2月14日

片山春樹

文字の大きさ
上 下
12 / 18

チョコレートは希望の光?

しおりを挟む
チョコレートは希望の光?

今更だけど、思うこと。どうしてあの瞬間。
「そんな顔しないでよ、今日、一緒にチョコレート選んであげるから、ね」
なんてことをその場しのぎの為かどうか、無意識に発言してしまった私を思い返して。どうして、こんなに、チョコレートを買いに来たくなったの私。どうして今、チョコレートを買わなきゃならない使命感というか強迫観念というか、やっぱり、ケンさんの言葉を信じれば、誠さんは絶対に「脈」がある。それに、ノーメイクのスッピン顔の後悔とか、オシャレに無頓着になっていた私への懺悔とも言うべきか。こういうものは前もって必ず用意しておくことが女の子の使命というか、エチケットというか、恋の常識? と知ってる限りの言葉て自問自答しながら、まったく抵抗感なくチョコレートに手を伸ばしてる、美佐と会社帰りのデパートのチョコ売り場。はぁぁーまたここか・・なんて、一切、微塵も、かけらも思っていない私に全く違和感を感じないまま。チョコレートを物色しながら、同時に、ちらちらと携帯を確かめいる。朝からずっと5秒間隔で。そんな、まるで生まれ変わった私が、生まれて初めてやってきたかもような、私も男の子にチョコを渡しながら「好きです」なんて言っちゃうのかな? それとも、黙ったままうつむき加減で「もらってくれますか?」なんて言うのかな? それとも、それとも、と考えながら「明日は特別スペシャルディ、一年一度のチャンス」だなんてBGMを口ずさみながら、チョコ売り場の雰囲気を女子高生のような気分で満喫しているのも、昨日突然現れた誠さんのせいでしょ、と思っている私は、あくまで「ケンさんの言葉を信じれば」という言い訳を思い浮かべていることも自覚している。そして、また気になる携帯電話。こんな時にぷるぷる鳴って「今から食事とか、映画とか、カラオケとか、お酒とか、遊園地とか、海外旅行とか、それとも。ウチクル? なんてどうですか?」とデートとかに誘われたら、やっぱり、美佐なんか指先でピンっと弾いて、全速力で駆け出すだろうなぁ、彼は美佐より大切・・・なの? それとも、これって全部、私の自分勝手な妄想? と一瞬冷静になった隙間に。
「ねぇ、恭子、彼氏できちゃったかもってさ、そのカレシってどんなツテだったの?」
なんて言葉が割り込んできて。
「・・・え? ・・ツテって、その・・・友達の友達みたいな。まぁ、まだできちゃったかも・・の段階で」
と慌てて言い訳している私のコト。
「ふぅぅぅん」と美沙はなにも勘ぐっていなさそう。まぁ、まだ、できちゃったかも・・だしね。
でも、やばいやばい、常に警戒していないと、不用意に「ケンさんに紹介された」なんて口が滑ったら・・。それこそ・・人類滅亡・・? ってなに。と美沙の横顔を観察すると、まったくの他人行儀で、私なんか眼中にない雰囲気。のまま。美沙は。
「ねぇ、恭子、ところで、何でこの日、オトコにチョコレートなんてあげなきゃならないの?」とチョコレートを一つ手にしながら聞いた。だから、つい口走ったのは、優子が言ってたアレ・・。を。
「さぁ・・・、友達から聞いた話しだけど、オトコにチョコレート食べさせたら、元気になるんだって」
と表現すると。
「ナニが元気に?」
と顔だけ私に向けて止まる美沙。
「だから、オトコってチョコレート食べるとむらむらしちゃうんだって、だから、チョコレート食べさせてからだと、その、しやすいって・・・話しを」
まぁ、これは、優子のはなしだから。200%嘘だろうけど。しやすい・・だなんて。とハシタナク感じたけど。美沙は一向に気にも留めてない雰囲気のまま。
「へぇ、そんなレジェンドがあるんだ。初めて聞いた」
と再びチョコレートを物色し始めた。私も初めて聞いた話だし、と。
「100%、だれかの作り話だと思うけどネ」
と私もチョコレートを手に取ってぼやいてみたら。
「そっか、じゃ、目の前で食べてもらって、元気になって、しやすくなるものにしなきゃね」
人の話は都合のいいトコだけしか聞かない美佐、いつもいつも、ホントになに考えてるんだか。でも、と手にするのは。例のガラナチョコ、なんで、私の記憶に「ガラナ」なんて言葉があったのだろ。それに、チョコレートを食べさせたら、男が元気になるだなんて、なに意識しているのだろ。
「優子のばか」
とつぶやいてしまう。あんなこと言うから。誠さんにチョコレートを「私と一緒に食べてください」なんて言いながら手渡しているシーンを空想してしまう私。なんだか、チョコレートフォンデュの具になってる私も想像できる。チョコレートのカップにどっぷりと浸かっている私は、巨人のような誠さんにお箸でつまみ出されて、お口の中に放り込まれて、体中のチョコレートを丁寧になめてもらったりして、おへそをぺろぺろとほじくってもらい、乳首もチュッって・・・アソコも・・全身にくまなく塗りたくられたチョコレートと一緒に、しつこく口の中で「ぺろぺろチュッチュころころ」されてる私。この映像ってどんなホラー映画? とも思えるけど、体中を舐められているむちゃくちゃリアルな映像が、今見ている現実と入れ替わると、体中がぶるるって震えはじめた。こんなことが前にもあったね、ケンさんとベッドの上で、激しすぎるアノ行為・・そんな夢を歩きながら見てたこと、と思い出した時。
「恭子? 恭子・・・なにモーソーに浸ってるの」と美佐に揺すられて、
「ぎょっ・・・」と眼が覚めると同時に、今思い描いてるリアルな映像が、チョコ売り場の現実と入れ替わった。一瞬、美沙の顔があの日のケンさんに見えて、ついキョロキョロしてしまう、今日は道路工事の削岩機は見当たらないね。削岩機? ってナニ? そのイメージをぶんぶんとふるい落として。真剣にチョコレートを選んでいるふり。

