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第4章:魔王クラタ誕生「魔王ですか?」「いいえ、会長みたいなもんです……」
第9話:三洞窟同盟
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「本当に出鱈目な奴だな!」
「おっさんもな?」
142回目くらいで、勁力を吸収できるようになったのでサクッと止めを刺しに行ったら、このおっさん口からビーム吐きやがった。
しかも、聖属性じゃなくて光属性とかってまた新しい属性。
ガチビームだったわ。
一体この世界には、いくつの魔法の属性があるんだ?
耐性得るのめっちゃ大変なんだけど。
肩を狙ったものだったけど、ニヤニヤしてるおっさんがムカついて毒をあおって、光属性の耐性も取っといた。
闇属性も、他に影属性やらなんやら派生してそうでちょっとゲンナリ。
取りあえず、更に120回挑戦してビームを片手で弾き飛ばして冒頭のやり取り。
もはや猛毒がロシアン液体状態。
飲んでも、飲んでもいつ死ねるの? って感じ。
でもって、許容量越えたら急に死ぬ。
うん、このじらされつついつ来るか分からないドキドキ感面白い。
たまに思ったより早く死ねると、めっちゃ嬉しい。
完全状態異常耐性【序】のデメリット。
個別の耐性が確認できなかったりする。
この仕様は全ての世界の神をも創造した原初の創造主が、面倒くさくなったんじゃないかと邪推してみたりもしたが、セーブ無視の最悪な攻撃を受けそうな気がしたのでやめといた。
某竜の冒険の、デロデロデロデロデ~ロ……という、絶望を告げる音楽と共に
おきのどくですが
ぼうけんのしょ1ばんは
きえてしまいました。
と全てひらがなで、黒い背景に白い文字で出てくる伝説の呪文バルスをきっと使えるはずだ。
思い出す……
あれは、幼い頃のとある土曜日の出来事。
午前中授業で、帰って即行で宿題を終わらせた俺はウキウキと竜の冒険の3作目を始めた。
初めて30分。
何を思ったのか休日の親父が普段やらない掃除機をかけはじめた。
休日なのに、宿題の終わった息子が相手にしてくれないので手持無沙汰だったのだろう。
でも、普段家事をやらない人がたまには良かれと思ってそう言う事をすると、碌な結果にならない。
嫌な予感がしつつ、ゲームを続ける俺。
段々と掃除機の騒音が近付いてくる。
そして、男の大雑把な掃除機操作そのままの勢いで、当時最先端でありながら繊細であったゲームハードに【掃除機痛恨撃】をかましたのは今でも忘れない。
ビーという音と、ノイズの走った画面。
恐怖に怯えながら、僅かな希望を込めてリセットボタンを押しながら電源を切ってから電源を入れたんだ。
おっ、と思ったら流れた呪いの音楽。
俺は親父を呪ったね。
幼かった俺は号泣して親父を責めたよ。
でも親父は生産性の無いゲームより、掃除の方が重要だという謎理論で逆切れしやがった。
子供に逆らえるはずもなく泣き寝入り。
普段しないような事を、急にすると碌な結果にならないんだよ。
それが、良かれと思った事でもな。
お袋に褒められても、俺は恨むよ……
おっとすまない。
つい、感傷に浸ってしまったようだ。
「そんなにガッカリした顔をすることは無いじゃないか」
「すまんな……奥の手がこんなものかと思ってな」
全然関係ない事考えてたけど、取りあえず誤魔化しとく。
獣王が、ガックリと肩を落とす。
「結構自信があったんじゃけどな。初見殺しと言われる我の必殺技をたやすく弾くなど、イコールが付き従う訳じゃ」
「ん? まあ、一応俺が盟主だけど立場は対等だよ」
「それだけの力を持ちながら奢らぬとは、本物の強者のようじゃ。わしもその同盟に一口噛もう」
おお、光の咆哮弾いて誤魔化したら、なんか良い方向に転がった。
獣人だけに、一口噛んでくれるらしい。
痛そうな同盟締結だな。
ごめんなさい。
なんでも無いです。
「まあ、試すような真似をしたのは本当に悪かった」
そう言って、深く頭を下げる獣王。
おや?
意外と素直で良い人じゃん。
人じゃ無いけど。
でも、王という立場の人が簡単に頭を下げて良いものなのだろうか?
「おやおや、リカルドにしては偉く殊勝な態度ですね」
素直に頭を下げるのは、珍しい事だったらしい。
ふーん。
なんで?
