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風が止んだ。
ふわりふわりと緩やかに消えゆく、なんてことは無く、最初から夢幻だったのかと思うほどピタリと突然その暴風は姿を消した。
「……ぅわっ。」
突然身に戻った重力に、ちゃんと足が下になるようにくるりと体を回し着地をする。しかし、片足では上手く殺しきれなかった衝撃に、つい膝と手のひらを着いてしまった。
そのままベシャリと潰れるようにして倒れ込む。
「ロイ!!」
ナテュール様の慌てた声色が鼓膜に届くも、失血により霞んだ視界はナテュール様を映すことが叶わない。くそぅ、ナテュール様が見えない目なんて意味が無いじゃないか!
あと降り注ぐ瓦礫が地味に痛い!
「公爵夫人は取り押さえた!こっちは気にせずロイ君を!」
と、遠くでニコラ教官の声が聞こえるも、状況が確認できない。
ニコラ教官がどこにいるのかもわからない。取り押さえた公爵夫人の様子も。
投げ捨てた古の魔法具のナイフの行方も分からなくなってしまった。
動かなければ。
周りを、現状を確認しなければ。
僕は、ナテュール様を、守らなければ。
(動け……!動け……!!)
地面に着く手のひらにぼんやりとした痺れが伝わる。力を込めるのに震えて上体を起こせない。ダメだ。急いで動かないと。立ち上がらないと。
僕は、僕だけは立ち上がらないと─……
「ロイ。」
ふと、するりと耳にナテュール様の声が届いた。
ほかの音は全て膜が張ったようにどこか遠くに聞こえるのに、ナテュール様のその声だけは、酷く美しく、澄んで、よく聞こえたのだ。
「よくやった。もう、大丈夫だ。」
そのお言葉はもしかしたら幻聴だったかもしれない。僕が望んだ都合のいい幻想かもしれない。それでも、それでもただ
「光栄に、ございます……!」
嬉しかった。
****
「って寝てる場合じゃねぇええええーー!!!」
ガバリと布団を左足で跳ね除け飛び起きれば、そこは見慣れた宮廷医務室。何故見慣れているかって?一体私が何人ここに送り込んだと?主にナテュール様に害なす人間をなぁ!
今思えば宮廷内で暴力沙汰を度々起こしたのに処罰が軽かったのは僕が旧アンスィヤン帝国皇家の生き残りだったからだろう。恐らく周りには分からない程度に国王陛下が裏から手を回していたのだろう。
(……今更、血筋がわかったところで……)
草や木の根を齧り飢えを凌いでいた過去は変わらない。
捕まえ口に入れた虫で腹を壊した苦しみは忘れない。
神官見習いの時、自らにのしかかってきた男の目の欲深さも、自らにパンを分けてくれた心優しいひとつ上の見習いが不当な侮辱に泣き叫ぶ姿も、それらへの恨みも、孤児とし見下され石を投げられた痛みも、全部全部決して、決して消えない!
