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最終話 おひとりさまを目指すなら、まず……
⑤ 連れ去られる私
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ふぅ。またため息をついてしまった。
「アンジェリカにも世話が焼けるわ」
好きな人が自分を断って他の人と……ってよくある話でしょ。どれだけ耐性低いの。これを機に、今まで寄ってきた男性らの気持ちを考えてみればいいわ。
まぁ、そうは言ってもね。なんとか食べさせないと。
私はこの腕によりをかけて胃に優しいものを作ろうと、調理場へやって来た。
コックたちに頼めば嫌な顔せず作ってくれるだろうけど、休憩時間を邪魔するのもね。
「ん~~、やっぱりこういう時は粥よね。鶏肉を細かく刻んで、ちょっとだけ卵を散らしてと」
良かった、料理の仕方は忘れてないわ。半年より前の記憶なら問題ない。
「ええと、どうすればもっと食欲を掻き立てられるかしら。色をもうちょっと……」
────“食べる人を思っての……見た目を工夫したり、色鮮やかに……”
……っ!? 何かしら。今、脳裏に朗らかな声が過ぎった……。
それは一瞬のことで、私は胸のざわめきを何もなかったかのように捨て置いて、次の作業に入る。
「わりとうまくできたわ。あとは片付けながらやらなきゃ……」
────“人を幸せにしたいという気持ちでいっぱいの子だって”
「!!」
今度は頭の中にぼんやりした像が浮かび、静電気にしびれたような驚きでその場にうずくまった。落としてしまったボウルを拾おうとしたら。
「頭、痛い……」
聴こえてきた声は何? ふわりと浮かんだ笑顔は……?
ここで、こんな衛生第一の調理場で、涙がぼろぼろあふれて出てきた。
これは嬉しい涙のような、でも今の私の気持ちは、なんだかこれ、寂しさ……? そんな慣れ合わないふたつの気分が、涙をあとからあとから製造する。
「早くあの子のところに持っていかなきゃ……冷めてしまう……」
用意した食事を持って訪れ、再び彼女に働きかける。
「アンジェリカ……食べないままでいいわけないでしょ」
彼女はベッドのヘッドボードを背もたれにして、虚ろな目で画集の1ページをずっと眺めていた。
「オートミール粥を作ってきたわ。流動食でだんだん胃を慣らしていかないとね」
「スプーンを持つ力もありませんわ……」
「食べさせてあげるから」
仕方なく、ひな鳥のようにしおらしい彼女の口にスプーンを運んだ。こう見るとただの可愛い妹だ。
「アンジェリカ、ごめん……」
「なんです、急に」
「……こんなふうに落ち込んで、食事も喉を通らなくなったあなたを見て、本当は、私……」
こんなこと言ったら軽蔑されてしまう。でも溜めておけなくなった。……声が聴こえてきたから。
「いい気味だと思った」
なぜだか分からないけど、あの声の主は、きっとこんな私に微笑んでくれない。そんなふうに感じてしまったの。それをアンジェリカに話してしまうなんて、これも本当に自分勝手よね。
「あなたはいつでもたくさんの人に言い寄られて、その中から素敵な人を選んで、恋をするのも結婚するのも、苦しさとか悔しさとか、情けなさ恥ずかしさ焦り、そういった“負の気持ち”を何も経験することなく、ずっと幸せなままで一生過ごしていくんだと思ってたから」
「……私も、そう思っていたかもしれません。でもそんなわけないわ。幸せなだけ……楽なだけなんて、あるわけないわ」
「そうね」
そして分かったことがあるの。仮にアンジェリカがどこまでも順風満帆な人生を送ろうと、私の幸不幸になんにも関与しやしないの。むしろ幸せでいてくれないと、このように手が掛かるくらい。
ただちょっと、自分が落ち込んだ時に身近な他人と比べて、自分でもっと不幸部屋に引きこもってしまったり……。無意味なのにね。
「お姉様、美味しかったです」
「そう、早く立ち直りなさいよ」
「明日も何か作って持ってきてください」
「なによもう。普通に食事しなさいよ!」
全部たいらげて、美味しかったと言われたらやっぱり嬉しくて、部屋を出た私は小さくガッツポーズをした。食器を運ぶのも私の仕事。別にメイドを呼ぶほどのことでもないからいいけど。
────“お節介”
「っ!」
また……。
頭を過ぎったその一言は温かい声だった。胸の鼓動が響く。私は扉にもたれて動悸が落ち着くのを待った。
さっきより心が楽になったのは、ずっと抱えていた後ろめたい気持ちを……砕いて割ったからかしら。そして今なぜだかこれを、声の主に報告したく思う。
頭を掠めたのは誰かの、呆れているようでも微笑んでいる表情……。あれは、ジークムント様なの?
