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【番外編】★鈴井さんの初体験(3)
しおりを挟む「本当に。本当に一瞬でいいから」
「うーん……じゃあ、ちょっとだけ……」
ご飯も食べさせて貰ったし、こんなに高いホテルに連れて来て貰えたしな……と思ったのと、生田さんの気迫に押されたのとで、ノロノロと言われた通りの体勢になる。
……駄目だ。恥ずかしすぎる。
こんなエッチな下着を履いて、動物みたいな格好になるなんて、どう考えても俺には無理だった。
「あの、もういいですか……」
「可愛い……」
「うぅ……」
顔は恥ずかしくて見られないけど、うっとりした声で、可愛い可愛い、と尻を撫で回してくる生田さんは、パンツを前に理性を失いかけている。
柔らかいところも、割れ目も、骨がゴツゴツとしていて固い部分も、あちこち触られた。
黒い小さなビキニパンツを生田さんが指でそうっと摘まんで離す。ペン、という音をたてて薄い布が皮膚に当たるのが、堪らなく恥ずかしい。
「あ、あの、そろそろ本当に、もういいですか……、恥ずかしい…」
返事は無くて、代わりに生田さんの両腕が俺の腰をぎゅっと抱え込んだ。何も言われていないけど、腕の力が強くて「このままでいろ」と言われているような気になる。
薬、効いてきた?とまたもや、さっきと同じ質問をされてプルプルと小さく首を振った。
正直言って、さっき飲んだもののことを気にしている余裕は無かった。
「……本当に?そろそろ効くはずだけど」
「あっ!やだ、やめて、ください……」
「ここ、くすぐったいでしょ?」
「う、ああっ……」
飲んでいてもいなくても、乳首を触られたらくすぐったいに決まっている。
だから、分からない、という意味で首を横に振っているのに「本当に?」「いつもより気持ち良さそうだけど」としつこく聞かれながら、乳首を責められる。
挙げ句の果てには「効き目がなくても、とりあえず効いてると思ってみよう」と訳の分からないことを生田さんが言い出しはじめて、乳首がくすぐったくて気持ちいいから、よく分からないけどそれに頷いた。
「……鈴井さん、気持ちいい?」
「んっ、あ……きもちいい……」
指の先で弾かれただけでも気持ちよくて腰が揺れる。
確かにいつもより、くすぐったくて身体が敏感になっているような気がする。
手をついて、四つん這いのままでいるのがしんどい。少しでも気を抜いたら崩れてしまいそうだった。
「鈴井さん、反応してる…」
「あっ!」
自分の性器が存在を主張するかのように、薄い布を押し上げているのが分かって、今すぐ布団の中へ隠れてしまいたくなった。
「や、やだっ……見えちゃう、いやだ!」
べつに、何度も見られているし、触られたりしゃぶって貰ったりもしているのに、今の状況の方がよっぽど耐えられそうになかった。
パンツ越しに性器を扱かれて、大きく固くなった性器がパンツのウエスト部分から先端を覗かせている。
……その光景が泣きたくなる程恥ずかしい。
「あっ、あ…やだあっ!さわっちゃ、だめ……」
舌を出すように言われて、何も考えずに従ったらそのまま生田さんの顔が近付いてきて、舌を吸われた。
もっと、と夢中で舌を伸ばした。
なんだかすごく下品でいやらしいキスをしているような気がしたけど、性器へ与えられる快感と合わさって、蕩けそうだった。
「生田さん、パンツとって……」
「うーん…」
窮屈な下着に先走りが滲む。生田さんは、まだまだパンツを履いた俺の身体で楽しみたいのかあまり気が進まないようだった。
「お願い、貰ったパンツ、汚れちゃう……とって……」
「鈴井さん、パンツ脱がされるってそういうことだけど…」
「あっ……」
生田さんにそう指摘されて、ようやく自分が何を言っていたのか理解した。