(……血筋なんてどうでもいい……これからも、ナテュール様のお傍にお仕えしたかった……)
件の国家反逆は真犯人や動機を含め事は収束した。
それはつまり、国王陛下が与えた、僕がナテュール様の従者として在れる猶予が終わるということ。
(ナテュール様のお傍に在れない人生に一体なんの意味が……)
じくりと痛む右足の断面が、そのまま僕の心の柔い所を表しているようだった。
「ロイ。」
不意に聞こえてきた声に思わず体が強ばった。
こんな近くにまで来ていたのに気配に気がつけなかった自分の気の緩み具合に思わず顔をしかめ、その人物を視界に映す。
「……エスポワール……」
「そんなあからさまにがっかりした顔すんなよなぁ。おめぇの大好きなナテュール様じゃなくて悪ぃな。」
なんてズンズンと大股に歩いてきてベッドの隣にある小さな椅子にどっかりと座り込んだエスポワール。
その小さな椅子が軋む音を鳴らす中、エスポワールはそのボサボサの髭を撫でながら、
「……でもおめぇ。ナテュールのクソガキの前じゃ泣けねぇだろ。」
と、僕を真っ直ぐ見やって言葉を投げた。
その目を真っ直ぐ見れなくて僕は俯き視線を白いシーツへと落とす。
「……ナテュール様はクソガキじゃありません。」
「ぶれねぇなぁ。……足の具合はどうだ?ラファエル理事長がお前にポーション飲ませたが、欠損は治せなくてな……」
ちぎれかけならまだしも僕の足は完全に切り離されてしまっていた。あの風の刃の中、飛ばされた足も原型は保っていなかっただろう。
ポーションも万能では無い。こればかりは仕方の無いことだ。じくじく主張してくる痛みも、もうしばらくすれば無くなることだろう。
それに古の魔法具が突き立てられた腕は傷跡もなく治っている。流石は学園のトップに立つ理事長。たった1度やり方を教えただけでここまで完成度の高いポーションを作り出すなんて。
「……まあ、無いなら無いで義足を使えばいいでしょう。バランスさえ取れれば慣れでどうにでもなります。」
なのでそう言葉を返さば「おめぇ足吹っ飛んでんのに冷静すぎんだろ……」とエスポワールはどこか呆れたように目を細めた。
「まあ、その、なんつーか……俺ァこういうのあんま柄じゃねぇけどよぉ。」
と、今度は短い髪の後頭部をガシガシ掻きながら口をまごつかせるエスポワールに、ハッキリとした物言いで基本的にデリカシーのない彼にしては珍しいなと、ちらりと視線をエスポワールへと向ける。
「よく、頑張ったな。」
「……は……」
思わぬエスポワールの言葉に思わず顔を上げる。
まぬけな音が口から零れたが、僕は驚きのあまりその開いた口を閉じることが出来なかった。
「おめぇは、ガキのくせに神殿と1人で戦って、同じくまだガキのナテュールのために今度は貴族と戦って、地盤が盤弱だと悟ってギルドでモンスターと戦って、更には国を救うために戦った。」
真っ直ぐとこちらを見やるエスポワールの目はどこか親が子を見るようで、むず痒い何かを感じながらもその目から視線を逸らすことが出来ない。
国なんて別に救うつもりはなかった。全てはナテュール様をお救いしたいがための、ずっとその延長にすぎないのに。
エスポワールは更に言葉を続けた。
「ずっと、戦ってた。ずっと、頑張ってたんだよなぁおめぇは。」
しみじみと、そしてどこか独り言のような声色だった。
「よく、頑張ったなぁ。」
その言葉に、何故かポロリと目から何かがこぼれ落ちる。
(……そうか、僕は頑張っていたのか……)
ふいに、その事実がストンと胸の奥に落ち着いた。
ただ、必死に生き延びた日々。ナテュール様のお傍に居たくてただただ足掻き続けた日々。僕は、頑張っていたんだ。
「俺ァはお前のことを自分の子供のように思ってる。……まあ肝心な時にいなかったやつに言われたってアレかもしんねぇけどよぉ。」
なんてらしくもなく気まずそうに顔を顰めるエスポワール。
「……エスポワールはナテュール様に頼まれてもしもの時のギルド指揮を任されていたでしょう。指揮する人間がギルドを離れる訳には行かない。仕方がありません。」
そう、古の魔法具の暴走や、大規模なテロに備え、王都のギルドマスター達とともに緊急時のギルドの指揮を任されていたのはS級冒険者であるエスポワールだ。ギルド本部から動けないのは仕方の無いこと。何かあった時、犠牲になるのは冒険者と一般市民なのだから。
だが、エスポワールは「それでも、」と顔を顰めたまま言葉を続けた。
「お前がこんな傷つくんなら、俺は傍でそれを防いでやりたかったよ。……おめぇはほんと、ナテュールのガキのためなら自分のこと投げ出しちまうからなぁ。」
なんてこれみよがしなため息をつくエスポワールに「僕はナテュール様の従者ですから。」と笑みを返す。
「……まあ、もう従者としてお傍には居られなくなってしまうのですが……」
うっ、思い出したら吐きそうになってきた。
もう名前と身分を偽造して一からナテュール様の従者目指して宮廷務めしようかな……
「……ロイ。お前はまだ、ナテュールの従者で在りたいか?」
ふいに、エスポワールがそう尋ねてきた。
それに僕はもちろんと即答する。
「それが、それだけが僕の生きる意味ですから。」
「重てぇなぁ……ま、わかってはいたがなぁ、お前がそう答えるのは。」
何を当たり前なことを、と怪訝さに眉を寄せれば、膝を叩いて「ぅしっ!」と変な掛け声とともにどこか吹っ切れた顔を浮かべたエスポワール。
そして
「んじゃまあ、その願い叶えるためにロイ。お前正式に俺の息子になれ!」
という突然の提案に、
「……は??」
と再度間抜けた音が口から零れた。
**後書き**
近況ボードや他の作品でも告知させていただきましたが、Xのアカウントを作りました~!
