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最終話 おひとりさまを目指すなら、まず……
④ 勝ち確?
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多少の休憩の後、「私は高いところから落下して頭を打った」と聞かされた。「彼」の問診を受け、命に別条はないと診断されたのだが。
命どうこうといわれても、そんなに大変なことが起こったのか、私には実感がない。身体には確かにアザができていて鈍い痛みもある。けれど、頭はしっかりしているのよ。自分や家族のことちゃんと分かるし、何も変わったことはないわ。
「失った記憶は、自然に取り戻せるまで気楽に待てばいい」
失った記憶──?
「あなたは誰なの? 私とあなたの間に、何か……?」
彼は私を労わるように話してくれた。
約半年前、私は彼と婚約をし、以降婚姻の準備を進めていると。
……いったいどういうこと??
**
ここ自室の窓の先は、秋の日のつるべ落とし。
「申し訳ないです。私が考えなしに無茶なことをしたせいで、あなたにご迷惑が……」
馬車での自宅到着までに状況の説明を受け、自己嫌悪の森を放浪する私。
「君の無茶を受け止めたくて、君と婚約したんだよ」
「でも……婚約者であるあなたのことを忘れてしまったなんて……」
「負い目に感じることはない。俺たちはこれからなんだから」
「はい。また少しずつ、今までのことを聞かせてください。思い出すきっかけになるかもしれないし……」
「……うん。いいよ」
ここでドアがノックされる。ジークムント様に来客が、とメイドの連絡。
「どういったお客様です?」
「そんな不安げな顔しなくていい。俺の兄だ。ちょっと待ってて」
足早に行ってしまった。
「……はぁ」
私はここ半年くらいの記憶をすべて失ってしまったようだ。このあいだに出会い婚約を交わした彼と、その家族のこと忘れてしまっただなんて。
「……婚約?」
そんなのおかしい。私はひとりで生きていくと決めて以来、できるだけ相手の紹介などを断ってきた。最近ではお父様も諦めかけていたし。
ただ、彼は入り婿でいいって。その条件なら私も会うくらいなら……と、なりはするか。
しかしもっとおかしいのは、あれほどまでに見目麗しく聡明で屈託のない男性が、一生の相手を私で良しとするわけないってこと。大きな家の出の……嫡男でないとはいえ、うちは普通の子爵家よ? 騙されてるのよ。
頭を打って目が覚めたらこんなウマい話になってるなんて、私まだ夢をみてる……やっぱりもう死んでるんじゃ?
でも、こんな素敵な夢なら……ずっとみていたいかも……。
しばらくすると彼が戻ってきた。やっぱり今は一緒にいて欲しい。お父様は遠くに行っていて帰りは明日になるっていうし。
「あら? ジークムント様、頬にお怪我を……」
さっきまではなかった青あざに私はひやりとした。
「ああ、ちょっとね。心配はいらないよ」
「でも……手当を」
「自分でできるよ、これでも医療者だから」
「……まさか、殴られたのですか?」
来客は兄だと先ほど話していたけど、何があったのだろう。私はふと、この部屋の窓から見える玄関先の方に目をやった。何かの予感だったか、ちょうどその方が馬車に乗ろうとしている。
「……少し遠目だけど分かります。あなたとそっくりなのですね」
「双子だからね」
「あら?」
その彼のもとに寄ってきたのは……アンジェリカね。
「アンジェリカが引きとめたみたい」
「もう夜だから宿泊を促したのかな。そういえば最近仲がいいなあのふたり」
どういうことになっているの。私たちみんなで親しかったとか……?