パンツを取られたら、もっと恥ずかしいことをされるかもしれない。
でも、してみたかった。それに、告白した時に「セックスして」と言ったのも俺だし、今日、外に泊まりたいと言ったのも俺だ。
だから、準備だってちゃんとした。
「うん。……生田さん、いいものあげる」
無駄にたくさんある枕の山から、生田さんがシャワー中に隠しておいたローションを取り出すと、笑われた。
「どうして笑うんです?」
「子犬がオモチャを隠してるみたいで、可愛い……」
「えっ?」
他に置く場所が無かったからそうしていただけなのに、と思いつつ、生田さんにローションのチューブボトルを押し付けた。
「鈴井さん、ありがとう……」
「うん……。ちょっと緊張する…。生田さんは?」
するよ、心臓バクバク言ってる、と生田さんが頷いた。
生田さんにも服を脱いで貰って、俺のパンツはずり下ろされた。
……パンツは完全に脱がされるんじゃなくて、左足首に引っ掛かったままなのは、たぶん生田さんのこだわりだ。
ほぐす、という作業はなかなか大変そうだった。仰向けで寝ていると、生田さんはいきなり穴へ指を突っ込むんじゃなくて、周辺の筋肉から丁寧に触っていった。
どれだけ泣いて「入れて」と懇願しても頑なにそうして貰えなかったのを思い出してしまう。
ローションでヌルヌルした指が、ぐぷ、と入ってきた時は、ぎゅっと目を閉じた。
「大丈夫?」
「うん……」
生田さんの、指が、自分の中に、入っている、そう思うとそれだけで顔が熱くなる。
激しくズポズポと出し入れされるわけでもなく、ほんの少し指を入れては引き抜いてを繰り返した後は、拡げるようにしてちょっとずつほぐされる。
セックスって、こんなだったっけ、と思う。少なくとも女の人とセックスする時は、俺にはもっとたくさんやることがあって忙しかった。
でも、今は違う。寝転がって、生田さんを受け入れるために、じっと堪えている。
本当にいいのかなとも思うし、今日、生田さんに抱かれたら、今まで女の人ととしてきたことを忘れてしまうんじゃないかという気もする。
それでも、「鈴井さん」と生田さんに求められると気持ち良かった。怖いけど、続きを知りたくて堪らなくなる。
だから、足を開くのも、見られたくないところを見られるのも我慢出来た。
「あっ、やだあっ、そこ、やだ……」
「……変な感じする?」
「…………その、ええと……」
ここに着いてからはほとんど水分は取っていないのに、ナカを指で押されると、尿意を感じていることに気付いて俺は焦っていた。
不思議な感覚だった。全然、トイレになんか行きたくないのに、指で中を擦られると出してはいけないものが出そうになる。
正直に言うべきなんだろうか、と迷って結局は「なんでもないです」と小声で返事をした。
生田さんはそんな俺の様子を見て、不思議そうな顔をした後、口を開いた。
「……オシッコ出そう?」
ひ、と思わず息を飲んだ。どうして、バレているんだろう。
それに、俺よりも大人である生田さんが「オシッコ」と口にしたことが、なんだかただ事じゃないように感じられて怖かった。
「……じゃあ、場所は当たっているんだよな」
「い、やっ……んんっ……」
「……鈴井さん、出そうならこのまま出してもいいけど」
「ぜったい、いやっ……!」
配慮、と言うよりかは、単純に俺が漏らしているところを見たいから言っているようにしか聞こえなくて、それだけは絶対嫌だ、と断固拒否した。
前立腺と膀胱の場所が近いからだよ、と生田さんに言われたけど、話があまり頭に入ってこなくて、生田さんの声が聞こえるのに合わせて何度も頷いた。
「生田さん、まだ……?」
まだだよ、と苦笑される。聞かなくても本当はわかっていた。
指が二本とか三本入るようにならないと挿入出来ないことも、「中イキ」というのが回数を重ねないと出来ないことも、調べたから全部知っている。