各作品の更新予定や進捗状況などを投稿して行きたいと思っております。
@kanonsakura_
**宣伝**
前作の「チェスがしたいだけなのに!」をライト文芸大賞にエントリーさせて頂いております!
もし宜しければ投票よろしくお願い致します!
ふわりふわりと緩やかに消えゆく、なんてことは無く、最初から夢幻だったのかと思うほどピタリと突然その暴風は姿を消した。
「……ぅわっ。」
突然身に戻った重力に、ちゃんと足が下になるようにくるりと体を回し着地をする。しかし、片足では上手く殺しきれなかった衝撃に、つい膝と手のひらを着いてしまった。
そのままベシャリと潰れるようにして倒れ込む。
「ロイ!!」
ナテュール様の慌てた声色が鼓膜に届くも、失血により霞んだ視界はナテュール様を映すことが叶わない。くそぅ、ナテュール様が見えない目なんて意味が無いじゃないか!
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「公爵夫人は取り押さえた!こっちは気にせずロイ君を!」
と、遠くでニコラ教官の声が聞こえるも、状況が確認できない。
ニコラ教官がどこにいるのかもわからない。取り押さえた公爵夫人の様子も。
投げ捨てた古の魔法具のナイフの行方も分からなくなってしまった。
動かなければ。
周りを、現状を確認しなければ。
僕は、ナテュール様を、守らなければ。
(動け……!動け……!!)
地面に着く手のひらにぼんやりとした痺れが伝わる。力を込めるのに震えて上体を起こせない。ダメだ。急いで動かないと。立ち上がらないと。
僕は、僕だけは立ち上がらないと─……
「ロイ。」
ふと、するりと耳にナテュール様の声が届いた。
ほかの音は全て膜が張ったようにどこか遠くに聞こえるのに、ナテュール様のその声だけは、酷く美しく、澄んで、よく聞こえたのだ。
「よくやった。もう、大丈夫だ。」
そのお言葉はもしかしたら幻聴だったかもしれない。僕が望んだ都合のいい幻想かもしれない。それでも、それでもただ
「光栄に、ございます……!」
嬉しかった。
****
「って寝てる場合じゃねぇええええーー!!!」
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神官見習いの時、自らにのしかかってきた男の目の欲深さも、自らにパンを分けてくれた心優しいひとつ上の見習いが不当な侮辱に泣き叫ぶ姿も、それらへの恨みも、孤児とし見下され石を投げられた痛みも、全部全部決して、決して消えない!