それからの私は心もとない日々を過ごしていた。しかし婚約者であるジークムント様は大らかな方で、この心は徐々にほぐれていく。
私はなんて恵まれているんだろう。こんなに優しい方が私のこと好きで、そのうえ入り婿でもいいと、この屋敷で暮らしてくれているのだ。記憶を失う前の私が彼との結婚を確信しても、何も不思議ではない。
***
この日、ジークムント様に連れられやって来たのはノエラ邸。
「あ、あの。お母様とは……私、記憶を失う前、親しくさせていただいていたのですよね?」
「うん、まぁそうだね」
「心苦しいです……何も覚えてなくて」
「彼女は事情を分かっているよ。むしろ君に申し訳なく思ってる。息子である俺の失態で、このようなことになってしまったのだから」
「そんな……」
応接室に通されて対面した彼のお母様は、これがこの歳の子を持つ母親なのか、と度肝を抜くほど清廉な、非常に麗しい方であった。
「本当にエレーゼが無事で良かったわ。あなたに何かあったら、私……」
彼女は言いながら目頭を押さえる。
こんな言葉をかけてくださる方なのだ。情の深い方だとすぐに分かった。
「できる限り思い出せるよう努めてまいりますので」
「いいのよ、あなたは何も気負わなくていいの。私の息子と仲良く過ごしていれば、きっと自然に取り戻すわ」
この時ジークムント様は窓際で外を眺めながら、女性の会話は長くなる……といったふう。そんな様子をたしなめたシャルロッテ様が、彼に遣いを頼み外へ行かせた。
「エレーゼ、ちょっと私の部屋に付いてきてくれないかしら?」
「はい?」
華美過ぎない整った部屋に通された。私に背を向けた彼女は、ドレッサーで何かを探しているよう。
「あ、あったわ。これこれ」
嬉しそうに私を振り向く。
「これをあなたにあげたかったの」
「え? そんな、シャルロッテ様のアクセサリーなんて……、まぁ」
私は目を大きく見開いた。それは妙なことに、シャルロッテ様を装飾するイメージのない色の宝石……草深い緑の……まるで私の瞳。
「もらってくれるかしら、このネックレス」
「は、はい」
「とっても綺麗でしょう? このノエラ領でいちばん美しいのよ」
「え……ええ??」
なんとなく、そう言われると気恥ずかしいわ。別に私の瞳が褒められているわけじゃないけど。でも、なんだろう。それを見つめると、胸がそわそわする。
「これね、ネックレスだけど守護石みたいなものだから、通常はあまり人に見せないで。今日はこの宝石箱に入れて持って帰ってね」
「はい……」
私はその宝石箱を借り、帰りの荷物として用意した。
自室に帰ってからもジークムント様には内緒で、このアクセサリーをひとり眺めていた。
なぜだか胸がざわめくの。だけど心地いい。そりゃ自分の瞳にそっくりな石、綺麗って言われれば嬉しいものね。このネックレス、きっと私の宝物になる──。
**
「えっ? アンジェリカが?」
使用人から、ただいま彼女は自室にこもりっぱなしでベッドに伏せっているとの報告を受けた。ここ3日ほど、ろくに食事もしていないようだ。
彼女の身に何が起こったのかというと、どうやら……失恋。珍しく熱を上げていた王家血族の男性が、彼と釣り合いの取れる高貴な家の出の女性と婚約してしまったらしい。細かい経緯は知れないが、彼女は心を弄ばれたと不信感を募らせているそう。
「自信はないが、私が慰めてみよう。食事も取るよう説得せねばな」
お父様が深く心配している。
「私もアンジェリカのところに行きます」
こんなこと初めてだもの、お父様だってやりように困るわよね。
「何も食べたくありませんわ! もう放っておいて!」
取り付く島もない。いつもは艶めく白い肌も口惜しいかな、やつれてしまっている。
お父様とふたりで、なんとか立ち直らせようと思い思いの言葉をかけるが、彼女は虚ろなままでただ窓の外を眺めている。
「お父様、残念ですが今はどうにも……」
「……そうだな。アンジェリカ、また来るよ」
気遣う家族に目もくれない彼女を一瞥し、私は部屋を出た。扉に背を付け、まったく困った子ね、というように溜め息をついてはみたが、私はどこかで感じていたのだ。ぼんやりした優越感を。
恋に破れて彼女は独り。片や私は、みなが羨むほどに美しく才能豊か、そのうえ心優しい婚約者がいる。かつてお母様も伯母様も、妹の方は心配いらないが姉にはちゃんと相手を見繕ってやらないと、なんて言っていたわ。
でも今、間違いなく私の方が上に立っている。誰も文句付けようのない幸せに、私が先にゴールするのだから。
命どうこうといわれても、そんなに大変なことが起こったのか、私には実感がない。身体には確かにアザができていて鈍い痛みもある。けれど、頭はしっかりしているのよ。自分や家族のことちゃんと分かるし、何も変わったことはないわ。
「失った記憶は、自然に取り戻せるまで気楽に待てばいい」
失った記憶──?
