女子高生と同棲して、異界で巫女にサービスされる、俺ってなに

品画 十帆

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10 犬よりも役に立たない

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 「〈よしおさん〉、素晴らしいコレクションでしょう。 やる気がムンムンと出て来ましたね。 顔にそう書いてあります」

 あほか、そんなもん出る訳ないわ、顔に出ているのは、めたいと言うサインだろう。

 ただな、アパートを解約してしまったよ。
 〈さっちん〉もいるのに収入が無くなったら、路頭ろとうに迷ってしまう。

 〈さっちん〉に水商売をさせて、ヒモになるのか。
 その前に〈さっちん〉に愛想あいそをつかれてしまうだろう、確実に逃げられるな、俺なら絶対にそうするぞ。

 無職で宿なしなんて、犬よりも役に立たない、ペットフードを食べさせる価値もない。
 ペットフードも、そこそこの値段がするからな。

 夕方になるまで、〈渡さん〉に整理の仕方を教えてもらったのは、俺の悲しい現実だ。
 せっかく女子高校生を拾ったのだから、〈さっちん〉を離したくないと言う、俺の性欲が勝利したんだ。

 やっぱりエロは強いな、小説投稿サイトでも常に一定の需要がある。
 俺も愛読しているから良く分かる、ただ俺の書いたのが読まれないのは、なぜ。

 次回作には、〈さっちん〉を登場させてみよう、リアル感が出ていけるかも知れない。

 〈渡さん〉が今日はもう帰ると言うから、俺も慌てて研究所を出た。
 逢魔が時おうまがどきになっているのに、一人切りで、呪術具に囲まれていたくない。
 日本国民がこぞってそう思うはずだ、異論は認めない、マスクしろよ。