「ほれっ、謝っておるのじゃから……そこの、その……フェンリル様とスレイプニル様と娘っ子を宥めて貰えると助かるのじゃが」
と思ったら、冷や汗を垂らしながらなんか言い出した。
後ろを振り向くと、ファングが牙を剥いて唸っていた。
スレイプニルは後ろの蹄で地面を蹴っていつでもいけまっせという状態。
ヘルは感情の籠って無い目をして、身体中から腐敗のオーラを漂わせている。
顔も半分腐り落ちてるからなお怖い。
そうだよね。
君たちやり直しても記憶は保持したままだもんね。
目の前で何度も俺が傷つけられたのを見て、フラストレーションが溜まったらしい。
「ファング、俺の為に怒ってくれて有難うな。でも彼のお陰で強くなれたんだからそこは許してやってくれ」
「ウウ……」
優しく話しかけて顎の下を撫でてやると、力なく鳴いてその場に寝そべる。
うんうん、仕方ないなって顔してるけど尻尾ブンブンしない。
久しぶりに全力でわしゃわしゃしてもらって嬉しいんだな。
ふふふ、愛い奴め。
おかわりをやろう。
「スレイプニルも気にするな。わざと喰らっただけだから」
「ヒヒーン」
なになに?
分かってるけど、それはそれこれはこれ?
しょうがない、リカルドなら良い牝馬を知ってるかもしれないから紹介してもらえるように頼んどくよ。
もし、俺のダンジョンに招待出来たら厩舎をバージョンアップしてやるから。
俺の顔に免じて許してやってくれないか?
「ヒン」
ヒンってお前。
まあ良いや。
許してやっても良いって顔してるし。
それからヘルの方に近付いて行く。
「ヘル……顔が怖いぞ?」
「うう……あのクソ猫が、旦那様によくも」
「笑え」
「無理です!」
めっちゃ怒ってる。
「はあ……おれは、お前にはいつも笑っていて貰いたいんだ。ほらほら、顔も半分腐ってるぞ? 近くにいる時くらい、俺が大好きな顔を見せてくれよ」
そう言って、腐って無い方の顔の頬に口づけをする。
おおっ!
ゆでだこ。
ボンッていう音が聞こえそうだ。
「なっなっなっ!」
「俺の為に怒ってくれるのは嬉しい。でも、俺の為に笑ってくれる方が嬉しいから。俺がたとえどんな目にあっても、傍で微笑んで支えてくれないか?」
さらに追撃。
頭を優しく撫でてやる。
あっ、顔が普通に戻った。
メッチャ頬を上気させて、息遣いも若干荒い。
たぶん、今頃下半身が滅茶苦茶な事になってるんだろうな。
あっ、腐ってるって意味だよ?
しかし女性耐性って割と凄いわ。
こんな事しても全然恥ずかしくないし。
これ取って無かったら、夜布団で悶え死んでるわ。
いや、それ以前にこんな事出来ないか。
フッ……女性耐性か。
いい仕事しやがる。
ふと、リカルドとイコールの方に目を向ける。
イコールは微笑ましい表情を浮かべていたけど、リカルドの目が死んでた。
誰のせいだと思ってるんだ!
『私も怒ってますよ? プンプン』
「ふーん……ありがと」
『私だけ、扱いが酷い』
お互い様だ!
プンプンってなんだよ。
そういうのは、美人のインターフェイスになってからやりやがれ!
ケッ! 石ころが!
『あー、なんか怒りで猛毒と下剤の区別がつかなくなってきました』
「ごめん、愛してる」
やめて。
敵の前でお漏らしとか、マジで誰得だよ。
みんなが心に深い傷を負うだけだから。
いかに宿敵でも、目の前で急にお漏らしされたらいたたまれない気持ちになる自信あるから。
ねっ?
『ふふっ、嬉しいです』
単純で良かった。
――――――
その後、普通に同盟は締結された。
リカルドも一応、立場は俺とイコールと一緒。
王様だから、盟主やるかって聞いたら全力で断られた。
「俺は王様だが、獣人にとって神を従えるお主を下に置く度胸は無い」
らしい。
じゃあ、最初から挑んでくるなよ。
それはそれ、これはこれらしい。
獣はそういう割り切った考え方を、良くするのかな?
なんと獣王さん、蟲族と仲が良いらしい。
森を支配しているから、洞窟型のダンジョンに住んでたあぶれた虫とかに住処も提供してたり。
お陰で、そこらへんのダンマスとも繋がりがあるとか。
でもって、蟲族の頂点とも懇意にしてるらしい。
蟲の女王メガララ・ガルーダ。
物凄く凶悪な顎を持つ美人らしい。
嫌だよ。
凶悪な顎って……
物凄くしゃくれてるのかな?
それとも、二つに割れてるとか?
それで美人って想像つかないんだけど?
ん? 頬から大顎が生えてるだけ?
