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第六話 じゃあ、入ろうか

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 しばらくして、幸と駿河は手を繋いで外を歩いていた。

 駿河さんが連れてってくれるお店にはやっぱりハズレがないと思いながら歩いていると、

「その幸・・・・・・」

 駿河が真剣な顔をして幸に話を掛けてきた。

「なんですか?」

「僕達、付き合って三ヶ月になるよな?・・・・・・」

「はい」

 駿河が幸と繋いでた手を、恋人繋ぎに変える。

「その・・・・・・あそこで休まないか?」

 駿河の目の先を見ると、ホテルがあった。

 やはり、きたか・・・・・・でも、この時の為に準備はした・・・・・・。

 幸は握っていた手をギュッと強く握る。

「・・・・・・はい」

「じゃあ、入ろうか」

 ああ・・・・・・でも、緊張すると思いながら、心臓の鼓動が激しく鳴る。

 幸と駿河がホテルに入ろうとしたその時、

「待った!」

「!」
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