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追究編
襲われる!!!
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授業が始まって人気のない廊下に1つの悲鳴が響いた
「誰かー!ここを開けて~!!!」
しかし、この悲鳴は空しくも誰の耳にも届かなかった
「はい、おつかれさま♪」
他人事のように笑顔で言う人物を睨みつけ、本日何度目かの溜息を吐いた
資料室の中には今2人の生徒が閉じ込められていた
誰かが中に人がいると知らずに鍵をかけたからだ
『なんで私がこんな目に遭わなくちゃいけないのよ!!』
私はイライラのあまり思わず頭をかきむしった
「とりあえず落ち着きなよ。人間平常心を失うと醜いよ」
その言葉で私の中で何かがブチっと切れた音がした
「こんな時になって平常心なんて無理に決まってるでしょ!!それになんであんたはそんなに飄々としてるのよ!?信じらんない」
「だって僕今最高に楽しんでるから。それにパニクるなんてもったいない!女の子と密室で2人きりだなんてこんな光栄なことはないね!!」
私にはもう何も返す言葉がない・・・
この瞬間場の空気は完全に彼の物になった
「・・・ソレハヨカッタデスネ・・・・・・・」
もうどうにでもなれのモードに入ってしまった私は仕方なく体育座りで膝に頭を預けた
『あーもしこのままだったらどうしよう・・・』
自分が段々とネガティブ思考になってゆくのに気づき、なるべく明るいことを思うことにした
『そうだ!ここから出られたときのことを考えよう!』
それから考えを巡らせて行くと教室に帰った時のことで問題が1つ発生することが発覚した
下手したら彼と2人っきりでしかも密室でしたっていうことがばれたらクラスの女子やさっきの昼休みの女子達が何て言ってくるか分かったものではない
あまりのことに私は愕然とし、またしても頭を抱えてしまった
「私の高校生活お先真っ暗・・・・・・・・」
落ち込んでいるとどこからともなくクスクスという笑い声が聞こえた
彼を睨むと余計に笑いが増幅された
何で神様はこんな人に命をお与えになったのかしら
世が理不尽で不公平であるのは常であるがこれはあまりにもひどいと思っていると、笑いを納めた彼がこちらを見た
「ころころと表情が変わるから面白くって、それにしても一体何を考えていたんだい?」
その質問にすぐには答えられなかった
「っ!えっと・・・それはそのー・・・」
「なに?」
すごい眩しいほどの笑顔のはずなのに私にとっては悪魔の微笑みにしか見えなかった
それによく見てみると最初に座り込んだ時より彼との距離が近くなっている気がした
『まさかね。きっ気のせいよ、そう気のせい・・・
――――――ってんなわけあるか!!!
明らかに近い!いつの間にこんなに近づかれていたのだろう!?彼との距離は今・・・拳5つ分!忍者か!!』
おどおどしているとさらに彼は顔を近づけてきた
「で、何考えてたの?」
「――ひっ・・・そのー・・・ここから出て教室に戻った時のことを・・・」
最後は尻すぼみになってしまったがこの距離なら聴こえただろう
「なんでそこでさっきの言葉が出で来るわけ?」
悪魔の微笑みが3割増しに輝いた
さすがにそろそろ白状しないとこの悪魔に何をされるか分からない
ここにきてやっと腹を決めた
「それは、あれよ。あなたと私がこんなところにいたって知られたらそのー・・・変な噂が立つんじゃないかなーとかを・・・」
「変な噂?」
「変な噂ったら変な噂なの!クラス中いや学校中の女子から迫害を受けちゃいそうなこと!!」
「例えば僕とユリちゃんが付き合ってるとか?」
あんまりな例えばなしに私は顔から火が出そうなほど真っ赤なになりながら声にならない悲鳴を上げた
「―――――――っ!!」
すると、おもむろに彼がもとから無かった距離をさらに詰めてきた
「ななななな何をするつもり!?」
「いや、ただその噂通りにしてみたらどうかなと思って・・・」
「どどどどうかなってどういうこと?」
ショートした思考ではこの質問が限界だった
でもこの状況が非常にヤバイということだけは頭の片隅で分かっていた
「こんなに可愛いユリちゃんに僕からとっておきのご褒美をと言う意味で」
『どどどうしよう!!誰かこの人を止めてぇ~!』
そんな心の叫びも空しく彼が目の前まで近づいてくる
私は思わず目をつぶった
もうダメだ・・・さようなら私の青春―――――
______________________________________
ここまでありがとうございました!
