終わりの先の底
……前世の記憶がある。こことは違う世界の日本という国で、暮らしていた記憶が。
そして前世の『私』には妹がいた。
とても可愛く大好きな妹。
そんな妹がある日、女性向けの乙女ゲームというものに、はまった。
ゲームのことを話してくれる妹は、一生懸命で微笑ましい。
「画面の向こうの彼らは、妹を笑顔にしてくれるいい存在だな……」と、そのころは思っていた。
今の『私』をみたら妹は、なにかいってくれるだろうか。
「お兄ちゃん!キャラが違うよ!!」と怒ってくれるかもしれない。
前世とは違うこの世界で、それはもうどれだけ願っても叶わない願いだとわかってはいるけれど……。
妹思いながら、今に意識を戻す。
そう『今』。
前世を終えた私は、不思議なことに妹が好きだったゲームの世界に生を受けた。
目の前の鏡の中にいる顔は、妹がみせてくれたゲームのパッケージ中央に大きく描かれ、手を差し伸べながら微笑んでいた彼と同じものだ。
※タイトル変更しました。
そして前世の『私』には妹がいた。
とても可愛く大好きな妹。
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「お兄ちゃん!キャラが違うよ!!」と怒ってくれるかもしれない。
前世とは違うこの世界で、それはもうどれだけ願っても叶わない願いだとわかってはいるけれど……。
妹思いながら、今に意識を戻す。
そう『今』。
前世を終えた私は、不思議なことに妹が好きだったゲームの世界に生を受けた。
目の前の鏡の中にいる顔は、妹がみせてくれたゲームのパッケージ中央に大きく描かれ、手を差し伸べながら微笑んでいた彼と同じものだ。
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