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追究編
我が人生に悔いなしっ
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時が経つのは早く、文化祭の季節がやって来た
うちのクラスでは男女逆転メイド・執事喫茶をすることになった
「はぁ~、尊いっ!」
そう言ってこちらにカメラを向けるのは変態ではなく、彩ちゃんである
「ポーズください!そうっ!いいねっ!」
こうなった彼女を私は止められない
執事のように胸に手を当ててポーズをとったりと私は彼女のしたいようにさせている
「我が人生に悔いなしっ・・・」
撮影会が終わると、彼女は撮った映像を眺めながら呟いた
「大げさだよ~」
「そんなことないっ!ユリの可愛さ尊さは、日本一!いや、世界一よ!」
そんな力説をしているところに、割って入ってくる人物がいた
「僕もそう思うよ!ユリちゃんは美の化身だよね!」
「うっさい、黙れ、息止めろ。ユリが穢れる」
私達が振り返ると後ろにはメイドさんの格好でいつものような台詞を吐いている如月君がいた
私はメイドさんな彼を一瞬本物の女の子かと思ってしまった
「如月君も彩ちゃんに写真撮ってもらったら?」
「なんで、あたしがこんなやつを・・・」
彼女はそう反論するも、カメラを用意するあたり、OKのようだ
「それじゃあ、僕も立派なメイドさんにならないとね」
そう言ってから彼はスカートを持ち上げ、目を伏せてポーズをとった
口を開かなければ、誰も彼が男であるとは分からないほどだ
「はい、終わり・・・」
「どんな感じだい?」
写真を撮り終えた彩ちゃんはカメラを彼の方に向け、見せた
「おお!いいねぇ!さすが彩乃ちゃん!」
「ふんっ」
彼が完璧な女装だからか、彩ちゃんもいつもより30㎝ほど、彼の接近を許していた
「そう言えば、ユリ。コンテストの時間は大丈夫?」
彩ちゃんにそう言われ、私はハッとして時計を見た
「あっ、そろそろ行かないと!」
「あたしも行くわ!ユリの勇姿をカメラにおさめなくっちゃっ!」
今の衣装から制服に着替えるために更衣室になっている区画に向かおうとすると彩ちゃんが謎の闘志を燃やしながらついてくる発言をした
「じゃあ僕も行くよ!」
すると、当然かのように彼もついてくる発言をしだした
「あんた邪魔なのよっ!ゴミはついてくんな!!」
親友が彼に威嚇するも彼はいつものように笑って受け流す
「ついてくるって言っても如月くん今の時間シフト入ってるよね?」
私はシフト表を見ながら彼にそう告げる
「ハハハッ、心配ご無用!なんせ、僕はこの看板を持って客引きをするからね!」
どこから出してきたのか彼は片手に看板を持っていた
「チッ、あたしの3歩後ろ歩くなら、いいよ・・・」
「彩乃ちゃん、ありがとう!そんな優しい君も好きだよっ!」
彼は彼女に向かってウィンクをして感謝の気持ちを伝えた
「きもっ」
当然彼女は鳥肌を立たせながら彼と距離をとる
そんな二人を置いて私は今度こそ更衣室に向かった
制服に着替えながら私はコンテストに出ると言うとんでもないことに至った経緯を回想した───
あれは、文化祭委員らがクラスでの出し物の話をまとめ、次の議題として美少女コンテストについての説明をした時だった
なんでも、このコンテストはクラスから必ず一人以上の参加者を選出しなければならず、誰がそれに出るかと言うことだった
私は呑気にも誰かがやるでしょといった気持ちで話半分に聞いていた
しかし、そんな私の態度が気にいらなかったのか、神様は私をお選びになった
というのは嘘で、本当はクラスの女子にやられたのだ
自薦他薦でもいいということからまず、自薦を募集し、居なかったため他薦つまり女子全員の票により私に決定してしまったのだ
あれよあれよという間に全て決められ、私は茫然自失となってしまった
休憩時間に気分転換としてトイレに行き、個室から出ようとすると、手洗いの所でクラスのカースト上位の女子が話しているのを聞いてしまった
「如月君に構われてるからってちょっと生意気なのよね~だから今回のコンテストで恥をかいて彼とは釣り合わないって思い知ったらいいのよ!」
「そ、そうだよね~」
「そうそう、加藤さんってちょっと調子乗ってるよね~」
まわりの女子はその子に逆らえず、機嫌を損ねないように話を合わせていた
彼女達が立ち去るまで私はその場を動かず、ひたすらに自分の悪口を聞き続けた
「はぁ~、まじか~おかしいと思ったんだよね、普通の人だったら私みたいな平凡顔を推薦しないよね」
ため息を付きながらさっきまで彼女達が居たところで項垂れた
「でも、決まっちゃったもんはしょうがないか~」
そして、私は開き直ってトイレから出て教室に向かった
回想を終了し、更衣室から出てまだ仲良くケンカをしていた二人に声をかけ、コンテスト会場となっている野外ステージに3人で向かった──
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました!
久々の更新でしたが、筆者自身も話を忘れるという状況で前のを見返すと言った情けないことになってしまいました
もし、「これ設定と矛盾してない?」と感じましたら教えていただけると助かります!