でも、チョコレートを手に取ると。普段絶対見られないこの豪華な包装とデコレーション。そんなチョコレートが放つ希望の光と魔法の光と夢見心地になる光の一つ一つが、私たちの将来を決定づけるのかも、そう考えると、さらにもっと強く光輝く豪勢なものに手が伸びてしまう。やっぱり、それなりの投資も必要なのかもしれないし。そして、無意識の私が、それなりに彼をむらむらさせるモノをチョイスさせようとしているようだ。けど。
「わたし・・・なにしてんだろ・・・」
そんなつぶやきとともにふと我に返ると、なんだか、こんなに真剣になってる自分がおかしい。彼とは、まだ付き合い始めたわけではないし。まだ告白されたわけでもないし。ただ、ケンさんの話では脈が少しありそう・・ってだけだよね。と思う私。と、いやいや、もうすでに「また会う約束の術」をかけられた、それって未来を約束した、既定路線まっしぐらのカレとカノジョの関係でしょ。と思っている私。二人の私が心の中で言い争っていそうだし。そんなこと考えていると。美沙が私を揺すって。
「ねぇ、恭子、これどうかな?」というから、また目が覚めたようなきもちになって。ふと視線を移すと。パワー甦るガラナチョコ、あともう一息が足りないカレにパワーアシスト。って、どんなキャッチ? コレ。まぁ。とりあえず冷静になろう。パワーアシストか。私にも必要かなと思ったけど。美沙には。
「いいと思うよ」とテキトーに返事しておこう・・。優子にも言ったっけ、コレ。
でも、こんなに売れ残ると、キャッチコピーも切羽詰るのだろうなぁ。そんな感じだ。そして、目に付いた次のキャッチ・・。手に取ると、それと言って何の変哲もないチョコレート。
「本気の返事なら着けないで・・」ってどういう意味なんだろ。手に取ってしげしげと見つめていると。
「恭子・・あんたもそんな手を使うつもりなの?」
と一歩引いてる美佐の形相がスゴイ。私も一瞬引いたけど。
よく見ると、そのチョコレートの箱にはコンドームが付いていた。チョコレート味の・・・・・・・・だそうだ。本気なら・・着けないで・・か・・。私でも引くよ・・。そっと何もなかったかのように棚に戻そう。なんだか、急に周りの視線が気になりそうだし。でも。
「本気の返事なら着けないで・・」
と繰り返すと「二人て作ろうかって・・」優子かそう言ってた言葉が変な現実味になってる。けど、私には、ね、でもまぁ・・そんな手も、いい・・・・と一瞬思ったような気がしたけど。いや、ダメよだめ。そんな手って、いくらなんでも、これは・・・アリエナイ、と・・・・無理やり思い直すことにした。

