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      ジークバルト

 ハルのチャリティーの会も無事に終わりやっとハルとゆっくり出来る。
と、思っていたが、さすがに今日は仕事に行かなければいけないな。
事後処理や報告書も提出しないとな。
執務室に入ると、陛下と宰相が難しい顔で話してるから、何だ?と眉を寄せる。

「陛下、おはよう御座います。何かありましたか?」
「あぁ、ジークおはよう。いや、な、まぁ昨日はおつかれ。ハルは大丈夫か?」
「はい。多少の疲れはありますが大丈夫そうです。」
「そうか、良かった。それでな、宰相。説明を。」
「はい、陛下。ジーク昨日は、大変だったな。お疲れ様。それでなんだが、な。昨日のチャリティーの寄付金がな、ちょっと困った事になってな。」
「ん?困った事?あまり集まらなかったか?」
「いや、その逆。集まり過ぎて、どうしようかと。」
「あぁ、なるほどな。で?どうする?」
「まぁ、それを今陛下と話をしていたんだが。陛下。」
「そうだなぁ、寄付金を管理する部署はあるが、あれだけの金は、違う部署を立ち上げないと、駄目だろうな。」
「そうですね。誰を長にするか、また悩み所ですね。」
「は?そんな大変な額なのか?」
「ジーク、昨日あそこに居た貴族が何人いたと?その人数だけでも、かなりの寄付金になるが、その寄付金の額が、チャリティーで集める額ではない。はぁぁ、お前の番は凄いな。まぁ、あのピアノもそうだが、容姿も、あの演説は心を打たれたな。」
「まぁな。俺もだ。」
俺と、宰相がうんうん頷く。

「そうか!ハルにその管理をさせたらどうだ?」
「はっ?」
何言ってんだレオは?
「陛下、知識のない者には、少し無理があるかと思いますが?」
うん、宰相その通りだ。
「いや、難しい事は下の者にやらせて、ハルは、寄付金をどの孤児院に使うか、どう子供達に使うか、考えて采配すれば、寄付金をした貴族達は満足するだろう?ハルは仕事したいみたいだったからな。」
うぅ~ん。確かにな。ハルにとって1番いい事かも知れないな。
「そうですね。帰ってハルに相談してみますが、明日から休暇となりますので、開けに報告します。」
「あぁ、そうしてくれ。まぁ、ゆっくりしてくれ。」
「はい、ありがとう御座います。」

それから、俺は仕事をさっさと終えて、屋敷に戻った。

これから、ハルと一緒にいれると思うだけで、心が浮き立つ。
ハルがいるだけで、嬉しくて幸せだ。
今日は、ゆっくり寝て明日何しようか、考えようと、2人で抱き合いながら寝る。
朝かと思えば、もう昼過ぎてる。

ふっと、鼻に匂いがまとわりつく。
~~~!っくぅぅ~ハルの匂いが強烈に香る。
~っっ大変だ!
とりあえず、ハルを待たして、部屋を出ると、セシルが居た。
「旦那様、どうされました?」
「い、いや、あ、あぁセバスは?」
「はい?ここにおります。」
「あぁ、セバス、ハルがヒートに入っただから、もうこの部屋から出れない。多分理性が効かなくなる。皆、この部屋に近づくな!俺の威圧にやられるぞ。だから、着替えとか、食事は、俺がするから、隣の部屋へ置いてくれ。頼んだぞ!」

俺は、早口でそう伝えて部屋に戻る。
セバスは、分かっていたように、ワゴンにあらゆるものを用意してくれていた。
そのワゴンと共に、部屋へ入って鍵を閉める。
いつもは閉めない鍵を閉めたので、ハルが不思議そうな顔で見てる。

部屋に入った瞬間に、匂うハルの香りにクラクラする。
もう、半分は意識がない感覚だ。
ハルにどうしたの?と聞かれ、
「ヒートだ」
と、答えると、ハル自身分かったのか、納得していて、俺はハルのうなじを撫でながら、もう止まれないから、噛むぞ。そう伝えると、いいよ。僕を抱いて。
~~って、なんて可愛い事を言うんだ!
愛してる愛してる愛してる!!!
この日が来る事をどんなに願ったか!
ハルを頂戴。
頭の隅では、本能が犯してしまえ!と叫ぶだが、大事な大事な可愛いハルを優しく抱いてやりたいと、理性が止める。
あまりに、甘い香りに頭の中が溶けそうになる。

もう、俺の下半身は爆発しそうだ。
まだ、触ってもないのに、、、
これ、中に入れるまで持つのか?
そんな考えも、ハルの溶けた顔を見ると、もう、もう入れたくてたまらなくなる。
いや、待て待て待て、耐えろ!俺!
ハルは小さい。
だから、ちゃんとしてやらなければ、、、
ハルに痛い思いはさせられない。
俺との初めては、気持ちいい事だけを教えてやりたい。
ハルと深くキスをしながら、そんな気持ちだったが、その後の事は、ほぼ記憶はないただただ、気持ち良くて、ハルを逃がさないように、、、してた。。。。





~~~~~~~~~~~~~~~~

ここまで、読んで頂きありがとうございます。
ここから、2話ぐらいR18になります。
苦手な方は、飛ばして読んで頂きたく。
お願いします。

誤字脱字が多くて、すみません。
読み返して何度、あーー!と、叫んでた事か。
すみません。気をつけます!
本当に多くの方に読んで頂き感謝しております。
これからもジークとハルを暖かく見守って下さいね。
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