それもやだし。
まあ、良いや。
そっちの交渉は、リカルドがやってくれるらしい。
なので、俺は取りあえず面倒臭い度NO1の龍族に行くことになった。
そっちは、リカルドでも手こずるらしい。
というか、出来れば関わりたくないと。
了解。
逝ってきます。
「おっさんもな?」
142回目くらいで、勁力を吸収できるようになったのでサクッと止めを刺しに行ったら、このおっさん口からビーム吐きやがった。
しかも、聖属性じゃなくて光属性とかってまた新しい属性。
ガチビームだったわ。
一体この世界には、いくつの魔法の属性があるんだ?
耐性得るのめっちゃ大変なんだけど。
肩を狙ったものだったけど、ニヤニヤしてるおっさんがムカついて毒をあおって、光属性の耐性も取っといた。
闇属性も、他に影属性やらなんやら派生してそうでちょっとゲンナリ。
取りあえず、更に120回挑戦してビームを片手で弾き飛ばして冒頭のやり取り。
もはや猛毒がロシアン液体状態。
飲んでも、飲んでもいつ死ねるの? って感じ。
でもって、許容量越えたら急に死ぬ。
うん、このじらされつついつ来るか分からないドキドキ感面白い。
たまに思ったより早く死ねると、めっちゃ嬉しい。
完全状態異常耐性【序】のデメリット。
個別の耐性が確認できなかったりする。
この仕様は全ての世界の神をも創造した原初の創造主が、面倒くさくなったんじゃないかと邪推してみたりもしたが、セーブ無視の最悪な攻撃を受けそうな気がしたのでやめといた。
某竜の冒険の、デロデロデロデロデ~ロ……という、絶望を告げる音楽と共に
おきのどくですが
ぼうけんのしょ1ばんは
きえてしまいました。
と全てひらがなで、黒い背景に白い文字で出てくる伝説の呪文バルスをきっと使えるはずだ。
思い出す……
あれは、幼い頃のとある土曜日の出来事。
午前中授業で、帰って即行で宿題を終わらせた俺はウキウキと竜の冒険の3作目を始めた。
初めて30分。
何を思ったのか休日の親父が普段やらない掃除機をかけはじめた。
休日なのに、宿題の終わった息子が相手にしてくれないので手持無沙汰だったのだろう。
でも、普段家事をやらない人がたまには良かれと思ってそう言う事をすると、碌な結果にならない。
嫌な予感がしつつ、ゲームを続ける俺。
段々と掃除機の騒音が近付いてくる。
そして、男の大雑把な掃除機操作そのままの勢いで、当時最先端でありながら繊細であったゲームハードに【掃除機痛恨撃】をかましたのは今でも忘れない。
ビーという音と、ノイズの走った画面。
恐怖に怯えながら、僅かな希望を込めてリセットボタンを押しながら電源を切ってから電源を入れたんだ。
おっ、と思ったら流れた呪いの音楽。
俺は親父を呪ったね。
幼かった俺は号泣して親父を責めたよ。
でも親父は生産性の無いゲームより、掃除の方が重要だという謎理論で逆切れしやがった。
子供に逆らえるはずもなく泣き寝入り。
普段しないような事を、急にすると碌な結果にならないんだよ。
それが、良かれと思った事でもな。
お袋に褒められても、俺は恨むよ……
おっとすまない。
つい、感傷に浸ってしまったようだ。
「そんなにガッカリした顔をすることは無いじゃないか」
「すまんな……奥の手がこんなものかと思ってな」
全然関係ない事考えてたけど、取りあえず誤魔化しとく。
獣王が、ガックリと肩を落とす。
「結構自信があったんじゃけどな。初見殺しと言われる我の必殺技をたやすく弾くなど、イコールが付き従う訳じゃ」
「ん? まあ、一応俺が盟主だけど立場は対等だよ」
「それだけの力を持ちながら奢らぬとは、本物の強者のようじゃ。わしもその同盟に一口噛もう」
おお、光の咆哮弾いて誤魔化したら、なんか良い方向に転がった。
獣人だけに、一口噛んでくれるらしい。
痛そうな同盟締結だな。
ごめんなさい。
なんでも無いです。
「まあ、試すような真似をしたのは本当に悪かった」
そう言って、深く頭を下げる獣王。
おや?
意外と素直で良い人じゃん。
人じゃ無いけど。
でも、王という立場の人が簡単に頭を下げて良いものなのだろうか?
「おやおや、リカルドにしては偉く殊勝な態度ですね」
素直に頭を下げるのは、珍しい事だったらしい。
ふーん。
なんで?
