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3章『転生×オメガ=溺愛される』
04※
しおりを挟むバラバラに蠢く指はどんどんと私の快楽を犯していく。たらたらと唾液が溢れ、在昌さんの手を濡らしていった。
暫くして、銀色の糸を引きながら抜かれた指は唾液に塗れていて、テラテラと光る光景に卑猥さを感じてしまう。
「…ナニを考えてたの…?」
「っ……」
「真緒のえっち。いやらしい事考えてたんだ?」
スカートの中に濡れた指を忍ばせ、くちゅりと秘部に触れる。明確にコリコリと一番気持ちが良いところを指で愛撫され、更に愛液が溢れてしまう。
ビクビクと身体を震わせながら在昌さんに与えられる快楽に酔いしれる。
「俺の指舐めてただけでこんなにも感じちゃったんだね、可愛いなぁ」
「ぁう、ふ…ン、ひ、あぁ…!」
スルスルと下着を足から抜き、ジッと下着を見つめる在昌さんはとても変態チックだった。そんな綺麗な顔で私の下着を見ないで欲しい。
「下着の意味、無いね」
「っ……恥ずかしい、…見ないで…」
「そう言われると、ねぇ…?」
にぃ、と悪い笑みを浮かべ、在昌さんはあろう事か私の濡れた下着にれろ、と舌を這わした。
「――…!!」
「ふふ、美味しい」
まるで染みた愛液を吸い取るかのように、ヂュっと音を立てる。まさかの行動に私は目を覆ったが、大きな掌によって顔を固定されてしまった。
「まーお。照れている顔も可愛いなぁ。ほんと、食べちゃいたい」
「っいた、いです…」
べちゃりと音を立てながら下着は床へと落下する。どれだけ濡れていたのか。自分が淫乱になってしまったようで少しだけ怖かった。けれど、期待している自分が居る事も確かで。
私の頬に歯を立てながらくちゅくちゅと秘部を愛撫する在昌さん。歪んだ視界に映るソコはジーンズの上からでも分かるくらいに張り詰めていた。
「一回イっておこうか」
「ゃ…あぁぁ…!!」
的確に私のイイところを責められて、身体を痙攣しながら呆気なく絶頂を迎えてしまった。相変わらず早漏と言って良い程に早すぎる絶頂に恥ずかしさを覚える。
「はぁ…真緒、良い匂いする」
私の首筋に顔を埋め、すんすんと匂いを嗅ぐ。息が首筋に当たってこそばゆい。そのまま何度も舌を這わせながら、ジーンズのジッパーを下ろし、いきり立った自身を取り出す在昌さん。
先端からはテラテラと光る白い液体が滲み出ていて、それが先走りというモノだという事は無知の私でも知っている。在昌さんも私で感じていてくれたんだ、と思うと嬉しさが込み上げる。
私の身体を軽々持ち上げた在昌さんは、私を膝に乗せる。向かい合ってする行為に羞恥が増した。
「真緒、キス、ちょうだい?」
こてん、と顔を傾げながら私に口付けをねだる在昌さん。そんな彼にキュン、と胸を高鳴らせながら怖ず怖ずと薄い唇に口付けた。子どものような幼稚なキス、だと思う。けれど、自分からいつもされるような口付けなんて出来る訳も無く、何度もちゅ、ちゅ、と音を奏でて唇を重ねた。
それでも、在昌さんは満足げな表情を浮かべている。私の太腿を撫でながら拙い口付けを受けていて。
「ン、可愛いキスだね」
「……」
恥ずかしくなって俯けば、在昌さんのモノが視界に映る。先程よりも大きさを増したのは気のせいだろうか。
目を逸らしたいのに、逸らせられない。期待、しているのだ。この大きなモノで貫かれる事を。
そんな浅ましい欲望に気付いたのか、在昌さんは私の身体を浮かせ大きなモノに私の秘部を宛がった。
「ヌルヌル。真緒の愛液、凄い垂れてる。…期待しているんだね」
「っ……言わないでください…!」
「えぇ…。何で?俺は嬉しいし、期待してる。早く真緒の奥にぶち込みたいってコレが言ってるよ」
ほら、と囁き、私の手を取って在昌さんのモノに触れさせる。
最初は驚いて、手を引っ込めそうになったが、惹かれるようにして自分から性器に指を這わした。
「温かい…」
「ン、…ほら、真緒とお揃いで先端からいっぱい出てるよね」
「は、はい」
だから、恥ずかしくないよ。と言った在昌さんが予告無しに貫いた。
「――――!!!」
声にならない叫びを上げながら、私の身体が仰け反る。一気に奥まで穿たれたのは初めてだった。
チカチカと眩みながら、無意識に締め付ける私の秘部に在昌さんも小さく呻きながら、私の身体をキツく抱きしめた。
「…っ、持っていかれるかと思った…は、真緒、イっちゃった?」
「あ、あぅ…ゃ、イっちゃったから、動かさない、でっ…!ひぁう!」
グリグリと擦りつけるように、在昌さんの腰が蠢く。絶頂を迎えたばかりの私には強すぎる快楽だった。
制止の声を上げても、在昌さんは笑みを浮かべるばかりで止める素振りは無い。寧ろ、腰の動きが激しさを増していく。
「ぁ、ああ!あぅ、ひぃっ…!」
「ん、きもちー、ね」
息を乱しながら激しい口付けを交わす。舌をぐじゅぐじゅに犯され、下も犯され、頭が真っ白になってしまう。
唾液がぼたぼたと落ちる事も構わず交わす口付けは更に二人の情欲を煽っていく。聴覚から感じる快楽は凄まじかった。
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