そして、再び、何も選べないまま。
「なんだか選ぶのも難しいよね、どれもコレもピンっと来ないし。そろそろ帰ろっか・・どうする、飲みに行く?」
と聞く美沙に。
「ううん・・今日はちょっと‥帰りましょ」
と返事したら。
「はぁーあ、で、そのできちゃったかもしれない彼氏と予定でもあるの?」と警戒していないと唐突過ぎるこの質問に何か変なことを答えてしまいそう。だから。
「う・・う・・うん、これから、予定をその、まぁ」と言葉を濁して。
「ふうううん・・じゃ・・その人がホントにカレシになったら、その人の友達とか紹介してくれるように言ってね・・」そんな他人事の質問にも。
「う・・う・・うん」と曖昧な返事。
って、美沙って、もしかして、ケンさんのコト諦めたの? と一瞬思ったけど。
「ここでぶらぶらしてたら、ケンさんとばったり遭遇とかしないかなっていつも思うのに、ケンさんって仕事終わった後の行動が不明よね」
とぼやく美沙・・それって・・私も経験あるけど。ストーカーじゃないの? と思いながら。
「じゃ、また明日ね」
と、思い出深い中島の駅で別れた。美沙を見送った後。振り向いたのはあの伝言板の前。ロータリーの時計塔を眺めている誠さんの残像が見えた気がして。私と目が合って、軽い会釈と爽やかな笑顔。えっ? 今の会釈って、私に? とキョロキョロしながら周りを確かめて、もう一度見直したら・・。煙のように誠さんの残像が消えた。えぇ?
「うわ・・・どうしよう・・・私、誠さんのマボロシが見え始めている」
これって・・もしかして・・ナニ?

そして、何度も何度も携帯を取り出すけど、誰からも電話があった形跡すらない。
やっぱり、ケンさんはあんなこと言ってたけど。本当は、それほど私のことを気に入ってくれたわけでもないのかな・・。とも思うし。私から電話して・・友達でいよう・・なんていわれるのもね。