私の話を聞いてほしい。なにかが足りない。さびしい。こんな気持ちはなぜ?
誰か助けて……。
また日々は過ぎ、月末が近付いている。月末に何があるのかというと、ジークムント様の誕生日だ。彼は私の状態を鑑み、贈り物などの支度は考えなくていいと言ってくれた。というより、誕生会で私をみなに紹介し、「年明けには式を挙げようと思っている」と発表することが最高のプレゼントだと、そんな言葉をくれたのだ。
こんな私にも明るい未来が待っている。なぜ記憶を失くしてしまったのかなんて、もう考えるのは止めて、前を向いて歩いていくのがいいのだろう。
***
「ジークムント様が?」
この日の午前、メイドの持ってきた言づけでは、お出かけのお誘いとのことだ。が……どうして言づけ? とりあえず出かける準備をし、馬屋番のところに出向いた。
「ええ、ジークムント様がほんの少し前にお越しで、もう馬車内にお待ちです」
こうして馬屋番に案内されたそこは車庫の中。
「どうして馬車庫のまま?」
いつも外に出してくれているのに。奥に行くほど薄暗く、また狭く乗りにくい場だ。
「ここから私がお出しします。エレーゼ様も、どうぞ」
「エレーゼ」
そこで訝し気な私に、馬車の扉からひょこっと顔を出し手招きしたのは彼であった。
「さぁ乗っておいで」
「ジークムント様、いったいこれは。どこへお出かけに?」
暗がりでエスコートされ馬車に乗せられた私が中に腰掛けると、馬車はすぐに発車した。すぐ外へ出たら窓から光が差し、ホワっと明るさが広がる。
「…………ジークムント様?」
彼はあえて窓の方に顔を向けた。その横顔に、多大な違和感を覚える。
「あなたは……ジークムント様じゃないわ」
「そうだよ。今日の君のエスコート役は僕だ」
組んだ足を片方持ち上げ、組み直した紳士。話に聞いていた、ジークムント様の双子の兄、エイリーク様であった。
「どういうことですかっ。私、彼に無断で出てきたことに! 心配させてしまうわ」
彼の名を使って呼び出してどこか連れてくなんて、誘拐じゃないの!
「大丈夫だよ、連絡しておくから」
「でもっ……」
「あらぬ疑いをかけられたら、ってこと? 何を不安に思ってるんだ?」
その問いに、即座に赤面してしまった。鏡を見なくても自分で分かる。気まずい。
「では、まず、どちらへ向かっているのか教えてください……」
「墓場だよ」
……墓場??
到着した処は明言された通り、静寂な墓地であった。
中流階級の墓地だろうか。平民の、粗雑な石をおいて終わりの墓とは違い、凝った彫刻の施された立派な墓石が並んでいる。
「こっちだよ」
奥まったそこには、この中でも格別に荘厳な墓石が、柵に守られ佇む。
「こちらは、どなたの?」
「君が看取ったひとりの貴婦人の住処だ」
「私が……?」
まずはふたりで祈りを捧げた。
「彼女は君に感謝していた。人生の最後に、いい出会いだったと」
「この半年の間にあったことなのですね。覚えていなくて申し訳ないです」
でも、どうして。きっと大きな資産のある家の方なのだろう。
私が今まで看取ったのは師のところに来る、主に町民の人たちだったわけで。どんな経緯があってここに眠る方と知り合って、しかも看取っただなんて。そしてそれをどうしてエイリーク様が?
「君にとっても大切な思い出のはずだよ」
「……あなたがこちらに私を連れてきたということは」
ゆっくりと目線を彼の方に向けたら、真剣な顔をした彼が頷いた。
「君の記憶を取り戻す旅に出よう」
墓地から始まる旅?
