上 下
3 / 10

目が覚めた

しおりを挟む
...と思ったが目が覚めた。


言っている意味が分からないと思うけど


生きていた?
蘇った?
前世を思い出した?

そのどれにも当てはまらない気がする

何故かって?
それは僕が10歳の時に戻っていたからだ

逆行?
うーん...取り敢えず神様がやり直しのチャンスをくれたのかもしれない。


丁度両親の訃報を聞かされて気絶したところらしく、目を覚ますとお医者さんが心配そうに僕を覗き込んでくる。

目を白黒させていたのはほんの3分ほどで、後は持ち前の適応力で納得した。

これくらいは柔軟に対応しなきゃ暗殺者なんてやってらんないよ


それで、この後何が起こるんだっけ?
6年も前のことを必死に思い出すと、ふと胡散臭そうな笑顔の小太りの男が頭に浮かんできた。


「...借金取りのおっさんがくるんだった」


そして暗殺事業のボスでもあるおっさんが。



思い出したと同時に病室のドアが開き、1回目の人生で嫌というほど見たおっさんが入ってきたのであった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

呪鏡

ホラー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

BL短編集2

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

世界平和実現を考える

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

望月何某の憂鬱(完結)

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

素直になれない平凡はイケメン同僚にメスイキ調教される

BL / 完結 24h.ポイント:733pt お気に入り:1,666

幼馴染離れしようとしたらヤられました

BL / 連載中 24h.ポイント:35pt お気に入り:501

[完結]ぼくという一人

SF / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...