「あなたは誰なの? 私とあなたの間に、何か……?」
彼は私を労わるように話してくれた。
約半年前、私は彼と婚約をし、以降婚姻の準備を進めていると。
……いったいどういうこと??
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ここ自室の窓の先は、秋の日のつるべ落とし。
「申し訳ないです。私が考えなしに無茶なことをしたせいで、あなたにご迷惑が……」
馬車での自宅到着までに状況の説明を受け、自己嫌悪の森を放浪する私。
「君の無茶を受け止めたくて、君と婚約したんだよ」
「でも……婚約者であるあなたのことを忘れてしまったなんて……」
「負い目に感じることはない。俺たちはこれからなんだから」
「はい。また少しずつ、今までのことを聞かせてください。思い出すきっかけになるかもしれないし……」
「……うん。いいよ」
ここでドアがノックされる。ジークムント様に来客が、とメイドの連絡。
「どういったお客様です?」
「そんな不安げな顔しなくていい。俺の兄だ。ちょっと待ってて」
足早に行ってしまった。
「……はぁ」
私はここ半年くらいの記憶をすべて失ってしまったようだ。このあいだに出会い婚約を交わした彼と、その家族のこと忘れてしまっただなんて。
「……婚約?」
そんなのおかしい。私はひとりで生きていくと決めて以来、できるだけ相手の紹介などを断ってきた。最近ではお父様も諦めかけていたし。
ただ、彼は入り婿でいいって。その条件なら私も会うくらいなら……と、なりはするか。
しかしもっとおかしいのは、あれほどまでに見目麗しく聡明で屈託のない男性が、一生の相手を私で良しとするわけないってこと。大きな家の出の……嫡男でないとはいえ、うちは普通の子爵家よ? 騙されてるのよ。
頭を打って目が覚めたらこんなウマい話になってるなんて、私まだ夢をみてる……やっぱりもう死んでるんじゃ?
でも、こんな素敵な夢なら……ずっとみていたいかも……。
しばらくすると彼が戻ってきた。やっぱり今は一緒にいて欲しい。お父様は遠くに行っていて帰りは明日になるっていうし。
「あら? ジークムント様、頬にお怪我を……」
さっきまではなかった青あざに私はひやりとした。
「ああ、ちょっとね。心配はいらないよ」
「でも……手当を」
「自分でできるよ、これでも医療者だから」
「……まさか、殴られたのですか?」
来客は兄だと先ほど話していたけど、何があったのだろう。私はふと、この部屋の窓から見える玄関先の方に目をやった。何かの予感だったか、ちょうどその方が馬車に乗ろうとしている。
「……少し遠目だけど分かります。あなたとそっくりなのですね」
「双子だからね」
「あら?」
その彼のもとに寄ってきたのは……アンジェリカね。
「アンジェリカが引きとめたみたい」
「もう夜だから宿泊を促したのかな。そういえば最近仲がいいなあのふたり」
どういうことになっているの。私たちみんなで親しかったとか……?