戻り道にエスコートするため、彼が手を差し伸べる。私は墓に「また来ますね」と礼をし、その地を離れた。
「アンジェリカにも世話が焼けるわ」
好きな人が自分を断って他の人と……ってよくある話でしょ。どれだけ耐性低いの。これを機に、今まで寄ってきた男性らの気持ちを考えてみればいいわ。
まぁ、そうは言ってもね。なんとか食べさせないと。
私はこの腕によりをかけて胃に優しいものを作ろうと、調理場へやって来た。
コックたちに頼めば嫌な顔せず作ってくれるだろうけど、休憩時間を邪魔するのもね。
「ん~~、やっぱりこういう時は粥よね。鶏肉を細かく刻んで、ちょっとだけ卵を散らしてと」
良かった、料理の仕方は忘れてないわ。半年より前の記憶なら問題ない。
「ええと、どうすればもっと食欲を掻き立てられるかしら。色をもうちょっと……」
────“食べる人を思っての……見た目を工夫したり、色鮮やかに……”
……っ!? 何かしら。今、脳裏に朗らかな声が過ぎった……。
それは一瞬のことで、私は胸のざわめきを何もなかったかのように捨て置いて、次の作業に入る。
「わりとうまくできたわ。あとは片付けながらやらなきゃ……」
────“人を幸せにしたいという気持ちでいっぱいの子だって”
「!!」
今度は頭の中にぼんやりした像が浮かび、静電気にしびれたような驚きでその場にうずくまった。落としてしまったボウルを拾おうとしたら。
「頭、痛い……」
聴こえてきた声は何? ふわりと浮かんだ笑顔は……?
ここで、こんな衛生第一の調理場で、涙がぼろぼろあふれて出てきた。
これは嬉しい涙のような、でも今の私の気持ちは、なんだかこれ、寂しさ……? そんな慣れ合わないふたつの気分が、涙をあとからあとから製造する。
「早くあの子のところに持っていかなきゃ……冷めてしまう……」
用意した食事を持って訪れ、再び彼女に働きかける。
「アンジェリカ……食べないままでいいわけないでしょ」
彼女はベッドのヘッドボードを背もたれにして、虚ろな目で画集の1ページをずっと眺めていた。
「オートミール粥を作ってきたわ。流動食でだんだん胃を慣らしていかないとね」
「スプーンを持つ力もありませんわ……」
「食べさせてあげるから」
仕方なく、ひな鳥のようにしおらしい彼女の口にスプーンを運んだ。こう見るとただの可愛い妹だ。
「アンジェリカ、ごめん……」
「なんです、急に」
「……こんなふうに落ち込んで、食事も喉を通らなくなったあなたを見て、本当は、私……」
こんなこと言ったら軽蔑されてしまう。でも溜めておけなくなった。……声が聴こえてきたから。
「いい気味だと思った」
なぜだか分からないけど、あの声の主は、きっとこんな私に微笑んでくれない。そんなふうに感じてしまったの。それをアンジェリカに話してしまうなんて、これも本当に自分勝手よね。
「あなたはいつでもたくさんの人に言い寄られて、その中から素敵な人を選んで、恋をするのも結婚するのも、苦しさとか悔しさとか、情けなさ恥ずかしさ焦り、そういった“負の気持ち”を何も経験することなく、ずっと幸せなままで一生過ごしていくんだと思ってたから」
「……私も、そう思っていたかもしれません。でもそんなわけないわ。幸せなだけ……楽なだけなんて、あるわけないわ」
「そうね」
そして分かったことがあるの。仮にアンジェリカがどこまでも順風満帆な人生を送ろうと、私の幸不幸になんにも関与しやしないの。むしろ幸せでいてくれないと、このように手が掛かるくらい。
ただちょっと、自分が落ち込んだ時に身近な他人と比べて、自分でもっと不幸部屋に引きこもってしまったり……。無意味なのにね。
「お姉様、美味しかったです」
「そう、早く立ち直りなさいよ」
「明日も何か作って持ってきてください」
「なによもう。普通に食事しなさいよ!」
全部たいらげて、美味しかったと言われたらやっぱり嬉しくて、部屋を出た私は小さくガッツポーズをした。食器を運ぶのも私の仕事。別にメイドを呼ぶほどのことでもないからいいけど。
────“お節介”
「っ!」
また……。
頭を過ぎったその一言は温かい声だった。胸の鼓動が響く。私は扉にもたれて動悸が落ち着くのを待った。
さっきより心が楽になったのは、ずっと抱えていた後ろめたい気持ちを……砕いて割ったからかしら。そして今なぜだかこれを、声の主に報告したく思う。
頭を掠めたのは誰かの、呆れているようでも微笑んでいる表情……。あれは、ジークムント様なの?