「誰かー!ここを開けて~!!!」
しかし、この悲鳴は空しくも誰の耳にも届かなかった
「はい、おつかれさま♪」
他人事のように笑顔で言う人物を睨みつけ、本日何度目かの溜息を吐いた
資料室の中には今2人の生徒が閉じ込められていた
誰かが中に人がいると知らずに鍵をかけたからだ
『なんで私がこんな目に遭わなくちゃいけないのよ!!』
私はイライラのあまり思わず頭をかきむしった
「とりあえず落ち着きなよ。人間平常心を失うと醜いよ」
その言葉で私の中で何かがブチっと切れた音がした
「こんな時になって平常心なんて無理に決まってるでしょ!!それになんであんたはそんなに飄々としてるのよ!?信じらんない」
「だって僕今最高に楽しんでるから。それにパニクるなんてもったいない!女の子と密室で2人きりだなんてこんな光栄なことはないね!!」
私にはもう何も返す言葉がない・・・
この瞬間場の空気は完全に彼の物になった
「・・・ソレハヨカッタデスネ・・・・・・・」
もうどうにでもなれのモードに入ってしまった私は仕方なく体育座りで膝に頭を預けた
『あーもしこのままだったらどうしよう・・・』
自分が段々とネガティブ思考になってゆくのに気づき、なるべく明るいことを思うことにした
『そうだ!ここから出られたときのことを考えよう!』
それから考えを巡らせて行くと教室に帰った時のことで問題が1つ発生することが発覚した
下手したら彼と2人っきりでしかも密室でしたっていうことがばれたらクラスの女子やさっきの昼休みの女子達が何て言ってくるか分かったものではない
あまりのことに私は愕然とし、またしても頭を抱えてしまった
「私の高校生活お先真っ暗・・・・・・・・」
落ち込んでいるとどこからともなくクスクスという笑い声が聞こえた
彼を睨むと余計に笑いが増幅された
何で神様はこんな人に命をお与えになったのかしら
世が理不尽で不公平であるのは常であるがこれはあまりにもひどいと思っていると、笑いを納めた彼がこちらを見た
「ころころと表情が変わるから面白くって、それにしても一体何を考えていたんだい?」
その質問にすぐには答えられなかった
「っ!えっと・・・それはそのー・・・」
「なに?」
すごい眩しいほどの笑顔のはずなのに私にとっては悪魔の微笑みにしか見えなかった
それによく見てみると最初に座り込んだ時より彼との距離が近くなっている気がした
『まさかね。きっ気のせいよ、そう気のせい・・・
――――――ってんなわけあるか!!!
明らかに近い!いつの間にこんなに近づかれていたのだろう!?彼との距離は今・・・拳5つ分!忍者か!!』
おどおどしているとさらに彼は顔を近づけてきた
「で、何考えてたの?」
「――ひっ・・・そのー・・・ここから出て教室に戻った時のことを・・・」
最後は尻すぼみになってしまったがこの距離なら聴こえただろう
「なんでそこでさっきの言葉が出で来るわけ?」
悪魔の微笑みが3割増しに輝いた
さすがにそろそろ白状しないとこの悪魔に何をされるか分からない
ここにきてやっと腹を決めた
「それは、あれよ。あなたと私がこんなところにいたって知られたらそのー・・・変な噂が立つんじゃないかなーとかを・・・」
「変な噂?」
「変な噂ったら変な噂なの!クラス中いや学校中の女子から迫害を受けちゃいそうなこと!!」
「例えば僕とユリちゃんが付き合ってるとか?」
あんまりな例えばなしに私は顔から火が出そうなほど真っ赤なになりながら声にならない悲鳴を上げた
「―――――――っ!!」
すると、おもむろに彼がもとから無かった距離をさらに詰めてきた
「ななななな何をするつもり!?」
「いや、ただその噂通りにしてみたらどうかなと思って・・・」
「どどどどうかなってどういうこと?」
ショートした思考ではこの質問が限界だった
でもこの状況が非常にヤバイということだけは頭の片隅で分かっていた
「こんなに可愛いユリちゃんに僕からとっておきのご褒美をと言う意味で」
『どどどうしよう!!誰かこの人を止めてぇ~!』
そんな心の叫びも空しく彼が目の前まで近づいてくる
私は思わず目をつぶった
もうダメだ・・・さようなら私の青春―――――
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ここまでありがとうございました!
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