 「ただいま、〈さっちん〉。 おぉ、家の中が綺麗になっているな。 ピカピカじゃないか」

 「お帰りなさい。 へへっ、頑張ってお掃除したんだ。 すごいでしょう」

 「うんうん、すごいな。 〈さっちん〉は役に立つよ」

 抱いても柔らかだし、家事も出来る、俺と違って完全に犬以上だよ。
 高級ペットフードを買ってやろうか、普通のでも食えるから、高級はかなり美味しいはずだ。

 「うふふっ、そうでしょう。 晩御飯も作ったんだよ」

 おぉ、ペットフードを軽々と超えたぞ、俺達は人間様へ昇格したんだ。

 「えぇー、料理も出来るのか。 良いお嫁さんになれるな」

 まぁ、俺に関わってたら、無理だろうけど。

 「ふぅん、なにを言っているのよ。 私なんかが、なれないわ」

 なんだ、〈さっちん〉は自信がないのか。
 あぁ、分かる気もする、あのトドママと親戚にはなりたくない。

 「そんな事はないよ。 良い匂がしているな。 お腹が空いたから、もう食べても良い」

 「はぁ、ロマンチストじゃないな。 食い意地が張っているわね」

 〈さっちん〉は何を期待してたんだ、訳が分からない、料理とロマンチストは何の関係も無いはず。

 「ははっ、そう言うなよ。 美味しそうな匂いだから、待てないんだよ」

 〈さっちん〉が作ってくれた、いわしの缶詰のパスタは、かなり美味だった。
 ビールがあればなと、俺は悔しい思いをしたよ。
 給料が出たら、必ずダースで買おう。

 「〈よっしー〉、お願いがあるの」

 〈さっちん〉がテーブルの向こう側で、手を組んでそれをあごに乗せている。
 かなり高度なあざといポーズだ、キラキラとした笑みとの、合わせ技だ。

 俺には抵抗出来そうもない、女子の免疫が皆無なんだ、キラー菌が増殖しつつある。

 「えぇっと、何かな」

 「お給料が出たら、洗濯機と掃除機と食器を、買っても良いよね」

 俺の一本負けだ。

 自身の物なら、一旦はダメだと言おうと思っていた、最後はグニャグニャに折れていたと思うが。
 親は息子に似るんだよ。

 全部共同生活で必要な物だから、俺は負けるしかない、俺の完敗だ。
 〈さっちん〉に乾杯だ、イチゴミルクを買ってきてあげよう。

 ビールをダースで買おうとしていた自分が恥ずかしい、ダースで買うのはイチゴミルクだ。

 穴があれば入りたい、〈さっちん〉に頼んでみよう。

 「もちろん、良いよ。 それで〈さっちん〉の家事が効率化するなら、俺は大賛成だ」

 「わぁ、ほんとすっごく嬉しいよ。 文明の利器がずっと欲しかったんだ」

 えっ、今までどんな生活をしてたんだ、手洗いとほうきの世界だったのか、信じられんな。

 トドママは、昭和のままだったのか、それも初期に違いない。
 子供を労働力と考えていたんだろうな、日本が貧しい時代の考えだ。

 〈さっちん〉は、可哀そうな子なんだ、俺が優しくしてやろう。

 「お掃除して汗をかいちゃったから、先にお風呂に入るわよ」

 「そうか。 良いよ」

 〈さっちん〉は頑張ったからな。
 そうだ、背中を流してあげよう。

 「えぇー、なんで。 どうして入って来るのよ」

 〈さっちん〉は、体を丸めて玉のようだ、肌を流れるお湯も玉になって流れているぞ。
 これが若い子の肌なんだな、水を弾くって事か、勉強させてもらったよ。

 「頑張ったお礼に、背中を流してあげるよ」

 「はっ、バカじゃないの。 〈よっしー〉の魂胆こんたんなんか、見え見えよ」

 お尻も見えているし、ひしゃげた横乳も見えている、確かに見え見えだ。

 「決して魂胆なんか無いよ」

 「きゃー、触らないで。 一回だけしかやらせないわよ」

 「分かったって、背中を流すのは一回だけにするよ」

 「バ、バカ。 そう言う意味じゃない」

 〈さっちん〉が「きゃー」「きゃー」と五月蠅いな、黙らせたいな。
 あっ、そうだ良い方法を思いついたぞ。

 「うぐぐっ、ひぃん、後ろからキスをするな」

 俺は〈さっちん〉の頭を横に向かせて、唇で黙らせる事にしたんだ。

 〈さっちん〉は俺の腕をつかんだから、隠していたおっぱいがポロリと見えた。
 俺はごく自然に、そのおっぱいを掴んで、優しくなぜてあげる。

 おっぱいは、集中的に洗う必要があるだろう、当然だよな。

 「ひぃー、胸を揉むな。 〈よっしー〉のスケベ、もう止めてよ」

 俺は〈さっちん〉の背後から、キスをしながら、おっぱいを洗っている。
 おっぱいは柔らかくて繊細なものだから、傷つけないようにタオルは止めて、両手をフル活用だ。

 「はぁん」

 だけど〈さっちん〉が、色っぽい声を出すもんだから、俺は変な気になってしまった。
 嘘です、〈さっちん〉のお尻と横乳を見た時からなっておりました。

 「〈さっちん〉の裸はとても綺麗だよ。 完璧な曲線だと思うな」

 「あっ、耳元で囁《ささや》かないでよ。 あん、キスも揉むのも止めて。 くっ、熱いのを押し付けるな」

 俺は〈さっちん〉を流すつもりだったのだが、〈さっちん〉の色気に流されてやってしまった。
 大変よろしゅうございました。

 「ごめん、〈さっちん〉。〈さっちん〉の裸を見たら、止まらなくなっちゃったんだ。 〈さっちん〉が魅力すぎなのが悪いんだよ」

 「うぅ、私は悪くないわ。 〈よっしー〉が悪いのに決まっている。 お給料が出たら好きな物を一杯買ってもらうからね」

 〈さっちん〉はプリプリと怒っているけど、泣いたり悲しんだりはしていない。
 一緒に暮らすと決めた時に、抱かれる事は覚悟かくごしていたんだろうな。

 男と女が同じ空間で、過ごすんだ、いくらダメと言っても、無理な事は理解してくれていると思う。

 そんな〈さっちん〉に、俺はもう一度キスをした。

 「もお、のぼせちゃうから。 ううん、もう止めてよ」
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