待ちきれずに焦れたと思われたのか、生田さんが覆い被さるようにして顔を近付けてきて、キスしてくれた。
空いてる手で乳首にも触れてくれる。投げ出された自分の足が大袈裟に反応して、ピンと伸びる。
額に汗が滲んで前髪が張り付いて気持ちが悪い。
薬のせいなのか、生田さんに触れている部分が熱い。やっぱりヤバい薬だったんじゃ……と思いながらも、もっと強い快感が欲しくて、グリグリと性器を擦り付けるようにして、生田さんにしがみ付いた。
「鈴井さんのナカ温かくて気持ち良さそう……」
「あっ、ああっ……」
「……早く入れたい。すごい締め付けてくる」
「んんっ……」
生田さんにそんなことを囁かれると、「本当にそうなのかな」という気がしてくる。心も身体もちょっとずつ生田さんを受け入れる準備が整っているような気がした。
生田さんの手が、俺の性器を上下に擦っている。射精を促すためじゃなくて、気持ちを昂らせるためだけの緩やかな動きだった。
もっと、もっと、と喘いでもいつもみたいに応えてはくれなかった。
焦らされているうちに、挿入されている指が増えて、何度も出し入れが繰り返される。
駄目、早くイキたい、と生田さんにしがみつく手のひらは、汗で濡れている。
「ここ、入れたら、気持ちよくなる……?」
なれるよ、大丈夫、と優しい声で何度も言われる。薬のせいなのか、身体が熱くて頭がぼーっとする。
「……本物入れていい?」と生田さんに聞かれて、「いれて」と返事をする時もすごくだらしない声が出た。
思いきり上げた脚を膝が胸の辺りに来るまで、折り曲げる。
本物、が入ってくる、とぼんやりした頭で思っていた。
「う、あっ……」
指とは全然違う。怖い、とほんの一瞬思ったけど、散々焦らされていたのと、「挿入されたら気持ちよくなれる」と思い込んでいたせいなのか、想像していたような引き裂かれるような痛みは感じなかった。
強い異物感と鈍い痛みはあるものの、ほんの少し頑張れば堪えられそうだった。
本当に少しずつ、少しずつ生田さんは腰を進めていた。
待って下さいと言えば止めてくれたし、少し痛いです、と言えば抜いてくれた。
「あの、ごめ、なさい…汗が……」
「いいよ」
生田さんの身体に、汗で濡れている俺の肌がしっとりと張り付く。俺だけ変なものを飲んだから、こんなに汗をかいているんだろうか。
「あっ、はいってる……ん、う…」
ようやく全部入る頃には、疲れ果てていた。セックスって、こんなに重労働だっけ、と感じる程に。
はー、はー、と荒い呼吸を繰り返す生田さんが、覆い被さってくる。腕を回した生田さんの背中やお腹も汗でほんの少し濡れていた。
「ま、まだ、動かないで、奥、怖い……」
動かないよ、大丈夫、とすぐ側で生田さんの声がする。しばらく繋がったままキスをして、抱き合っていた。
「ちょっとだけなら、動いて大丈夫……」
ちょっとだけ、をちゃんと守ろうとしているのか生田さんはほんの少しだけ腰を揺らした。本当に大丈夫なのか確かめるような慎重な動きだった。
「ゆっくりなら動いても、大丈夫です……」
無理してない?と心配されたけど、大丈夫、とすぐに否定した。
まだほんの少し異物感を気持ち悪くも感じているけど、入れたまま動かずにいたことで、身体が慣れてきたのかもしれなかった。
「ああっ…」
ずり、と引き抜かれて、また入ってくる度に声が出てしまう。生田さんの手が性器を擦ってくれる。さっきと、違ってちゃんとイかせようとする動きだった。
「ん、あっ、気持ちいいよお……」
気持ちいい、と何度も声に出してそう言うと、実際は性器への刺激に対して思っていることなのに、中を突かれたり、グリグリと入り口周辺を刺激されていることに対してそう言っていると、自分でも錯覚してしまいそうだった。