ではまた、次回お会いしましょう!
うちのクラスでは男女逆転メイド・執事喫茶をすることになった
「はぁ~、尊いっ!」
そう言ってこちらにカメラを向けるのは変態ではなく、彩ちゃんである
「ポーズください!そうっ!いいねっ!」
こうなった彼女を私は止められない
執事のように胸に手を当ててポーズをとったりと私は彼女のしたいようにさせている
「我が人生に悔いなしっ・・・」
撮影会が終わると、彼女は撮った映像を眺めながら呟いた
「大げさだよ~」
「そんなことないっ!ユリの可愛さ尊さは、日本一!いや、世界一よ!」
そんな力説をしているところに、割って入ってくる人物がいた
「僕もそう思うよ!ユリちゃんは美の化身だよね!」
「うっさい、黙れ、息止めろ。ユリが穢れる」
私達が振り返ると後ろにはメイドさんの格好でいつものような台詞を吐いている如月君がいた
私はメイドさんな彼を一瞬本物の女の子かと思ってしまった
「如月君も彩ちゃんに写真撮ってもらったら?」
「なんで、あたしがこんなやつを・・・」
彼女はそう反論するも、カメラを用意するあたり、OKのようだ
「それじゃあ、僕も立派なメイドさんにならないとね」
そう言ってから彼はスカートを持ち上げ、目を伏せてポーズをとった
口を開かなければ、誰も彼が男であるとは分からないほどだ
「はい、終わり・・・」
「どんな感じだい?」
写真を撮り終えた彩ちゃんはカメラを彼の方に向け、見せた
「おお!いいねぇ!さすが彩乃ちゃん!」
「ふんっ」
彼が完璧な女装だからか、彩ちゃんもいつもより30㎝ほど、彼の接近を許していた
「そう言えば、ユリ。コンテストの時間は大丈夫?」
彩ちゃんにそう言われ、私はハッとして時計を見た
「あっ、そろそろ行かないと!」
「あたしも行くわ!ユリの勇姿をカメラにおさめなくっちゃっ!」
今の衣装から制服に着替えるために更衣室になっている区画に向かおうとすると彩ちゃんが謎の闘志を燃やしながらついてくる発言をした
「じゃあ僕も行くよ!」
すると、当然かのように彼もついてくる発言をしだした
「あんた邪魔なのよっ!ゴミはついてくんな!!」
親友が彼に威嚇するも彼はいつものように笑って受け流す
「ついてくるって言っても如月くん今の時間シフト入ってるよね?」
私はシフト表を見ながら彼にそう告げる
「ハハハッ、心配ご無用!なんせ、僕はこの看板を持って客引きをするからね!」
どこから出してきたのか彼は片手に看板を持っていた
「チッ、あたしの3歩後ろ歩くなら、いいよ・・・」
「彩乃ちゃん、ありがとう!そんな優しい君も好きだよっ!」
彼は彼女に向かってウィンクをして感謝の気持ちを伝えた
「きもっ」
当然彼女は鳥肌を立たせながら彼と距離をとる
そんな二人を置いて私は今度こそ更衣室に向かった
制服に着替えながら私はコンテストに出ると言うとんでもないことに至った経緯を回想した───
あれは、文化祭委員らがクラスでの出し物の話をまとめ、次の議題として美少女コンテストについての説明をした時だった
なんでも、このコンテストはクラスから必ず一人以上の参加者を選出しなければならず、誰がそれに出るかと言うことだった
私は呑気にも誰かがやるでしょといった気持ちで話半分に聞いていた
しかし、そんな私の態度が気にいらなかったのか、神様は私をお選びになった
というのは嘘で、本当はクラスの女子にやられたのだ
自薦他薦でもいいということからまず、自薦を募集し、居なかったため他薦つまり女子全員の票により私に決定してしまったのだ
あれよあれよという間に全て決められ、私は茫然自失となってしまった
休憩時間に気分転換としてトイレに行き、個室から出ようとすると、手洗いの所でクラスのカースト上位の女子が話しているのを聞いてしまった
「如月君に構われてるからってちょっと生意気なのよね~だから今回のコンテストで恥をかいて彼とは釣り合わないって思い知ったらいいのよ!」
「そ、そうだよね~」
「そうそう、加藤さんってちょっと調子乗ってるよね~」
まわりの女子はその子に逆らえず、機嫌を損ねないように話を合わせていた
彼女達が立ち去るまで私はその場を動かず、ひたすらに自分の悪口を聞き続けた
「はぁ~、まじか~おかしいと思ったんだよね、普通の人だったら私みたいな平凡顔を推薦しないよね」
ため息を付きながらさっきまで彼女達が居たところで項垂れた
「でも、決まっちゃったもんはしょうがないか~」
そして、私は開き直ってトイレから出て教室に向かった
回想を終了し、更衣室から出てまだ仲良くケンカをしていた二人に声をかけ、コンテスト会場となっている野外ステージに3人で向かった──
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました!
久々の更新でしたが、筆者自身も話を忘れるという状況で前のを見返すと言った情けないことになってしまいました
もし、「これ設定と矛盾してない?」と感じましたら教えていただけると助かります!
ではまた、次回お会いしましょう!
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