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18歳
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そして暗殺者として働き始めた僕は、気が付いたら18歳になっていた。
名前は「ユキ」
1回目の時の「アルデ」というニックネームも気に入っていたのだけれど、セックス中しつこく囁かれたせいで奴を思い出してしまいそうだったから全く違うものに変えた。
あとは1回目の人生の反省を生かして王族をターゲットにする依頼は全て断っている。
地位が高いだけあって報酬も高いから喉から手が出るほど受けたい依頼もあったけど背に腹は変えられない
その代わり、前の人生からの経験もあって僕は暗殺事業を始めてすぐに裏社会で腕を認められて基本依頼額が高くなったのは助かった。
16歳の、前回の命日の次の日になった時の嬉しさったら!
やはり第一王子にさえ会わなければ今回の人生は無難に過ごせそうだ。
今日は仕事帰りに弟達の大好きなケーキを買って帰る予定
ちなみに僕は2回目だけあって借金は効率良く15歳の時に返済完了した。それにおっさんのアジトはホワイトなので借金返済の為に働いてる間も成果を出せば出すほど高い給料がもらえていた。
暗殺者は自分に合ってると思うしお金もたんまりと稼げるので今はそのまま仕事を続けているってところだ。
おっさんも意外と身内には優しいボスだしね
一件処理した後、アジトに戻った僕は依頼者に面会する為おっさんと合流した。
ガチャ
コツコツと靴を鳴らしながら、フードを被った依頼者が部屋に入ってきた。
...よく見ると、洒落た仮面までしている
まあ目立つけど匿名が普通の世界なのであまり気にせずにソファに座っていると、依頼者も目の前に座った。
隣のおっさんが喋る前に彼の口がゆっくりと開かれる。
しっけた部屋の空気が一瞬で花が咲いたかのように変わった。
「彼と2人で話したんだが」
...ッッ!!!
端麗な口、
仮面から覗く藍色の瞳、
そして何より、聞き覚えのある涼やかで甘く痺れる声に喉がヒクっと鳴り下半身が電流が走ったように疼いた
依頼者は僕を指差していて、“彼”というのはつまり僕のことなんだろう。
「ダメかな?」
なんで、なんで彼がここに??
今回は絶対関わらないようにしていたのに。
頭が真っ白になった僕の隣でおっさんは「どうする?ユキ」と呑気に尋ねてくる。
そう、コテっと首を傾げてこちらを見ている依頼者は紛れもなく1回目の人生で僕を殺した人物であった
名前は「ユキ」
1回目の時の「アルデ」というニックネームも気に入っていたのだけれど、セックス中しつこく囁かれたせいで奴を思い出してしまいそうだったから全く違うものに変えた。
あとは1回目の人生の反省を生かして王族をターゲットにする依頼は全て断っている。
地位が高いだけあって報酬も高いから喉から手が出るほど受けたい依頼もあったけど背に腹は変えられない
その代わり、前の人生からの経験もあって僕は暗殺事業を始めてすぐに裏社会で腕を認められて基本依頼額が高くなったのは助かった。
16歳の、前回の命日の次の日になった時の嬉しさったら!
やはり第一王子にさえ会わなければ今回の人生は無難に過ごせそうだ。
今日は仕事帰りに弟達の大好きなケーキを買って帰る予定
ちなみに僕は2回目だけあって借金は効率良く15歳の時に返済完了した。それにおっさんのアジトはホワイトなので借金返済の為に働いてる間も成果を出せば出すほど高い給料がもらえていた。
暗殺者は自分に合ってると思うしお金もたんまりと稼げるので今はそのまま仕事を続けているってところだ。
おっさんも意外と身内には優しいボスだしね
一件処理した後、アジトに戻った僕は依頼者に面会する為おっさんと合流した。
ガチャ
コツコツと靴を鳴らしながら、フードを被った依頼者が部屋に入ってきた。
...よく見ると、洒落た仮面までしている
まあ目立つけど匿名が普通の世界なのであまり気にせずにソファに座っていると、依頼者も目の前に座った。
隣のおっさんが喋る前に彼の口がゆっくりと開かれる。
しっけた部屋の空気が一瞬で花が咲いたかのように変わった。
「彼と2人で話したんだが」
...ッッ!!!
端麗な口、
仮面から覗く藍色の瞳、
そして何より、聞き覚えのある涼やかで甘く痺れる声に喉がヒクっと鳴り下半身が電流が走ったように疼いた
依頼者は僕を指差していて、“彼”というのはつまり僕のことなんだろう。
「ダメかな?」
なんで、なんで彼がここに??
今回は絶対関わらないようにしていたのに。
頭が真っ白になった僕の隣でおっさんは「どうする?ユキ」と呑気に尋ねてくる。
そう、コテっと首を傾げてこちらを見ている依頼者は紛れもなく1回目の人生で僕を殺した人物であった
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