そんな重苦しい悩みが。こっち側には無意識に電話をかけさせてしまうようで。
「ねぇ優子」なんて自覚がないまま、疫病神につぶやきながら。
これは、いつもの優子のようなつぶやき方だな・・なんて屈辱的な自覚をしている私。言葉に詰まると。優子がいつもの何も考えていなさそうな無邪気なイントネーションで。
「なぁに・・どぉしたの?」
と言うから、ナニをどう言えばいいのか、それより、私、どうしてこの疫病神に電話してしまったのか悩んでしまった。だから・・とりあえず。無難なあの話し。無難かなこの話・・まぁいいか。
「あのさ、ケンさんから聞いたのだけど、優子から電話したってホント?」といきなり聞いてみたら。
「へっ? それって、なにのおはなし?」と返してくる優子。確かに・・・何のお話なんだろ。
「だから、まあ、これって、あなたたちが付き合い始めたときのお話しよ」
って、なに語気を荒くしてるのだろと自分で思っていると、優子のいつもの声が。
「あーそのお話し。私から電話したって、う・・・うん・・・そう言われると、私から電話したと思う・・・」
とつぶやき始めて。本当にホントにそうなの? と思うと、私、また目が開ききってる・・。そして。
「・・・確かに電話したのは、私からだった・・・でも・・・」と言っている優子の声が途切れて。
「でも?・・・・・」ごくり・・どうして唾を飲み込んでるのだろ、私・・。と身構えると。
「なによ、急にそんなお話し・・恥ずかしいでしょ」やっぱり・・リキむと抜けるんだ、この娘と会話すると。それに、確かに、急にそんな話しだけど。聞きたいというか、優子はどうだったのだろうとか、そういう不安・・を悟られてしまうかな、と思ったら。
「あ・・もしかして・・・恭子って、誠さんに電話できない、とかなの?」ど、 どうしてズボシなの・・・。
「ち・・ち・・違うわよ・・・・」と荒々しく言いながら。ち・・ち・・を二回も続けるとアセリがばれる。それに。
「それって、ボタン一つ押すだけの勇気でしょ・・」なんて言葉に。
「まぁ・・そうだけど」と言いながら、そんな事を優子に言われるだなんて。とてつもない敗北感・・・。
「でも、好きだって最初に言ってくれたのはケンイチさんだった」
え・・そこんとこは優子からではなかった・・ってこと。確かにケンさんもそんなこと言ってたかな。と思い出しながら、ふと感じた違和感・・ケンイチさん?
「ケンイチさん?」って、優子、ケンさんの呼び方変えた?
「うん・・誠さんが、高倉さんのコト、ケンイチケンイチって呼ぶから、私、なんだかとられちゃった気持ちがして、だから、私もケンイチって呼んでもいい? って聞いたら、いいよって言ってくれたんだけど、ちょっと、恥ずかしいから、ケンイチさんって呼ぶことにしたの。ケンイチさんって呼ぶと新鮮な気持ちがして嬉しいって」
「あ・・そう・・」
って、これは、優子と話するといつの間にかメインテーマが何だったかわからなくなってしまういつものパターン。だから、メインテーマは「ケンイチさん」ではなくて。えーっとなんだっけ。そうそう。
で・・で・・優子は・・だから・・その時。
「どんな返事したの・・・」と真剣に聞いたのに。
「ケンイチさんって呼んでもいいですかって言ったんだけど、そしたらね恥ずかしそうにイイヨって、でも、なんだか新鮮な響きだねって・・その後、私たち・・・」
だから、その話ではなくて。あーもぉ、話を元に戻す方法がわからない。
「だから、その話ではなくて、ケンさんに電話して、ケンさんに好きって言われてから、優子はなんて返事したの?」
だなんて、怒り口調で言うことではないけど。どうしても怒り口調で言わないと、話が元に戻らなくなりそう。なのに。
「・・・なによ・・・そんな話しは恭子の方が得意でしょ」
別に得意でもないんだけどな、という思いと、こういう話が、いざ、わが身に降りかかった火の粉となると、こんなにおろおろしてしまうだなんて。私もまだまだ未熟者だな。そんな自覚。と心に隙ができた瞬間に。
「もしかして・・恭子って、誠さんのことスキになっちゃったの?」
なんて言われたら。チクショウ・・・って思いながら。
「べ・・べ・・べつに」なんて言ってるし。はぁぁぁ、ダメだダメだ、ち・・も、べ・・も、二回も続けてはいけない。それに、こんな話し、聞く相手を間違えてる。優子にこんな相談しても、今のあの娘には理解なんてできるはずがない。
「べつに・・なんでもないよ・・おやすみ」
と言って無理やり電話を切ろう。そして、・・・他に、こんな話しの相談をするなんて・・・美佐の顔がふと思いついたけど、即座に却下・・・。これって、やっぱり、ひとりでモンモンと悩むしかないようだ。とにかく、ここは、信じてみよう。絶対電話はかかってくる。・・・・と思う。・・・・そう祈ろう。・・・・でも、誰に祈ろうか? 神様の顔を思い浮かべることができない夜更け、普段からそんなだから、イザというときいつもこうなんだ・・・そんな焦りな気持ちだけがぶくぶくと膨らんでいる気がした。そうだ、とりあえず・・近くの神社にでも行こう・・散歩がてらに・・お賽銭も用意して・・夜風に当たって頭を冷やして。よし・・って、とぼとぼと歩いて出かけた一番近い神社って・・こんな狐の置物にご利益あるのかな・・神社って、薄暗い時間に来ると、なんだか怖いし、でも、何もしないよりましでしょ。と自分に言い聞かせて、お賽銭を放り込んで、鈴を鳴らして、お辞儀を2回、柏手を2回。そしてもう一度お辞儀。しながら、なにをどんな言葉でお祈りしていいのかが思いつかなくて。とりあえず・・。
「電話がかかってきますように」とだけつぶやいてみた。
これでいいのかな、と思いながら、早く帰ろう・・風が吹いて ざわざわ すると、そこの陰からナニか出てきそうだし。と鳥居をくぐりながら。
「あーそうだ、そう、そう、誠さんから」
ともう一度振り返りながらつぶやいてみた。優子からの電話はもうイイからね、神様も勘違いしないでよね。