それからの私は心もとない日々を過ごしていた。しかし婚約者であるジークムント様は大らかな方で、この心は徐々にほぐれていく。
私はなんて恵まれているんだろう。こんなに優しい方が私のこと好きで、そのうえ入り婿でもいいと、この屋敷で暮らしてくれているのだ。記憶を失う前の私が彼との結婚を確信しても、何も不思議ではない。
***
この日、ジークムント様に連れられやって来たのはノエラ邸。
「あ、あの。お母様とは……私、記憶を失う前、親しくさせていただいていたのですよね?」
「うん、まぁそうだね」
「心苦しいです……何も覚えてなくて」
「彼女は事情を分かっているよ。むしろ君に申し訳なく思ってる。息子である俺の失態で、このようなことになってしまったのだから」
「そんな……」
応接室に通されて対面した彼のお母様は、これがこの歳の子を持つ母親なのか、と度肝を抜くほど清廉な、非常に麗しい方であった。
「本当にエレーゼが無事で良かったわ。あなたに何かあったら、私……」
彼女は言いながら目頭を押さえる。
こんな言葉をかけてくださる方なのだ。情の深い方だとすぐに分かった。
「できる限り思い出せるよう努めてまいりますので」
「いいのよ、あなたは何も気負わなくていいの。私の息子と仲良く過ごしていれば、きっと自然に取り戻すわ」
この時ジークムント様は窓際で外を眺めながら、女性の会話は長くなる……といったふう。そんな様子をたしなめたシャルロッテ様が、彼に遣いを頼み外へ行かせた。
「エレーゼ、ちょっと私の部屋に付いてきてくれないかしら?」
「はい?」
華美過ぎない整った部屋に通された。私に背を向けた彼女は、ドレッサーで何かを探しているよう。
「あ、あったわ。これこれ」
嬉しそうに私を振り向く。
「これをあなたにあげたかったの」
「え? そんな、シャルロッテ様のアクセサリーなんて……、まぁ」
私は目を大きく見開いた。それは妙なことに、シャルロッテ様を装飾するイメージのない色の宝石……草深い緑の……まるで私の瞳。
「もらってくれるかしら、このネックレス」
「は、はい」
「とっても綺麗でしょう? このノエラ領でいちばん美しいのよ」
「え……ええ??」
なんとなく、そう言われると気恥ずかしいわ。別に私の瞳が褒められているわけじゃないけど。でも、なんだろう。それを見つめると、胸がそわそわする。
「これね、ネックレスだけど守護石みたいなものだから、通常はあまり人に見せないで。今日はこの宝石箱に入れて持って帰ってね」
「はい……」
私はその宝石箱を借り、帰りの荷物として用意した。
自室に帰ってからもジークムント様には内緒で、このアクセサリーをひとり眺めていた。
なぜだか胸がざわめくの。だけど心地いい。そりゃ自分の瞳にそっくりな石、綺麗って言われれば嬉しいものね。このネックレス、きっと私の宝物になる──。
**
「えっ? アンジェリカが?」
使用人から、ただいま彼女は自室にこもりっぱなしでベッドに伏せっているとの報告を受けた。ここ3日ほど、ろくに食事もしていないようだ。
彼女の身に何が起こったのかというと、どうやら……失恋。珍しく熱を上げていた王家血族の男性が、彼と釣り合いの取れる高貴な家の出の女性と婚約してしまったらしい。細かい経緯は知れないが、彼女は心を弄ばれたと不信感を募らせているそう。
「自信はないが、私が慰めてみよう。食事も取るよう説得せねばな」
お父様が深く心配している。
「私もアンジェリカのところに行きます」
こんなこと初めてだもの、お父様だってやりように困るわよね。
「何も食べたくありませんわ! もう放っておいて!」
取り付く島もない。いつもは艶めく白い肌も口惜しいかな、やつれてしまっている。
お父様とふたりで、なんとか立ち直らせようと思い思いの言葉をかけるが、彼女は虚ろなままでただ窓の外を眺めている。
「お父様、残念ですが今はどうにも……」
「……そうだな。アンジェリカ、また来るよ」
気遣う家族に目もくれない彼女を一瞥し、私は部屋を出た。扉に背を付け、まったく困った子ね、というように溜め息をついてはみたが、私はどこかで感じていたのだ。ぼんやりした優越感を。
恋に破れて彼女は独り。片や私は、みなが羨むほどに美しく才能豊か、そのうえ心優しい婚約者がいる。かつてお母様も伯母様も、妹の方は心配いらないが姉にはちゃんと相手を見繕ってやらないと、なんて言っていたわ。
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