(……血筋なんてどうでもいい……これからも、ナテュール様のお傍にお仕えしたかった……)
件の国家反逆は真犯人や動機を含め事は収束した。
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(ナテュール様のお傍に在れない人生に一体なんの意味が……)
じくりと痛む右足の断面が、そのまま僕の心の柔い所を表しているようだった。
「ロイ。」
不意に聞こえてきた声に思わず体が強ばった。
こんな近くにまで来ていたのに気配に気がつけなかった自分の気の緩み具合に思わず顔をしかめ、その人物を視界に映す。
「……エスポワール……」
「そんなあからさまにがっかりした顔すんなよなぁ。おめぇの大好きなナテュール様じゃなくて悪ぃな。」
なんてズンズンと大股に歩いてきてベッドの隣にある小さな椅子にどっかりと座り込んだエスポワール。
その小さな椅子が軋む音を鳴らす中、エスポワールはそのボサボサの髭を撫でながら、
「……でもおめぇ。ナテュールのクソガキの前じゃ泣けねぇだろ。」
と、僕を真っ直ぐ見やって言葉を投げた。
その目を真っ直ぐ見れなくて僕は俯き視線を白いシーツへと落とす。
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「よく、頑張ったな。」
「……は……」
思わぬエスポワールの言葉に思わず顔を上げる。
まぬけな音が口から零れたが、僕は驚きのあまりその開いた口を閉じることが出来なかった。
「おめぇは、ガキのくせに神殿と1人で戦って、同じくまだガキのナテュールのために今度は貴族と戦って、地盤が盤弱だと悟ってギルドでモンスターと戦って、更には国を救うために戦った。」
真っ直ぐとこちらを見やるエスポワールの目はどこか親が子を見るようで、むず痒い何かを感じながらもその目から視線を逸らすことが出来ない。
国なんて別に救うつもりはなかった。全てはナテュール様をお救いしたいがための、ずっとその延長にすぎないのに。
エスポワールは更に言葉を続けた。
「ずっと、戦ってた。ずっと、頑張ってたんだよなぁおめぇは。」
しみじみと、そしてどこか独り言のような声色だった。
「よく、頑張ったなぁ。」
その言葉に、何故かポロリと目から何かがこぼれ落ちる。
(……そうか、僕は頑張っていたのか……)
ふいに、その事実がストンと胸の奥に落ち着いた。
ただ、必死に生き延びた日々。ナテュール様のお傍に居たくてただただ足掻き続けた日々。僕は、頑張っていたんだ。
「俺ァはお前のことを自分の子供のように思ってる。……まあ肝心な時にいなかったやつに言われたってアレかもしんねぇけどよぉ。」
なんてらしくもなく気まずそうに顔を顰めるエスポワール。
「……エスポワールはナテュール様に頼まれてもしもの時のギルド指揮を任されていたでしょう。指揮する人間がギルドを離れる訳には行かない。仕方がありません。」
そう、古の魔法具の暴走や、大規模なテロに備え、王都のギルドマスター達とともに緊急時のギルドの指揮を任されていたのはS級冒険者であるエスポワールだ。ギルド本部から動けないのは仕方の無いこと。何かあった時、犠牲になるのは冒険者と一般市民なのだから。
だが、エスポワールは「それでも、」と顔を顰めたまま言葉を続けた。
「お前がこんな傷つくんなら、俺は傍でそれを防いでやりたかったよ。……おめぇはほんと、ナテュールのガキのためなら自分のこと投げ出しちまうからなぁ。」
なんてこれみよがしなため息をつくエスポワールに「僕はナテュール様の従者ですから。」と笑みを返す。
「……まあ、もう従者としてお傍には居られなくなってしまうのですが……」
うっ、思い出したら吐きそうになってきた。
もう名前と身分を偽造して一からナテュール様の従者目指して宮廷務めしようかな……
「……ロイ。お前はまだ、ナテュールの従者で在りたいか?」
ふいに、エスポワールがそう尋ねてきた。
それに僕はもちろんと即答する。
「それが、それだけが僕の生きる意味ですから。」
「重てぇなぁ……ま、わかってはいたがなぁ、お前がそう答えるのは。」
何を当たり前なことを、と怪訝さに眉を寄せれば、膝を叩いて「ぅしっ!」と変な掛け声とともにどこか吹っ切れた顔を浮かべたエスポワール。
そして
「んじゃまあ、その願い叶えるためにロイ。お前正式に俺の息子になれ!」
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