の中、私は陰気な顔で窓の外をぼんやり眺めていただろう。
「何を考えてるんだ?」
「え、あー…、孤児院の子たち、何をしてあげたら喜ぶかなと」
「…………」
勘繰られてる? ちゃんと話し相手にならなくてはね。彼を連れてきたのは私なんだから。
「祭りで俺が被っていたフランケンシュタインの怪物さ、俺に似合ってた?」
「えぇ…? 似合ってなかったと思います」
「あの怪物、“自分と同じ存在”と人生を分かち合いたいんだって。でも誰にも受け入れてもらえず、望み叶わず絶望して──」
……なんだか私みたい。
「なんか他にもそういう人いたような」
「はい?」
「いや。エレーゼ、君は“平民となってひとりで生きていく”って努力を続けていたようだけど」
この人は私のことをすべて調べ上げていて、丸裸にされているのも同然だった。ごまかしたところで仕方ない。
「いくらなんでもそれは無謀だ。平民は血筋のいい君を、自分らと同等には見ないよ」
そうだと思う。心の片隅に巣くっていた不安を言い当てられた。私は言葉もなく、また窓の外に視線を流した。
「君の気概を折ってしまってごめん。でも俺と一緒なら、“共存”の可能性がある。業務を通してどんなコミュニティへでも参入できるよう努めよう」
「はい……」
きっとこれが実現可能な未来への展望というもの。彼に従っていれば、間違いはないわよね。
「エレーゼ・ストラウド様でございますね。本日はこのような辺鄙な土地まで、ようこそお越しいただきまして」
広々とした牧場に囲まれる孤児院へ到着すると、少々委縮した院長がさっそく出迎えてくれた。
「初めましてワイズ院長。お会いできてうれしいわ。こちらは私の婚約者、ジークムント・ノエラです。今後ともよろしくお願いしますね」
こういうところで婚約者を紹介できることに、一抹の誇らしさを感じる私だった。ひとりで生きていくと決意を固めていた頃には想像だにしなかった、伴侶を抱え、対外的に“一人前”と認められる自分。気分が高揚する。
院の応接間で食事をいただいた後に、子どもたちの遊び場へ。
客人に挨拶をと集められた子どもたちは、大人の遊び相手の到来だと大喜びで我々を囲む。マザーは諫めるが私たちはそのつもりで、汚れても構わない衣裳でやって来た。ジークムント様は子どもたちにせっつかれ、張り切ってフィールドに。
「あのように高貴なお方が、親身に子らと触れ合ってくださるだなんて」
院長もマザーも目頭を熱くしている。私も十分楽しそうな彼をじっと眺めていた。
ジークムント様、ほんとうに上手く子どもたちの相手をするなぁ。これがエイリーク様だったら、また亀のように突っつかれたり乗っかられたりしたところじゃないかしら。子どもは人の内面を見抜くのよね。
少し笑いがこみ上げてきたその時、私のドレスのレースを引っ張る小さな手が。
「あら、おちびちゃん。どうしたの? あなたはみんなと一緒に遊ばないの?」
クマのぬいぐるみを抱く少女が言葉なくうつむく。
「その子、アリーはひっこみじあんで、あまりあちらの元気な子たちの輪に入れないのですよ」
「そう、じゃあ私と遊びましょう」
私は日陰の大きい北側の庭で、この子の相手をすることに。
「アリー、あなたは普段なにをして遊んでいるの」
「おにんぎょうあそび」
「じゃあ私にもお人形を貸してくれるかしら」
そこでアリーはまたうつむく。子どもがうつむく時って、だいたい大人に助けて欲しいのサイン。
「どうしたの?」
彼女は無言のまま下からゆっくりと、そこに立つ一本ブナを見上げた。私も彼女の視線を追うと、ブナの枝先にぬいぐるみらしきものが引っ掛かっている。
「トムたちがやったの」
「トム?」
「いつもこういうことする……」
ああ、いじめっこね。
「取ってあげるわ」
立ち上がった私を、彼女はぽかんとした顔で見上げる。
あ、いじめっこたちを叱って欲しかったのかな? まずぬいぐるみを取って、遊びながら話を聞こう。
靴を脱ぎ捨て、邪魔なスカートの裾を捲し上げたら腰回りに巻いて結び付けた。
勇んでブナの幹の凹みに手を掛ける私。子どものころ登ってみたかったけど、必ず止められたから……ちょっとわくわくする。
「おねえちゃん、きをつけて!」
「もう少し……」
足場を枝に移し、更に上の枝をぐっと掴み、これより先へ踏み込めば枝が折れる寸でのところまで進んだ。そこから枝先に引っ掛かったぬいぐるみに手を伸ばす。このとき当然、視線の先は目当てのぬいぐるみだった。両足で踏ん張り、力いっぱいに片方の手で枝を掴み、もう少しで目標に手が届くという時。
「エレーゼ!? 何やってるんだ!」
私は声の上がった方にバッと振り向いた。建物の角から出てきたジークムント様の、「しまった」と過ぎっただろう仕草を目に焼き付けた瞬間、バランスを崩した私は、宙を滑り落ちる感覚をおぼえ────。
「エレーゼ!!」
彼の、私を呼ぶ声が近くなる……いえ……遠のいていく────……。
「ん……」
「エレーゼ!」
今、私を呼んだのは誰? お父様?
「ああ、良かった……」
朝かしら。いつものように目が覚めて、部屋の天井をぼおっと眺めている。
寝ているだけなのに、なんだか頭がぐらぐらするわ。とりあえず起きよう。疲れを落とす眠りから覚めたというのに、身体がなんだか痛くて重くて……まだ疲れてる。
「あ、まだ起き上がらないで」
若い男性の声? 誰、すぐそこにいるのは……。
「??」
私の顔をのぞくのは、プラチナの髪がすごくきれいな男の人。
ここ私の部屋じゃない! どこなの? 今は朝? 違うの??
「まだしばらく寝ていよう。俺、みなに報告してくるから。君が目覚めたって」
私は確かめたくて、身体の辛さをおして起き上がろうとした。そこの人、どこかに行こうとしている。なんだか不安。側にいて欲しい。
「だめだよ、寝ていなくては。少し休んだら俺が検診するから」
そんな私にまた寄ってきて、なだめようとするこの男性……えっ……ええ?? 顔がものっすごく綺麗!!
ぼんやりしたこの頭が、一瞬で雲が吹かれていったように晴れ渡る。
「あ、頭、痛っ……」
「ほら、無理をしないで」
私を寝かせようとするこの人の腕を、すぐにも掴んだ。多少クリアになった私の思考はまず、この謎の答えを求める。
「あなたは、いったいどなたですか?」
「……え??」
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