溺愛ゆえの調教─快楽責めの日常─

麟里(すずひ改め)

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四話

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 「で、碧はなんでこんなことになってるかわかる?」

 涙を拭いながら、彼は俺に聞いた。
 しかし考えてみたが、一切心当たりがない。
 引っ越してから少しの間しか連絡を取り合ったことも無いし、お互いが忙しくなっていつの間にか話さなくなっていたのだ。
 何故なのか、俺が聞きたいくらいだ。

 「教えてよ」

 「わからないならいいさ。また時が来たら、ね?」

 とはぐらかして教えてくれなかった。

 「……柊斗は何がしたいの」

 聞いてはいけないだろうと思いながらも俺はそう問い返した。
 彼は、

 「それはね……これから碧が身を持って理解できると思うよ」

 と指先で掬った涙をぺろりと舐めた。

 「身を持ってって、どういうこと?俺殺されるの?」

 「何言ってるの、殺したりなんかしないよ。僕はね、碧のを見たいだけなんだ」

 彼は俺のうなじを指で撫で、ゆっくりと離した。
 一瞬、変な気分になりそうになって我に返る。

 「ってなんだよ。いつもそうだと思うんだけど」

 「違うよ」

 と言うと、彼は俺の顎を持ち上げいきなりキスをしてきたのだ。
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