「ほれっ、謝っておるのじゃから……そこの、その……フェンリル様とスレイプニル様と娘っ子を宥めて貰えると助かるのじゃが」
と思ったら、冷や汗を垂らしながらなんか言い出した。
後ろを振り向くと、ファングが牙を剥いて唸っていた。
スレイプニルは後ろの蹄で地面を蹴っていつでもいけまっせという状態。
ヘルは感情の籠って無い目をして、身体中から腐敗のオーラを漂わせている。
顔も半分腐り落ちてるからなお怖い。
そうだよね。
君たちやり直しても記憶は保持したままだもんね。
目の前で何度も俺が傷つけられたのを見て、フラストレーションが溜まったらしい。
「ファング、俺の為に怒ってくれて有難うな。でも彼のお陰で強くなれたんだからそこは許してやってくれ」
「ウウ……」
優しく話しかけて顎の下を撫でてやると、力なく鳴いてその場に寝そべる。
うんうん、仕方ないなって顔してるけど尻尾ブンブンしない。
久しぶりに全力でわしゃわしゃしてもらって嬉しいんだな。
ふふふ、愛い奴め。
おかわりをやろう。
「スレイプニルも気にするな。わざと喰らっただけだから」
「ヒヒーン」
なになに?
分かってるけど、それはそれこれはこれ?
しょうがない、リカルドなら良い牝馬を知ってるかもしれないから紹介してもらえるように頼んどくよ。
もし、俺のダンジョンに招待出来たら厩舎をバージョンアップしてやるから。
俺の顔に免じて許してやってくれないか?
「ヒン」
ヒンってお前。
まあ良いや。
許してやっても良いって顔してるし。
それからヘルの方に近付いて行く。
「ヘル……顔が怖いぞ?」
「うう……あのクソ猫が、旦那様によくも」
「笑え」
「無理です!」
めっちゃ怒ってる。
「はあ……おれは、お前にはいつも笑っていて貰いたいんだ。ほらほら、顔も半分腐ってるぞ? 近くにいる時くらい、俺が大好きな顔を見せてくれよ」
そう言って、腐って無い方の顔の頬に口づけをする。
おおっ!
ゆでだこ。
ボンッていう音が聞こえそうだ。
「なっなっなっ!」
「俺の為に怒ってくれるのは嬉しい。でも、俺の為に笑ってくれる方が嬉しいから。俺がたとえどんな目にあっても、傍で微笑んで支えてくれないか?」
さらに追撃。
頭を優しく撫でてやる。
あっ、顔が普通に戻った。
メッチャ頬を上気させて、息遣いも若干荒い。
たぶん、今頃下半身が滅茶苦茶な事になってるんだろうな。
あっ、腐ってるって意味だよ?
しかし女性耐性って割と凄いわ。
こんな事しても全然恥ずかしくないし。
これ取って無かったら、夜布団で悶え死んでるわ。
いや、それ以前にこんな事出来ないか。
フッ……女性耐性か。
いい仕事しやがる。
ふと、リカルドとイコールの方に目を向ける。
イコールは微笑ましい表情を浮かべていたけど、リカルドの目が死んでた。
誰のせいだと思ってるんだ!
『私も怒ってますよ? プンプン』
「ふーん……ありがと」
『私だけ、扱いが酷い』
お互い様だ!
プンプンってなんだよ。
そういうのは、美人のインターフェイスになってからやりやがれ!
ケッ! 石ころが!
『あー、なんか怒りで猛毒と下剤の区別がつかなくなってきました』
「ごめん、愛してる」
やめて。
敵の前でお漏らしとか、マジで誰得だよ。
みんなが心に深い傷を負うだけだから。
いかに宿敵でも、目の前で急にお漏らしされたらいたたまれない気持ちになる自信あるから。
ねっ?
『ふふっ、嬉しいです』
単純で良かった。
――――――
その後、普通に同盟は締結された。
リカルドも一応、立場は俺とイコールと一緒。
王様だから、盟主やるかって聞いたら全力で断られた。
「俺は王様だが、獣人にとって神を従えるお主を下に置く度胸は無い」
らしい。
じゃあ、最初から挑んでくるなよ。
それはそれ、これはこれらしい。
獣はそういう割り切った考え方を、良くするのかな?
なんと獣王さん、蟲族と仲が良いらしい。
森を支配しているから、洞窟型のダンジョンに住んでたあぶれた虫とかに住処も提供してたり。
お陰で、そこらへんのダンマスとも繋がりがあるとか。
でもって、蟲族の頂点とも懇意にしてるらしい。
蟲の女王メガララ・ガルーダ。
物凄く凶悪な顎を持つ美人らしい。
嫌だよ。
凶悪な顎って……
物凄くしゃくれてるのかな?
それとも、二つに割れてるとか?
それで美人って想像つかないんだけど?
ん? 頬から大顎が生えてるだけ?
それもやだし。
まあ、良いや。
そっちの交渉は、リカルドがやってくれるらしい。
なので、俺は取りあえず面倒臭い度NO1の龍族に行くことになった。
そっちは、リカルドでも手こずるらしい。
というか、出来れば関わりたくないと。
了解。
逝ってきます。
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