「あっ、だめえ……いくっ、いっちゃう……ああっ!」
絶頂に達する顔を生田さんに見られながら、白濁液を吐き出した。自分も生田さんの身体も両方を汚した。
「……ほんの少しの間、付き合って欲しい」と言われたから疲れていたけどオーケーした。
俺の身体を気遣って、あまり激しく抜き挿しが出来ない生田さんに、せめて何か出来ないかと思って「生田さん好き、大好き」としがみついてキスを繰り返していたら、しばらくすると大きな背中がブルッと震えて、ぎゅうっとつぶれそうになるくらい抱き締められた。
二人でシャワーを浴びた後、ベッドに横になった。
「生田さん、あの薬ってなんですか……?あんなに効き目のあるものが一般に流通してるなんて、ビックリしました……」
さらさらと、俺の髪を撫でていた生田さんの指がぴたりと止まった。
生田さんはドラッグストアで買ったと言っていたから、俺が知らないだけで、有名な商品なのかもしれなかった。
最初は絶対に飲みたくなかったけど、今ではセックスに慣れるまではまた呑んだほうがいいのかな…とすら思っている。
「……あれは、実は普通の栄養ドリンクなんだ」
「は……?」
「鈴井さん、素直だから信じるかなとは思ったけど、まさかあそこまで効くとは……」
「な……、えっ?え?ラベルは?」
「ああ……、100円ショップでシール剥がしスプレーを買った」
「は……?わざわざ……?」
「鈴井さん、可愛かった……。ものすごく興奮した。
室温を上げといたら、汗だくになってて、すごく色っぽかった」
「…………さ、サイテーッ!俺を騙してたんですか?!ヒドイ!」
熱いとか、いつもより気持ちいいとか、そう感じていたのは、全部俺の気のせいだったということ!?と思うと、生田さんへ何度「バカ!」と言ったとしても、怒りと恥ずかしさが、収まりそうにはなかった。
もう、生田さんなんか放っておいて寝よう、とそっぽを向くと「……ごめん。ほんの少しでも痛い思いをさせないために、どうすればいいだろうかと思って…」というションボリした声が聞こえた。
……それで結局、「コイツ、信じてるよ。単純すぎ」と俺をバカにするために、飲ませたわけじゃないしな…と許してしまった。
終わってみて分かったのは、生田さんが俺をとっても大切にしてくれて、優しく抱いてくれたことだった。
生田さんのことが前よりも、もっと好きになったくらいで、男の人に抱かれたからと言って、自分の心が女の人っぽくなるとかそういう変化は感じなかった。
「……鈴井さん、俺を受け入れてくれて、ありがとう」
「……いえ。全然、うまく出来なくて、すみません…」
まだ、俺は完全に男の人とセックス出来る身体じゃない。生田さんとのセックスに慣れるまではもう少し時間がかかりそうだった。
「もっと、たくさんしたら、上手に出来るから、また、してください……」
「うん……」
生田さんは頷いた後、何も言わないで俺の顔をじっと見ていた。その瞳は乾いているのに、なぜか、この人泣くんじゃないか、と思わせた。
「鈴井さんが、いなかったら、俺はきっとずっと一人だった。ありがとう」と生田さんに言われて、それでようやく単純にセックスで挿入が出来たとか出来ないとかのことを言っているんじゃないと気付けた。
なんて言葉をかけたらいいのか分からなかった。
本当だったら「明日、帰りたくないなー」と言って自分が生田さんに甘えていたかった。
だけど、生田さん、ずうっと今日まで誰かに受け入れられるのを待っていたんだな、ということが分かったから「大丈夫だよ、またしようね、もっといっぱいしようね」という意味を込めて、いつも俺がされてるみたいに、生田さんをぎゅっと自分の胸元へ抱き寄せた。
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