私の話を聞いてほしい。なにかが足りない。さびしい。こんな気持ちはなぜ?
誰か助けて……。
また日々は過ぎ、月末が近付いている。月末に何があるのかというと、ジークムント様の誕生日だ。彼は私の状態を鑑み、贈り物などの支度は考えなくていいと言ってくれた。というより、誕生会で私をみなに紹介し、「年明けには式を挙げようと思っている」と発表することが最高のプレゼントだと、そんな言葉をくれたのだ。
こんな私にも明るい未来が待っている。なぜ記憶を失くしてしまったのかなんて、もう考えるのは止めて、前を向いて歩いていくのがいいのだろう。
***
「ジークムント様が?」
この日の午前、メイドの持ってきた言づけでは、お出かけのお誘いとのことだ。が……どうして言づけ? とりあえず出かける準備をし、馬屋番のところに出向いた。
「ええ、ジークムント様がほんの少し前にお越しで、もう馬車内にお待ちです」
こうして馬屋番に案内されたそこは車庫の中。
「どうして馬車庫のまま?」
いつも外に出してくれているのに。奥に行くほど薄暗く、また狭く乗りにくい場だ。
「ここから私がお出しします。エレーゼ様も、どうぞ」
「エレーゼ」
そこで訝し気な私に、馬車の扉からひょこっと顔を出し手招きしたのは彼であった。
「さぁ乗っておいで」
「ジークムント様、いったいこれは。どこへお出かけに?」
暗がりでエスコートされ馬車に乗せられた私が中に腰掛けると、馬車はすぐに発車した。すぐ外へ出たら窓から光が差し、ホワっと明るさが広がる。
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彼はあえて窓の方に顔を向けた。その横顔に、多大な違和感を覚える。
「あなたは……ジークムント様じゃないわ」
「そうだよ。今日の君のエスコート役は僕だ」
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「どういうことですかっ。私、彼に無断で出てきたことに! 心配させてしまうわ」
彼の名を使って呼び出してどこか連れてくなんて、誘拐じゃないの!
「大丈夫だよ、連絡しておくから」
「でもっ……」
「あらぬ疑いをかけられたら、ってこと? 何を不安に思ってるんだ?」
その問いに、即座に赤面してしまった。鏡を見なくても自分で分かる。気まずい。
「では、まず、どちらへ向かっているのか教えてください……」
「墓場だよ」
……墓場??
到着した処は明言された通り、静寂な墓地であった。
中流階級の墓地だろうか。平民の、粗雑な石をおいて終わりの墓とは違い、凝った彫刻の施された立派な墓石が並んでいる。
「こっちだよ」
奥まったそこには、この中でも格別に荘厳な墓石が、柵に守られ佇む。
「こちらは、どなたの?」
「君が看取ったひとりの貴婦人の住処だ」
「私が……?」
まずはふたりで祈りを捧げた。
「彼女は君に感謝していた。人生の最後に、いい出会いだったと」
「この半年の間にあったことなのですね。覚えていなくて申し訳ないです」
でも、どうして。きっと大きな資産のある家の方なのだろう。
私が今まで看取ったのは師のところに来る、主に町民の人たちだったわけで。どんな経緯があってここに眠る方と知り合って、しかも看取っただなんて。そしてそれをどうしてエイリーク様が?
「君にとっても大切な思い出のはずだよ」
「……あなたがこちらに私を連れてきたということは」
ゆっくりと目線を彼の方に向けたら、真剣な顔をした彼が頷いた。
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