だけど、部屋に帰ってから、ご飯、お風呂、お肌の手入れ、明日の準備。一通りの作業を済ませた後、夜遅くになって、今日一日中待ってたのに電話はかかってこない・・・。というか。一日中電話をかけなかった・・・。どっちなのだろう。あんなにしょぼい神社にはやっぱり、ご利益なんて無いのかしら・・・お賽銭もとりあえず財布の中、小銭がヒトケタしかなかったし。そう思いながら、彼の携帯の番号を今日一日何回眺めたのだろうか。
「ったく・・・何してんだろ」私、とつぶやいて。タメ息はきながら、また携帯を広げて誠さんの番号を眺めている。私の思い過ごしかな・・・というか、なにかこう自分勝手な想像に浸っていただけかも。時計を眺めると、いつの間にか、昨日、誠さんと別れてからちょうど24時間くらいかな。メールを開けて。
「おやすみなさい。今日は本当に楽しかった。また笑わせてあげるから覚悟しろよ。それじゃ、また会う約束の”術” またね。チュッ。キスの絵文字?」
読み直してみる、昨日、このメールが届いた時刻になって、まだ、一日しか過ぎてないんだし。という希望・・と、24時間前の出来事がまるで何百年も前の歴史上の前世の私の記憶のようにも思えて、現世の私には何の関係もない出来事だったかのような錯覚まで、し始めている。横になっても、目を閉じても、電話がかかってきそうな気持になって、目が覚めて、画面を見るのに変化はなくて、これってやっぱり私の思い過ごしかな。五七五にまとまらないのも、やっぱり、誠さん。
「友達でいよう・・」
なんて、夢の中でも、言われたくないから眠れないのかもしれないし。こんな気持ちの時に開く占いのページ・・。いいことが書いてあっても当たった試しはないし。悪いことが書かれていると本当にその通りになりそうでコワイ。
どうすればいいの? ナニを信じればいいの? 誠さん・・どうして電話してくれないの? 
「また会う約束の”術”またね。チュッ。キスの絵文字?」
今日、チョコレートを買わなかったから、運命の扉が開かないのかな? 私、まだチョコレートのノロイに憑りつかれているのかな? また、寝不足な夜が更けてゆく。 
しおりを挟む

処理中です...